JP2517899B2 - 洗浄機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は洗剤液を起泡させてコツプ，試験管等の深底
形の凹状容器を泡洗浄する洗浄機に関する。

（従来の技術） 被洗浄物を洗剤溶液中に浸漬して行う洗浄方式に比し
て、洗剤，水の消費が少く消資源に適した泡洗浄方式に
よる洗浄が最近脚光を浴びてきているが、この種の洗浄
機は例えば特開昭60−75022号公報によつて開示されて
なる如く、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗剤液に空気
を送風して洗剤液を起泡させ、この泡を洗浄槽に上昇さ
せて供給する送風機とを備え、送風機の吸気口を洗浄槽
上部に、送気口を洗浄槽下部に夫々連通させて循環空気
経路を構成したものである。

かかる構造の洗浄機において、浅皿状の平たい形をし
た被洗浄物であれば、ラツクと食器の接触部の泡流れ下
流側以外は食器表面全体に泡が接し、かつこの泡の移動
が順調に行われることによつて良好な洗浄結果は得られ
るが、コツプ，広口びん等深底形の凹状容器の洗浄を行
う場合には十分な洗浄が行えない不都合がある。

すなわち、前記凹状容器を洗浄するには、（イ）かぶ
せる逆さの状態、（ロ）横向きに掛架した状態、（ハ）
上向きの通常状態のいずれかでラツク上に搭載した凹状
容器に対して泡を接触させることが考えられるが
（イ），（ロ）の状態では凹状容器例えばコツプの内部
の空気が圧縮される状態になつて泡が入り込まなくな
り、従つて汚れが落ち難く、一方（ハ）の状態では泡が
都合よく流れ込んでも入れ替ることが少くてこの場合も
汚れが落ち難い。

さらに（ロ），（ハ）の状態ではすすぎの際のすすぎ
水がコツプの内側に残る不都合もあつた。

（発明が解決しようとする問題点） 上述する問題点を解消する試みとして、特開昭60−88
530号公報，同60−99222号公報に開示されてなる如く、
開口部を下方に向けて支持した凹状容器の内外を連通す
る連通管を設けた構成を有するものが提案されている
が、これはコツプ内空気の圧縮が起らないので泡がコツ
プ内に入り込みやすくなる点は一応改善の実が挙げられ
るが、コツプの下向き開口部面積に比して連通管の断面
積が可成り小さいので、コツプ内での泡の流動性が悪
く、従つてコツプ内壁を流れる泡の速度が遅くて洗浄効
果において劣ることが問題である。

なお、本発明者等によつて基礎試験を行つたところ、
汚れの部分に接する泡の速度が速いほど、つまり新しい
泡と接する機会が多いほど、洗浄効率が向上する結果が
得られたものであつて、上記問題点はこの結果とも符号
している。

このように従来の洗浄機が凹状容器の泡洗浄の場合に
内側の洗浄が効率良く行われ難かつた点に対処して、泡
洗浄の効果ならびにその後に行われるすすぎ効果を簡単
な構造のもとで実現し得る洗浄機を提供しようとするこ
とを本発明は目的とする。

（問題点を解決するための手段） しかして本発明は、洗剤液を貯留する貯液部（５）
と、コツプ等深底形の凹状容器（12）が伏せて搭載され
るラック（３）をその上方に横設して有する洗浄槽
（２）と、前記貯液部（５）の洗剤液に送気して該洗剤
液を起泡させ、この泡を洗浄槽（２）内に供給する送風
機（４）とを備えた洗浄機において、前記ラック（３）
を、隆起した凸条（８）が上面側に格子状に配設され
て、該格子状凸条に囲まれた凹部分にすすぎ水抜穴（1
1）を設けた凹凸板（６）と、前記凹凸板（６）の凸条
交叉部分から立上らせて下端開口（7A）を前記下方の貯
液部（５）に連通させ、かつ、上端開口（7B）を上向き
に設けた複数個の泡噴出筒（７）とにより形成する一
方、前記洗浄槽（２）内には、ラツク（３）の下方に位
置して各泡噴出筒（７）内にすすぎ水を噴射させる下側
すすぎノズル（９）と、槽内上部に位置して下向きにす
すぎ水を噴射させる上側すすぎノズル（10）とを夫々設
けた構成を特徴とする。

