JP2518774Y2 - 田植機の予備苗収容構造 - Google Patents

田植機の予備苗収容構造

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JP2518774Y2 JP1989036707U JP3670789U JP2518774Y2 JP 2518774 Y2 JP2518774 Y2 JP 2518774Y2 JP 1989036707 U JP1989036707 U JP 1989036707U JP 3670789 U JP3670789 U JP 3670789U JP 2518774 Y2 JP2518774 Y2 JP 2518774Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、苗の浮き上がりを阻止する苗押えステーを
備えた前後傾斜姿勢の苗載台の上方に、予備苗収容装置
を配設し、該予備苗収容装置を、予備苗を載置保持する
苗載置位置と一端が前記苗載台上に接当して予備苗を苗
載台上に滑動供給させる苗供給位置とに亘り切換揺動自
在に構成してある田植機の予備苗収容構造に関する。
〔従来の技術〕
従来における田植機の予備苗収容構造としては、例え
ば実公昭61-24032号公報に示されるように、予備苗載台
を苗載台に対しリンクを介して枢支連結し、植付用苗を
載置する苗載台側にのみ苗の浮き上がりを阻止する苗押
えステーを設ける構造のものがあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記引例の構造では、予備苗載台上の苗を
滑らせて苗載台上にスライド供給させる場合に、滑り落
ちる予備苗の先端が苗載台上の残り苗に勢いよく衝突し
て、予備苗の途中部分が浮き上がってしまったり、苗の
崩れが生じるおそれがあり、苗載台上に移載された後に
おいても円滑な苗供給が行えず、欠株となったりするお
それがあった。
本考案は、上記不具合点を解消することを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、冒頭に記載した田植機の予備苗収容
構造において、前記予備苗収容装置に、該予備苗収容装
置に載置した予備苗の浮き上がりを阻止する苗押えステ
ーを設け、その苗押えステーの苗送り方向下手側部分
と、前記苗載台側の苗押えステーの苗送り方向上手側部
分とを予備苗供給方向で互いに重合するように位置設定
してある点にあり、その作用・効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、苗載置位置と苗供給位置とに亘り切換揺動自
在に設けられる予備苗収容装置に苗押えステーを取付け
てあるので、予備苗を苗載台上に滑動供給する場合にお
いても常に苗は苗押えステーによって浮き上がりが阻止
されるので、勢いよく下降して残り苗に衝突しても形崩
れや屈曲して盛り上がるのを防止できる。しかも、その
予備苗収容装置側の苗押えステーと、苗載台側の苗押え
ステーとが予備苗供給方向で互いに重合する位置関係に
設定されているから、両苗押えステーの間でも苗が浮き
上がることがなく、予備苗収容装置上の苗を円滑に苗載
台上に移載できる。
〔考案の効果〕
従って、本考案によれば、予備苗供給を苗の崩れ等の
不具合を起こすことなく円滑に行えることとなり、欠株
等のトラブルを生じることなるスムーズな苗植付作業を
行えることになった。しかも、前記苗押えステーは苗載
置位置でも、苗載台側の苗押さえステーとの間における
位置でも苗に作用するので、機体の走行に伴う振動で苗
の形崩れが生じたり、苗補給時の衝撃で形崩れが生じる
のを抑制できる利点もある。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第7図に本考案に係る乗用型田植機を示している。こ
の田植機は、乗用型走行機体の後部に、駆動昇降自在な
リンク機構(1)を介して苗植付装置(2)を連結して
ある。
前記苗植付装置(2)は、後下り傾斜姿勢の苗載台
(3)、苗載台(3)の後方に配設される植付機構
(4)及び接地フロート(5)等から成り、前記苗載台
(3)は、フレーム兼用の植付伝動ケース(6)に対し
て一定ストロークで左右往復動駆動するよう取付けてあ
り、苗載台(3)の下部に、苗載台(3)の横移動時に
は載置苗に係止して滑り落ちを阻止し位置保持するとと
