JP2517812B2 - 情報保護レベル設定方法 - Google Patents

情報保護レベル設定方法

Info

Publication number
JP2517812B2
JP2517812B2 JP3331013A JP33101391A JP2517812B2 JP 2517812 B2 JP2517812 B2 JP 2517812B2 JP 3331013 A JP3331013 A JP 3331013A JP 33101391 A JP33101391 A JP 33101391A JP 2517812 B2 JP2517812 B2 JP 2517812B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
password
record
stored
file
existence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3331013A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05165697A (ja
Inventor
一夫 梶本
知之 野々村
磨理子 竹之内
貴代和 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3331013A priority Critical patent/JP2517812B2/ja
Publication of JPH05165697A publication Critical patent/JPH05165697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2517812B2 publication Critical patent/JP2517812B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Device Security (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、他人による情報の破壊
を防止するための保護レベルを設定する情報保護レベル
設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にファイルは、図6のように、デー
タ31と、ファイルの属性を表すファイルヘッダ32と
からなるファイル構造を有しており、ファイルヘッダ3
2は、ファイルの所有者名を格納する所有者名フィール
ド33と、ファイルが所有者以外から書き込みを受けて
もいいか否かを示す他人書き込み許可フィールド34と
を備えていた。
【0003】そして従来の情報保護レベル設定方法は、
図7のように、情報保護レベルの設定に際して、まずシ
ステムの立ち上げ時などに入力された利用者の名前がフ
ァイルの所有者名フィールド33に格納された名前と一
致するか否かを判断し(ステップS31)、一致してい
れば、ファイルの所有者以外の他人がファイルへの書き
込みを行える編集可能が選択されたか、あるいは他人が
ファイルへの書き込みを行えない編集不能が選択された
かを判断し(ステップS32)、編集可能が選択された
と判断すれば他人書き込み許可フィールド34の内容を
許可にし(ステップS33)、編集不能が選択されたと
判断すれば他人書き込み許可フィールド34の内容を不
許可にする(ステップS34)。この結果、他人書き込
み許可フィールド34の内容が許可なら他人の編集が可
能となり、不許可なら他人の編集が不能となる。なお、
ステップS31において利用者の名前がファイルの所有
者名フィールド33に格納された名前と一致していない
と判断すれば、他人書き込み許可フィールド34の内容
を変更することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報保護レベル
設定方法では、他人書き込み許可フィールド34に他人
の編集の可否を設定するだけであるので、例えばファイ
ルを複写した場合、複写先ファイルの所有者名フィール
ド33には新たな所有者の名前が格納されることから、
新たな所有者は複写先ファイルを自由に編集でき、複写
先ファイルの内容を新たな所有者によって破壊されると
いう課題があった。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、元ファイルの所有者が編集不能とすると、その
人以外は複写などでファイル所有者が変更になっても編
集可能化することができない情報保護レベル設定方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の情報保護レベ
ル設定方法は、編集不能設定時に、ファイルにパスワー
ドが格納されているか否かを判断するパスワード存在判
断ステップと、このパスワード存在判断ステップで前記
