JP2002358305A - データ処理装置及びデータ処理プログラム - Google Patents

データ処理装置及びデータ処理プログラム

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JP2002358305A
JP2002358305A JP2001165510A JP2001165510A JP2002358305A JP 2002358305 A JP2002358305 A JP 2002358305A JP 2001165510 A JP2001165510 A JP 2001165510A JP 2001165510 A JP2001165510 A JP 2001165510A JP 2002358305 A JP2002358305 A JP 2002358305A
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JP2001165510A
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Chikashi Sasaki
史 佐々木
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ処理装置で、大掛かりな作業を要さず、
データベース内各項目の正規データにつき確認されるこ
となく、容易に項目処理の変更登録を行うこと。 【解決手段】DBファイル12aに格納されたファイル
に対応付けて該ファイル内各項目データにつき正規デー
タを読出し表示させるか仮データに置換し表示させるか
を設定するビュー定義ファイル12bを、利用者に応じ
た制限レベルを設定して設ける。例えば人事課長以上で
正規データ閲覧許可された給与台帳ファイルにつき、一
般人事担当が項目処理の変更登録などを行う場合、人事
担当用制限レベルのビュー定義にて設定された各項目毎
のオリジナル/ダミーの指定に基づき、ダミー指定の項
目データはその正規文字列がランダム選択された仮文字
列に置換表示され、正規数値はその平均値に基づきラン
ダム生成された仮数値に置換表示され、ダミー指定項目
の登録処理は当該仮データに基づき処理表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば帳票を用い
たデータ処理,データ表示を行うためのデータ処理装置
及びデータ処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば会社の人事部にて管理される給与
台帳は、コンピュータ上で帳票データとして管理される
ことが多いが、この種の帳票データは予め定められた人
物にしか見ることが許されないため、所定のパスワード
などを入力して利用者の認証を行わないとアクセスでき
ない設定となっている。
【0003】一方、この種の帳票データは、その1つ1
つのレコードが複数の項目データからなっており、例え
ば前記給与台帳のデータであれば、給与規定の変更や税
率,保険料率の変更、あるいは新規控除項目の追加など
によって度々その処理の変更,追加,登録などを行う必
要がある。
【0004】このため、このような処理の変更,登録な
どの作業を行う者は、必然的にその作業対象の帳票デー
タを見ることができる必要があるが、軽微な作業まで所
定の人物(例えば人事部課長クラス以上)内でのみ行う
ことは現実にはなく、実際にはそこに所属する一般社員
が担当して行うため、その作業担当には守秘義務を負わ
せた上で帳票データへのアクセス権を与えている。
【0005】しかし、守秘義務を負わせたといえども、
一般社員が通常ではアクセスが禁止されているデータに
アクセス可能であるという問題に変わりはなく、これを
防止するため、帳票上の全項目データについて一旦仮デ
ータを使用したうえで、プログラム変更や帳票設定など
の処理の作成・登録・テストを行い、この後に各項目デ
ータを正規データに変えてシステムを本格稼働すること
が行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデータ処理によるプログラム変更や帳票設定
などの処理の作成・登録作業にあっては、全項目データ
について仮データを生成したり、またそれを正規データ
に戻したりする必要があるだけでなく、仮データを使用
の場合と正規データに戻した場合とで処理自体をも一部
修正する必要があるため、軽微で簡単な処理の変更登録
をするのには、非常に大掛かりで手間が掛かり過ぎる問
題がある。
【0007】本発明は、前記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、大掛かりな作業を要さずに、データベース
内各項目の正規のデータについて確認されることなく、
容易に処理の変更登録を行うことが可能になるデータ処
理装置及びデータ処理プログラムを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
