JP2517214B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2517214B2
JP2517214B2 JP6173870A JP17387094A JP2517214B2 JP 2517214 B2 JP2517214 B2 JP 2517214B2 JP 6173870 A JP6173870 A JP 6173870A JP 17387094 A JP17387094 A JP 17387094A JP 2517214 B2 JP2517214 B2 JP 2517214B2
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置に関し、
特に、ビルなどの各種の建物に設置されるパーティショ
ンを兼用する空気調和装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置には、実開平5
−59118号に開示されているように、室内ファンと
室内熱交換器などを備えた天井埋込型のものゝ他、天井
吊下型のものなどがある。これらの空気調和装置は、室
外ユニットがビルの屋上等に設置され、この室外ユニッ
トに冷媒配管を介して室内ユニットが接続されて構成さ
れ、該室内ユニットが室内に設置されて室内に調和空気
を吹出し、該室内を所定温度に空気調和するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
においては、室内ユニットの増設や設置位置の変更が極
めて難しいという問題があった。つまり、近年、オフィ
スビルにおいては、情報化社会の発達に伴ってパーソナ
ルコンピュータなどのコンピュータ機器や光通信システ
ムの光アクセス機器等の多数の情報器機が設置されるよ
うになってきた。これらの情報機器、例えば、コンピュ
ータ機器は、温度や湿度に影響され易いので、ビル内の
一区画にコンピュータエリアを区画形成し、このコンピ
ュータエリアにコンピュータ機器を集約して設置する場
合が多くなっている。その際、このコンピュータエリア
を他の居住空間とは別個に空気調和する必要があるが、
従来の天井埋込型の室内ユニットや天井吊下型の室内ユ
ニットでは、初期据付け時にコンピュータエリアを想定
して設置されていないので、室内ユニットの増設等を行
う必要が生ずる。しかしながら、上記室内ユニットの増
設は、冷媒配管の施工等を要し、工事が極めて煩雑にな
るとう問題がある。また、コンピュータエリアに近接す
る室内ユニットを利用しようとすると、ダクト工事等を
要することになり、このダクト工事に手間を要し、大掛
りな工事を要するという問題があった。そこで、近年の
コンピュータエリアの新設等に対応してこれらのコンピ
ュータエリアの空気調和を行える簡易な構成で且つ簡易
な設置が可能な全く新たな空気調和装置の出現が望まれ
ていた。
【0004】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、情報機器エリアを簡易な構成で空気調和することが
でき、しかも、コンパクトで且つ設置が簡易でレイアウ
ト変更にも容易に対応し得る全く新たな空気調和装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、パーティションを兼用す
るようにしたものである。具体的に、図2に示すよう
に、請求項1に係る発明が講じた手段は、先ず、調和空
気を生成する空調機本体(30)と、該空調機本体(30)が接
続されると共に、室内を複数の空間に仕切るパーティシ
ョン(40)とを備えた空気調和装置を対象としている。そ
して、上記パーティション(40)の正面には、調和空気の
吹出口(61)が開口されている。加えて、上記パーティシ
ョン(40)には、上記空調機本体(30)が接続されて調和空
気を吹出口(61)に導く導風手段(50)が形成されている。
また、請求項2に係る発明が講じた手段は、上記請求項
1の発明において、導風手段(50)が、空調機本体(30)が
接続される接続口(51)と、該接続口(51)が連通するチャ
ンバ(52)と、該チャンバ(52)に設けられた送風ファン(5
3)と、該送風ファン(53)に接続されると共に、吹出口(6
1)に連通する調和空気の送風路(54)とを備えた構成とし
ている。また、請求項3に係る発明が講じた手段は、上
記請求項1又は2の発明において、パーティション(40)
が、側面で連続する複数の仕切り体(41,42, … )で構成
される一方、該複数の仕切り体(41,42, … )のうち何れ
かの仕切り体(41, 41)に導風手段(50)及び吹出口(61)が
形成された構成としている。また、請求項4に係る発明
