JP2518428Y2 - 排気再燃ボイラ用脱硝装置 - Google Patents
排気再燃ボイラ用脱硝装置Info
- Publication number
- JP2518428Y2 JP2518428Y2 JP1990040206U JP4020690U JP2518428Y2 JP 2518428 Y2 JP2518428 Y2 JP 2518428Y2 JP 1990040206 U JP1990040206 U JP 1990040206U JP 4020690 U JP4020690 U JP 4020690U JP 2518428 Y2 JP2518428 Y2 JP 2518428Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- exhaust
- boiler
- gas
- denitration device
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は排気再燃ボイラ、すなわちガスタービン排ガ
スを燃焼用空気として燃焼し、ボイラ出口排ガスの熱回
収を空気予熱器ではなく給水予熱器の一種であるスタッ
クガスクーラで行うボイラ、からの排ガスを脱硝する装
置に関する。
スを燃焼用空気として燃焼し、ボイラ出口排ガスの熱回
収を空気予熱器ではなく給水予熱器の一種であるスタッ
クガスクーラで行うボイラ、からの排ガスを脱硝する装
置に関する。
〔従来の技術〕 従来は環境規制が厳しくなかったので、排気再燃ボイ
ラには脱硝装置を装備しないか、たとえば装備していて
も起動時や低負荷時、脱硝装置が良好に機能しない低い
ガス温度のもと過渡的な短時間の高NOx運転をしてきて
いた。
ラには脱硝装置を装備しないか、たとえば装備していて
も起動時や低負荷時、脱硝装置が良好に機能しない低い
ガス温度のもと過渡的な短時間の高NOx運転をしてきて
いた。
現在、環境規制が厳しくなり、排気再燃ボイラからの
排ガス中のNOxの低減が問題となっていることから、脱
硝装置を装備しているにもかかわらず、起動、停止時や
低負荷時などに高NOxが排出されるのを避けるようにす
べき要望が強くなってきた。
排ガス中のNOxの低減が問題となっていることから、脱
硝装置を装備しているにもかかわらず、起動、停止時や
低負荷時などに高NOxが排出されるのを避けるようにす
べき要望が強くなってきた。
本考案は上記技術水準に鑑み、従来の排気再燃ボイラ
からの排ガス中のNOx濃度を低減することができる排気
再燃ボイラ用脱硝装置を提供しようとするものである。
からの排ガス中のNOx濃度を低減することができる排気
再燃ボイラ用脱硝装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕 本考案はガスタービンからの排気を排気再燃ボイラに
供給するガスタービン排気配管、該排気再燃ボイラから
の排気を脱硝装置に供給する再燃ボイラ排気配管及び前
記ガスタービン排気配管より分岐した分岐管を前記脱硝
装置に接続する再燃ボイラ排気配管に接合してなること
を特徴とする排気再燃ボイラ用脱硝装置である。
供給するガスタービン排気配管、該排気再燃ボイラから
の排気を脱硝装置に供給する再燃ボイラ排気配管及び前
記ガスタービン排気配管より分岐した分岐管を前記脱硝
装置に接続する再燃ボイラ排気配管に接合してなること
を特徴とする排気再燃ボイラ用脱硝装置である。
ガスタービンは点火と同時に定格負荷時の排ガス量の
約70％は排出するので、排出される排気を全てボイラに
通すと、燃焼の不安定、蒸気温度の制御不能などが起
り、排ガス量としては過剰である。
約70％は排出するので、排出される排気を全てボイラに
通すと、燃焼の不安定、蒸気温度の制御不能などが起
り、排ガス量としては過剰である。
そこで、本考案においては、脱硝装置にとっては十分
高温なガスタービンの排気の一部を起動時及び低負荷時
のボイラ排ガス温度が未だ低く脱硝装置が良好に機能し
ない段階で、分岐管を介してボイラ出口排ガス中に合流
して排ガス温度を脱硝装置が良好に作用する温度まで上
昇させうるようにしたものである。
高温なガスタービンの排気の一部を起動時及び低負荷時
のボイラ排ガス温度が未だ低く脱硝装置が良好に機能し
ない段階で、分岐管を介してボイラ出口排ガス中に合流
して排ガス温度を脱硝装置が良好に作用する温度まで上
昇させうるようにしたものである。
以下、本考案の一実施例の排気再燃ボイラ用脱硝装置
の一態様を第１図によって説明する。
の一態様を第１図によって説明する。
第１図において、１はガスタービン、２は排気再燃ボ
イラ、３はガスタービン排気配管、４は分岐管、５は排
気再燃ボイラ排気配管、６は脱硝装置、７はスタックク
ーラ、８はスタックである。
イラ、３はガスタービン排気配管、４は分岐管、５は排
気再燃ボイラ排気配管、６は脱硝装置、７はスタックク
ーラ、８はスタックである。
ガスタービン１出口から排気された排気はダンパの制
御によりガスタービン排気配管３を介して適量排気再燃
ボイラ２に供給され、一部は分岐管４を経て、排気再燃
ボイラ排気配管５の排気と合流され脱硝装置６に供給さ
れる。
御によりガスタービン排気配管３を介して適量排気再燃
ボイラ２に供給され、一部は分岐管４を経て、排気再燃
ボイラ排気配管５の排気と合流され脱硝装置６に供給さ
れる。
起動時及び低負荷時に排気再燃ボイラ２出口排気ガス
温度が低く、脱硝装置６が十分に機能しない時に、排気
再燃ボイラ２にとっては過剰量であるガスタービン１の
排気を、この分岐管４を介して排気再燃ボイラ２排気ガ
スに合流させ、脱硝装置６入口ガス温度を常に最適脱硝
温度域になるように制御する。
温度が低く、脱硝装置６が十分に機能しない時に、排気
再燃ボイラ２にとっては過剰量であるガスタービン１の
排気を、この分岐管４を介して排気再燃ボイラ２排気ガ
スに合流させ、脱硝装置６入口ガス温度を常に最適脱硝
温度域になるように制御する。
脱硝装置６出口の低NOx排ガスはスタッククーラ７を
介しスタック８より大気中に放散される。
介しスタック８より大気中に放散される。
上記実施例の変形として、ガスタービン１出口排気ガ
ス温度が高すぎ、第１図の装置におけるように操作する
と脱硝装置６に入る排ガス温度が高くなりすぎる場合の
本考案装置の変形例を第２図によって説明する。
ス温度が高すぎ、第１図の装置におけるように操作する
と脱硝装置６に入る排ガス温度が高くなりすぎる場合の
本考案装置の変形例を第２図によって説明する。
第２図において第１図と同一部分には同一符号を付し
たので、それらの説明は省略する。４′は分岐管４より
更に分岐された第２の分岐管で、該分岐管４′を通る排
ガスは脱硝装置６出口排ガスと合流されるように設けら
れる。これは分岐管４の排ガスを全て脱硝装置６の前で
排気再燃ボイラ排気配管５の排ガスと合流すると排ガス
の温度が高くなりすぎ脱硝装置６が良好に作動しないの
を防止するためのものである。
たので、それらの説明は省略する。４′は分岐管４より
更に分岐された第２の分岐管で、該分岐管４′を通る排
ガスは脱硝装置６出口排ガスと合流されるように設けら
れる。これは分岐管４の排ガスを全て脱硝装置６の前で
排気再燃ボイラ排気配管５の排ガスと合流すると排ガス
の温度が高くなりすぎ脱硝装置６が良好に作動しないの
を防止するためのものである。
本考案により、脱硝装置入口排ガス温度を全操作間に
わたって最適な温度を保つことができるので排気再燃用
ボイラ出口排ガス中のNOxを十分除去することができ
る。また、排気再燃ボイラには常に最適なガス量が流
れ、さらに過剰なガスタービン排ガスも全運転にわたっ
て脱硝することができる効果を奏する。
わたって最適な温度を保つことができるので排気再燃用
ボイラ出口排ガス中のNOxを十分除去することができ
る。また、排気再燃ボイラには常に最適なガス量が流
れ、さらに過剰なガスタービン排ガスも全運転にわたっ
て脱硝することができる効果を奏する。
第１図は本考案の一実施例の排気再燃ボイラ用脱硝装置
の概略図、第２図は第１図の実施例の変形装置の概略図
である。 図において、1:ガスタービン、2:排気再燃ボイラ、3:ガ
スタービン排気配管、4,4′：分岐管、5:排気再燃ボイ
ラ排気配管、6:脱硝装置、7:スタッククーラ、8:スタッ
ク
の概略図、第２図は第１図の実施例の変形装置の概略図
である。 図において、1:ガスタービン、2:排気再燃ボイラ、3:ガ
スタービン排気配管、4,4′：分岐管、5:排気再燃ボイ
ラ排気配管、6:脱硝装置、7:スタッククーラ、8:スタッ
ク
Claims (1)
- 【請求項１】ガスタービンからの排気を排気再燃ボイラ
に供給するガスタービン排気配管、該排気再燃ボイラか
らの排気を脱硝装置に供給する再燃ボイラ排気配管及び
前記ガスタービン排気配管より分岐した分岐管を前記脱
硝装置に接続する再燃ボイラ排気配管に接合してなるこ
とを特徴とする排気再燃ボイラ用脱硝装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990040206U JP2518428Y2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 排気再燃ボイラ用脱硝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990040206U JP2518428Y2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 排気再燃ボイラ用脱硝装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04924U JPH04924U (ja) | 1992-01-07 |
| JP2518428Y2 true JP2518428Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=31549794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990040206U Expired - Lifetime JP2518428Y2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 排気再燃ボイラ用脱硝装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2518428Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6214922A (ja) * | 1985-07-12 | 1987-01-23 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 複合プラントの脱硝装置 |
-
1990
- 1990-04-17 JP JP1990040206U patent/JP2518428Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04924U (ja) | 1992-01-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |