JP2001354292A - 液体コンテナ用の内袋 - Google Patents
液体コンテナ用の内袋Info
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- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D90/00—Component parts, details or accessories for large containers
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- B65D90/04—Linings
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- B65D2590/02—Wall construction
- B65D2590/04—Linings
- B65D2590/043—Flexible liners
- B65D2590/046—Bladders
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内袋の排出口用口部材をコンテナ本体の排出
口に対し、パッキンの回転による歪みや捲れ上がりを生
じさせず、シール性よく容易に押入嵌着してセットでき
る液体コンテナ用の内袋を提供する。 【解決手段】 底部11に排出口12を有するコンテナ
本体1に内装される合成樹脂フィルム製の内袋2であ
り、コンテナ本体1の排出口12に嵌め込まれる筒部4
1を有する排出口用口部材4を袋底部22に取着し、該
口部材4の筒部41外周に有する周方向の凹溝43に、
複数のリング状パッキンPを相隣接して並列配置し、該
パッキンPを介してコンテナ本体1の排出口12に押入
嵌着するように構成する。
口に対し、パッキンの回転による歪みや捲れ上がりを生
じさせず、シール性よく容易に押入嵌着してセットでき
る液体コンテナ用の内袋を提供する。 【解決手段】 底部11に排出口12を有するコンテナ
本体1に内装される合成樹脂フィルム製の内袋2であ
り、コンテナ本体1の排出口12に嵌め込まれる筒部4
1を有する排出口用口部材4を袋底部22に取着し、該
口部材4の筒部41外周に有する周方向の凹溝43に、
複数のリング状パッキンPを相隣接して並列配置し、該
パッキンPを介してコンテナ本体1の排出口12に押入
嵌着するように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体コンテナ用の
内袋に関するものである。
内袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、飲料や液状の食品類あるいは薬品類その他の各種液
体の輸送に使用する液体コンテナとして、繰り返し使用
のための洗浄作業を容易に、あるいは不要にするため
に、ポリエチレン等の合成樹脂製やステンレス等の金属
製のコンテナ本体に、ワンウエイ使用(使い捨て)の合
成樹脂フィルム製の内袋を内装したものが知られてい
る。
り、飲料や液状の食品類あるいは薬品類その他の各種液
体の輸送に使用する液体コンテナとして、繰り返し使用
のための洗浄作業を容易に、あるいは不要にするため
に、ポリエチレン等の合成樹脂製やステンレス等の金属
製のコンテナ本体に、ワンウエイ使用(使い捨て)の合
成樹脂フィルム製の内袋を内装したものが知られてい
る。
【0003】かかる液体コンテナは、コンテナ本体の底
部中央に排出口が設けられるとともに、該排出口にバル
ブ付き排出管が連結されている。また内袋の底部には、
前記コンテナ本体の排出口に対して嵌め込まれる筒状を
なす排出口用口部材が取着されており、該口部材がコン
テナ本体の前記排出口に嵌め込まれて結合されるように
なっている。
部中央に排出口が設けられるとともに、該排出口にバル
ブ付き排出管が連結されている。また内袋の底部には、
前記コンテナ本体の排出口に対して嵌め込まれる筒状を
なす排出口用口部材が取着されており、該口部材がコン
テナ本体の前記排出口に嵌め込まれて結合されるように
なっている。
【0004】この際、収納された液体が排出管にも充填
されることになるため、前記コンテナ本体の排出口とこ
れに嵌め込まれる口部体の間がシールされていないと、
収納された液体が前記排出口と口部材の隙間に侵入し
て、コンテナ本体と内袋との間に入り込むことになる。
そのため、図9のように、前記口部材(104) の筒部(14
1) の外周にゴム弾性体よりなるリング状パッキン(P
1)が装着され、排出口(112) の内周面(112a)との間を
シールするように設けられている。
されることになるため、前記コンテナ本体の排出口とこ
れに嵌め込まれる口部体の間がシールされていないと、
収納された液体が前記排出口と口部材の隙間に侵入し
て、コンテナ本体と内袋との間に入り込むことになる。
そのため、図9のように、前記口部材(104) の筒部(14
1) の外周にゴム弾性体よりなるリング状パッキン(P
1)が装着され、排出口(112) の内周面(112a)との間を
シールするように設けられている。
【0005】しかしながら、従来の内袋の場合、前記排
出口用口部材(104) の筒部(141) 外周には、図9のよう
に、一つの断面円形のリング状パッキン(P1)が周方向
の凹溝(143) に収納されて装着されているだけである。
しかも前記凹溝(143) とその内部のパッキン(P1)との
間には遊びを有している。そのため、排出口(112) に押
入し嵌着する際、排出口内周面(112a)との摩擦により、
パッキン(P1)が回転して部分的に歪んだり捲れ上がっ
たりして、コンテナ本体の排出口内周面に対する接触が
不均一になり易く、そのままセットされてしまい、全周
にわたって十分なシール性を保持できない場合がある。
出口用口部材(104) の筒部(141) 外周には、図9のよう
に、一つの断面円形のリング状パッキン(P1)が周方向
の凹溝(143) に収納されて装着されているだけである。
しかも前記凹溝(143) とその内部のパッキン(P1)との
間には遊びを有している。そのため、排出口(112) に押
入し嵌着する際、排出口内周面(112a)との摩擦により、
パッキン(P1)が回転して部分的に歪んだり捲れ上がっ
たりして、コンテナ本体の排出口内周面に対する接触が
不均一になり易く、そのままセットされてしまい、全周
にわたって十分なシール性を保持できない場合がある。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなしたものであ
り、内袋の排出口用口部材をコンテナ本体の排出口に対
してパッキンの回転による歪みや捲れ上がりを生じさせ
ず、シール性よく容易に押入嵌着してセットできるよう
にした液体コンテナ用の内袋を提供するものである。
り、内袋の排出口用口部材をコンテナ本体の排出口に対
してパッキンの回転による歪みや捲れ上がりを生じさせ
ず、シール性よく容易に押入嵌着してセットできるよう
にした液体コンテナ用の内袋を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体コンテナ
において、底部に排出口を有するコンテナ本体に内装さ
れる合成樹脂フィルム製の内袋であって、コンテナ本体
の排出口に嵌め込まれる筒部を有する排出口用口部材が
袋底部に取着されてなり、該口部材の筒部外周に弾性体
よりなる複数のリング状パッキンが相隣接して並列配置
され、該パッキンを介してコンテナ本体の排出口に押入
嵌着されることを特徴とする。
において、底部に排出口を有するコンテナ本体に内装さ
れる合成樹脂フィルム製の内袋であって、コンテナ本体
の排出口に嵌め込まれる筒部を有する排出口用口部材が
袋底部に取着されてなり、該口部材の筒部外周に弾性体
よりなる複数のリング状パッキンが相隣接して並列配置
され、該パッキンを介してコンテナ本体の排出口に押入
嵌着されることを特徴とする。
【0008】前記複数のリング状パッキンは、前記口部
材の筒部の外周に形成された周方向の一つの凹溝内に並
列配置されて保持される。
材の筒部の外周に形成された周方向の一つの凹溝内に並
列配置されて保持される。
【0009】前記の構成による液体コンテナ用の内袋に
よれば、これをコンテナ本体に内装して使用する際、袋
底部の排出口用口部材をコンテナ本体の排出口に対し押
入し嵌着する。このとき、前記口部材の筒部外周に装着
されているリング状パッキンが排出口内周面と摩擦等に
よって回転しようとするが、本発明の場合には、複数の
リング状パッキンが、例えば一つの周方向の凹溝に相隣
接して並列配置されているため、パッキン同士の接触部
では互いに逆方向に回転しようとしてその回転が相互に
規制されることになる。したがって、複数のパッキンが
部分的に回転して歪んだり捲れ上がる等のおそれなく容
易に均等に押入嵌着でき、セット作業が行い易く、以て
全周に渡って均一良好なシール状態を保持できる。
よれば、これをコンテナ本体に内装して使用する際、袋
底部の排出口用口部材をコンテナ本体の排出口に対し押
入し嵌着する。このとき、前記口部材の筒部外周に装着
されているリング状パッキンが排出口内周面と摩擦等に
よって回転しようとするが、本発明の場合には、複数の
リング状パッキンが、例えば一つの周方向の凹溝に相隣
接して並列配置されているため、パッキン同士の接触部
では互いに逆方向に回転しようとしてその回転が相互に