（作用） 本発明は泡噴出筒（７）の断面積を十分大きくとり、
かつ凹状容器（12）の内底壁に対向する上端開口の離隔
距離を適切な値にとることによつて、凹状容器（２）内
に入り込む泡の速度を高め、かつ泡の量を多くし得ると
共に、泡の流れの速度を減殺させることなく凹状容器
（12）の内壁を伝つて下端開口からＵターンして外壁に
沿い上昇させることが可能であつて洗浄効果を高め得
る。

また、泡洗浄後のすすぎは泡噴出筒（７）を介して凹
状容器（12）内にすすぎ水を下方から噴射し、同時に凹
状容器（12）の外壁にもすすぎ水を上方から噴射するよ
うにしているので、内底まで確実に洗浄でき、併せて各
泡噴出筒（７）のすすぎも行えて、効率の良い洗浄が可
能となる。

なお、凹状容器（12）の下端開口は、その周縁が４個
所等複数箇所において交叉する凸状（８）の稜線部分に
より線接触などの部分接触状に支持されるようになつて
いるので、泡がＵターンしてせり出してくる部分の通路
面積を十分広くとることができ、泡の流速を下げずに円
滑に入れ替えを行わせ得る。

（実施例） 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて詳述す
る。

第１図において（１）は洗浄機のケーシングで、その
内部に洗浄槽（２），ラツク（３），送風機（４）等の
各要素からなる洗浄機構を収設している。

洗浄槽（２）は底部が漏斗状をなして最下部の小径部
分を洗剤液が所定量貯留される貯液部（５）に形成され
ていると共に、側面上部の一個所に泡排出口（19）が開
口されている。

上記洗浄槽（２）の中間位置には、開閉扉が設けられ
た前面開口（図示せず）からの出し入れ可能、かつ受止
部への着脱可能な水平状態に、前記ラツク（３）を配設
せしめており、さらに、ラツク（３）の下方、かつ貯液
部（５）の上方となる個所に下側すすぎノズル（９）
を、また、槽内上部の例えば頂板に上側すすぎノズル
（10）を夫々設けている。

しかして上記貯液部（５）には、その底板部に多孔板
を介在させた開口を設けていて、排水用電磁弁（18）を
介設してなる配管を垂下させて、前記開口に接続せしめ
る一方、この配管の途中で前記電磁弁（18）よりも前記
開口寄りの個所に送気管（15）を分岐接続せしめてお
り、また、前記両ノズル（９），（10）にはすすぎ用電
磁弁（18）を介して有する給水管（16）を接続せしめて
いる。

一方、前記送風機（４）は、前記貯液部（５），ラツ
ク（３）よりも高位置に導いてなる前記送気管（15）の
端部に吹出口を連結せしめると共に吸込口をケーシング
（１）内に開放させて設けている。

なお、第１図中、（13）は貯液部（５）に貯留されて
いる洗剤液を一定温度に保持するために加熱される保温
ヒータであつて、貯液部（５）の外周壁に巻装してい
る。

また、（14）は送気管（15）中を流れる空気を加熱す
るための空気加熱ヒータであつて送気管（15）の送風機
（４）寄りの外周に巻装している。

洗浄槽（２）内に配設してなる前記ラツク（３）はコ
ツプ，深底小鉢などの深底食器や、ビーカ，試験管など
の試験用ガラス器具を総称してなる深底形の凹状容器
（12）に専用のラツクであつて、この凹状容器（12）を
伏せて搭載するようにするのであるが、このラツク
（３）の構造は第２図乃至第６図に１例が詳細示される
通りであつて、隆起した凸条（８）を有する凹凸板
（６）と泡噴出筒（７）とから形成され、例えばポリエ
チレン樹脂などによる一体成型加工により所望の形態の
ものが得られる。

