JP2518806B2 - 針と針管との固定方法及び針管付き針 - Google Patents

針と針管との固定方法及び針管付き針

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JP2518806B2
JP2518806B2 JP6146754A JP14675494A JP2518806B2 JP 2518806 B2 JP2518806 B2 JP 2518806B2 JP 6146754 A JP6146754 A JP 6146754A JP 14675494 A JP14675494 A JP 14675494A JP 2518806 B2 JP2518806 B2 JP 2518806B2
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needle tube
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茂昭 井出
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SEIRIN KASEI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、針と針管との固定方
法、及び、針管付き針に関する。
【0002】
【従来の技術】鍼治療の際に、針管を使って針を刺入す
る方法は、日本で江戸時代に発明されて以来、日本では
一般的な方法として利用されている。針を使い捨てにせ
ず再使用していた時代は、針管も当然に繰り返して使用
するため、針管の内面は大変汚れていた。
【0003】従って、針を使い捨てにするようになるに
伴い、針管も使い捨てにしないと意味がないので、針の
使い捨ての時代には、針と針管とを一体のものとして、
滅菌、包装する必要がある。このため、針と針管とを固
定(仮止め)する必要を生じ、固定方法としては、連結
用の小部品を用いて固定する方法もあるが、最も単純
で、かつタンパープルーフの効果もある方法として、図
4に示すように、針1の針柄2と、針管3とを同一の樹
脂材料でつくり、針1に針管3を被せた状態で、針柄2
と針管3とを1点Pにて超音波溶着して、一体化するこ
とが考えられた。この場合、針柄2と針管3とを外す際
は、針管3より突出している針柄2の外端部をF方向に
上から押して外すのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、針と針
管とを固定するために、超音波溶着を用いる場合の必要
機能としては、 針柄と針管とを溶着した後、治療に使うまでの間、
組立、検査、包装、輸送中等の振動で外れないこと 治療に際しては、容易に外れること という、相反する条件を満たさなければならない。
【0005】しかるに、溶着強度を両者が満足する範囲
で管理することは極めて難しいものであった。なぜな
ら、樹脂の融点の微少なバラツキにより、又は溶着時の
押圧のバラツキにより、溶着面積にバラツキを生じて、
溶着強度が一定にはならないからである。
【0006】また、針柄と針管とを外す際、上から押し
ようにしていたが、力がかかりにくく、簡単に外せない
ことがあるからである。本発明は、このような実情に鑑
み、針と針管とを安定的に一体化でき、取外しは容易な
針と針管との固定方法、及び、針管付き針を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
針と針管との固定方法、及び針管付き針は、針の基端側
に成形される樹脂製の針柄の外周面の一部に予め凸部を
形成し、この針に針柄と同一の樹脂製の針管を被せて、
針柄の外端部を針管より突出させ、針柄の凸部を針管内
に位置させて、針柄の凸部とこれに接触する針管の内周
面とを超音波溶着することを特徴とする。
【0008】ここで、前記凸部は針柄の軸方向に長い線
状の凸部であるとよい。
【0009】
【作用】本発明に係る針と針管との固定方法、及び針管
付き針においては、針柄に予め溶着用の凸部を形成して
あるので、樹脂の融点等のバラツキにより溶融樹脂量が
多少増減しても、溶着面積の変化が少なくなり、常に安
定した溶着面を確保できるので、溶着強度が安定する。
【0010】また、溶着部を点(円形の面)ではなく、
針柄の軸線方向に長い線状にし、ある程度の溶着面積を
確保して溶着強度を安定させることができる一方、外す
ときには、針柄の外端部をつまんで、回転して(トルク
をかけて)とるようにすれば、簡単に外すことができ
る。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。図1は全体図、図2は要部の拡大図、図
3は図2のA矢視図である。針1は、金属製の針体の基
端側に、樹脂製の針柄2が一体成形(インサート成形)
される。ここで、針柄2の外周面には、針2寄りの部分
に、溶着用の凸部2aを形成してある。この凸部2aは
針柄2の軸線方向に長い線状をなしている。また、針柄
2の外周面の外端部寄りの部分には把持用の凹部2bを
形成してある。
【0012】針管3は、針柄2の外径より大きい内径を
有する樹脂製の円筒体である。尚、針柄2と針管3と
は、同一の樹脂材料により成形し、樹脂材料としては、
例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン等
が用いられる。ここにおいて、針1に針管3を被せて、
針1を針管3内に完全に収め、針柄2についてはその外
端部を針管3より突出させ、針柄2の凸部2aを針管3
内に位置させる。
【0013】また、針柄2の凸部2aを上向きにして、
この針柄2の凸部2aとこれに接触する針管3の内周面
とを超音波溶着する。このようにして溶着すれば、針柄
2に予め溶着用の凸部2aを形成してあるので、樹脂の
融点のバラツキにより、あるいは押圧力のバラツキによ
り、溶融樹脂量が多少増減しても、溶着面積の変化が少
なくなり、常に安定した溶着面を確保できるので、溶着
強度が安定する。
【0014】また、溶着部を点(円形の面)ではなく、
凸部2aにより、針柄2の軸線方向に長い線状にし、あ
る程度の溶着面積を確保して溶着強度を安定させること
ができる一方、外すときには、針柄2の外端側の凹部2
bの部分をつまんで、M方向に回転して(トルクをかけ
て)とるようにすれば、簡単に外すことができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、針
柄に予め溶着用の凸部を形成してあるので、樹脂の融点
等のバラツキにより溶融樹脂量が多少増減しても、溶着
面積の変化が少なくなり、常に安定した溶着面を確保で
きるので、溶着強度が安定する。これにより、針と針管
とを一体のものとして、滅菌・包装等することが容易と
なる。
【0016】また、溶着部を点ではなく、針柄の軸線方
向に長い線状にし、ある程度の溶着面積を確保して溶着
強度を安定させることができる一方、外すときには、針
柄の外端部をつまんで、回転してとるようにすれば、簡
単に外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す針管付き針の全体図
【図2】 同上要部の拡大図
【図3】 図2のA矢視図
【図4】 従来の問題点を示す図
【符号の説明】
1 針 2 針柄 2a 溶着用の凸部 2b 把持用の凹部 3 針管