データ処理装置は、複数の項目毎に該項目のデータを記
憶したデータベースのデータを処理して処理結果を表示
するデータ処理装置であって、前記データベースの各項
目に対応付けて当該項目のデータをダミーのデータに置
換するためのダミー指定情報を記憶するダミー指定記憶
手段と、前記データベースの各項目におけるデータの処
理を登録する処理登録手段と、前記データベース内で処
理対象となる項目のデータがダミー指定されているか否
かを前記ダミー指定記憶手段に記憶されたダミー指定情
報に基づき判別するダミー指定判別手段と、このダミー
指定判別手段により前記データベース内で処理対象とな
る項目のデータがダミー指定されていると判別された場
合に、当該項目のデータをダミーのデータに置換するデ
ータ置換手段と、このデータ置換手段により置換された
ダミーのデータに対して前記処理登録手段により登録さ
れた処理を実行して処理結果を表示する処理表示手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0009】このような、本発明に係るデータ処理装置
では、データベースの各項目に対応付けて当該項目のデ
ータをダミーのデータに置換するためのダミー指定情報
を記憶するダミー指定記憶手段と、前記データベースの
各項目におけるデータの処理を登録する処理登録手段と
が備えられ、ダミー指定判別手段により前記データベー
ス内で処理対象となる項目のデータがダミー指定されて
いると判別された場合には、データ置換手段により当該
項目のデータがダミーのデータに置換され、この置換さ
れたダミーのデータに対して前記処理登録手段により登
録された処理が実行されて処理結果が表示されるので、
データベース内で閲覧が許可されない項目であっても、
当該項目の正規なデータを知ることなしに、処理の登
録,実行表示が行えることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0011】図1は、本発明の実施形態に係るデータ処
理装置の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0012】このデータ処理装置はコンピュータにより
構成され、CPU(central processing unit)による制
御部11を備えている。
【0013】制御部(CPU)11は、ハードディス
ク,EEP−ROMなどの記憶装置12に予め記憶され
たデータ処理プログラム、あるいはCD−ROMやフロ
ッピディスクなどの外部記録媒体13から磁気ディスク
装置などの記録媒体読取部を介して前記記憶装置12に
読み込まれたデータ処理プログラム、あるいは通信回線
(ネットワーク)N上の他のコンピュータ端末から通信
制御部18を介して前記記憶装置12に読み込まれたデ
ータ処理プログラムに応じて、RAM14を作業用メモ
リとし回路各部の動作を制御するもので、前記記憶装置
12に記憶されたデータ処理プログラムは、キーボード
やマウスなどの入力装置15からの入力信号、通信回線
(ネットワーク)Nを介して通信制御部18に受信され
る外部のコンピュータ端末からの信号に応じて起動され
る。
【0014】前記制御部(CPU)11には、前記記憶
装置12、RAM14,入力装置15、通信制御部18
が接続される他に、CRTやLCDなどの表示装置1
6、作成データを印刷出力する印刷装置17などが接続
される。
【0015】このデータ処理装置の記憶装置12には、
当該データ処理装置にて主体的に処理されるデータファ
イルが格納保存されるDB(データベース)ファイル1
2aが備えられると共に、このDBファイル12aに格
納されている各帳票データそれぞれの各項目毎のデータ
構成やアクセスの可否、利用者に応じた正規データ認識
の可否などを定義付けるためのビュー定義ファイル12
bが備えられる。
【0016】図2は前記データ処理装置の記憶装置12
に格納されるDBファイル12a及びビュー定義ファイ
ル12bと同記憶装置12に予め記憶されるデータ処理
プログラムに基づいた項目名フィルタ機能A及びエディ
タ機能B,アプリケーション機能との関係を示す図であ
る。
【0017】すなわち、DBファイル12aに格納され
ている、あるデータファイルを対象としてエディタ機能
Bによりファイル内データの変更登録や項目処理の変更
登録、あるいは新規項目の追加とその処理の登録などを
行う場合には、当該作業対象のデータファイルは前記ビ
ュー定義ファイル12b上でのビュー定義に応じて項目
名フィルタ機能Aによりそのファイル内の各項目データ
の表示状態が設定され、エディタ機能B上で表示されて
編集される。
【0018】また、DBファイル12aに格納されてい
る、あるデータファイルを対象としてアプリケーション
機能Cによりファイル内各項目データのアプリ処理実行
を行う場合には、当該アプリ実行対象のデータファイル
は前記ビュー定義ファイル12b上でのビュー定義に応
