JP2517618B2 - 電縫管成形スクイズロ―ル - Google Patents

電縫管成形スクイズロ―ル

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JP2517618B2
JP2517618B2 JP62246518A JP24651887A JP2517618B2 JP 2517618 B2 JP2517618 B2 JP 2517618B2 JP 62246518 A JP62246518 A JP 62246518A JP 24651887 A JP24651887 A JP 24651887A JP 2517618 B2 JP2517618 B2 JP 2517618B2
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JP
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roll
cooling water
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electric resistance
squeeze roll
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雅本 川上
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Hitachi Metals Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属帯板から電縫管を製造する冷間ロール
成形法において用いられる溶接工程に使用するスクイズ
ロールに関するものである。
〔従来の技術〕
金属帯板から冷間ロール成形によって電縫管を製造す
る方法において、溶接の方法として今日では、高周波誘
導溶接または高周波抵抗溶接が多く用いられる。これら
の溶接方法は、高周波電流を金属帯板の両側縁部に誘導
し、縁部を高温に加熱して、金属帯板の外周面を拘束す
るカリバお有するスクイズロールにより、縁部を圧着さ
せるものである。
その際、ロール自体も高周波電流の影響を受けて加熱
され、さらに溶接された部分から熱伝導により加熱さ
れ、ロール表面の軟化とヒートクラックの発生を来す。
その防止策としてロール表面部の冷却が必要とされ、通
常はロール外側表面に水を流して冷却を行なっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
最近の鋼管の需要は、溶接強度の高い電縫管が要求さ
れる傾向があり、これに対処するため、前述の溶接を不
活性ガスを雰囲気内で行なう方法が多用される。
不活性ガス雰囲気内で溶接を行なうと従来のロール冷
却方法であるロール外側表面への冷却水導入は、水蒸気
により、雰囲気が汚染されるため不可能となり、冷却し
ない状態で溶接を行なうことになる。このため、ロール
全体の温度が上昇して早期に摩耗を生じ、さらに金属帯
板の縁部溶接箇所と接触するカリバ表面では、ヒートク
ラックが発生し進展してロールの破損を招くこともあ
る。さらにカリバ表面が損傷することによって、鋼管表
面にキズが発生する問題点もある。
本発明の目的は、外部冷却が不可能な条件での冷却を
可能にし、ロール寿命を向上することができるようにす
るために、内部から冷却する構造の電縫管成形スクイズ
ロールを提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、金属帯板から冷間ロール成形法によって電
縫管を製造する時に用いる電縫管成形スクイズロールに
おいて、カリバを有するロールと該ロールの内径ないし
端面に固定する冷却水導入装置からなり、該冷却水導入
装置の軸心にロータリジョイントを螺入して、該ロータ
リジョイントから導入した冷却水を、前記ロールのカリ
バコーナ近傍に通水し、さらに前記ロールのカリバ底部
近傍に導入した後、前記ロータリジョイントから排出す
る冷却水循環路を設けたことを特徴とする電縫管成形ス
クイズロールである。
さらに冷却水導入装置がロール内径面に固定するスリ
ーブ、ロール端面に固定するリングおよび該リングの端
面に固定するキャップからなることを特徴とするもので
ある。
本発明において冷却水は、まず成形中最も加熱されや
すいカリバコーナー部に導入されて、このコーナー部を
強力に冷却した後、加熱される度合がカリバコーナー部
よりもやや緩やかなカリバ底部を冷却するのでロール表
面の加熱を防止し、ロールの寿命向上を達成し得るので
ある。
〔実施例〕
次に本発明に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1図は、本発明に係るスクイズロールの組立構造の
一例を示す断面図である。
まず、ほぼ半円形のカリバを有するロール1の内径
に、冷却水循環路(以下循環路と記す)、E、F、G、
HおよびIを有するスリーブ2−1を嵌合し、ボルト5
により結合し、同時に前記スリーブ2−1の循環路から
の水漏れ防止として、Oリング9を嵌合する。
次に前記スリーブ2−1に、給水のための循環路Bお
よび排水のための循環路I、Jを有するリング2−2を
ボルト6により結合して、ロール上部端面に設けた循環
路Cを形成し、金属帯板の縁部の突き合わせ溶接をする
時、最も高温に加熱されるロールカリバ先端部L部を最
初に冷却し、ヒートクラック発生の防止を計る。また、
前記ロール1に設けた循環路Cからの水漏れ防止、およ
び前記リング2−2に設けた循環路I、Jからの水漏れ
防止策としてそれぞれOリング10および11を嵌合する。
ロータリジョイント3を螺入されて、循環路Bおよび
Jを有するキャップ2−3は、前記循環路BおよびJか
らの水漏れを防止するため、Oリング12、13、14を嵌合
して、前記リング2−2に結合される。
第2図には、矢視YYにより、スリーブ2−1の冷却水
循環路の詳細を示す。該スリーブ2−1に設けた循環路
FおよびGの間に仕切板4がボルト8により押止されて
いる。ロール1の上側端面の半径方向に設けた循環路D
から循環してきた冷却水は、スリーブ2−1に設けた循
環路Eを通過し、Fに入ってほぼ一周後、仕切板の堰に
より、循環路FとHとを貫通する循環路Gに導かれ、さ
らに循環路Hをほぼ一周し前記仕切板4の堰止めされて
排水のための循環路Iに導かれてKから排出される。
本実施例によれば、ロールの加熱温度が最も高温とな
るL部を最初に冷却し、次いでカリバ表面を冷却するこ
とにより、ロールの寿命向上に効果がある。
本実施例では、冷却水導入装置の構造を、スリーブ
2−1、リング2−2、およびキャップ2−3に分割し
た図面によって説明したが、この冷却水導入装置はスリ
ーブ2−1とリング2−2を一体で加工してもよく、ま
たリング2−2とキャップ2−3を一体でも加工でき、
さらにこの3つを一体で加工してもよい。
スリーブ2−1の外周に加工する冷却水循環路は内周
方向に2ヶ加工した実施例を示したが、この循環路は1
ヶまたは3ヶ以上としてもよく、スパイラルに加工する
こともできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、外部冷却が不可能な条件でのロール
冷却を、ロール内部に冷却水を導入することによって可
能とし、カリバコーナー部のL部のヒートクラックの発
生を著しく遅延させることができ、ロール寿命の向上が
達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のスクイズロールの一実施例を示す断
面図、第2図はスリーブ2−1のYY矢視により、冷却水
循環路の詳細を示す図である。 1:ロール、:冷却水導入装置、2−1:スリーブ、2−
2:リング、2−3:キャップ、3:ロータリジョイント、4:
仕切板、5〜8:ボルト、9〜14:Oリング、A〜K:冷却水
循環路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属帯板から冷間ロール成形法によって電
    縫管を製造する時に用いる電縫管成形スクイズロールに
    おいて、カリバを有するロールと該ロールの内径および
    端面に固定する冷却水導入装置からなり、該冷却水導入
    装置の軸心にロータリジョイントを螺入して、該ロータ
    リジョイントから導入した冷却水を、前記ロールのカリ
    バコーナ近傍に通水し、さらに前記ロールのカリバ底部
    近傍に導入した後、前記ロータリジョイントから排出す
    る冷却水循環路を設けたことを特徴とする電縫管成形ス
    クイズロール。
  2. 【請求項2】冷却水導入装置がロール内径面に固定する
    スリーブ、ロール端面に固定するリングおよび該リング
    の端面に固定するキャップからなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の電縫管成形スクイズロール。
JP62246518A 1987-09-30 1987-09-30 電縫管成形スクイズロ―ル Expired - Lifetime JP2517618B2 (ja)

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