JP2518579B2 - フィルタ装置 - Google Patents

フィルタ装置

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JP2518579B2
JP2518579B2 JP3518048A JP51804891A JP2518579B2 JP 2518579 B2 JP2518579 B2 JP 2518579B2 JP 3518048 A JP3518048 A JP 3518048A JP 51804891 A JP51804891 A JP 51804891A JP 2518579 B2 JP2518579 B2 JP 2518579B2
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ジョン ドラガセヴィッチ
ジェイ マイケル ドナヒュー
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    • B01D29/23—Supported filter elements arranged for outward flow filtration
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、フィルタ装置、とくに回動自在なリップ
部分を有するフィルタバッグのシールに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
本件出願と同じ譲受け人に譲渡された関連出願とし
て、モッシュ・ガーシェンソン（Moshe Gershenson）の
名義で1990年２月４日に出願された“ガスケットを有す
るバッグを設けたフィルタ装置”と題する、米国出願第
502,714号がある。
弾力性ガスケットを有するバッグを設けた従来のフィ
ルタ装置は、1984年７月17日に発行された米国特許第4,
460,468号に記載されている。関連特許としては、以下
の特許番号の米国特許がある。
1973年11月13日発行の第3,771,664号、 1979年１月９日発行の第4,133,769号、 1980年５月27日発行の第4,204,966号、 1981年３月31日発行の第4,259,188号、 1981年８月25日発行の第4,285,814号、 1983年12月６日発行の第4,419,240号、 1984年７月17日発行の第4,460,468号、 1984年12月25日発行の第4,490,253号及び 1987年６月２日発行の第4,669,167号。
〔発明が解決しようとする課題〕
弾力性ガスケットを有するバッグを設けた従来のフィ
ルタ装置は、ハウジング、カバープレート及びバッグフ
ィルタ部を含んでいる。このバッグフィルタ部は、フィ
ルタバッグとゴム製のシール部材からなる。このシール
部材は、ウェブ部分と、ハウジングとカバープレートと
の間にシールを形成する周縁ヘッド部分とを有し、ゴム
シールは、フィルタバッグの開口端部に接着剤又は熱着
により取り付ける。
従来技術のフィルタ装置における一つの問題は、シー
ル部材とカバープレートとの間に隙間を生じ、シール部
材を通過する漏れが生じる点である。
従って、本発明の目的は、この欠点を解決するフィル
タ装置特に、フィルタバッグのシールを得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明フィルタ装置は、軸
線、頂部フランジを設けたハウジング及びこのハウジン
グに連結したカバープレートを有する外槽部と、バスケ
ット部分及び前記頂部フランジにシール掛合する環状部
材を有するバスケット部と、フィルタバッグ及び、この
フィルタバッグに一体に連結し、前記環状部材と前記カ
バープレートとの双方にシール掛合するカラーを有する
バッグフィルタ部とからなり、前記カラーは、フィルタ
バッグに固着した下方フランジ部分と、前記環状部材に
支持した中間部分と、カバープレートに掛合するトップ
リップ部分を具え、前記カラーは、前記中間部分に隣接
する下方側壁とトップリップ部分に隣接する上方側壁と
によって形成したほぼＶ字状断面の内溝を設けた内面を
有し、前記カラーは、中間部分とトップリップ部分との
間に回動自在なウェブ部分を有し、これにより、バッグ
フィルタ部内の内圧に起因する前記内溝の側壁に垂直に
加わる力により、前記トップリップ部分を回動自在なウ
ェブ部分の周りに回動させ、前記カバープレートに対す
るトップリップ部分の外側開口端縁で頂部リング状シー
ル領域を形成すると共に、環状部材に対するトップリッ
プ部分の下側面で底部リング状シール領域を形成するよ
うにしたことを特徴とする。
〔発明の実施の形態〕
本発明によるフィルタ装置は、ハウジングとカバープ
