JP2517753Y2 - 電動工具用トリガスイッチ - Google Patents

電動工具用トリガスイッチ

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JP2517753Y2
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勝行 宮川
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電動工具のハンドル部に設けた電動工具
用スイッチに係り、第1のスイッチと第2のスイッチが
タイムラグをもって作動する電動工具用トリガスイッチ
に関するものである。
〔従来の技術〕
第11図に示すように、従来の電動工具では、一般的に
トリガスイッチが使用されている。トリガスイッチb
は、電動工具aのハンドル部cに設けられていて、ハン
ドル部cを手指で持ち、人差指でトリガスイッチbを押
動し、電動工具aを駆動させる構成としている。このト
リガスイッチは、トリガとスイッチが一体に形成されて
いるものや、マイクロスイッチ等を使用して、トリガを
スイッチとは別部品で構成し、ハンドル部に設けている
ものが使用されている。
また、最近ブレーキ付電動工具のように、トリガの操
作により、一つのスイッチを使用してモータの駆動、及
び制動を制御しているものが一般的になっている。これ
は、モータを駆動させるスイッチがオフした後に、ブレ
ーキ側のスイッチがオンする所謂2回路切換スイッチが
使われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の電動工具に使用するトリガスイッチ
は、一つの2極双投スイッチ(一動作で2回路をオン又
はオフさせる)による二回路切換スイッチを使用してい
るので、モータのオン・オフ制御と発電ブレーキのオン
・オフ制御を殆ど同時に行うが、時間的に微少のズレが
あり、非常に一瞬ではあるが、モータ側がオンのとき同
時に発電ブレーキ側もオンとなりショート状態を引き起
こす場合が発生する。そのため、スイッチ接点の損傷を
起こす原因にもなり、スイッチの寿命を短くしていた。
また、電動工具の自分の胸より高い位置で水平を保ち
ながら作業をする場合等、さまざまな体勢で操作すると
きに、2回路切換スイッチを使用すると、形状が大きい
ため、スイッチを収納するハンドル部を大きく形成しな
ければならず、さらに人差指でトリガーを引く構成にす
ると、ハンドル部とトリガーに握る力が分散して握りず
らくなり、作業性において困難を来す場合もあった。
しかし、現状では小型大容量の2回路用スイッチがな
く形状の大きい2回路切換スイッチを使用している状態
である。
この考案は、このような課題に鑑みて創案されたもの
であり、市販されているマイクロスイッチを電動工具の
ハンドル部に2つ設け、電源を供給する際に、モータに
接続された第1のスイッチが駆動回路をオンするとき
は、常にその前に第2のスイッチが制動回路をオフと
し、モータの電源を切るときには、第1のスイッチが切
れた後に第2のスイッチが制動回路をオンさせるように
すると共に、マイクロスイッチを使うことで、ハンドル
部を握り易くなるように細く形成した電動工具用トリガ
スイッチを提供することを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、前記のような課題を解決するため、モー
タに接続された駆動回路と、制動回路とを有し、これら
駆動回路と制動回路とを切り変える第1のスイッチと、
第2のスイッチとを備え、前記第1のスイッチが駆動回
路をオンしてモータに電源を供給するときには、常にそ
の前に前記第2のスイッチが制動回路をオフとし、ま
た、前記第1のスイッチが駆動回路をオフとしてモータ
の電源を切断するときには、常にその後に前記第2のス
イッチが制動回路をオンとするタイムラグをもって前記
第1および第2のスイッチを押動操作する第1の押動部
材および第2の押動部材と、前記第1および第2の押動
部材を押動操作する指当部分が長いトリガとを電動工具
のハンドル部に設けたことを特徴とする電動工具用トリ
ガスイッチとし、そして前記第1の押動部材を揺動させ
るオフロックボタンを前記ハンドル部の一部に設け、こ
のオフロックボタンの押動操作により前記第1の押動部
材を揺動させ、前記第1の押動部材が一方の移動端側に
あるとき前記トリガの押動が可能となる前記電動工具用
トリガスイッチとして構成したものである。
〔作用〕
この考案によれば、モータの電機子33に接続された第
1のスイッチ10が駆動回路をオンするときは、常にその
前に電機子33に接続された第2のスイッチ11が制動回路
をオフさせ、前記第1のスイッチ10が駆動回路をオフに
するときは、常にその後に、前記第2のスイッチ11が制
動回路をオンさせるのでショート状態を引き起こさな
い。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す電動用工具のハンド