じて項目名フィルタ機能Aによりそのファイル内の各項
目データの表示状態が設定され、アプリケーション機能
C上で表示されて処理実行される。
【0019】図3は前記データ処理装置の記憶装置12
に備えられたDBファイル12aに格納される帳票デー
タファイルの一例を示す図である。
【0020】同図において示す帳票データファイルは、
給与台帳のデータファイルであり、各社員毎のレコード
のそれぞれにおいて「社員番号」「氏名」「性別」「基
本給」「資格手当」「特別手当」の各項目の列が設けら
れている。
【0021】図4は前記データ処理装置の記憶装置12
に備えられたビュー定義ファイル12bにて格納設定さ
れるビュー定義ファイルの一例を示す図であり、同図
(A)はアクセス制限「なし」の利用者用ビュー定義フ
ァイルを示す図、同図(B)はアクセス制限「中」の利
用者用ビュー定義ファイルを示す図である。
【0022】同図(A)(B)において示すビュー定義
ファイルは、前記図3における給与台帳データファイル
に対応付けて各項目毎のデータ構成やアクセスの可否、
利用者に応じた正規データ認識の可否などを定義付ける
ためのもので、同図(A)はアクセス制限「なし」の人
事課長以上用のビュー定義ファイルであり、同図(B)
はアクセス制限「中」の人事担当者用のビュー定義ファ
イルである。
【0023】すなわち、この給与台帳データファィルの
ビュー定義ファイルでは、当該給与台帳データファイル
の各項目データについての表示に関する「型:文字/数
値」「長さ」「ユーザアクセス権:RW可/R可」「ユ
ーザ認識権:オリジナル/ダミー」が定義付けされるも
ので、ユーザアクセス権はその利用者(ユーザ)に設定
されたアクセス制限レベルに応じて“読み書き可”(R
W可)または“読み取り可”(R可)として定義され、
ユーザ認識権もその利用者(ユーザ)に設定されたアク
セス制限レベルに応じてDBファイル12a上のオリジ
ナル(正規)データの読み取りが許可される(オリジナ
ル)またはダミー(仮)データとしての読み取りが許可
される(ダミー)として定義される。
【0024】次に、前記構成のデータ処理装置の動作に
ついて説明する。
【0025】図5は前記データ処理装置の項目名フィル
タ機能Aによるフィルタ表示処理を示すフローチャート
である。
【0026】このフィルタ表示処理は、DBファイル1
2aに格納されている指定の帳票データファイルに対し
て、エディタ機能Bによりファイル内データの変更登録
や項目処理の変更登録、あるいは新規項目の追加とその
処理の登録などを行う場合、またはアプリケーション機
能Cによりファイル内各項目データのアプリ処理実行を
行う場合の当該データファイルの表示に際して起動され
る。
【0027】フィルタ表示処理が起動されると、まず、
入力装置15により入力されたユーザIDなどに基づき
利用者(アクセスユーザ)が認証され(ステップA
1)、この認証された利用者に対応したアクセス制限レ
ベルの前記指定の帳票データファイルに対するビュー定
義ファイル(12b)が読み出される(ステップA
2)。
【0028】すなわち、作業対象の指定データファイル
が、例えば前記図3で示した給与台帳データファイルで
あり、認証されたアクセスユーザ(利用者)が人事担当
者である場合には、前記図4(B)で示したアクセス制
限「中」の人事担当者用のビュー定義ファイルが読み出
される。
【0029】そして、給与台帳データファイル上の指定
の項目名が検索され(ステップA3)、当該指定項目が
存在すると判断された場合には(ステップA4)、その
項目名称がDBファイル12aから読み出され(ステッ
プA5)、前記ステップA2において読み出された対応
するビュー定義ファイルの同項目名において、そのユー
ザ認識権がダミー指定されているか否か判断される(ス
テップA6)。
【0030】ここで、前記給与台帳データファイル上の
指定の項目名に対応するところのビュー定義ファイル上
のユーザ認識権がダミー指定されていると判断された場
合には、当該給与データファイル上の指定の項目名に対
応する各レコードそれぞれのオリジナル(正規)の文字
列または数値からなるデータは、予めその項目毎に設定
されたダミー(仮)の文字列または数値のデータに置換
されて表示処理される(ステップA6→AK)。
【0031】そして、前記ダミーデータに置換されて表
示処理される文字列または数値データは、編集不可にプ
ロテクトされる(ステップA7)。
【0032】一方、前記給与台帳データファイル上の指
定の項目名に対応するところのビュー定義ファイル上の
ユーザ認識権がダミー指定されてないと判断された場合
には、当該給与データファイル上の指定の項目名に対応
する各レコードそれぞれのオリジナル(正規)の文字列
または数値からなるデータは、そのオリジナル(正規)
データのまま表示処理される(ステップA6→A8)。
【0033】そして、前記給与台帳データファイルに対
する次の指定項目が検索され(ステップA9)、前記ス