ファイルにパスワードが格納されていると判断した場合
にそのパスワードが利用者により入力されたパスワード
と一致しているか否かを判断するパスワード一致判断ス
テップと、このパスワード一致判断ステップで前記ファ
イルに格納されているパスワードが利用者により入力さ
れたパスワードと一致していると判断した場合および前
記パスワード存在判断ステップで前記ファイルにパスワ
ードが格納されていないと判断した場合に利用者により
入力されたパスワードを前記ファイルに格納するパスワ
ード格納ステップとを実行し、編集可能設定時に、ファ
イルにパスワードが格納されているか否かを判断するパ
スワード存在判断ステップと、このパスワード存在判断
ステップで前記ファイルにパスワードが格納されている
と判断した場合にそのパスワードが利用者により入力さ
れたパスワードと一致しているか否かを判断するパスワ
ード一致判断ステップと、このパスワード一致判断ステ
ップで前記ファイルに格納されているパスワードが利用
者により入力されたパスワードと一致していると判断し
た場合および前記パスワード存在判断ステップで前記フ
ァイルにパスワードが格納されていないと判断した場合
に前記ファイルに格納されているパスワードを削除する
パスワード削除ステップとを実行することを特徴として
いる。
【0007】
【0008】
【0009】請求項2の情報保護レベル設定方法は、編
集不能設定時に、ファイルにパスワードレコードが格納
されているか否かを判断するパスワードレコード存在判
断ステップと、このパスワードレコード存在判断ステッ
プで前記ファイルにパスワードレコードが格納されてい
ると判断した場合にそのパスワードレコードに格納され
ているパスワードが利用者により入力されたパスワード
と一致しているか否かを判断するパスワード一致判断ス
テップと、このパスワード一致判断ステップで前記ファ
イルのパスワードレコードに格納されているパスワード
が利用者により入力されたパスワードと一致していると
判断した場合および前記パスワードレコード存在判断ス
テップで前記ファイルにパスワードレコードが格納され
ていないと判断した場合に利用者により入力されたパス
ワードをパスワードレコードに格納してそのパスワード
レコードを前記ファイルに格納するパスワードレコード
格納ステップとを実行し、編集可能設定時に、ファイル
にパスワードレコードが格納されているか否かを判断す
るパスワードレコード存在判断ステップと、このパスワ
ードレコード存在判断ステップで前記ファイルにパスワ
ードレコードが格納されていると判断した場合にそのパ
スワードレコードに格納されているパスワードが利用者
により入力されたパスワードと一致しているか否かを判
断するパスワード一致判断ステップと、このパスワード
一致判断ステップで前記ファイルのパスワードレコード
に格納されているパスワードが利用者により入力された
パスワードと一致していると判断した場合および前記パ
スワードレコード存在判断ステップで前記ファイルにパ
スワードレコードが格納されていないと判断した場合に
前記ファイルに格納されているパスワードレコードを削
除するパスワードレコード削除ステップとを実行するこ
とを特徴としている。
【0010】請求項3の情報保護レベル設定方法は、編
集不能設定時に、ファイルにパスワードレコードが格納
されているか否かを判断するパスワードレコード存在判
断ステップと、このパスワードレコード存在判断ステッ
プで前記ファイルにパスワードレコードが格納されてい
ると判断した場合にそのパスワードレコードにパスワー
ド無し識別子が格納されているか否かを判断するパスワ
ード存在判断ステップと、このパスワード存在判断ステ
ップでパスワードレコードにパスワード無し識別子が格
納されていないと判断した場合にそのパスワードレコー
ドに格納されているパスワードが利用者により入力され
たパスワードと一致しているか否かを判断するパスワー
ド一致判断ステップと、このパスワード一致判断ステッ
プで前記ファイルのパスワードレコードに格納されてい
るパスワードが利用者により入力されたパスワードと一
致していると判断した場合および前記パスワード存在判
断ステップでパスワードレコードにパスワード無し識別
子が格納されていると判断した場合ならびに前記パスワ
ードレコード存在判断ステップで前記ファイルにパスワ
ードレコードが格納されていないと判断した場合に利用
者により入力されたパスワードまたはパスワード無し識
別子をパスワードレコードに格納してそのパスワードレ
コードを前記ファイルに格納するパスワードレコード格
納ステップとを実行し、編集可能設定時に、ファイルに
パスワードレコードが格納されているか否かを判断する
パスワードレコード存在判断ステップと、このパスワー
ドレコード存在判断ステップで前記ファイルにパスワー
ドレコードが格納されていると判断した場合にそのパス
ワードレコードにパスワード無し識別子が格納されてい