規制されることになる。したがって、複数のパッキンが
部分的に回転して歪んだり捲れ上がる等のおそれなく容
易に均等に押入嵌着でき、セット作業が行い易く、以て
全周に渡って均一良好なシール状態を保持できる。
【0010】前記の口部材は、筒部の基部側端部にフラ
ンジを有し、該フランジが袋底部の開口周縁部と融着ま
たは接着手段により接合されてなるものが好適である。
ンジを有し、該フランジが袋底部の開口周縁部と融着ま
たは接着手段により接合されてなるものが好適である。
【0011】また前記の袋底部がコンテナ本体の底部に
略対応するテーパ状をなし、その先端部に前記排出用口
口部体が取着されてなるものが好ましい。これにより、
輸送対象物充填の際の袋底部における部分的な引っ張り
や歪みをなくし、比較的容易にバランス良くコンテナ本
体の内面に沿わせることができる。
略対応するテーパ状をなし、その先端部に前記排出用口
口部体が取着されてなるものが好ましい。これにより、
輸送対象物充填の際の袋底部における部分的な引っ張り
や歪みをなくし、比較的容易にバランス良くコンテナ本
体の内面に沿わせることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示す実施例に基づいて説明する。
示す実施例に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明の内袋を使用した液体コンテ
ナの全体の概略を示す一部欠截側面図、図2は同上の排
出口部分の拡大断面図、図3は内袋の下方からみた斜視
図、図4は内袋を折り畳んだ略示正面図、図5は排出口
用口部材の断面図、図6は同口部材の半部の平面図、図
7は他の実施例の口部材の断面図である。
ナの全体の概略を示す一部欠截側面図、図2は同上の排
出口部分の拡大断面図、図3は内袋の下方からみた斜視
図、図4は内袋を折り畳んだ略示正面図、図5は排出口
用口部材の断面図、図6は同口部材の半部の平面図、図
7は他の実施例の口部材の断面図である。
【0014】図において、(1)はコンテナ本体、
(2)は前記コンテナ本体(1)に内装された内袋、
(3)はコンテナ本体(1)を支持する外枠を示す。
(2)は前記コンテナ本体(1)に内装された内袋、
(3)はコンテナ本体(1)を支持する外枠を示す。
【0015】前記コンテナ本体(1)は、ポリエチレン
や強化プラスチックその他の合成樹脂の成形体よりなる
タンク、あるいはステンレス等の金属製のタンクよりな
り、その底部(11)は下方に向かってテーパ状をなし、
その最低部位となる中央部が若干凹設されるとともに、
この最低部位の中央部に排出口(12)が設けられてい
る。この排出口(12)にはバルブ付きの排出管(13)が
連結されている。(14)はコンテナ本体(1)の天部に
設けた開閉蓋付きのマンホールである。
や強化プラスチックその他の合成樹脂の成形体よりなる
タンク、あるいはステンレス等の金属製のタンクよりな
り、その底部(11)は下方に向かってテーパ状をなし、
その最低部位となる中央部が若干凹設されるとともに、
この最低部位の中央部に排出口(12)が設けられてい
る。この排出口(12)にはバルブ付きの排出管(13)が
連結されている。(14)はコンテナ本体(1)の天部に
設けた開閉蓋付きのマンホールである。
【0016】前記排出管(13)の取付構造として、コン
テナ本体(1)における排出口(12)と対応した開口を
有する環状をなし、かつ下面に複数の取付ボルト(16)
を突設した排出管取付用フランジ部材(15)を使用し、
このフランジ部材(15)をコンテナ本体(1)の内側に
おける前記排出口(12)の周縁部にパッキン材(17)を
介在させて配し、前記取付ボルト(16)を排出口(12)
の周囲に有する孔を通して下方に突出させ、この取付ボ
ルト(16)に対し、外側パッキン(18)を介して排出管
(13)の端部に有する連結用フランジ(13a)をナット
(19)の螺合により締結して固定している。
テナ本体(1)における排出口(12)と対応した開口を
有する環状をなし、かつ下面に複数の取付ボルト(16)
を突設した排出管取付用フランジ部材(15)を使用し、
このフランジ部材(15)をコンテナ本体(1)の内側に
おける前記排出口(12)の周縁部にパッキン材(17)を
介在させて配し、前記取付ボルト(16)を排出口(12)
の周囲に有する孔を通して下方に突出させ、この取付ボ
ルト(16)に対し、外側パッキン(18)を介して排出管
(13)の端部に有する連結用フランジ(13a)をナット
(19)の螺合により締結して固定している。
【0017】図の場合、前記排出管取付用フランジ部材
(15)の内周に前記コンテナ本体(1)の排出口(12)
