JP2517544Y2 - 緩衝ワッシャ - Google Patents

緩衝ワッシャ

Info

Publication number
JP2517544Y2
JP2517544Y2 JP4794089U JP4794089U JP2517544Y2 JP 2517544 Y2 JP2517544 Y2 JP 2517544Y2 JP 4794089 U JP4794089 U JP 4794089U JP 4794089 U JP4794089 U JP 4794089U JP 2517544 Y2 JP2517544 Y2 JP 2517544Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
connecting member
buffer
hard core
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4794089U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02138217U (ja
Inventor
俊雄 遠藤
善郎 後藤
三徳 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP4794089U priority Critical patent/JP2517544Y2/ja
Publication of JPH02138217U publication Critical patent/JPH02138217U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2517544Y2 publication Critical patent/JP2517544Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ピンにより連結される二部材間に介装さ
れ、二部材間におけるスラスト方向の緩衝を図る緩衝ワ
ッシャに関し、特にピンにより連結される二部材間にお
ける接触部が比較的に広い二部材間の緩衝に適し、一方
の部材が捩り衝撃荷重を受けた場合におけるワッシャに
かかる偏荷重に対するワッシャの撓み性の向上を図ると
共に、部材による打撃時の打音の伝播を阻止するものに
関する。
〔従来の技術〕
この種の緩衝ワッシャにおいては、従来のものとして
は断面が曲線形状に形成されている弾性体がゴム材によ
りモールドされ、両面に跨って臨んだ弾性体の変形によ
り相互に摺動する部材間の緩衝を図るものが知られてい
る(例えば実開昭59−13721号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の緩衝ワッシャにおいては、断面が曲線形状に形
成された弾性体がゴム材によりモールドされているもの
であるから、部材間のスラスト方向においては緩衝作用
はされるものの、部材の回動にあたっては弾性材は線接
触となり摩擦による摩耗が大きく耐久性に難があるばか
りでなく、ゴム材との摩擦面が大きいため、部材の回動
抵抗が大となり部材の回動を妨げるという問題があり、
また、弾性体は部材間の両面に跨って臨んでいるもので
あるから、一方の部材がスラスト方向の緩衝を受けた場
合の打撃による打音は弾性部材を介して他方の部材へ伝
播され騒音が拡散されるという問題があった。
本考案は、上記従来技術の問題点を解決するもので、
緩衝ワッシャをピンによって連結される二部材間に介装
した場合における一方の部材と緩衝ワッシャの環状硬質
芯部材とのみの接触による回動性の向上と、これが面接
触による耐久性の向上とを図ることができ、かつ一方の
部材が捩り衝撃荷重を受けた場合における、緩衝ワッシ
ャにかかる偏衝撃荷重に対する緩衝ワッシャの撓み性の
向上を図ることができると共に、一方の部材がスラスト
方向の衝撃を受けた場合における、緩衝ワッシャの環状
硬質芯部材に対する打撃による打音の伝播を阻止するこ
とによって騒音の拡散防止を図ることができる緩衝ワッ
シャを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の緩衝ワッシャ
は、ピンにより連結されるブラケットと回動可能な連結
部材との間に介装され、前記ブラケットと前記連結部材
との間におけるピン軸方向の緩衝を図るものであって、
弾性体からなるワッシャ本体には、前記連結部材側の片
面に平側面を有する環状硬質部材が、間隙を存した同心
状に前記平側面を露出して埋設されているものである。
〔作用〕
上記のように構成された緩衝ワッシャは、弾性体から
なるワッシャ本体の片面に埋設された環状硬質芯部材が
露出した平側面を有するものであるから、この平側面を
有する環状硬質芯部材側をピンによって連結される二部
材間の回動可能な連結部材側に位置させて介装すること
により、回動可能な連結部材は環状硬質芯部材とのみに
よる接触によって回動することができ、回動性の向上を
図ることができると共に、この環状硬質芯部材と回動可
能な連結部材との接触は面接触によるものであるから、
緩衝ワッシャの耐久性の向上を図ることができる。
また、弾性体からなるワッシャ本体の片面に埋設され
ている環状硬質芯部材は複数からなり、これが間隙を存
した同心状に設けられているものであり、各環状硬質芯
部材は放射方向において各独立しており、かつワッシャ
の他面に対しても共に独立しているものであるから、回
動可能な連結部材による捩り衝撃によって緩衝ワッシャ
に偏衝撃荷重が付加された場合においても緩衝ワッシャ
は各環状硬質芯部材間の間隙部により撓み、緩衝ワッシ
ャの撓み性の向上を図ることができると共に、回動可能
な連結部材がスラスト方向の衝撃を受けた場合において
緩撃ワッシャの各環状硬質芯部材に対する打撃によって
打音が生じたとしても、各環状硬質芯部材はワッシャの
両面に跨っていないから、打音は弾性体からなるワッシ
ャ本体に吸収されるばかりでなく、各環状硬質芯部材の
各独立によって打音の伝播を阻止することができる。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明すると、第1図は
本考案の第1実施例が適用されている状態を示すもの
で、1は連結部材で、該連結部材1は対向ブラケット2,
2にピン3により軸連結されており、連結部材1は内周
にブシュ4が嵌着された内筒5の外周にラバー6を介し
て内筒5より狭幅の外筒7が一体的に固着されて構成さ
れ、連結部材1はそのブシュ4がピン3嵌合されて回動
可能となっている。
しかして、連結部材1と対向ブラケット2,2との間に
介装されている各緩衝ワッシャ8,8が本考案にかかる第
1実施例であり、ラバー等の弾性体からなるワッシャ本
体9は環状に形成されていると共に、その片面には同心
状に凹段部12が形成されている。該凹段部12が形成され
ている片面には、金属等からなり平側面を有する2個の
環状硬質芯部材10,11が間隙を存した同心状に平側面を
残して埋設されており、外周側に位置する環状硬質芯部
材11の内周近傍部はワッシャ本体9に形成された凹段部
12に沿って凹段状に形成されている。このように緩衝ワ
ッシャ8の片面に凹段部12が形成されているのは、連結
部材1の内筒5および外筒7の幅に対応させたものでは
あるが、これにより緩衝ワッシャ8を連結部材1と共に
対向ブラケット2,2に組み付けることができ、緩衝ワッ
シャ8の組み付けの容易化を図ることができる。
第2図は第2実施例であり、同心状に位置している環
状硬質芯部材10,11の内周側に位置する環状硬質芯部材1
0の外周部に段部を形成することにより、ラバー加硫時
における位置決めの容易化を図ったもので、(イ)図と
(ロ)図とは段部を相反する位置に設けたものである。
第3図は第3実施例であり、さらに環状硬質芯部材1
1′あるいは10′および11″を埋設して他面側の補強を
図ったもので、(イ)図は片面に埋設された同心状の環
状硬質芯部材10,11に対応する環状硬質芯部材11′を一
体的に設けたものであり、(ロ)図は分割環状硬質芯部
材10′,11″として補強と共に撓み性を図ったものであ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているもので
あり、弾性体からなるワッシャ本体の片面に埋設された
環状硬質芯部材が露出した平側面を有するものであるか
ら、緩衝ワッシャをピンによって連結される二部材間に
介装して使用するにあたっては、一方の連結部材は環状
硬質芯部材とのみの接触による回動により連結部材との
面接触により緩衝ワッシャの耐久性の向上を図ることが
できる。
また、弾性体からなるワッシャ本体の片面に複数の環
状硬質部材が間隙を存した同心状に埋設されているもの
であるから、各環状硬質芯部材は放射方向およびワッシ
ャ本体の他面に対していずれも弾性体を介して独立して
いるため、連結部材の捩り衝撃による偏衝撃荷重に対す
る緩衝ワッシャの撓み性の向上を図ることができると共
に、連結部材のスラスト衝撃による打音の吸収と伝播の
阻止とによって騒音の拡散防止を図ることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を連結二部材間に適用した場合における
第1実施例を示す縦断側面図、第2図(イ)(ロ)は一
部を変形した第2実施例を示す縦断側面図、第3図
(イ)(ロ)は一部を変形した第3実施例を示す縦断側
面図である。 8……緩衝ワッシャ 9……弾性体からなるワッシャ本体 10,11……環状硬質芯部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピンにより連結されるブラケットと回動可
    能な連結部材との間に介装され、前記ブラケットと前記
    連結部材との間におけるピン軸方向の緩衝を図るワッシ
    ャであって、弾性体からなるワッシャ本体には、前記連
    結部材側の片面に平側面を有する環状硬質部材が、間隙
    を存した同心状に前記平側面を露出して埋設されている
    緩衝ワッシャ。
JP4794089U 1989-04-24 1989-04-24 緩衝ワッシャ Expired - Lifetime JP2517544Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4794089U JP2517544Y2 (ja) 1989-04-24 1989-04-24 緩衝ワッシャ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4794089U JP2517544Y2 (ja) 1989-04-24 1989-04-24 緩衝ワッシャ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02138217U JPH02138217U (ja) 1990-11-19
JP2517544Y2 true JP2517544Y2 (ja) 1996-11-20

Family

ID=31564313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4794089U Expired - Lifetime JP2517544Y2 (ja) 1989-04-24 1989-04-24 緩衝ワッシャ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2517544Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019113663B4 (de) * 2019-05-10 2022-10-06 Illinois Tool Works Inc. Abstandhalter für eine befestigungsanordnung, befestigungsanordnung mit einem solchen abstandhalter sowie verfahren zum befestigen eines montageteils an einem trägerteil

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02138217U (ja) 1990-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101633041B1 (ko) 외부 시어-허브 아이솔레이터
JPH04302726A (ja) 滑りブッシュ構造
US6817599B2 (en) Vibration damping bushing
JP2517544Y2 (ja) 緩衝ワッシャ
JP2003035320A (ja) 弾性軸継手および弾性ブッシュの製造方法
JPH0968247A (ja) ブッシュ
JP3719288B2 (ja) トルク変動吸収ダンパ
JP2819868B2 (ja) 排気管用フレキシブルパイプ装置
JPH08128483A (ja) 筒型防振マウント
JPS6221776Y2 (ja)
JPH0144828Y2 (ja)
JPH1053035A (ja) センターベアリングサポート
JPH08105437A (ja) 振動低減用旋回軸受
JPS6374373U (ja)
JP3883380B2 (ja) 車両用軸継手
JPH0231623Y2 (ja)
JPS6227708Y2 (ja)
JPH0231624Y2 (ja)
JPS6349380Y2 (ja)
JPH0320571Y2 (ja)
JPH0432500Y2 (ja)
JPH0512489Y2 (ja)
JPH083714Y2 (ja) カップリング
JP3479854B2 (ja) ダンパ
JP2506335Y2 (ja) 排気管用フレキシブルパイプ装置