るか否かを判断するパスワード存在判断ステップと、こ
のパスワード存在判断ステップでパスワードレコードに
パスワード無し識別子が格納されていないと判断した場
合にそのパスワードレコードに格納されているパスワー
ドが利用者により入力されたパスワードと一致している
か否かを判断するパスワード一致判断ステップと、この
パスワード一致判断ステップで前記ファイルのパスワー
ドレコードに格納されているパスワードが利用者により
入力されたパスワードと一致していると判断した場合お
よび前記パスワード存在判断ステップでパスワードレコ
ードにパスワード無し識別子が格納されていると判断し
た場合ならびに前記パスワードレコード存在判断ステッ
プで前記ファイルにパスワードレコードが格納されてい
ないと判断した場合に前記ファイルに格納されているパ
スワードレコードを削除するパスワードレコード削除ス
テップとを実行することを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1の情報保護レベル設定方法において
は、編集不能設定時に、パスワード存在判断ステップで
ファイルにパスワードが格納されているか否かを判断
し、パスワード一致判断ステップでパスワード存在判断
ステップにおいてファイルにパスワードが格納されてい
ると判断した場合にそのパスワードが利用者により入力
されたパスワードと一致しているか否かを判断し、パス
ワード格納ステップでパスワード一致判断ステップにお
いてファイルに格納されているパスワードが利用者によ
り入力されたパスワードと一致していると判断した場合
およびパスワード存在判断ステップにおいてファイルに
パスワードが格納されていないと判断した場合に利用者
により入力されたパスワードをファイルに格納する。ま
た編集可能設定時に、パスワード存在判断ステップでフ
ァイルにパスワードが格納されているか否かを判断し、
パスワード一致判断ステップでパスワード存在判断ステ
ップにおいてファイルにパスワードが格納されていると
判断した場合にそのパスワードが利用者により入力され
たパスワードと一致しているか否かを判断し、パスワー
ド削除ステップでパスワード一致判断ステップにおいて
ファイルに格納されているパスワードが利用者により入
力されたパスワードと一致していると判断した場合およ
びパスワード存在判断ステップにおいてファイルにパス
ワードが格納されていないと判断した場合にファイルに
格納されているパスワードを削除する。
【0012】
【0013】請求項2の情報保護レベル設定方法におい
ては、編集不能設定時に、パスワードレコード存在判断
ステップでファイルにパスワードレコードが格納されて
いるか否かを判断し、パスワード一致判断ステップでパ
スワードレコード存在判断ステップにおいてファイルに
パスワードレコードが格納されていると判断した場合に
そのパスワードレコードに格納されているパスワードが
利用者により入力されたパスワードと一致しているか否
かを判断し、パスワードレコード格納ステップでパスワ
ード一致判断ステップにおいてファイルのパスワードレ
コードに格納されているパスワードが利用者により入力
されたパスワードと一致していると判断した場合および
パスワードレコード存在判断ステップにおいてファイル
にパスワードレコードが格納されていないと判断した場
合に利用者により入力されたパスワードをパスワードレ
コードに格納してそのパスワードレコードをファイルに
格納し、編集可能設定時に、パスワードレコード存在判
断ステップでファイルにパスワードレコードが格納され
ているか否かを判断し、パスワード一致判断ステップで
パスワードレコード存在判断ステップにおいてファイル
にパスワードレコードが格納されていると判断した場合
にそのパスワードレコードに格納されているパスワード
が利用者により入力されたパスワードと一致しているか
否かを判断し、パスワードレコード削除ステップでパス
ワード一致判断ステップにおいてファイルのパスワード
レコードに格納されているパスワードが利用者により入
力されたパスワードと一致していると判断した場合およ
びパスワードレコード存在判断ステップにおいてファイ
ルにパスワードレコードが格納されていないと判断した
場合にファイルに格納されているパスワードレコードを
削除する。
【0014】請求項3の情報保護レベル設定方法におい
ては、編集不能設定時に、パスワードレコード存在判断
ステップでファイルにパスワードレコードが格納されて
いるか否かを判断し、パスワード存在判断ステップでパ
スワードレコード存在判断ステップにおいてファイルに
パスワードレコードが格納されていると判断した場合に
そのパスワードレコードにパスワード無し識別子が格納
されているか否かを判断し、パスワード一致判断ステッ
プでパスワード存在判断ステップにおいてパスワードレ
コードにパスワード無し識別子が格納されていないと判
断した場合にそのパスワードレコードに格納されている