の内周に嵌合する筒部(15a)が形成されており、該フ
ランジ部材(15)の内周が排出口(12)の内周面を兼ね
るように形成されている。
(15)の内周に前記コンテナ本体(1)の排出口(12)
の内周に嵌合する筒部(15a)が形成されており、該フ
ランジ部材(15)の内周が排出口(12)の内周面を兼ね
るように形成されている。
【0018】前記内袋(2)は、ポリエチレン樹脂フィ
ルム等の合成樹脂フィルムより形成されてなり、図3お
よび図4に示すように、筒状の胴部(21)の両側がガセ
ット状に折り込まれて、横断面略四角形に拡張できるよ
うに形成されるとともに、袋底部(22)がコンテナ本体
(1)に略対応したテーパ状をなすようカットされて融
着され、その最低部位となる先端部に排出口用の口部材
(4)が取着されている。(23)は前記底部(22)の融
着部を示す。
ルム等の合成樹脂フィルムより形成されてなり、図3お
よび図4に示すように、筒状の胴部(21)の両側がガセ
ット状に折り込まれて、横断面略四角形に拡張できるよ
うに形成されるとともに、袋底部(22)がコンテナ本体
(1)に略対応したテーパ状をなすようカットされて融
着され、その最低部位となる先端部に排出口用の口部材
(4)が取着されている。(23)は前記底部(22)の融
着部を示す。
【0019】前記口部材(4)は、例えばポリエチレン
樹脂等の袋素材と同系樹脂その他の合成樹脂により一体
に成形されてなり、前記コンテナ本体(1)の排出口
(12)に嵌め込まれる筒部(41)と、該筒部(41)の一
端部において外方に延出した円盤状のフランジ(42)と
を有し、前記フランジ(42)の下面に前記袋底部(22)
の開口周縁部(22a)が熱融着手段あるいは接着手段よ
りシール状態を保持するように周方向に連続して接合さ
れている。(24)はその接合部を示す。
樹脂等の袋素材と同系樹脂その他の合成樹脂により一体
に成形されてなり、前記コンテナ本体(1)の排出口
(12)に嵌め込まれる筒部(41)と、該筒部(41)の一
端部において外方に延出した円盤状のフランジ(42)と
を有し、前記フランジ(42)の下面に前記袋底部(22)
の開口周縁部(22a)が熱融着手段あるいは接着手段よ
りシール状態を保持するように周方向に連続して接合さ
れている。(24)はその接合部を示す。
【0020】前記の口部材(4)の筒部(41)の外周に
は、前記排出口(12)におけるフランジ部材(15)によ
る内周面(15a)と対応する位置に一つの周方向の凹溝
(43)が形成され、この一つの凹溝(43)内に、ゴム等
の弾性体よりなる断面円形の二つのリング状パッキン
(P)(P)が相隣接して並列配置されて装着されてい
る。
は、前記排出口(12)におけるフランジ部材(15)によ
る内周面(15a)と対応する位置に一つの周方向の凹溝
(43)が形成され、この一つの凹溝(43)内に、ゴム等
の弾性体よりなる断面円形の二つのリング状パッキン
(P)(P)が相隣接して並列配置されて装着されてい
る。
【0021】前記リング状パッキン(P)の装着位置、
つまり凹溝(43)の位置は、排出口(12)の内周面形状
に応じて適宜設定でき、例えば図7のように、筒部(4
1)の先端部近く、あるいはフランジ(42)の近くに設
けることもできる。実施上は、図示するように、排出管
取付用フラン部材(15)の内周面(15a)に対接できる
位置に設けるのが望ましい。
つまり凹溝(43)の位置は、排出口(12)の内周面形状
に応じて適宜設定でき、例えば図7のように、筒部(4
1)の先端部近く、あるいはフランジ(42)の近くに設
けることもできる。実施上は、図示するように、排出管
取付用フラン部材(15)の内周面(15a)に対接できる
位置に設けるのが望ましい。
【0022】前記のリング状パッキン(P)は、必ずし
も二つを並列するものに限らず、三つ以上の複数を相隣
接して並列配置するようにして実施することもできる。
また複数の位置でそれぞれ複数のパッキンを並列配置し
て実施することもできる。
も二つを並列するものに限らず、三つ以上の複数を相隣
接して並列配置するようにして実施することもできる。
また複数の位置でそれぞれ複数のパッキンを並列配置し
て実施することもできる。
【0023】なお、前記口部材(4)の筒部(41)の先
端部の外周側をテーパ状に面取り形成しておくと、排出
口(12)内周に対する押入操作が容易になる。また前記
口部材(4)の断面形状や筒部(41)の径や厚み等は、
筒部(41)を排出口(12)に対しシール状態に押入嵌着
できるように、前記排出口(12)の所定の内周面の位置
に対応して複数のリング状パッキン(P)が並列配置さ
れておれば、適宜変更が可能であり、例えば筒部(41)
の一部に段部を形成することができる。
端部の外周側をテーパ状に面取り形成しておくと、排出
口(12)内周に対する押入操作が容易になる。また前記
口部材(4)の断面形状や筒部(41)の径や厚み等は、
筒部(41)を排出口(12)に対しシール状態に押入嵌着
できるように、前記排出口(12)の所定の内周面の位置
に対応して複数のリング状パッキン(P)が並列配置さ
れておれば、適宜変更が可能であり、例えば筒部(41)
の一部に段部を形成することができる。
【0024】上記した内袋(2)は、コンテナ本体
(1)に内装されて、その袋底部(11)に有する排出口
用の口部材(4)の筒部(41)が、コンテナ本体(1)
の底部(11)に有する排出口(12)に対し筒部(41)外
周のパッキン(P)を介して弾力的に押入され嵌着され
る。
(1)に内装されて、その袋底部(11)に有する排出口
用の口部材(4)の筒部(41)が、コンテナ本体(1)
の底部(11)に有する排出口(12)に対し筒部(41)外
周のパッキン(P)を介して弾力的に押入され嵌着され
る。
【0025】この際、押入による摩擦抵抗でパッキン
(P)が回転しようとするが、本発明の場合は、筒部外
周の一つの周方向の凹溝(43)内に相隣接して複数のリ
ング状パッキン(P)(P)が並列配置されているの
で、パッキン同士の接触部では互いに逆方向に回転しよ
うとして、その回転が相互に規制されることになる。そ
のため、パッキン(P)が部分的に回転して歪んだり捲
れ上がる等のおそれなく容易にかつ均等に押入嵌着で
き、そのセット作業が行い易く、全周に渡って均一良好
なシール状態を保持できる。
(P)が回転しようとするが、本発明の場合は、筒部外
周の一つの周方向の凹溝(43)内に相隣接して複数のリ
ング状パッキン(P)(P)が並列配置されているの
で、パッキン同士の接触部では互いに逆方向に回転しよ
うとして、その回転が相互に規制されることになる。そ
のため、パッキン(P)が部分的に回転して歪んだり捲
れ上がる等のおそれなく容易にかつ均等に押入嵌着で
き、そのセット作業が行い易く、全周に渡って均一良好
なシール状態を保持できる。
【0026】したがって、複数のパッキン(P)による
シール効果とも相俟って、前記コンテナ本体(1)の排
出口(12)と、これに嵌着される内袋(2)の排出口用
口部材(4)の筒部(41)との間を確実にシールでき、
収納された液体がコンテナ本体1と内袋(2)との間に
入り込むおそれがない。
シール効果とも相俟って、前記コンテナ本体(1)の排
出口(12)と、これに嵌着される内袋(2)の排出口用
口部材(4)の筒部(41)との間を確実にシールでき、
収納された液体がコンテナ本体1と内袋(2)との間に
入り込むおそれがない。
【0027】また、前記口部材(4)が内袋(2)のテ
ーパ状をなす底部(22)の最低部位となる先端部に取着
されていると、液体が注入充填されるのに伴って、内袋
(2)の全体がコンテナ本体(1)に添うようにバラン
スよく膨らむことができ、素材フィルムに局部的な引っ
張り力が作用することがない。
ーパ状をなす底部(22)の最低部位となる先端部に取着
されていると、液体が注入充填されるのに伴って、内袋
(2)の全体がコンテナ本体(1)に添うようにバラン
スよく膨らむことができ、素材フィルムに局部的な引っ
張り力が作用することがない。
【0028】これが仮に、図8のように、排出口用の口
部材(4)が内袋(2)のテーパ状をなす底部(22)に
おいて、中央先端部を外して設けられているものである
と、液体が充填されて膨らむときに、袋底部の部分で素
材フィルムが歪な形で膨らむことになり、皺ができた
り、部分的に引っ張り力が作用するおそれがある。
部材(4)が内袋(2)のテーパ状をなす底部(22)に
おいて、中央先端部を外して設けられているものである
と、液体が充填されて膨らむときに、袋底部の部分で素
材フィルムが歪な形で膨らむことになり、皺ができた
り、部分的に引っ張り力が作用するおそれがある。
【0029】
【発明の効果】上記したように本発明の液体コンテナ用
の内袋によれば、袋底部に取着されている排出口用口部
材を、コンテナ本体の排出口に対してパッキンの回転や
捲れ上がりを生じさせることなく、容易にかつ均等な圧
接状態を保持するように押入嵌着でき、セット作業が行
い易く、しかも良好なシール性を確保できる。そのた
め、コンテナ本体の排出口と、これに嵌着される口部材
との間からの液体の侵入を確実に防止できる。
の内袋によれば、袋底部に取着されている排出口用口部
材を、コンテナ本体の排出口に対してパッキンの回転や
捲れ上がりを生じさせることなく、容易にかつ均等な圧
接状態を保持するように押入嵌着でき、セット作業が行