ル部の一部を断面にした側面図、第2図および第3図は
ハンドル部の一部を断面にした平面図、第4図は電動機
が停止している状態の電気回路図、第5図乃至第8図は
スイッチの作動状態を示す説明図、第9図は第2図のIX
-IX′線における断面図、第10図は第3図のX-X′線にお
ける断面図である。
第1図で示すように、第1のスイッチとしてのマイク
ロスイッチ10と、第2のスイッチとしてのマイクロスイ
ッチ11と、前記マイクロスイッチ10を押動する第1の押
動部材としての揺動アーム12と、前記マイクロスイッチ
11を押動する第2の押動部材としての弾性部材13と、こ
れら弾性部材13と揺動アーム12とを備えているトリガ14
と、前記揺動アームを制御するオフロックボタン15とを
電動工具aのハンドル部20に備えている。
マイクロスイッチ10および11は、ハンドル部の内部に
併設されていて、それぞれスイッチボタン10a、11aとを
その下面から突設している。そして、第4図に示すよう
に、それぞれのスイッチは、A接点に駆動回路、B接点
に制動回路が接続されている。
マイクロスイッチ10は、最終的に電源を制御するスイ
ッチであり、駆動回路を形成する場合は、破線で示すよ
うに、可動接点10dが、A接点10bに接続する。そして、
制動回路を形成する場合は、実線で示すように、可動接
点10dが、B接点10cに接続するようになっている。
またマイクロスイッチ11は、最終的に発電ブレーキの
作動を決定するスイッチであり、駆動回路を形成する場
合は、破線で示すように、可動接点11dが、A接点11bに
接続する。そして、制動回路を形成する場合は、可動接
点11dが、B接点11cに接続するようになっている。
トリガ14は、第1図に示すように4本の手指で把持で
きるように指当部分が長く形成されていて、その先端14
aを把手20に枢支し、その後端部14bを把手20に係止して
いる。このトリガ14の後端側に挿入されているスプリン
グ16は、その一端をリブ部17側の一部に挿着している。
このスプリング16によってトリガ14は、把手20から突出
するように常に下方に付勢されている。
リブ部17、17aは、第2図及び第6図で示すように、
ハンドル部20の後端側に形成され、その一部に切欠部18
が形成されている。この切欠部18はスイッチボタン10a
の延長線上に位置するように形成されている。
弾性部材13は、トリガ14に設けられている。この弾性
部材13は、その後端部13aを一方に折り曲げた形状をし
ていて、先端部13bを螺子によってトリガ14の中央側に
固定している。そして、この弾性部材13は、マイクロス
イッチ11のスイッチボタン11aの直下に位置している。
また、弾性部材13は後述する揺動アーム12の取付け位置
よりもスイッチボタン11aに近接するようにトリガ14に
設けられている。
揺動アーム12は、一端部12bを後述する揺動アーム12
を制御するオフロックボタン15の突片15bに嵌合してい
て、その中央部12dを止め輪19によってトリガ14に取付
け、その中央部を中心に揺動アーム12が揺動できるよう
になっている。この揺動アーム12は、中央部12dの位置
でやや屈曲して形成され、後端部12cを上側に突設して
いる。そして揺動アーム12は上記オフロックボタン15の
押動操作によって、他方の移動端側から一方の移動端側
である前記スイッチボタン10aの直下に位置するように
なっている。この揺動アーム12は、前記弾性部材13の取
付け位置よりもスイッチボタン10aからやや離れてトリ
ガ14に設けられている。
第9図及び第10図で示すように、前記オフロックボタ
ン15は、その突片15bを前記揺動アーム12の一端部12bに
接続していて、ハンドル部20の一部に設けられている。
このオフロックボタン15は、その内部にバネ15aを挿入
していて、このバネ15aの付勢力により常にハンドル部2
0の側面から突出している。
したがって、このオフロックボタン15を押動しなけれ
ば、トリガ14のみを押動しても揺動アーム12の後端部12
cが、リブ部17a側にて押動を阻止され、不用意にスイッ
チが入ることを規制することになる。
電動工具を作動させる場合は、第2図及び第3図に示
すように、オフロックボタン15をバネ15aの付勢力に抗
して押動すると、前記オフロックボタン15の突片15bが
揺動アーム12を連動させ、揺動アームが他方の移動端側
から揺動して、その揺動アーム12の後端部12cが一方の
移動端側であるリブ部17、17aの切欠部18の位置に到来
する。
そして、第5図乃至第8図で示すように、トリガ14を
スプリング16に抗して握持し押動させると、始めに弾性
部材13がスイッチボタン11aを押動させ、マイクロスイ
ッチ11が作動し、その後揺動アーム12の水平部12aがス
イッチボタン10aを押動させ、マイクロスイッチ10が作
動する。これは、第4図の破線で示すように、マイクロ
スイッチ11の可動接点11dがA接点11bに接続した後、マ
イクロスイッチ10の可動接点10dが、B接点10cからA接
点10bに接続する。そして、駆動回路を形成して、電源3
2から電気が界磁コイル31を通り電機子33に流れて電動
工具が作動する。
これは、前記したように弾性部材13が揺動アーム12よ
りもスイッチボタン11aに近接してトリガ14に設けられ
ているからである。
電動工具を停止するときは、握持しているトリガ14を
放すとスプリング16の付勢力でトリガ14は下方に下が
る。このとき、スイッチボタン10aを押動させている揺
動アーム12が始めにトリガ14の動きに従動して下方に下
がり、マイクロスイッチ10が切れる。そしてその後、弾
性部材13が下方に下がり、スイッチボタン11aから離れ
て、マイクロスイッチ11が切れる。
これは、弾性部材13が揺動アーム12よりもスイッチボ
タン11aに近接してトリガ14に設けられていることと、
弾性部材13が、スイッチボタン11aに付勢する力が残っ
ているので、下方に下がる時間がおくれるからである。
そして第4図の実線で示すように、制動回路が働き電機
子33は停止する。
尚、本考案は上記の実施例に限定されるものではな
く、マイクロスイッチの位置を上下にずらして把手に設
けたものや、マイクロスイッチのスイッチボタンの長さ
をそれぞれ異ならせて設けたもの等、また、弾性部材お
よび揺動アームをトリガに一体に形成したものや、揺動
アームを揺動するオフロックボタンをハンドル部の後方
に設けたもの等、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲
において種々の変更を加え得ることができるのは勿論で
ある。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成したので、電動工具を作動
させる場合は、常に第1のスイッチが入る前に、第2の
スイッチが制動回路を開放する。そして、電動工具を停
止する場合は、常に第1のスイッチが駆動回路をオフし
た後に、第2のスイッチが制動回路をオンにするので、
ショートする状態が全く起こらずスイッチ接点の損傷を
起こす原因を除き、スイッチの寿命を長く保つことがで
きる。また、マイクロスイッチを使用することで、ハン
ドル部を細く形成し、またトリガの指当部を長く形成し
ているので長時間の作業や、種々の体勢での作業に適し
ている。さらに、オフロックボタンをハンドル部の一部
に設けているので、トリガを押動しただけでは電動工具
は作動せず、安全性においても優れている等の種々の優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す電動用工具のハンド
ル部の一部を断面にした側面図、第2図及び第3図はハ
ンドル部の一部を断面にした平面図、第4図は、停止し
ている状態の電気回路図、第5図乃至第8図はスイッチ
の作動状態を示す説明図、第9図は、第2図のIX-IX′
線断面図、第10図は、第3図のX-X′線断面図、第11図
は、従来のトリガスイッチの説明図である。 10……第1のスイッチ、11……第2のスイッチ 12……揺動アーム 13……弾性部材 14……トリガ 15……オフロックボタン 17、17a……リブ部、18……切欠部 20……ハンドル部、31……界磁コイル 33……モータの電機子

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータに接続された駆動回路と制動回路と
    を有し、これら駆動回路と制動回路とを切り換える第1
    のスイッチと、第2のスイッチとを備え、 前記第1のスイッチが駆動回路をオンしてモータに電源
    を供給するときには、常にその前に前記第2のスイッチ
    が制動回路をオフとし、また、前記第1のスイッチが駆
    動回路をオフとしてモータの電源を切断するときには、
    常にその後に前記第2のスイッチが制動回路をオンとす
    るタイムラグをもって前記第1および第2のスイッチを
    押動操作する第1の押動部材および第2の押動部材と、 前記第1および第2の押動部材を押動操作する指当部分
    が長いトリガとを電動工具のハンドル部に設けたことを
    特徴とする電動工具用トリガスイッチ。
  2. 【請求項2】前記第1の押動部材を揺動させるオフロッ
    クボタンを前記ハンドル部の一部に設け、このオフロッ
    クボタンの押動操作により前記第1の押動部材を揺動さ
    せ、前記第1の押動部材が一方の移動端側にあるとき前
    記トリガの押動が可能となることを特徴とする請求項1
    に記載の電動工具用トリガスイッチ。
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JP6382142B2 (ja) * 2015-03-27 2018-08-29 日東工器株式会社 エア工具
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