パスワードが利用者により入力されたパスワードと一致
しているか否かを判断し、パスワードレコード格納ステ
ップでパスワード一致判断ステップにおいてファイルの
パスワードレコードに格納されているパスワードが利用
者により入力されたパスワードと一致していると判断し
た場合およびパスワード存在判断ステップにおいてパス
ワードレコードにパスワード無し識別子が格納されてい
ると判断した場合ならびにパスワードレコード存在判断
ステップにおいてファイルにパスワードレコードが格納
されていないと判断した場合に利用者により入力された
パスワードまたはパスワード無し識別子をパスワードレ
コードに格納してそのパスワードレコードをファイルに
格納し、編集可能設定時に、パスワードレコード存在判
断ステップでファイルにパスワードレコードが格納され
ているか否かを判断し、パスワード存在判断ステップで
パスワードレコード存在判断ステップにおいてファイル
にパスワードレコードが格納されていると判断した場合
にそのパスワードレコードにパスワード無し識別子が格
納されているか否かを判断し、パスワード一致判断ステ
ップでパスワード存在判断ステップにおいてパスワード
レコードにパスワード無し識別子が格納されていないと
判断した場合にそのパスワードレコードに格納されてい
るパスワードが利用者により入力されたパスワードと一
致しているか否かを判断し、パスワードレコード削除ス
テップでパスワード一致判断ステップにおいてファイル
のパスワードレコードに格納されているパスワードが利
用者により入力されたパスワードと一致していると判断
した場合およびパスワード存在判断ステップにおいてパ
スワードレコードにパスワード無し識別子が格納されて
いると判断した場合ならびにパスワードレコード存在判
断ステップにおいてファイルにパスワードレコードが格
納されていないと判断した場合にファイルに格納されて
いるパスワードレコードを削除する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例における情報保護レ
ベル設定装置の構成図で、この情報保護レベル設定装置
は、コンピュータ本体1と入力手段2とにより構成され
ている。コンピュータ本体1は、パスワード格納手段3
と、パスワード存在判断手段4と、パスワード一致判断
手段5と、パスワード削除手段6とをソフトウエアによ
り実現しており、入力手段2は、陰極線管などからなる
表示装置7と、キーボードやマウスなどからなる入力装
置8とにより構成されている。入力手段2は、利用者が
パスワードや各種の指示などを入力するためのものであ
る。パスワード格納手段3は、入力手段2を通じて入力
されたパスワードをパスワードレコードに格納し、その
パスワードレコードをファイルに付与する。パスワード
存在判断手段4は、ファイルにパスワードレコードが格
納されているか否か、およびそのパスワードレコードに
パスワードが格納されているか否かすなわちパスワード
無し識別子が存在していないか否かを判断する。パスワ
ード一致判断手段5は、入力手段2を通じて入力された
パスワードとファイルのパスワードレコードに格納され
ているパスワードとが一致しているか否かを判断する。
パスワード削除手段6は、ファイルに格納されているパ
スワードレコードを削除する。この情報保護レベル設定
装置により保護レベルを設定されたファイルは、ファイ
ルのパスワードレコードを検出し、パスワードレコード
が存在すればファイルの編集を禁止し、パスワードレコ
ードが存在しなければファイルの編集を許可する機能を
備えた計算機システムなどで利用される。
【0016】次に図2のフローチャートを参照しながら
動作を説明する。保護レベルの設定に際しては、先ずパ
スワード存在判断手段4が表示装置7に図3のような対
話画面を表示させる(ステップS1)。この対話画面に
は、利用者が保護レベルを編集可能に設定するための選
択ボタン11と、保護レベルを編集不能に設定するため
の選択ボタン12とが存在している。利用者が入力装置
8を操作して選択ボタン12を選択すると、パスワード
存在判断手段4がそれを判断し(ステップS2)、ファ
イルにパスワードレコードが存在しているか否かを判断
する(ステップS3)。ファイルにパスワードレコード
が存在していれば、パスワード存在判断手段4がパスワ
ードレコードにパスワードが存在しているか否か、すな
わちパスワード無し識別子が存在していないか否かを判
断し(ステップS4)、パスワードが存在していれば、
パスワード一致判断手段5が表示装置7に図4のような
対話画面を表示させる(ステップS5)。この対話画面
には、利用者がパスワードを入力するためのテキストボ
ックス13が存在している。利用者が入力装置8を操作
してパスワードを入力すると、パスワード一致判断手段
5が入力されたパスワードとファイルのパスワードレコ
ードに格納されているパスワードとが一致しているか否
かを判断し(ステップS6)、一致していれば、パスワ