い易く、しかも良好なシール性を確保できる。そのた
め、コンテナ本体の排出口と、これに嵌着される口部材
との間からの液体の侵入を確実に防止できる。
【図1】液体コンテナ全体の概略を示す一部欠截側面図
である。
である。
【図2】同上の排出口部分の拡大断面図である。
【図3】本発明にかかる内袋を下方からみた斜視図であ
る。
る。
【図4】同上の内袋を折り畳んだ正面図である。
【図5】排出口用口部材の断面図である。
【図6】口部材の半部の平面図である。
【図7】他の実施例の口部材の断面図である。
【図8】他の形態の内袋を示す折り畳んだ正面図であ
る。
る。
【図9】従来の内袋における排出口用口部材の一部の拡
大断面図である。
大断面図である。
(1) コンテナ本体 (11) 底部 (12) 排出口 (13) バルブ付き排出管 (15) 排出管取付用フランジ部材 (2) 内袋 (21) 胴部 (22) 底部 (22a) 開口周縁部 (3) 外枠 (4) 排出口用口部材 (41) 筒部 (42) フランジ (43) 凹溝 (P) パッキン
フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB03 PC04 PC07 PF10 3E067 AA03 AA04 AB01 AB26 BA01C BA12B BB11C BB14C BB15B BC03B BC03C BC06B BC06C EB15 EB17 EB32 EC11 FA04 FB16 FC01 3E070 AA30 AB02 AB09 AB10 BH02 BH08 DA10 GB09 KA11 KB03 KC06 QA20 RA01 RA16 VA30 WK01 WK06
Claims (4)
- 【請求項1】底部に排出口を有するコンテナ本体に内装
される合成樹脂フィルム製の内袋であって、コンテナ本
体の排出口に嵌め込まれる筒部を有する排出口用口部材
が袋底部に取着されてなり、該口部材の筒部外周に弾性
体よりなる複数のリング状パッキンが相隣接して並列配
置され、該パッキンを介してコンテナ本体の排出口に押
入嵌着されることを特徴とする液体コンテナ用の内袋。 - 【請求項2】前記複数のリング状パッキンは、前記口部
材の筒部の外周に形成された周方向の一つの凹溝内に並
列配置されて保持されてなる請求項1に記載の液体コン
テナ用の内袋。 - 【請求項3】口部材は、筒部の基部側端部にフランジを
有し、該フランジが袋底部の開口周縁部と融着または接
着手段により接合されてなる請求項1または2に記載の
液体コンテナ用の内袋。 - 【請求項4】袋底部がコンテナ本体の底部に略対応する
テーパ状をなし、その先端部に前記排出口用口部材が取
着されてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体
コンテナ用の内袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000176583A JP2001354292A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | 液体コンテナ用の内袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000176583A JP2001354292A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | 液体コンテナ用の内袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001354292A true JP2001354292A (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=18678295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000176583A Pending JP2001354292A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | 液体コンテナ用の内袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001354292A (ja) |
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- 2000-06-13 JP JP2000176583A patent/JP2001354292A/ja active Pending
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