もに、ストロークエンドにおいて一株植付量に相当する
量づつ下方に繰り出す突起付無端ベルト式苗縦送り機構
(7)を各条一対づつ設けてある。
前記植付機構(4)は、前記植付伝動ケース(6)の
後部に横軸芯周りで回転する回転ケース(8)を取付け
るとともに、該ケース(8)の両端に楕円軌跡を描きな
がら載置苗の下端から苗を切り出して植付けられる植付
爪(9)を取付けて構成され、この植付機構(4)の上
方には施肥装置(10)を装備してある。
前記苗載台(3)の上方に予備苗収容装置(11)を配
備してあり、この予備苗収容装置(11)は、上方に位置
し苗載台(3)と略平行な姿勢で苗を載置保持する苗載
置位置と、後方側の先端が苗載台(3)に接当する苗供
給位置とに亘り切換揺動自在に構成してある。つまり、
前記予備苗収容装置(11)を前上部の横軸芯(X)周り
で揺動自在に支持するとともに、予備苗収容装置(11)
の後下端に係止して苗載置状態に係止保持し、かつ、前
記係止状態を解除して予備苗収容装置(11)を苗供給状
態に自重で落下させる係止機構(A)を設けてある。
詳述すると、第1図ないし第6図に示すように、前記
苗載台(3)の各条間の仕切部(12)の上部に、上下方
向の長い範囲に亘って側壁(13)を立設固定するととも
に、この側壁(13)における苗載台(3)の上方側部位
に前記予備苗収容装置(11)の揺動枢支部(17)を設
け、予備苗収容装置(11)の両側の側壁(13),(13)
における揺動枢支部(17),(17)により、安定的に揺
動支持するよう構成してある。一方、前記側壁(13)に
おける苗載台(3)の下方側端縁上部に、横方向に全条
幅に亘って延びる支持フレーム(18)を固設し、この支
持フレーム(18)の各側壁(13)の中間にブラケット
(19)を介して電磁ソレノイド(14)を取付固定してあ
る。前記ブラケット(19)には、予備苗収容装置(11)
の遊端側が載置係止する位置と、揺動変位して上記係合
状態を解除する位置とに揺動自在な係止部材(15)を枢
支してある。そして、前記係止部材(15)は一端側を、
横向きに突出して前記電磁ソレノイド(14)のアクチュ
エータ(14a)に係止して前記係止位置に維持され、前
記アクチュエータ(14a)が退入することで予備苗収容
装置(11)の重量により揺動して前記解除位置になるよ
う構成してある。前記係止部材(15)と電磁ソレノイド
とにより前記係止機構(A)を構成する。
前記苗載台(3)における前記苗縦送り機構(7)の
横方向中間で、かつ、縦送り方向中央位置に、苗載台
(3)の苗載置面(3a)から上方に突出する非検知状態
と苗の重量によって前記苗載置面(3a)の下方に退入す
る検知状態とに切換自在な苗残量センサ(16)を配設し
てある。そして、苗載台(3)上の載置苗が残り少なく
なって前記苗残量センサ(16)が非検知状態になると、
前記電磁ソレノイド(14)を作動させて、予備苗収容装
置(11)が自重により苗載置位置から苗供給位置に切換
えるよう連係させてある。
前記予備苗収容装置(11)は、予備苗を載置するため
の苗載置板(11a)と、この苗載置板(11a)の左右両側
端縁を前後方向にスライド自在並びに所定位置で位置保
持自在な支持枠(11b)とで構成してある。つまり、前
記苗載置板(11a)の左右両側端縁に、前記支持枠(11
b)の上端部にスライド自在に係合するレール部(20)
を形成するとともに、苗載置板(11a)の下方側の左右
中央先端部を前記係止機構(A)に係止させるよう構成
してある。また、苗載置板(11a)の下方側には、支持
枠(11b)の下端部にスライド自在に係合する係合片(2
0a)が設けられている。
前記予備苗収容装置(11)の上部側には、苗の浮き上
がりを阻止する苗押えステー(21)を設けるとともに、
苗載台(3)の後部側上部にも苗押えステー(22)を取
付け、円滑な苗の滑動供給を行えるよう構成してある。
苗載台(3)側の苗押えステー(22)は、第2図に示す
ように、苗載台(3)の前記仕切部(12)の後端側に設
けたブラケット(23)を介して横架した支軸部(24)を
回動自在に設けるとともに、この支軸部(24)に略L字
形に屈曲成形した棒材から成る苗押えステー(22)を一
体的に連設して構成される。つまり、前記苗押えステー
(22)には、前記支軸部(24)から苗載置面(3a)に向
けて延びる縦方向部分(22a)と苗載置面(3a)と略平
行に延びる横方向部分(22b)とから成り、引張りスプ
リング(25)により苗を抑える方向に向けて付勢するよ
う構成するとともに、前記ブラケット(23)に形成した
長孔(26)にピン係合させて苗載置面(3a)と適宜間隔
をあけた状態で位置保持するよう構成してある。このよ
うにして、苗が供給される際に上方へ弾性的に退避可能
にして苗の移載を円滑にするよう考慮してある。
一方、前記苗押えステー(21)は、前記支持枠(11
b)に取付けてある。詳述すると、支持枠(11b)の前部
上部側の左右側に支持部材(27),(27)を立設固定
し、両支持部材(27),(27)に亘って支軸部(28)を
回動自在に横架してあり、この支軸部(28)から左右一
対の苗押えステー(21)を一体的に連設してある。この
苗押えステー(21)は、予備苗収容装置(11)の略全長
に亘る状態で、且つ、苗載台(3)側の苗押えステー
(22)と予備苗供給方向でラップすべく予備苗収容装置
(11)の下端より下方に延設してあり、その長手横行途
中部位に一体的に連設した横軸(29)の両側下方屈曲部
を、支持枠(11b)から立設した支持部材(30)に抜差
自在に差込み受止め支持させてある。このようにして、
苗押えステー(21)が苗載置板(11a)と略平行な姿勢
で維持され苗押え機能を果たす。又、苗押えステー(2
1)の前上部側は、苗の受入れを円滑にするために屈曲
案内部(31)を形成してあり、その端部は支持枠(11
b)よりも突出させ苗の滑り抵抗を少なくするよう構成
してある。
そして、植付作業終了後、予備苗収容装置(11)上に
苗が残っている場合には、前記苗押えステー(21)を前
記支軸部(28)の軸芯の周りに上方に大きく回動させ
て、前記屈曲案内部(31)の端部が苗載置板(11a)に
接当して回動開放姿勢を保持することができるよう構成
してある。
上記したように、苗押えステー(21)を支持枠(11
b)に取付けることによって、苗供給を苗の形崩れ等の
不具合を生じることなく円滑に行なえるのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る田植機の予備苗収容構造の実施例を
示し、第1図は田植機後部の側面図、第2図は予備苗収
容装置下部の側面図、第3図は予備苗収容装置の横断背
面図、第4図は苗載置板の端部の断面図、第5図は予備
苗収容装置の分解斜視図、第6図は係止機構の横断側面
図、第7図は田植機の全体側面図である。 (3)……苗載台、(11)……予備苗収容装置、(11
a)……苗載置板、(11b)……支持枠、(21)……苗押
えステー、(22)……苗押えステー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 奥田 浩史 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工 株式会社堺製造所内 (72)考案者 児島 祥之 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工 株式会社堺製造所内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】苗の浮き上がりを阻止する苗押えステー
    (22)を備えた前後傾斜姿勢の苗載台(3)の上方に、
    予備苗収容装置(11)を配設し、該予備苗収容装置(1
    1)を、予備苗を載置保持する苗載置位置と一端が前記
    苗載台(3)上に接当して予備苗を苗載台(3)上に滑
    動供給させる苗供給位置とに亘り切換揺動自在に構成し
    てある田植機の予備苗収容構造であって、前記予備苗収
    容装置(11)に、該予備苗収容装置(11)に載置した予
    備苗の浮き上がりを阻止する苗押えステー(21)を設
    け、その苗押えステー(21)の苗送り方向下手側部分
    と、前記苗載台(3)側の苗押えステー(22)の苗送り
    方向上手側部分とを予備苗供給方向で互いに重合するよ
    うに位置設定してある田植機の予備苗収容構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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