ード格納手段3が表示装置7に図5のような対話画面を
表示させる(ステップS7)。この対話画面には、利用
者が新たなパスワードを入力するためのテキストボック
ス14と、利用者がパスワードを設定することを選択す
るための選択ボタン15と、利用者がパスワードを設定
しないことを選択するための選択ボタン16とが存在し
ている。利用者が入力装置8を操作して、選択ボタン1
5を選択し、テキストボックス14に新たなパスワード
を入力すると、それをパスワード格納手段3が判断し
(ステップS8)、入力されたパスワードをパスワード
レコードに格納し(ステップS9)、そのパスワードレ
コードをファイルに付与する(ステップS10)。かく
してファイルのパスワードレコードのパスワードが変更
されたことになる。なお、ファイルにパスワードレコー
ドが存在する場合、ファイルの編集は不可能になる。
【0017】ステップS7において、利用者が入力装置
8を操作して選択ボタン16を選択すると、それをパス
ワード格納手段3が判断し(ステップS8)、パスワー
ドレコードにパスワード無し識別子を格納して(ステッ
プS11)、ステップS10に進む。いま、パスワード
として英字のみを認めるとした場合、英字以外のコード
の一つ、例えば1バイトの値「0」をパスワード無し識
別子とすることができる。かくしてファイルのパスワー
ドレコードのパスワードが削除されたことになる。な
お、ファイルのパスワードレコード自体は削除されてい
ないので、この状態ではファイルの編集は不可能であ
る。
【0018】ステップS6において、利用者が入力した
パスワードとファイルのパスワードレコードに格納され
ているパスワードとが一致していなければ、このルーチ
ンを終了する。したがって、利用者がファイルのパスワ
ードレコードに格納されているパスワードを知らない場
合、パスワードの変更や削除を行うことができない。ス
テップS3においてファイルにパスワードレコードが存
在していないか、あるいはステップS4においてパスワ
ードレコードにパスワード無し識別子が存在している場
合、ステップS7に進む。したがって、この場合は利用
者が自由にパスワードの変更や削除を行うことができ
る。
【0019】ステップS1において、利用者が入力装置
8を操作して選択ボタン11を選択すると、パスワード
存在判断手段4がそれを判断し(ステップS2)、ファ
イルにパスワードレコードが存在しているか否かを判断
する(ステップS12)。ファイルにパスワードレコー
ドが存在していれば、パスワード存在判断手段4がパス
ワードレコードにパスワードが存在しているか否か、す
なわちパスワード無し識別子が存在していないか否かを
判断し(ステップS13)、パスワードが存在していれ
ば、すなわちパスワード無し識別子が存在していなけれ
ば、パスワード一致判断手段5が表示装置7に図4のよ
うな対話画面を表示させる(ステップS14)。利用者
が入力装置8を操作してパスワードを入力すると、パス
ワード一致判断手段5が入力されたパスワードとファイ
ルのパスワードレコードに格納されているパスワードと
が一致しているか否かを判断し(ステップS15)、一
致していればパスワード削除手段6がファイルのパスワ
ードレコードを削除する(ステップS16)。かくして
ファイルのパスワードレコードが削除され、ファイルの
編集が可能になる。
【0020】ステップS15において、利用者が入力し
たパスワードとファイルのパスワードレコードに格納さ
れているパスワードとが一致していなければ、このルー
チンを終了する。したがって、利用者がファイルのパス
ワードレコードに格納されているパスワードを知らない
場合、パスワードレコードを削除することができない。
【0021】ステップS12においてファイルにパスワ
ードレコードが存在していないか、あるいはステップS
13においてパスワードレコードにパスワードが存在し
ていない場合すなわちパスワード無し識別子が存在して
いる場合、ステップS16に進む。したがって、この場
合は利用者が自由にパスワードレコードを削除すること
ができる。
【0022】このように、ファイルにパスワードが格納
されている場合、そのパスワードと利用者により入力さ
れたパスワードとが一致しなければファイルに格納され
ているパスワードの削除や変更ができないようにしたの
で、元ファイルの所有者がパスワードを設定して編集不
能としておけば、その人以外は複写などでファイル所有
者が変更になってもファイルを編集可能にすることがで
きず、ファイルの内容が新たな所有者によって破壊され
るのを良好に防止できる。
【0023】また本実施例のように、ファイルのパスワ
ードレコードにパスワード無し識別子を格納できるよう
にすれば、本実施例のような情報保護レベル設定装置を
備えた計算機システムなどを利用する利用者は保護レベ
ルを自由に変更して編集可能にすることができ、本実施
例のような情報保護レベル設定装置を備えていない計算