レートを有する外槽部とバッグフィルタ部を具え、バッ
グフィルタ部は、フィルタバッグと成形プラスチックカ
ラーを有し、カラーは、フィルタバッグに取り付けた下
方部分と、この下方部分に固着した中間部分と、この中
間部分に回動自在に連結したトップリップ部分を有し、
中間部分とトップリップ部分とで内溝を形成し、これに
よりハウジングの内圧によってトップリップ部分を回動
させて、このトップリップ部分をカバープレートにシー
ル掛合させる。
このカラーの使用により、カラーのトップリップ部分
は、ハウジングの内圧に比例したシール圧により、Ｖ字
状内溝のＶ字の開きが一層拡開してカバープレートに強
くかつより広い範囲にわたって押し付けられ、これによ
ってカラーを通過する漏れが減少する。
〔実施例〕
次に、図面につき本発明の好適な実施例を説明する。
図１に、圧力フィルタ装置10を示す。この圧力フィル
タ装置10は、外槽部12、バスケット部16及びバッグフィ
ルタ部14をそなえ、これらはいずれも軸線18の周りに同
軸状に配置する。外槽部12は圧力容器である。
チャンバ20を囲む外槽部21は、ハウジング22とカバー
プレート24とからなり、カバープレート24はナット付き
の複数個の締め付けボルト26,28を有している。またハ
ウジング22には、チャンバ20からの排出通路32を有する
排出管30を設ける。カバープレート24には、チャンバ20
への導入通路36を有する導入管34を設ける。カバープレ
ート24は、上面38と下面40を有する。
さらにハウジング22の内面の上方部分には、バスケッ
ト部16を支持する内方フランジ42と、ボルト26,28を支
持する外方フランジ44とを設ける。
図２に示すように、バスケット部16は、バスケット部
分46と、ゴムのような材料からなるＯリング50を具える
環状部材48を有している。環状部材48は、その下側面52
に、Ｏリング50を収容する溝54を設ける。環状部材48を
バスケット部分46に固着し、この環状部材48の下側面52
を内方フランジ42に載置することにより、バスケット部
分46をハウジング22に支持する。環状部材48はまた、上
方圧着面56になっている。環状部材48がＯリング50に圧
着し、Ｏリング50が内方フランジ42に圧着する。
フィルタ部14は、フィルタバッグ58と、このフィルタ
バッグ58に一体に固着したシールリングとして機能する
カラー60を有する。カラー60は、モンサント社により製
造された成形熱可塑性ゴムで形成することが好ましい。
カラー60は、下方フランジ部分62を有し、この下方フラ
ンジ部分62はフィルタバッグ58の頂端部66を収容するリ
ング形状の凹み64を有する。カラー60はまた、中間部分
68及びトップリップ部分70を有する。フィルタバッグ58
は縫合及び／又は熱着によって下方フランジ部分62に取
り付ける。中間部分68とトップリップ部分70とにより、
ほぼＶ字状断面をなして周方向に延在する環状の内溝72
を形成する。内溝72は、傾斜した下方側壁74と傾斜した
上方側壁76とを有する。トップリップ部分70と中間部分
68との間にヒンジ部分として機能する回動自在のウェブ
部分78を設け、中間部分68に対してトップリップ部分70
が相対的に回動できるうようにする。
図２では、トップリップ部分70の下側面の一部（外周
部分）のみが環状部分の肩状衝合面に軽く圧着し、また
トップリップ部分70の上側面の開口端縁の狭い範囲がカ
バープレート24に軽く圧着している状態を示すが、トッ
プリップ部分70のＶ字の開きは、フィルタバッグ58内の
圧力が高まり、方側壁74、上方側壁76に加わる内圧が増
大することによって一層拡開し、トップリップ部分70の
下側面全体が環状部材48に強固に密着し、この環状部材
48とともに底部リング状シール領域80を形成し、またト
ップリップ部分70の上側面の外側開口端縁のより広い範
囲がカバープレート24に強固に密着してカバープレート
24とともに頂部リング状シール領域82を形成する。
またカラー60は、チャンバ20からフィルタバッグ58を
持ち上げるためのハンドル84を有する。ハンドル84は、
フレアー付きの端部部分86,88を具え、これらをそれぞ
れカラー60と一体に成形し、また下方フランジ部62に連
結する。
カラー60は、カバープレート24と環状部材48との間に
保持する。フィルタバッグ58内の液体圧力は、側壁74,7
6それぞれに力を加える。このとき、図２に示す状態か
らウェブ部分78の周りの回動を生じて、トップリップ部
分70を撓ませ、トップリップ部分70とカバープレート24
のと間にほぼ漏れのないシールを形成する。即ち、フィ
ルタバッグ内の内圧が増大すると、環状部材48とリップ
部分の下側面との間に底部リング状シール領域80を形成
し、またリップ部分70の頂部とカバープレート24との間
に頂部リング状シール領域82を形成する。内圧が高くな
ればなるほど、カバープレート24及び環状部材48に対す
るシール力が高くなる。このようにして、カラー60によ
るシール性は、従来のシール部材のシール性よりも良好
となる。
ハンドル84は、その端部部分86,88から離れる方向に
上向きに湾曲する。端部部分86,88の間のハンドル84の
中心部分は、カラー60の頂部に接近し、またバスケット
部材48の頂部にも近接し、それ故ハンドル84は通常、液
体中に浸漬することはない。かくしてハンドル84はフィ
ルタバッグ58の取り出しを容易にする。
〔発明の効果〕
軸線方向に膨張可能なカラー60をそなえる圧力フィル
タ装置10の利点は、以下に述べるとおりである。
Ａ） カラー60は、カバープレート24とフィルタバッグ
58との間でカラー60を通過する液体の漏洩を大幅に低減
する。
Ｂ） カラー60及びバッグフィルタ部14は、異なる製造
業者によって製造され、バッグの直径やカラーの深さに
比較的わずかな変化があるバスケット部や外槽部に適合
できる。
上述したところは、本発明の好適な実施例を説明した
に過ぎず、請求の範囲において種々の変更を加えること
ができること勿論である。
たとえば、バスケット部分46からフィルタバッグ58を
取り出し易くするため、ハンドル84のような第２ハンド
ルを、対称位置に設けることができる。
図面の簡単な説明 図１は、本発明のフィルタ装置の縦断面図、 図２は、図１の一部の拡大縦断面図、 図３は、図１の３−３線上の横断面図、 図４は、図３の４−４線上の断面図、 図５は、図４の５−５線上の断面図である。
10……圧力フィルタ装置、12……外槽部 14……バッグフィルタ部、16……バスケット部 20……チャンバ、22……ハウジング 24……カバープレート、26,28……締め付けボルト 30……排出管、32……排出通路 34……導入管、36……導入通路 38……上面、40……下面 42……内方フランジ、44……外方フランジ 46……バスケット部分、48……環状部材 50……Ｏリング、52……下側面 54……溝、56……上方圧着面 58……フィルタバッグ、60……カラー 62……下方フランジ部分、64……凹み 66……頂端部、68……中間部分 70……トップリップ部分、72……内溝 74……下方側壁、76……上方側壁 78……ウェブ部分、80……底部リング状シール領域 82……頂部リング状シール領域、84……ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドラガセヴィッチ ジョン カナダ国 オンタリオ エム１ティー １ティー６ スカボロウ リッチボール ン コート 38 (72)発明者 ドナヒュー ジェイ マイケル アメリカ合衆国 ニュージャージー州 07436 オークランド ライアーソン アベニュー 13 (56)参考文献 特開 昭58−67310（ＪＰ，Ａ) 特公 昭62−34405（ＪＰ，Ｂ２)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】軸線、頂部フランジ（42,44）を設けたハ
    ウジング（22）及びこのハウジングに連結したカバープ
    レート（24）を有する外槽部（12）と、 バスケット部分（46）及び前記頂部フランジ（42）にシ
    ール掛合する環状部材（48）を有するバスケット部（1
    6）と、 フィルタバッグ（58）及び、このフィルタバッグ（58）
    に一体に連結し、前記環状部材（48）と前記カバープレ
    ート（24）との双方にシール掛合するカラー（60）を有
    するバッグフィルタ部（14）とからなり、 前記カラー（60）は、フィルタバッグ（58）に固着した
    下方フランジ部分（62）と、前記環状部材（48）に支持
    した中間部分（68）と、カバープレート（24）に掛合す
    るトップリップ部分（70）を具え、 前記カラー（60）は、前記中間部分（68）に隣接する下
    方側壁（74）とトップリップ部分（70）に隣接する上方
    側壁（76）とによって形成したほぼＶ字状断面の内溝
    （72）を設けた内面を有し、 前記カラー（60）は、中間部分（68）とトップリップ部
    分（70）との間に回動自在なウェブ部分（78）を有し、 これにより、バッグフィルタ部（14）内の内圧に起因す
    る前記内溝（72）の側壁に垂直に加わる力により、前記
    トップリップ部分（70）を回動自在なウェブ部分（78）
    の周りに回動させ、前記カバープレート（24）に対する
    トップリップ部分（70）の外側開口端縁で頂部リング状
    シール領域（82）を形成すると共に、環状部材（48）に