テップA3以降の処理が各指定項目について繰り返され
る(ステップA3〜A9)。
【0034】なお、前記ステップAKにおけるダミーデ
ータへの置換処理では、予めその項目毎に設定されたダ
ミー(仮)の文字列または数値のデータへの置換処理と
して説明したが、次の図6におけるダミー置換表示処理
において説明するように、指定項目のオリジナル(正
規)のデータに基づき、ランダム処理したダミー(仮)
のデータを生成して置換表示するようにしてもよい。
【0035】図6は前記データ処理装置のフィルタ表示
処理に伴うダミー置換表示処理(AK)を示すフローチ
ャートである。
【0036】このダミー置換表示処理では、まず、作業
対象の帳票データファイルにおける先頭レコードの先頭
項目列が指定され(ステップK1)、そのレコードにあ
る項目データが文字データであるか数値データであるか
判断される(ステップK2)。
【0037】ここで、指定の項目データが文字データで
あると判断された場合には、ランダムな文字列が生成さ
れる(ステップK2→K3)。
【0038】このランダムな文字列の生成手法として
は、例えば第1に、指定の項目データの文字数分だけラ
ンダムにひらがなを選択して生成する手法があり、また
第2に、指定の項目の全レコードの文字列の中から該指
定の項目データの文字数分だけランダムに文字を選択し
て生成する手法がある。
【0039】そして、前記ランダムに生成された文字列
は前回までに生成されて置換表示された文字列と異なる
ことが判断確認され(ステップK4)、指定のレコード
の指定の項目列に当該ランダム生成されたダミー文字列
がセットされる(ステップK5)。
【0040】一方、指定の項目データが文字データでは
無く数値データであると判断された場合には、指定の項
目列における全レコードの数値データの平均値が計算さ
れると共に(ステップK2→K6)、0.5〜1.5の
間における乱数値が計算選択される(ステップK7)。
【0041】そして、前記ステップK6にて計算された
指定の項目列における全レコードの数値データの平均値
と前記ステップK7にて計算された0.5〜1.5の間
における乱数値が乗算されてダミー(仮)の数値データ
が生成され(ステップK8)、指定のレコードの指定の
項目列に当該ランダム生成されたダミー数値がセットさ
れる(ステップK5)。
【0042】この後、次の作業対象となる指定の項目列
がある場合には、その項目列が指定されて前記ステップ
K2からのダミーデータの生成置換処理が繰り返され
(ステップK9→K10→K2〜K8)、さらに、次の
作業対象となる指定のレコードがある場合には、そのレ
コードの先頭項目列が指定されて前記ステップK2から
のダミーデータの生成置換処理が繰り返される(ステッ
プK11→K12→K2〜K10)。
【0043】次に、前記図5におけるフィルタ表示処理
及び前記図6におけるダミー置換表示処理による項目名
フィルタ機能Aを介したエディタ機能Bについて説明す
る。
【0044】図7は前記データ処理装置のエディタ機能
Bによるエディタ処理を示すフローチャートである。
【0045】図8は前記データ処理装置のエディタ処理
に伴う作業対象データファイルレコードの表示及び処理
登録状態を示す図である。
【0046】すなわち、DBファイル12aに格納され
ている、給与台帳データファイルを対象としてエディタ
機能Bにより例えば新規項目の追加とその処理の登録を
行う場合に、前記図5で示したフィルタ表示処理(ステ
ップBA)に従い表示処理されたデータファイルについ
て項目を指定して所望の処理が登録されると(ステップ
B1)、当該項目データについてビュー定義ファイルに
てダミー指定されているか判断される(ステップB
2)。
【0047】そして、ダミー指定されている場合には当
該指定項目のダミーデータはダミーマーク[ ]付きに
変換されて処理表示され(ステップB2→B3)、ま
た、ダミー指定されてない場合には当該指定項目のオリ
ジナルデータはそのままで処理表示される(ステップB
2→B4)。
【0048】そして、他の項目について処理の登録を行
う場合には、前記ステップB1からの処理が繰り返され
る(ステップB5→B1〜B4)。
【0049】すなわち、例えば図8に示すように、給与
台帳データファイル(図3参照)について、人事担当者
により新規項目「組合費」の追加とその処理「特別手当
×0.01」の登録を行う場合には、対応するビュー定義フ
ァイル(図4(B)参照)でダミー指定されている項目
については、その項目データがダミー文字列あるいはダ
ミー数値に置換されダミーマーク[ ]付きで処理表示
される。
【0050】この場合、ダミー指定されている[氏名]
の項目の文字列データは、当該氏名の項目の全ての文字
列の中からランダムに選択されたダミー文字列「田子山
郎」が生成されて表示され、また、同ダミー指定されて
いる[特別手当]の項目の数値データは、当該特別手当
の項目の全ての数値の平均値をランダムに0.5〜1.