機システムなどを利用する利用者は保護レベルを変更で
きずしたがって編集可能にすることができないので、利
用方法の幅を拡大できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ァイルにパスワードが格納されている場合、そのパスワ
ードと利用者により入力されたパスワードとが一致しな
ければファイルに格納されているパスワードの削除や変
更ができないようにしたので、元ファイルの所有者がパ
スワードを設定して編集不能としておけば、その人以外
は複写などでファイル所有者が変更になってもファイル
を編集可能にすることができず、ファイルの内容が新た
な所有者によって破壊されるのを良好に防止できるとい
う優れた効果を奏する。
【0025】また、ファイルのパスワードレコードにパ
スワード無し識別子を格納できるようにすれば、本発明
に係る情報保護レベル設定方法を用いた計算機システム
などを利用する利用者は保護レベルを自由に変更して編
集可能にすることができ、本発明に係る情報保護レベル
設定方法を用いていない計算機システムなどを利用する
利用者は保護レベルを変更できずしたがって編集可能に
することができないので、利用方法の幅を拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における情報保護レベル設定
装置の構成図である。
【図2】本発明の一実施例における情報保護レベル設定
装置の動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例における情報保護レベル設定
装置による対話画面の一例の説明図である。
【図4】本発明の一実施例における情報保護レベル設定
装置による対話画面の一例の説明図である。
【図5】本発明の一実施例における情報保護レベル設定
装置による対話画面の一例の説明図である。
【図6】従来のファイルの構成図である。
【図7】従来の情報保護レベル設定方法の手順を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】 2 入力手段 3 パスワード格納手段 4 パスワード存在判断手段 5 パスワード一致判断手段 6 パスワード削除手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 貴代和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−100645(JP,A) 特開 平2−181846(JP,A) 若山他著「PC−9800シリーズ フロ ッピィディスクパーフェクトブック」 (昭62−12−7)秀和システムトレーデ ィング株式会社P.104

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編集不能設定時に、ファイルにパスワー
    ドが格納されているか否かを判断するパスワード存在判
    断ステップと、このパスワード存在判断ステップで前記
    ファイルにパスワードが格納されていると判断した場合
    にそのパスワードが利用者により入力されたパスワード
    と一致しているか否かを判断するパスワード一致判断ス
    テップと、このパスワード一致判断ステップで前記ファ
    イルに格納されているパスワードが利用者により入力さ
    れたパスワードと一致していると判断した場合および前
    記パスワード存在判断ステップで前記ファイルにパスワ
    ードが格納されていないと判断した場合に利用者により
    入力されたパスワードを前記ファイルに格納するパスワ
    ード格納ステップとを実行し、編集可能設定時に、ファ
    イルにパスワードが格納されているか否かを判断するパ
    スワード存在判断ステップと、このパスワード存在判断
    ステップで前記ファイルにパスワードが格納されている
    と判断した場合にそのパスワードが利用者により入力さ
    れたパスワードと一致しているか否かを判断するパスワ
    ード一致判断ステップと、このパスワード一致判断ステ
    ップで前記ファイルに格納されているパスワードが利用
    者により入力されたパスワードと一致していると判断し
    た場合および前記パスワード存在判断ステップで前記フ
    ァイルにパスワードが格納されていないと判断した場合
    に前記ファイルに格納されているパスワードを削除する
    パスワード削除ステップとを実行することを特徴とする
    情報保護レベル設定方法。
  2. 【請求項2】 編集不能設定時に、ファイルにパスワー
    ドレコードが格納されているか否かを判断するパスワー
    ドレコード存在判断ステップと、このパスワードレコー
    ド存在判断ステップで前記ファイルにパスワードレコー
    ドが格納されていると判断した場合にそのパスワードレ