が講じた手段は、上記請求項1,2又は3の発明におい
て、パーティション(40)が、情報機器(22)が設置される
情報機器エリア(21)を区画形成するものである構成とし
ている。
【0006】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
先ず、空調機本体(30)を駆動すると、例えば、冷媒が冷
媒回路を循環して冷風等の調和空気が生成され、この調
和空気がパーティション(40)に搬送される。具体的に、
請求項4に係る発明では、コンピュータエリアや光通信
システムにおける光アクセス機器エリア等の情報機器エ
リア(21)を区画形成するパーティション(40)に調和空気
が搬送される。そして、請求項3に係る発明では、パー
ティション(40)を構成する仕切り体(41,42, … )のうち
空調機能付き仕切り体(41, 41)に調和空気が搬送され
る。その後、上記仕切り体(41, 41)において、調和空気
を吹出口(61)から吹出すことになり、具体的に、請求項
2に係る発明では、送風ファン(53)が駆動して上記空調
機本体(30)からの調和空気を吸引することになる。つま
り、調和空気は、接続口(51)からチャンバ(52)に導入
し、送風ファン(53)の駆動によって送風路(54)に導かれ
る。そして、上記調和空気は、吹出口(61)より情報機器
エリア(21)に吹出し、該情報機器エリア(21)を所定温度
に空気調和することになる。つまり、コンピュータ機器
(22)等より排出される熱量を吸収し、該コンピュータ機
器(22)等を所定温度に維持する。
【0007】
【発明の効果】従って、請求項1に係る発明によれば、
パーティション(40)に導風手段(50)を設け、該導風手段
(50)に空調機本体(30)を接続して所定空間を空気調和す
るようにしたゝめに、ビル等の所定空間に容易に設置す
ることができる。つまり、請求項4に係る発明によれ
ば、既存空間等にコンピュータエリア等の情報機器エリ
ア(21)を形成する場合、その管理及び保安上の理由から
パーティション(40)が用いられる点に着目し、このパー
ティション(40)自体に空調機能を備えるようにしたの
で、従来のように室内ユニットの増設やダクトの施工等
を行うことなく空調設備を設けることができる。この結
果、上記情報機器エリア(21)を形成するためにパーティ
ション(40)を設けることのみでもって空気調和を行うこ
とができるので、簡単な構成で且つ簡単な据付工事によ
って空調設備を設けることができ、コンピュータ等の情
報機器(22)から排出される廃熱を確実に処理することが
できる。特に、既存のビルに新たな情報機器エリア(21)
を形成する場合、又は情報機器エリア(21)のパーティシ
ョン変更等に対して、パーティション(40)の設置又は変
更のみでもって確実に空気調和を行うことができるの
で、効果的で且つ快適な環境を確実に構成することがで
きる。このことから情報化社会に対応したビル空調を行
うことができる。また、請求項2に係る発明によれば、
導風手段(50)に送風ファン(53)を設けるようにしたゝめ
に、吹出口(61)より吹出す冷風を確実に調節することが
できるので、情報機器エリア(21)等の空間内をほゞ均等
に空気調和することができることから、該所定空間全体
を確実に快適環境にすることができる。また、請求項3
に係る発明によれば、パーティション(40)を構成する仕
切り体(41,42, … )の何れかに吹出口(61)及び導風手段
(50)を設けるようにしたゝめに、必要な箇所から確実に
冷風を吹出させることができるので、容易に空気調和を
行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。 −実施例1− 図1及び図2に示すように、(10)は空気調和装置であっ
て、ビル(20)内のコンピュータエリア(21)を空気調和す
るものである。該コンピュータエリア(21)は、ビル(20)
内の一区画に形成され、例えば、1の室内における1つ
のコーナー部に形成されている。そして、該コンピュー
タエリア(21)には、CPU(中央処理装置)、MTU
(磁気テープユニット)、DKU(磁気ディスクユニッ
ト)等の他、入出力装置等のコンピュータ機器(22,22,
…)が設置されている。
【0009】上記空気調和装置(10)は、本発明の特徴と
するところであって、空調機本体(30)とパーティション
(40)とより構成されている。上記空調機本体(30)は、冷
房専用ユニットであって、図3に示すように、本体ケー
シング(31)に送風ダクト(32)と排気ダクト(33)とが接続
されて構成されている。そして、上記本体ケーシング(3
1)は、キャスタ(34)を備えて移動可能なワゴン型に構成
され、上記空調機本体(30)がビル(20)内のデッドスペー
ス等を利用して配置されている。上記本体ケーシング(3
1)は、図示しないが、圧縮機、凝縮器、膨脹機構及び蒸
発器が接続されてなる冷媒回路が搭載されると共に、凝
縮用ファン及び蒸発用ファンが搭載されている。そし
て、上記空調機本体(30)は、凝縮用ファンによって室内
空気を吸込み、凝縮器で冷媒を凝縮させる一方、蒸発用
ファンによって室内空気を吸込み、蒸発器で室内空気と
冷媒と熱交換して冷風を生成するように構成されてい
る。
【0010】一方、上記パーティション(40)は、複数の
仕切り体(41,42, … )から構成されており、図2におい
ては4つの仕切り体(41,42, … )が側面にて連続して平
面視L字状に形成されている。4つの仕切り体(41,42,
… )は、空調機能を有する2つの空調機能付き仕切り体
(41, 41)と、空調機能を有していない2つの仕切り専用
仕切り体(42, 42)とより構成され、空調機能付き仕切り
体(41, 41)がパーティション(40)の両側部に配置され、
仕切り専用仕切り体(42, 42)がパーティション(40)の中
央部における折れ曲り部に配置されている。上記各仕切
り体(41,42, … )は、平板状に形成された仕切り本体(4
3,43, … )を備え、該仕切り本体(43,43, … )が、例え
ば、高さが1200mm、幅が1000mm、厚さが70mm
に形成されている。そして、上記仕切り本体(43,43, …
)の下端面には支持脚(44,44, … )が取付けられて各仕
切り体(41,42, … )は床面上に立設されており、各仕切
り本体(43,43, … )の側面は、図示しないが、接続部材
で接続されている。上記空調機能付き仕切り体(41, 41)
は、図4〜図6に示すように、仕切り本体(43, 43)に調
和空気の導風手段(50)が設けられると共に、正面の中央
部に吹出グリル(60)が開設されて構成されている。上記
導風手段(50)は、接続口(51)とチャンバ(52)と送風ファ
ン(53)と送風路(54)と備えており、該接続口(51)は、空
調機本体(30)の送風ダクト(32)が接続されるものであっ
て、接続筒(55)に形成されている。つまり、上記空調機
本体(30)の送風ダクト(32)は、1の空調機能付き仕切り
体(41)に接続されると共に、途中で分岐され、パーティ
ション(40)に沿って他の空調機能付き仕切り体(41)に延
長され、該空調機能付き仕切り体(41)に接続されてい
る。上記チャンバ(52)は、仕切り本体(43)のほゞ下半部
に形成され、例えば、高さが410mm、幅が615mmに
形成され、仕切り本体(43)の背面側にやゝ突出してい
る。そして、上記チャンバ(52)の背面下部において接続
筒(55)が取付けられている。上記送風ファン(53)は、シ
ロッコファンで構成され、上記チャンバ(52)の内部に配
置されており、空調機本体(30)から導かれる冷風を吸引
するように構成されている。上記送風路(54)は、仕切り
本体(43)の内部に形成され、下端が送風ファン(53)に、
上端が吹出グリル(60)に接続されている。そして、上記
送風路(54)は、断熱材(56)によって被覆されて送風ファ
ン(53)から流出する冷風を吹出グリル(60)に導くように
構成されている。上記吹出グリル(60)は、左右方向に長
く形成され、横長の吹出口(61)が形成されると共に、風
向羽根(62)が設けられ、例えば、冷風を斜め上方に向っ
て吹出すように設定されている。
【0011】また、上記仕切り本体(43)には、吹出グリ
ル(60)の側方にスイッチパネル(70)が設けられている。
該スイッチパネル(70)には、図7に示すように、運転ス
イッチ(71)、風量スイッチ(72)、タイマスイッチ(73)及
びリズムスイッチ(74)が設けられている。該各スイッチ
(71 〜 74)は、図示しないが、送風ファン(53)のコント
ローラに接続されており、運転スイッチ(71)は、運転と
停止とを操作するもので、風量スイッチ(72)は、強風量
と中風量と弱風量とに送風ファン(53)の容量を切換える
もので、タイマスイッチ(73)は、連続運転と1時間運転
と2時間運転と4時間運転とに運転時間を切換えるもの
で、リズムスイッチ(74)は、風量が一定の連続状態と風
量が自動的に変化する変動状態とに切換えるものであ
る。
【0012】−コンピュータエリア(21)の冷房動作− 次に、上記空気調和装置(10)の冷房動作について説明す
る。先ず、空調機本体(30)を駆動すると、図示しない
が、冷媒が冷媒回路を循環し、圧縮機から吐出した冷媒
は凝縮器で凝縮して膨脹機構で膨脹し、蒸発器で蒸発し
て圧縮機に戻る。そして、上記凝縮器で冷媒と熱交換し
た室内空気は排気ダクト(33)より排出される一方、蒸発
器で冷媒と熱交換した室内空気は冷却されて冷風が生成
される。この冷風は、送風ダクト(32)より空調機能付き
仕切り体(41, 41)に搬送される。一方、2つの空調機能
付き仕切り体(41, 41)において、運転スイッチ(71)をO
Nしていると、送風ファン(53)が駆動して上記空調機本
体(30)からの冷風を吸引することになる。つまり、空調
機本体(30)から送風ダクト(32)介して搬送された冷風
は、接続筒(55)よりチャンバ(52)に導入し、送風ファン
(53)の駆動によって送風路(54)に導かれる。そして、上
記冷風は、吹出口(61)よりコンピュータエリア(21)に吹
出し、該コンピュータエリア(21)を所定温度に空気調和
することになる。つまり、コンピュータ機器(22,22, …
)より排出される熱量を吸収し、該コンピュータ機器(2
2,22, … )を所定温度に維持する。この空気調和時にお
いて、各空調機能付き仕切り体(41, 41)は、風量スイッ
チ(72)で風量が、タイマスイッチ(73)で運転時間が、リ
ズムスイッチ(74)で運転状態がそれぞれ設定されること
になる。
【0013】 −実施例1の空気調和装置(10)による効果− 以上のように、本発明によれば、仕切り体(41, 41)に導
風手段(50)を設け、該導風手段(50)に空調機本体(30)を
接続してコンピュータエリア(21)を空気調和するように
したゝめに、空気調和を必要とするコンピュータエリア
(21)に容易に設置することができる。つまり、既存空間
等にコンピュータエリア(21)を形成する場合、コンピュ
ータ機器(22,22, … )の管理及び保守上の理由から手軽
にパーティション(40)が用いられる点に着目し、このパ
ーティション(40)自体に冷風の空調機能を備えるように
したので、従来のように室内ユニットの増設やダクトの
施工等を行うことなく空調設備を設けることができる。
この結果、上記コンピュータエリア(21)を形成するため
にパーティション(40)を設けることのみでもって空気調
和を行うことができるので、簡単な構成で且つ簡単な据
付工事によって空調設備を設けることができ、コンピュ
ータ機器(22,22, … )から排出される廃熱を確実に処理
することができる。特に、既存のビル(20)に新たなコン
ピュータエリア(21)を形成する場合、又はコンピュータ
エリア(21)のパーティション変更等に対して、パーティ
ション(40)の設置又は変更のみでもって確実に空気調和
を行うことができるので、効果的で且つ快適な環境を確
実に構成することができる。このことから情報化社会に
対応したビル空調を行うことができる。また、導風手段
(50)に送風ファン(53)を設けるようにしたゝめに、吹出
口(61)より吹出す冷風を確実に調節することができるの
で、コンピュータエリア(21)内をほゞ均等に空気調和す
ることができることから、該コンピュータエリア(21)全
体を確実に快適環境にすることができる。また、パーテ
ィション(40)を構成する仕切り体(41,42, … )の何れか
に吹出口(61)及び導風手段(50)を設けるようにしたゝめ
に、必要な箇所から確実に冷風を吹出させることができ
るので、容易に空気調和を行うことができる。
【0014】−実施例2− 本実施例は、図8に示すように、他のパーティション(4
0)の構成を示すものであって、パーティション(40)が平
面視U字状に形成されている。つまり、コンピュータエ
リア(21)の3辺を形成するパーティション(40)のうち、
図8の下辺の両側部が空調機能付き仕切り体(41, 41)で
構成され、他の部分が仕切り専用仕切り体(42,42, … )
で構成されている。そして、該空調機能付き仕切り体(4
1, 41)に空調機本体(30)が接続されてコンピュータエリ
ア(21)を空気調和するようになっている。その他の構成
及び作用・効果は実施例1と同様である。尚、本実施例
においては、パーティション(40)によってコンピュータ
エリア(21)を形成するようにしたが、本実施例の空間
は、コンピュータ機器(22,22, … )を設置しない単なる
事務用空間等であってもよく、この場合、空調機能付き
仕切り体(41, 41)は、主として事務作業者等の人に対す
る空気調和を行うことになり、この空調機能付き仕切り
体(41, 41)によって人の居住空間の空気調和をも簡易な
構成で行うことができる。
【0015】−その他の変形例− 尚、各実施例においては、コンピュータエリア(21)の空
気調和について説明したが、本発明は、光通信システム
における光アクセス機器を配置する情報機器エリアを空
気調和するものにも適用することができる。例えば、光
通信システムにおけるリモート・ターミナルの情報機器
エリアを空気調和するものであってもよい。その際、情
報機器のみの設置空間であるので、実施例1の如くスイ
ッチパネル(70)を構成する必要はなく、例えば、単なる
運転及び停止を行う運転スイッチ(71)のみを有するもの
であってもよい。また、請求項1〜3における発明で
は、情報機器エリア(21)を区画形成するパーティション
(40)に限られるものではない。また、空調機本体(30)
は、冷房専用ユニットに構成したが、本発明は、暖房運
転が可能なヒートポンプユニットであってもよく、ま
た、空調機本体(30)は、固定式のもの等のように実施例
に限定されるものではない。また、パーティション(40)
は、空調機能付き仕切り体(41, 41)と仕切り専用仕切り
体(42, 42)とで構成するようにしたが、本発明はこれら
に限定されるものではなく、例えば、仕切り専用仕切り
体(42, 42)にダクトを形成し、該仕切り専用仕切り体(4
2, 42)に調和空気の搬送機能を備えるようにして実施例
における送風ダクト(32)を簡略化するようにしてもよ
い。
【0016】また、送風ダクト(32)の配置は、パーティ
ション(40)の内側に設けるようにしてもよいことは勿論
である。また、パーティション(40)は、実施例1に示す
ように、高さの低いもの他、床から天井までを仕切るも
のであってもよく、要するに、建物の躯体を除く仕切り
体(41,42, … )で、組付け及び取外しが可能な仕切り体
(41,42, … )であればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成を示す斜視図である。
【図2】本発明のシステム構成を示す平面図である。
【図3】空調機本体の正面図である。
【図4】空調機能付き仕切り体の斜視図である。
【図5】空調機能付き仕切り体の正面図である。
【図6】空調機能付き仕切り体の縦断面図である。
【図7】スイッチパネルの正面図である。
【図8】他の実施例のシステム構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10 空気調和装置 20 ビル 21 コンピュータエリア(情報機器エリア) 22 コンピュータ機器(情報機器) 30 空調機本体 32 送風ダクト 40 パーティション 41 空調機能付き仕切り体 50 導風手段 51 接続口 52 チャンバ 53 送風ファン 54 送風路 60 吹出グリル 61 吹出口

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調和空気を生成する空調機本体(30)と、 該空調機本体(30)が接続されると共に、室内を複数の空
    間に仕切るパーティション(40)とを備えた空気調和装置
    であって、 上記パーティション(40)の正面には、調和空気の吹出口
    (61)が開口されると共に、 上記パーティション(40)には、上記空調機本体(30)が接
    続されて調和空気を吹出口(61)に導く導風手段(50)が形
    成されていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置において、 導風手段(50)は、 空調機本体(30)が接続される接続口(51)と、 該接続口(51)が連通するチャンバ(52)と、 該チャンバ(52)に設けられた送風ファン(53)と、 該送風ファン(53)に接続されると共に、吹出口(61)に連
    通する調和空気の送風路(54)とを備えていることを特徴
    とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の空気調和装置にお
    いて、 パーティション(40)は、 側面で連続する複数の仕切り体(41,42, … )で構成され
    る一方、 該複数の仕切り体(41,42, … )のうち何れかの仕切り体
    (41, 41)に導風手段(50)及び吹出口(61)が形成されてい
    ることを特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の空気調和装置
    において、 パーティション(40)は、情報機器(22)が設置される情報
    機器エリア(21)を区画形成するものであることを特徴と
    する空気調和装置。
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