5倍したダミー数値「123,000」が生成されて表示され
る。なお、追加項目である「組合費」に対応付けて登録
した処理「特別手当×0.01」の「特別手当」は、ダミー
指定されているのでダミーマーク[ ]付きの([特別
手当]×0.01)として表示される。
【0051】次に、前記図5におけるフィルタ表示処理
及び前記図6におけるダミー置換表示処理による項目名
フィルタ機能Aを介したアプリケーション機能Aについ
て説明する。
【0052】図9は前記データ処理装置のアプリケーシ
ョン機能Aによるアプリ実行処理を示すフローチャート
である。
【0053】図10は前記データ処理装置のアプリ実行
処理に伴うデータファイルレコードの処理表示状態を示
す図である。
【0054】すなわち、DBファイル12aに格納され
ている、給与台帳データファイルを対象としてアプリケ
ーション機能Cによりファイル内各項目データのアプリ
処理実行を行う場合に、前記図5で示したフィルタ表示
処理(ステップCA)に従い表示処理されたデータファ
イルの各項目について、ビュー定義ファイルにてダミー
指定されているか判断される(ステップC1)。
【0055】そして、ダミー指定されている場合には当
該指定項目のオリジナルデータは対応するダミーデータ
に変換されて処理表示され(ステップC1→C2)、ま
た、ダミー指定されてない場合には当該指定項目のオリ
ジナルデータはそのままで処理表示される(ステップC
1→C3)。
【0056】すなわち、例えば図10(A)に示すよう
に、給与台帳データファイル(図3参照)について、人
事担当者により処理実行を行った場合には、対応するビ
ュー定義ファイル(図4(B)参照)でダミー指定され
ている項目については、その項目データがダミー文字列
あるいはダミー数値に置換されダミーマーク[ ]付き
で処理が実行表示される。
【0057】つまり、この人事担当者により処理実行を
行った場合の、例えば「組合費」の項目に登録された処
理「特別手当×0.01」では、「特別手当」のダミー数値
データ「123,000」に基づき「組合費」が計算処理さ
れ、「1,230」としてダミー表示される。
【0058】また、例えば図10(B)に示すように、
給与台帳データファイル(図3参照)について、人事課
長により処理実行を行った場合には、対応するビュー定
義ファイル(図4(A)参照)ではダミー指定されてい
る項目が存在しないので、全ての指定項目の文字列・数
値データ共にオリジナルデータのまま処理が実行表示さ
れる。
【0059】つまり、この人事課長により処理実行を行
った場合の、例えば「組合費」の項目に登録された処理
「特別手当×0.01」では、「特別手当」のオリジナル数
値データ「543,000」に基づき「組合費」が計算処理さ
れ、「5,430」として正規表示される。
【0060】したがって、前記構成のデータ処理装置に
よれば、DBファイル12aに格納されているデータフ
ァイルに対応付けて、当該ファイル内の各項目データに
ついてオリジナル(正規)のままデータを読み出し表示
させるか、ダミー(仮)データに置換して表示させるか
を設定するためのビュー定義ファイル12bを、アクセ
スユーザ(利用者)に応じた制限レベルを設定して設け
る。そして、例えば人事課長以上でのみオリジナル(正
規)データの閲覧が許可されている給与台帳データファ
イルについて、一般人事担当者により項目処理の変更や
追加登録を行う場合には、当該人事担当者のアクセス制
限レベルのビュー定義ファイル12bにて設定された各
項目毎のオリジナル/ダミーの指定に基づき、ダミー指
定されている項目データについては、そのオリジナル文
字列はランダム選択されたダミー文字列に置換されて表
示され、またオリジナル数値はその平均値に基づきラン
ダム生成されたダミー数値に置換されて表示され、しか
もダミー指定項目に登録された処理は当該ダミーデータ
に基づき処理されて表示されるので、従来のように、全
項目データについて仮データを生成したり、またそれを
正規データに戻したりする大掛かりな作業を要すること
なく、本来アクセスが許可されないユーザ(利用者)に
あっても、データファイル内のオリジナルデータを見な
いまま、所望の処理登録や登録処理の実行確認などを行
うことができる。
【0061】なお、前記実施形態において記載したデー
タ処理の手法、すなわち、図5に示す項目名フィルタ機
能Aによるフィルタ表示処理、図6に示すフィルタ表示
処理に伴うダミー置換表示処理、図7・図8に示すエデ
ィタ機能Bによるエディタ処理、図9・図10に示すア
プリケーション機能Aによるアプリ実行処理等の各手法
は、何れもコンピュータに実行させることができるプロ
グラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカ
ード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードデ
ィスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、
半導体メモリ等の外部記録媒体13に格納して配布する
ことができる。そして、コンピュータであるデータ処理
装置は、この外部記録媒体13に記録されたプログラム
を各対応する記録媒体読取装置によって記憶装置12に
読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制
御されることにより、前記実施形態において説明したデ
ータファイルの表示制限機能及び処理登録実行機能を実
現し、前述した手法による同様の処理を実行することが
できる。
【0062】また、前記各手法を実現するためのプログ
ラムのデータは、プログラムコードの形態として通信回
線(ネットワーク)N上を伝送させることができ、この
通信回線(ネットワーク)Nに接続されたコンピュータ
端末から前記のプログラムデータを取り込み、前述した
データファイルの表示制限機能及び処理登録実行機能を
実現することもできる。
【0063】なお、本願発明は、前記各実施形態に限定
されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しな
い範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前
記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開
示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによ
り種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示
される全構成要件から幾つかの構成要件が削除された
り、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決
しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、こ
の構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明と
して抽出され得るものである。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るデータ処理
装置によれば、データベースの各項目に対応付けて当該
項目のデータをダミーのデータに置換するためのダミー
指定情報を記憶するダミー指定記憶手段と、前記データ
ベースの各項目におけるデータの処理を登録する処理登
録手段とが備えられ、ダミー指定判別手段により前記デ
ータベース内で処理対象となる項目のデータがダミー指
定されていると判別された場合には、データ置換手段に
より当該項目のデータがダミーのデータに置換され、こ
の置換されたダミーのデータに対して前記処理登録手段
により登録された処理が実行されて処理結果が表示され
るので、データベース内で閲覧が許可されない項目であ
っても、当該項目の正規なデータを知ることなしに、処
理の登録,実行表示が行えるようになる。
【0065】よって、大掛かりな作業を要さずに、デー
タベース内各項目の正規のデータについて確認されるこ
となく、容易に処理の変更登録を行うことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデータ処理装置の電子
回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記データ処理装置の記憶装置12に格納され
るDBファイル12a及びビュー定義ファイル12bと
同記憶装置12に予め記憶されるデータ処理プログラム
に基づいた項目名フィルタ機能A及びエディタ機能B,
アプリケーション機能との関係を示す図。
【図3】前記データ処理装置の記憶装置12に備えられ
たDBファイル12aに格納される帳票データファイル
の一例を示す図。
【図4】前記データ処理装置の記憶装置12に備えられ
たビュー定義ファイル12bにて格納設定されるビュー
定義ファイルの一例を示す図であり、同図(A)はアク
セス制限「なし」の利用者用ビュー定義ファイルを示す
図、同図(B)はアクセス制限「中」の利用者用ビュー
定義ファイルを示す図。
【図5】前記データ処理装置の項目名フィルタ機能Aに
よるフィルタ表示処理を示すフローチャート。
【図6】前記データ処理装置のフィルタ表示処理に伴う
ダミー置換表示処理(AK)を示すフローチャート。
【図7】前記データ処理装置のエディタ機能Bによるエ
ディタ処理を示すフローチャート。
【図8】前記データ処理装置のエディタ処理に伴う作業
対象データファイルレコードの表示及び処理登録状態を
示す図。
【図9】前記データ処理装置のアプリケーション機能A
によるアプリ実行処理を示すフローチャート。
【図10】前記データ処理装置のアプリ実行処理に伴う
データファイルレコードの処理表示状態を示す図。
【符号の説明】
11 …制御部(CPU) 12 …記憶装置 12a…DBファイル 12b…ビュー定義ファイル 13 …外部記録媒体 14 …RAM 15 …入力装置 16 …表示装置 17 …印刷装置 18 …通信制御部 N …通信回線(ネットワーク)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の項目毎に該項目のデータを記憶し
    たデータベースのデータを処理して処理結果を表示する
    データ処理装置であって、 前記データベースの各項目に対応付けて当該項目のデー
    タをダミーのデータに置換するためのダミー指定情報を
    記憶するダミー指定記憶手段と、 前記データベースの各項目におけるデータの処理を登録
    する処理登録手段と、 前記データベース内で処理対象となる項目のデータがダ
    ミー指定されているか否かを前記ダミー指定記憶手段に
    記憶されたダミー指定情報に基づき判別するダミー指定
    判別手段と、 このダミー指定判別手段により前記データベース内で処
    理対象となる項目のデータがダミー指定されていると判
    別された場合に、当該項目のデータをダミーのデータに
    置換するデータ置換手段と、 このデータ置換手段により置換されたダミーのデータに
    対して前記処理登録手段により登録された処理を実行し
    て処理結果を表示する処理表示手段と、を備えたことを
    特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ダミー指定記憶手段は、利用者別の
    アクセス制限レベル毎にダミー指定情報を記憶し、 前記ダミー指定判別手段は、利用者を検知する利用者検
    知手段を有し、この利用者検知手段により検知された利
    用者のアクセス制限レベルに応じたダミー指定情報に基
    づき前記データベース内で処理対象となる項目のデータ
    がダミー指定されているか否かを判別する、ことを特徴
    とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記ダミー指定記憶手段に記憶されたダミー指定情報に
    基づきダミー指定されている項目のデータについてダミ
    ーのデータを生成するダミーデータ生成手段を備え、 前記データ置換手段は、前記ダミー指定判別手段により
    前記データベース内で処理対象となる項目のデータがダ
    ミー指定されていると判別された場合に、当該項目のデ
    ータを前記ダミーデータ生成手段により生成されたダミ
    ーのデータに置換する、ことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ダミーデータ生成手段は、 前記ダミー指定記憶手段に記憶されたダミー指定情報に
    基づきダミー指定されている項目のデータが数値データ
    の場合は、当該項目の数値データに基づいたランダムな
    数値データをダミーのデータとして生成する、ことを特
    徴とする請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 データ処理装置のコンピュータを制御し
    て、複数の項目毎に該項目のデータを記憶したデータベ
    ースのデータを処理して処理結果を表示させるためのデ
    ータ処理プログラムであって、 前記コンピュータを、 前記データベースの各項目に対応付けて当該項目のデー
    タをダミーのデータに置換するためのダミー指定情報を
    記憶するダミー指定記憶手段、 前記データベースの各項目におけるデータの処理を登録
    する処理登録手段、 前記データベース内で処理対象となる項目のデータがダ
    ミー指定されているか否かを前記ダミー指定記憶手段に
    より記憶されたダミー指定情報に基づき判別するダミー
    指定判別手段、 このダミー指定判別手段により前記データベース内で処
    理対象となる項目のデータがダミー指定されていると判
    別された場合に、当該項目のデータをダミーのデータに
    置換するデータ置換手段、 このデータ置換手段により置換されたダミーのデータに
    対して前記処理登録手段により登録された処理を実行し
    て処理結果を表示する処理表示手段、として機能させる
    ようにしたコンピュータ読み込み可能なデータ処理プロ
    グラム。
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