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針の基端側に成形される樹脂製の針柄の外
    周面の一部に予め凸部を形成し、この針に針柄と同一の
    樹脂製の針管を被せて、針柄の外端部を針管より突出さ
    せ、針柄の凸部を針管内に位置させて、針柄の凸部とこ
    れに接触する針管の内周面とを超音波溶着することを特
    徴とする針と針管との固定方法。
  2. 【請求項2】前記凸部は針柄の軸方向に長い線状の凸部
    であることを特徴とする請求項1記載の針と針管との固
    定方法。
  3. 【請求項3】針の基端側に成形される樹脂製の針柄の外
    周面の一部に予め凸部を形成し、この針に針柄と同一の
    樹脂製の針管を被せて、針柄の外端部を針管より突出さ
    せ、針柄の凸部を針管内に位置させて、針柄の凸部とこ
    れに接触する針管の内周面とを超音波溶着してなること
    を特徴とする針管付き針。
  4. 【請求項4】前記凸部は針柄の軸方向に長い線状の凸部
    であることを特徴とする請求項3記載の針管付き針。
JP6146754A 1994-06-28 1994-06-28 針と針管との固定方法及び針管付き針 Expired - Lifetime JP2518806B2 (ja)

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JPH0810310A JPH0810310A (ja) 1996-01-16
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WO2020183036A1 (es) * 2019-03-12 2020-09-17 Agu-Punt, S.L. Aguja con tubo guía y procedimiento de fabricación de dicha aguja con tubo guía

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