凹凸板（６）は真直ぐに延びて隆起する凸条（８）を
格子例えば縦横の碁盤目状で上面側に有する起伏した板
体であつて、凸条（８）は長手方向に直交する断面が二
等辺三角形の両斜辺の形状をなしており、従つて頂部の
稜線が凹凸板（６）の凹部に相当する平面板部分に対し
て数cm隆起していると共に凹部に相当する平面板部分に
はすすぎ水抜穴（11）が設けられている。

そしてこの凸条（８）の縦方向に延びるものと横方向
に延びるものとが交叉する部分に泡噴出筒（７）を夫々
直立させて一体に設けている。

上記泡噴出筒（７）は凸条（８）の稜線部分に下端が
連なつていて、凹凸板（６）の裏面側に下端部を開口
（7A）していると共に上端を真上に向けて開口（7B）さ
せているが、この泡噴出筒（７）はラツク（３）上に搭
載される凹状容器（12）の深さ寸法に対して一定の条件
を有する長さの筒に形成している。

すなわち、前記ラツク（３）の凹凸板（６）上に凹状
容器（12）を載せる場合には、第７図々示の如く逆さに
伏せた状態の凹状容器（12）を泡噴出筒（７）に同心的
に掩い被せるように搭載するのであるが、その際、凹状
容器（12）はその開口周縁が十文字状に延びる凸条
（８）の稜線部分により支えられることとなり、従つて
前記開口周縁を４等分した各個所において稜線部分が横
断的に、かつ、線状接触など部分接触した形態で凹状容
器（12）を安定的に支持し得るものであつて、凹状容器
（12）の開口周縁は、４点的に支持される部分以外は凹
凸板（６）の上方に浮き上つた状態となつており、洗浄
の際の泡、すすぎ水が凹状容器（12）の内・外部間を抵
抗なく円滑に流動し得るように支持させることが可能で
ある。

しかも、このように凹状容器（12）を搭載した状態で
は、泡噴出筒（７）の上端が凹状容器（12）の内底面に
対して１〜2cm程度の適当な間隔が保持されるように、
泡噴出筒（７）の高さを規定することが必要であり、さ
らに泡噴出筒（７）の水平断面積に関しても、凹状容器
（12）の水平断面積に対して余り小さくなく数分の１程
度にすることが望ましいものである。

なお。ラツク（３）において、（11）は凹凸板（６）
の平坦な凹部分の中央部に夫々設けたすすぎ水抜穴であ
つて、すすぎ水によるすすぎの際にこの孔を利用してす
すぎを行つた後の水を貯液部（５）に流下させるように
形成したものである。

叙上の構成を有するラツク（３）に対して、その下方
に設けた下側すすぎノズル（９）は、前記各泡噴出筒
（７）の真下にすすぎ水を上向きに噴き出させる噴口が
夫々設けられていて、すすぎ洗浄の際にすすぎ水を各泡
噴出筒（７）を経、凹状容器（７）内に噴き出させ得る
ようになつており、一方、ラツク（３）の上方に設けた
上側すすぎノズル（10）は、シャワー器具の如く、曲板
に多数の小孔を穿設せしめて下方に向け均一に拡散した
状態ですすぎ水を噴出し得るようになつている。

次にこの洗浄機による洗浄運転の態様を説明する。

洗浄槽（２）内にラツク（３）を横置して、その上に
凹状容器（12）を泡噴出筒（７）に掩い被せるように伏
せて載せ、洗剤液（20）を適当な手段によつて洗浄槽
（２）内に供給した後、保温ヒータ（13）に通電して洗
剤液（20）を55〜65℃に加熱保温する。

次に空気加熱ヒータ（14）に通電しながら送風機
（４）を付勢させて55〜65℃に加熱された空気を貯液部
（５）に貯留している洗剤液（20）に送り込む。

かくすることにより、洗剤液（20）から多量の泡が発
生し、各泡噴出筒（７）から多量の泡が連続して各凹状
容器（12）内に流れ込み、同時に一部量の泡が各すすぎ
水抜穴（11）からラツク（３）上に湧き上つてくる。