    対するトップリップ部分（70）の下側面で底部リング状
    シール領域（80）を形成するようにしたことを特徴とす
    るフィルタ装置。
  2. 【請求項２】カラー（60）に、少なくとも一つの細長の
    ハンドル（84）と半径方向内面を設け、 前記ハンドル（84）の両側に端部部分を設け、各端部部
    分には該半径方向内面に連結する弓形の可撓連結部（8
    6,88）を設け、 これにより、ハンドルに加わる軸線方向の持ち上げ力
    が、フィルタバッグの張力に平行で、わずかにオフセッ
    トし、ガスケットリングとしてのカラー（60）のねじれ
    を減少するようにした請求項１記載の装置。
  3. 【請求項３】カラー（60）を、成形熱可塑性ゴムによっ
    て構成した請求項１記載の装置。
  4. 【請求項４】カバープレート（24）を有する外槽部（1
    2）のためのバッグフィルタ装置において、 リング状の頂端部分を有するフィルタバッグ（58）と、 前記フィルタバッグの頂端部分に固着した下方フランジ
    部分（62）、外槽部で支持した中間部分（68）、前記カ
    バープレート（24）に掛合するトップリップ部分（70）
    を有するカラー（60）とを具え、 前記カラー（60）は、中間部分（68）に隣接する下方側
    壁（74）と前記トップリップ部分（70）に隣接する上方
    側壁（76）とにより生ずるほぼＶ字状断面の内溝（72）
    を設けた内面を有し、 前記カラー（60）は、中間部分（68）とトップリップ部
    分（70）との間に回動自在なウェブ部分（78）を有し、 これにより、バッグフィルタ部（14）内の内圧に起因す
    る該内溝（72）の側壁に垂直に加わる力により、前記ト
    ップリップ部分（70）を回動自在なウェブ部分（78）の
    周りに回動させ、前記カバープレート（24）に対するト
    ップリップ部分（70）の外側開口端縁で頂部リング状シ
    ール領域（82）を形成すると共に、環状部材（48）に対
    するトップリップ部分（70）の下側面で底部リング状シ
    ール領域（80）を形成するようにしたことを特徴とする
    バッグフィルタ装置。
  5. 【請求項５】軸線、頂部フランジ（42,44）を設けたハ
    ウジング（22）及びこのハウジングに連結したカバープ
    レート（24）を有する外槽部（12）と、 バスケット部分（46）及び前記頂部フランジ（42）にシ
    ール掛合する環状部材（48）を有するバスケット部（1
    6）と、 フィルタバッグ（58）及び、前記環状部材（48）と前記
    カバープレート（24）にシール掛合するカラー（60）を
    有するバッグフィルタ部（14）とを具え、 前記カラー（60）には、少なくとも一つの細長のハンド
    ル（84）と半径方向内面を設け、 前記ハンドル（84）の両側に端部部分を設け、各端部部
    分には該半径方向内面に連結する弓形の可撓連結部（8
    6,88）を設け、 これにより、ハンドルに加わる軸線方向の持ち上げ力
    が、フィルタバッグの張力に平行で、わずかにオフセッ
    トし、ガスケットリングとしてのカラー（60）のねじれ
    を減少するようにし、 前記カラー（60）は、フィルタバッグ（58）に固着した
    下方フランジ部分（62）と、環状部材（48）に支持した
    中間部分（68）と、カバープレート（24）に掛合するト
    ップリップ部分（70）を具え、 前記カラー（60）は、前記中間部分（68）に隣接する下
    方側壁（74）とトップリップ部分（70）に隣接する上方
    側壁（76）とにより生ずるほぼＶ字状断面の内溝（72）
    を設けた内面を有し、 前記カラー（60）は、中間部分（68）とトップリップ部
    分（70）との間に回動自在なウェブ部分（78）を有し、 これにより、バッグフィルタ部（14）内の内圧に起因す
    る前記内溝（72）の側壁に垂直に加わる力により、前記
    トップリップ部分（70）を回動自在なウェブ部分（78）
    の周りに回動させ、カバープレート（24）に対するトッ
    プリップ部分（70）の外側開口端縁で頂部リング状シー
    ル領域（82）を形成すると共に、環状部材（48）に対す
    るトップリップ部分（70）の下側面で底部リング状シー
    ル領域を形成するようにしたことを特徴とするフィルタ
    装置。
JP3518048A 1990-10-23 1991-08-28 フィルタ装置 Expired - Lifetime JP2518579B2 (ja)

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