    コードに格納されているパスワードが利用者により入力
    されたパスワードと一致しているか否かを判断するパス
    ワード一致判断ステップと、このパスワード一致判断ス
    テップで前記ファイルのパスワードレコードに格納され
    ているパスワードが利用者により入力されたパスワード
    と一致していると判断した場合および前記パスワードレ
    コード存在判断ステップで前記ファイルにパスワードレ
    コードが格納されていないと判断した場合に利用者によ
    り入力されたパスワードをパスワードレコードに格納し
    てそのパスワードレコードを前記ファイルに格納するパ
    スワードレコード格納ステップとを実行し、編集可能設
    定時に、ファイルにパスワードレコードが格納されてい
    るか否かを判断するパスワードレコード存在判断ステッ
    プと、このパスワードレコード存在判断ステップで前記
    ファイルにパスワードレコードが格納されていると判断
    した場合にそのパスワードレコードに格納されているパ
    スワードが利用者により入力されたパスワードと一致し
    ているか否かを判断するパスワード一致判断ステップ
    と、このパスワード一致判断ステップで前記ファイルの
    パスワードレコードに格納されているパスワードが利用
    者により入力されたパスワードと一致していると判断し
    た場合および前記パスワードレコード存在判断ステップ
    で前記ファイルにパスワードレコードが格納されていな
    いと判断した場合に前記ファイルに格納されているパス
    ワードレコードを削除するパスワードレコード削除ステ
    ップとを実行することを特徴とする情報保護レベル設定
    方法。
  3. 【請求項3】 編集不能設定時に、ファイルにパスワー
    ドレコードが格納されているか否かを判断するパスワー
    ドレコード存在判断ステップと、このパスワードレコー
    ド存在判断ステップで前記ファイルにパスワードレコー
    ドが格納されていると判断した場合にそのパスワードレ
    コードにパスワード無し識別子が格納されているか否か
    を判断するパスワード存在判断ステップと、このパスワ
    ード存在判断ステップでパスワードレコードにパスワー
    ド無し識別子が格納されていないと判断した場合にその
    パスワードレコードに格納されているパスワードが利用
    者により入力されたパスワードと一致しているか否かを
    判断するパスワード一致判断ステップと、このパスワー
    ド一致判断ステップで前記ファイルのパスワードレコー
    ドに格納されているパスワードが利用者により入力され
    たパスワードと一致していると判断した場合および前記
    パスワード存在判断ステップでパスワードレコードにパ
    スワード無し識別子が格納されていると判断した場合な
    らびに前記パスワードレコード存在判断ステップで前記
    ファイルにパスワードレコードが格納されていないと判
    断した場合に利用者により入力されたパスワードまたは
    パスワード無し識別子をパスワードレコードに格納して
    そのパスワードレコードを前記ファイルに格納するパス
    ワードレコード格納ステップとを実行し、編集可能設定
    時に、ファイルにパスワードレコードが格納されている
    か否かを判断するパスワードレコード存在判断ステップ
    と、このパスワードレコード存在判断ステップで前記フ
    ァイルにパスワードレコードが格納されていると判断し
    た場合にそのパスワードレコードにパスワード無し識別
    子が格納されているか否かを判断するパスワード存在判
    断ステップと、このパスワード存在判断ステップでパス
    ワードレコードにパスワード無し識別子が格納されてい
    ないと判断した場合にそのパスワードレコードに格納さ
    れているパスワードが利用者により入力されたパスワー
    ドと一致しているか否かを判断するパスワード一致判断
    ステップと、このパスワード一致判断ステップで前記フ
    ァイルのパスワードレコードに格納されているパスワー
    ドが利用者により入力されたパスワードと一致している
    と判断した場合および前記パスワード存在判断ステップ
    でパスワードレコードにパスワード無し識別子が格納さ
    れていると判断した場合ならびに前記パスワードレコー
    ド存在判断ステップで前記ファイルにパスワードレコー
    ドが格納されていないと判断した場合に前記ファイルに
    格納されているパスワードレコードを削除するパスワー
    ドレコード削除ステップとを実行することを特徴とする
    情報保護レベル設定方法。