このようにラツク（３）の上側に抜け出した泡は、洗浄
槽（２）内の水平断面積に比して泡噴出筒（７）、すす
ぎ水抜穴（11）の合計断面積の方が著しく小さいことか
ら、泡噴出筒（７）を通過する泡の速度は著しく速いも
のになり、上端開口と凹状容器（12）の内底面との間隔
を適宜の長さにとることによつて、この泡速度を低下さ
せることなく内底面から周壁に沿つて下方に流下するこ
とができ、かくして泡の速度が大なる程洗浄効率が向上
するところから、凹状容器（12）の内壁面は短時間に確
実に洗浄可能である。

こうして泡がラツク（３）の凹凸板（６）における凹
部まで到達すると、すすぎ水抜穴（11）から進入した泡
の流れとともに洗浄槽（２）の上方に向つて流れるので
凹状容器（12）の外壁面に沿つて流れ、その流れにより
凹状容器（12）の外面を泡洗浄する。

この洗浄状態は第８図に示す通りであつて、凹状容器
（12）を洗浄した後の汚れた泡は、泡排出口（19）を
経、槽外に導かれて消泡させ機外に排出するか、または
洗浄槽（２）に戻し汚れ分を過して再使用することが
可能である。

数分経過により泡洗浄が終了すると、送風機（４）を
停止し、空気加熱ヒータ（14）の通電を解除し、次いで
排水用電磁弁（17）及びすすぎ用電磁弁（18）に通電し
て開弁せしめる。

かくして洗剤液（20）の残液が洗浄槽（２）外に排出
され、一方、上下両側すすぎノズル（10），（９）から
すすぎ水を噴出させる。

上側すすぎノズル（10）から噴射されたすすぎ水は凹
状容器（12）の外面をすすぎ、一方、下側すすぎノズル
（９）から噴射されたすすぎ水は、泡噴出筒（７）を通
り抜けて凹状容器（12）の内面を底部から順にすすいで
一度にすすぎ運転が成される。

このようにしてすすぎが終つた水はすすぎ水抜穴（1
1）を通つて洗浄槽（２）に回収された後、排出され
る。

数十秒の経過によりすすぎ運転が終了すると、次に乾
燥工程に移行させるが、この場合はすすぎ用電磁弁（1
8）の通電を解除して閉弁させ、さらにすすぎ水液を排
水するのに必要な数十秒程度のタイムラグをとつた後、
排水用電磁弁（17）への通電を解き閉弁させる。

その後、送風機（４）を付勢し、かつ空気加熱ヒータ
（14）を通電加熱して、55〜65℃又は能力切換えによつ
て80〜85℃に加熱された空気を空状態になつている洗浄
槽（２）に送り込みラツク（３）に搭載されている凹状
容器（12）を内面・外面両方から加熱空気により乾燥さ
せる（第９図参照）。

その際の乾燥に寄与した空気は、洗浄槽（２）外に放
出する。

第10図は本発明の他実施例に係るラツク（３）及び下
側すすぎノズル（９）であつて、ラツク（３）は円板形
をなす凹凸板（６）（但し、凹凸形状は省略している）
の中心に対し同心に画いた径の異なる２つ以上の円上に
分散するように泡噴出筒（７）・・・を配設する一方、
下側すすぎノズル（９）は前記ラツク（３）と同軸の回
転可能な水平に配設して前記泡噴出筒（７）・・・と同
一半径をなす位置に噴口を設けて、このノズル（９）を
積極回転させることによつて、すすぎ水を各泡噴出筒
（７）・・・内に噴出可能であり、このように下側すす
ぎノズル（９）は固定方式，回転方式のいずれでも随意
採用することができる。

以上説明した各例は、貯液部（５）が洗浄槽（２）の
底部を兼ねて一体に設けられた構造を示しているが、本
発明は第11図に示す如く貯液部（５）を洗浄槽（２）と
は別体に独立した容器として設けるようにしても良い。

なお、第11図々示例は、貯液部（５）を洗浄槽（２）
よりも下方に設置して、しかも、洗浄槽（２）の底部に
連結するに際して、逆Ｕ字状のトラツプ管（21）によ
り、洗浄槽（２）底部・排水用電磁弁（17）間に垂下す
る連絡管の側壁に分岐させて接続した構造となしてい
る。

かかる構造となした洗浄機はすすぎ開始時から排水用
電磁弁（17）を開放させておくと、すすぎ水により洗い
落された汚染泡が貯液部（５）内に戻されずに直接排出
されるので、貯液部（５）の洗剤液残液は洗浄の１サイ
クル毎に捨てなくて済む利点がある。

（発明の効果） 本発明は、以上のようにラック（３）を板上面に格子
状凸条（８）を隆起させ、該格子状凸条（８）に囲まれ
た凹部平面部分に水抜穴（11）を設けた凹凸板（６）
と、前記凹凸板（６）の凸条交叉部分で凹凸板（６）か
ら立ち上らせて上端開口（7B）を上向きに、かつ下端開
口（7A）を下方の貯液部（５）に連通させて設けた泡噴
出筒（７）により形成し、上下のすすぎノズル（９），
（10）を併設したものであり、洗浄される凹凸容器（1
2）の開口周縁は前記凸条の交叉部分でその頂部稜線部
分により支持される部分以外は上方に浮き上がった状態
となって洗浄の際の泡、すすぎ水が凹凸容器（12）の内
外を抵抗なく円滑に流動し、泡噴出筒（７）の水平断面
積及び高さを凹状容器（12）の水平断面積及び深さに合
わせて適宜寸法をとらせることにより凹状容器（12）の
内壁面及び外壁面に沿う泡の速度及び量を大ならしめて
泡洗浄の効率を向上させ得る。

さらに泡噴出筒（７）を設けたことによつて凹状容器
（12）の底部から側壁の順に泡を通らせて有効に洗浄で
き、しかも、凹状容器（12）の開口周りの泡通路を十分
広くとつた構造としているので、内壁面から外壁面に円
滑に泡の移動が成されて、泡が凹状容器（12）内に入り
込みにくくなる従来のものとは異なり、内面の洗浄が確
実に行える。

また、この泡噴出筒（７）を用いて下側すずきノズル
（９）からのすすぎ水を凹状容器（12）内に送り込み得
るので、内面のすすぎも併せて確実かつ円滑に行うこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第９図は本発明の１実施例に係る態様を示
し、第１図は全体構造示正面図、第２図はラツクの平面
図、第３図は同じく正面図、第４図は第２図のIV−IV線
矢視断面図、第５図はＶ−Ｖ線矢視断面部分図、第６図
はラツクの要部拡大斜視図、第７図は凹状容器を搭載し
たラツクの要部拡大一部切欠示斜視図、第８図及び第９
図は泡洗浄及びすすぎを示す全体構造示平面図であり、
第10図は本発明の実施例に係る要部斜視図、第11図は本
発明の他実施例の正面図である。 （２）……洗浄槽，（３）……ラツク，（４）……送風
機，（５）……貯液部，（６）……凹凸板，（７）……
泡噴出筒，（7A）……下端開口，（7B）……上端開口，
（８）……凸条，（９）……下側すすぎノズル，（10）
……上側すすぎノズル，（12）……凹状容器，

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】洗剤液を貯留する貯液部（５）と、コップ
   等深底形の凹状容器（12）が伏せて搭載されるラック
   （３）をその上方に横設して有する洗浄槽（２）と、前
   記貯液部（５）の洗剤液に送気して該洗剤液を起泡さ
   せ、この泡を洗浄槽（２）内に供給する送風機（４）と
   を備えた洗浄機において、前記ラック（３）を、隆起し
   た凸条（８）が上面側に格子状に配設されて、該格子状
   凸条に囲まれた凹部分にすすぎ水抜穴（11）を設けた凹
   凸板（６）と、前記凹凸板（６）の凸条交叉部分から立
   上らせて下端開口（7A）を前記下方の貯液部（５）に連
   通させ、かつ、上端開口（7B）を、上向きに設けた複数
   個の泡噴出筒（７）とにより形成する一方、前記洗浄槽
   （２）内には、ラック（３）の下方に位置して前記各泡
   噴出筒（７）内にすすぎ水を噴射させる下側すすぎノズ
   ル（９）と、槽内上部に位置して下向きにすすぎ水を噴
   射させる上側すすぎノズル（10）とを夫々設けたことを
   特徴とする洗浄機。