JP2518741Y2 - 車両用プロペラシャフト装置 - Google Patents

車両用プロペラシャフト装置

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JP2518741Y2
JP2518741Y2 JP9342691U JP9342691U JP2518741Y2 JP 2518741 Y2 JP2518741 Y2 JP 2518741Y2 JP 9342691 U JP9342691 U JP 9342691U JP 9342691 U JP9342691 U JP 9342691U JP 2518741 Y2 JP2518741 Y2 JP 2518741Y2
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JP
Japan
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propeller shaft
shaft
joint
mount member
vehicle
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JP9342691U
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直樹 中島
眞弘 高林
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の前後方向に延設
される少なくとも前後2分割されたプロペラシャフト装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用プロペラシャフトには一体型と分
割型とがあり、分割型としては、実開昭63−9883
0号公報に見られるように、プロペラシャフトを構成す
る前後2分割された前部シャフトと後部シャフトとを等
速ジョイント等のジョイントを介して連結し、該ジョイ
ントの前側に配置したマウント部材においてプロペラシ
ャフトを車体に軸支するものが知られている。又、一体
型のプロペラシャフトにおいて、実開昭61−2019
37号公報や実開平2−144825号公報に見られる
ように、内輪の外周にダンパマスとなる外輪を弾性部材
を介して取付けて成るトーショナルダンパをその内輪に
おいてプロペラシャフトに固定し、プロペラシャフトの
捩り振動を減衰するようにしたものも知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】分割型のプロペラシャ
フトにもトーショナルダンパを装着することが望まれる
が、この場合マウント部材に対しての重量バランスを考
慮する必要があり、又トーショナルダンパに前輪が跳ね
上げた小石や泥等の異物がかみ込むとダンピング特性が
悪化するため、トーショナルダンパを異物の飛来から保
護する必要がある。本考案は、上記の要請に適合したト
ーショナルダンパ付きの分割型プロペラシャフト装置を
提供することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本考案は、車両の前後方向に延設されるプロペラシャフ
トを前部シャフトと後部シャフトとに少なくとも前後2
分割し、前部と後部のシャフトをジョイントを介して連
結して成るプロペラシャフト装置において、プロペラシ
ャフトの中間部分を車体に軸支するマウント部材を前記
ジョイントの後側に設けると共に、該マウント部材の後
側にプロペラシャフトの捩り振動を減衰するトーショナ
ルダンパを配置したことを特徴とする。
【0005】
【作用】マウント部材を挾んでその前側にジョイントと
後側にトーショナルダンパとが配置されるため、マウン
ト部材に対しての重量バランスが良くなる。又、トーシ
ョナルダンパの前側にマウント部材が設けられるため、
マウント部材がトーショナルダンパを異物の飛来から保
護するプロテクタとして機能し、トーショナルダンパへ
の異物のかみ込みが防止される。
【0006】
【実施例】図示の実施例は、車両前部に搭載したエンジ
ンの出力トルクを後輪駆動用のリヤディファレンシャル
装置に伝達するプロペラシャフト装置に本案を適用した
ものである。
【0007】図1を参照して、1はプロペラシャフトで
あり、該プロペラシャフト1は、前端にエンジンの出力
軸に連結されるクロスジョイント2を取付けた前部シャ
フト3と、後端にリヤディファレンシャル装置の入力軸
に連結されるクロスジョイント4を取付けた後部シャフ
ト5とに前後2分割されており、該両シャフト3、5を
等速ジョイント6を介して連結した。
【0008】該等速ジョイント6は、そのインナ6aに
おいて前部シャフト3に連結され、又アウタ6bから後
方にのびる軸部6cに固定したハブ7において後部シャ
フト5に連結されるものとし、エンジンの上下動に伴う
前部シャフト3の軸方向変位をアウタ6bに対するイン
ナ6aの摺動で吸収し得るように、該等速ジョイント6
をトリポート型のスライド式ジョイントで構成した。
【0009】そして、上記の如く構成されたプロペラシ
ャフト1を等速ジョイント6の後側においてマウント部
材8を介して車体に軸支するものとし、これを詳述する
に、該マウント部材8は、等速ジョイント6のアウタ6
bから後方に突設される前記軸部6cの基部を軸支する
センタベアリング8aと、該ベアリング8aを保持する
所要の可撓性を持ったベアリングサポート8bとで構成
され、該サポート8bの両脇に突設したブラケット8c
においてマウント部材8を車体に固定するようにした。
【0010】又、マウント部材8の後側に位置する前記
ハブ7にトーショナルダンパ9を取付け、プロペラシャ
フト1の捩り振動を減衰し得るようにした。該ダンパ9
は、内輪90とダンパマスとなる外輪91とを図2に示
す如く周囲複数箇所の弾性部材92を介して結合して成
るもので、内輪90の前端に径方向内方に屈曲するフラ
ンジ90aを一体成形し、該フランジ90aをこれに形
成した複数の取付穴90bにおいてハブ7の前面にボル
ト止めした。この構成によれば、マウント部材8を挾ん
でその前後に等速ジョイント6とトーショナルダンパ9
とが配置されることになって、マウント部材8に対する
重量バランスが良好となり、且つマウント部材8がプロ
テクタとなって、前輪で跳ね上げられた小石や泥等の異
物の飛来からトーショナルダンパ9が保護される。更
に、本実施例のように前部シャフト3と後部シャフト5
との連結ジョイントをスライド式の等速ジョイント6で
構成することにより、エンジンの上下振動に伴うプロペ
ラシャフト1の軸方向振動が該ジョイント6で吸収さ
れ、その後側に配置するトーショナルダンパ9には軸方
向振動が作用しなくなり、軸方向振動により該ダンパ9
の耐久性や捩り振動に対するダンピング性能に悪影響が
及ぶことを防止できる。
【0011】又、本実施例では、トーショナルダンパ9
の内輪90の前後に外輪91を前後から挾むようにして
対峙するストッパ部材93、94を設け、仮に弾性部材
92が破断しても外輪91が内輪90から脱落しないよ
うにし、更に前側のストッパ部材93を内外両輪90、
91間の隙間を前方から覆うようにして前記ハブ7に共
締めした環状プレートで構成して、該ストッパ部材93
によりトーショナルダンパ9への異物のかみ込みを一層
確実に防止できるようにした。後側のストッパ部材94
は、内輪90の後端の周囲複数箇所に形成した径方向外
方への折曲片で構成されている。
【0012】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、マウント部材を挾んでその前後にジョイント
とトーショナルダンパとが配置されるため、マウント部
材に対する重量バランスが良好となり、更にマウント部
材がプロテクタとなってトーショナルダンパが異物の飛
来から保護され、該ダンパへの異物のかみ込みが防止さ
れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案実施の一例の截断側面図
【図2】 そのトーショナルダンパの正面図
【符号の説明】 1 プロペラシャフト 3 前部シャフ
ト 5 後部シャフト 6 ジョイント 8 マウント部材 9 トーショナ
ルダンパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後方向に延設されるプロペラシ
    ャフトを前部シャフトと後部シャフトとに少なくとも前
    後2分割し、前部と後部のシャフトをジョイントを介し
    て連結して成るプロペラシャフト装置において、プロペ
    ラシャフトの中間部分を車体に軸支するマウント部材を
    前記ジョイントの後側に設けると共に、該マウント部材
    の後側にプロペラシャフトの捩り振動を減衰するトーシ
    ョナルダンパを配置したことを特徴とする車両用プロペ
    ラシャフト装置。
JP9342691U 1991-11-14 1991-11-14 車両用プロペラシャフト装置 Expired - Lifetime JP2518741Y2 (ja)

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JPH0541930U JPH0541930U (ja) 1993-06-08
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