JP3331013A 1991-12-16 1991-12-16 情報保護レベル設定方法 Expired - Fee Related JP2517812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3331013A JP2517812B2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 情報保護レベル設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3331013A JP2517812B2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 情報保護レベル設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05165697A JPH05165697A (ja) 1993-07-02
JP2517812B2 true JP2517812B2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=18238853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3331013A Expired - Fee Related JP2517812B2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 情報保護レベル設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2517812B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0863536A (ja) * 1994-08-22 1996-03-08 Ricoh Co Ltd 情報記録装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01100645A (ja) * 1987-10-14 1989-04-18 Hitachi Ltd データベースシステム
JPH02181846A (ja) * 1989-01-06 1990-07-16 Mitsubishi Electric Corp フアイル保護方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
若山他著「PC−9800シリーズフロッピィディスクパーフェクトブック」(昭62−12−7)秀和システムトレーディング株式会社P.104

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05165697A (ja) 1993-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2996937B2 (ja) サーバ
JPH0664547B2 (ja) 対話型情報取扱いシステムにおける電子文書管理方法
US8782545B2 (en) System and method for manipulating multiple clip items of data
US7257622B2 (en) File propagation tool
JPH06175842A (ja) 統合文書処理装置
JP2517812B2 (ja) 情報保護レベル設定方法
JP3623979B2 (ja) オブジェクト走査装置及び方法
JP3166996B2 (ja) コメント付与方法及び文書処理装置
JPH0475544B2 (ja)
JP2526329B2 (ja) 編集保護装置および編集保護方法
JP2000020378A (ja) データベースシステム、データ管理方法及びデータ管理用ソフトウェアを記録した記録媒体
JPH04373040A (ja) ファイル管理方式
JPH05158778A (ja) 画像情報記憶装置
JP3444620B2 (ja) ファイリングシステム装置
JP4277916B2 (ja) 文書管理システムおよびその制御方法
JP2002358305A (ja) データ処理装置及びデータ処理プログラム
JP2969620B2 (ja) データベース安全保護方式
JPH03266078A (ja) 画像処理装置
JPH05127969A (ja) 機密情報保護方法
JP2929623B2 (ja) ファイル処理装置
JPH10207775A (ja) データベース検索システム及びプログラムを記録した記録媒体
JPH05189176A (ja) データ編集装置
JPH0581113A (ja) フアイル管理方法及び計算機システム
JPH07319859A (ja) 情報処理装置のファイル保存方法
JPH04364548A (ja) 暗証入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees