JP2517101Y2 - 異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形型 - Google Patents

異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形型

Info

Publication number
JP2517101Y2
JP2517101Y2 JP3881691U JP3881691U JP2517101Y2 JP 2517101 Y2 JP2517101 Y2 JP 2517101Y2 JP 3881691 U JP3881691 U JP 3881691U JP 3881691 U JP3881691 U JP 3881691U JP 2517101 Y2 JP2517101 Y2 JP 2517101Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
hinge
partition plate
different hardness
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3881691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04124611U (ja
Inventor
暉生 小木曽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Corp filed Critical Inoac Corp
Priority to JP3881691U priority Critical patent/JP2517101Y2/ja
Publication of JPH04124611U publication Critical patent/JPH04124611U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2517101Y2 publication Critical patent/JP2517101Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、硬さの異なる二以上の
発泡体から枕部が形成された異硬度裸ヘッドレスト用の
発泡成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】異硬度裸ヘッドレストは、枕部に表皮が
被せられて自動車のヘッドレストとして用いられるもの
で、通常、図5に示すように、頭部受け面10が他部より
も柔らかい発泡体からなる異硬度部材16で構成され、頭
部接触時の感触がソフトになるようにされている。とこ
ろで本出願人は、先に前記異硬度裸ヘッドレストを容易
に成形でき、しかも異硬度裸ヘッドレストの脱型時に該
ヘッドレストの枕部に破れ等の不具合が生じない発泡成
形型を、特願平2−324146号で提案した。その発
泡成形型は、図6の断面図に示すように、キャビティ面
12の一部を、所定間隔離れて対向する仕切り板14、15に
より区画するとともに、その対向する仕切り板14、15の
少なくとも一つ、図においては両者を型分割部に位置さ
せ、その仕切り板基部を型分割面20、22に仕切り板用ヒ
ンジ11で蝶着して型分割面で挟むようにし、さらにその
仕切り板14、15基部を挟む分割型17、19、21を別の型用
ヒンジ13を用いて互いに回転可能に連結して、型開き時
に仕切り板14、15が可動となるようにした構成からな
る。なお対向する仕切り板14、15は、後記する異硬度部
材16がキャビティ面から脱落するのを防止するため、先
端が互いに近づくように傾斜した状態で型分割面に挟着
される。またこの図に示した発泡成形型にあっては、分
割型21が固定型、他の分割型17、19、23が可動型になっ
ている。
【0003】その発泡成形型を用いて行う異硬度裸ヘッ
ドレストの成形は、次のようにして行う。まず分割型1
7、19、23を矢印の方向に回転して発泡成形型を開き、
仕切り板14、15で区画されたキャビティ面12aに所定硬
さの発泡体からなる異硬度部材16を配置し、その異硬度
部材16を該仕切り板14、15で挟着して仕切り板で区画さ
れたキャビティ面12aに保持する。その後発泡成形型を
閉じてキャビティ18内に液状発泡原料24を注入し、異硬
度部材16と一体に枕部を発泡成形する。そして発泡終了
後発泡成形型を開け、仕切り板14、15を矢印の方向に回
転させて異硬度裸ヘッドレストを取り出す。図中26はイ
ンサートである。
【0004】その異硬度裸ヘッドレストの成形時、仕切
り板で区画された成形型のキャビティには仕切り板によ
りアンダーカット形状が形成されるが、型開き時になさ
れる仕切り板14、15の回転によりそのアンダーカット形
状が解消される。そのため、異硬度裸ヘッドレストの取
り出しが困難になったり、あるいは異硬度裸ヘッドレス
トの一部が仕切り板に引掛って破れる等の不具合を生じ
ることがなく、効率よく異硬度裸ヘッドレストを成形で
きる。また、異硬度部材16が仕切り板14、15により挟着
されるため、液状発泡原料の注入、発泡時に異硬度部材
16に位置ずれを生じることも少ない。
【0005】しかし前記発泡成形型にあっては、型用ヒ
ンジ13とは別の仕切り板用ヒンジ11を狭い型分割面に取
り付けていたため、使用できる仕切り板用ヒンジ11の大
きさに制約を受け、その仕切り板用ヒンジ11および発泡
成形型の長期間にわたる耐久性に不安があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は前記の
点に鑑み、異硬度裸ヘッドレストの成形を容易にし、し
かも型自身の耐久性に優れる異硬度裸ヘッドレスト用発
泡成形型を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本考案は、キャビティ面の一部を区画する可動仕切り
板を分割型の型分割面に設け、該仕切り板を挟んで相対
する分割型同志を型用ヒンジにより回動可能に連結した
異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形型において、該型用ヒ
ンジの軸ピンを仕切り板用ヒンジの軸ピンとして共用す
ることにより該仕切り板用ヒンジを型分割部に取り付け
たのである。
【0008】
【作用】本考案の発泡成形型は、分割型を連結する型用
ヒンジの軸ピンを仕切り板用ヒンジの軸ピンとして共用
することにより仕切り板用ヒンジを型分割部に取り付け
ているため、従来のような型用ヒンジと軸ピンを異なら
せた仕切り板用ヒンジを狭い型分割面に取り付けるのと
異なり、該仕切り板用ヒンジの大きさに厳しい制約を受
けることがない。しかも型用ヒンジの軸ピンは、分割型
の重量に十分耐えられる強度を有するものとされる。し
たがって、分割型に比べてきわめて軽量な可動仕切り板
によってその軸ピンが破損する虞がなく、発泡成形型の
耐久性が高いものとなる。
【0009】
【実施例】以下本考案の実施例について説明する。図1
は本考案の一実施例にかかる発泡成形型の断面図、図2
はその発泡成形型の一部の斜視図、図3は型用ヒンジと
仕切り板用ヒンジを示す斜視図、図4はその発泡成形型
の型開き状態を示す断面図である。この実施例の発泡成
形型27は、二つの上型28、30と二つの下型32、34の計四
つの分割型から構成され、その上型28、30と下型32、34
が型用ヒンジ36、38、40によって開閉可能に連結された
もので、型内部に製品形状のキャビティ42を有する。型
用ヒンジ36、38、40は、分割型に固定されるそれぞれ二
つのヒンジ台36a、36b、38a、38b、40a、40bと、
そのヒンジ台を回動可能に軸支する軸ピン37、39、41と
から構成される。なお、44a、44b、46a、46b、48
a、48b、50a、50bは型分割面である。また上型の型
分割面44a、44bには、インサートのスティ挿通用の穴
52と、発泡原料注入用の穴54が形成されている。
【0010】一方の下型32には、一組の対向する可動仕
切り板56、58が型分割面46a、48aに設けられ、その可
動仕切り板56、58の両端にあって可動仕切り板56、58と
ほぼ直交する一組の対向する固定仕切り板60、62がキャ
ビティ面64に立設されている。そして、それらの仕切り
板により下型のキャビティ面64の一部が区画され、その
区画されたキャビティ面64aに後記の異硬度部材70が挟
着保持されるようになっている。仕切り板で区画される
キャビティ面64aは、通常異硬度裸ヘッドレストにおけ
る頭部受け面を形成する部分とされる。
【0011】前記可動仕切り板56、58は、金属または硬
い樹脂から構成され、仕切り板用ヒンジ66、68により型
分割部に回転可能に軸着されている。その仕切り板用ヒ
ンジ66、68による軸着は、前記可動仕切り板56、58を挟
んで相対する上型28、下型32、下型34を連結する型用ヒ
ンジ36、38の軸ピン37、39を、仕切り板用ヒンジ台66
a、68bの軸ピン挿通部66b、68bに挿通することによ
りなされている。すなわち型用ヒンジの軸ピン37、39
を、この仕切り板用ヒンジ66、68の軸ピンとして共用す
ることにより可動仕切り板56、58が型分割部に軸着され
ている。なおこの実施例にあっては、図2および図3に
示すように、仕切り板用ヒンジ台66a、68aを挟んで二
つの型用ヒンジ36、36、38、38が配置され、その二つの
型用ヒンジに挿通された一本の長い軸ピン37、39を利用
して仕切り板用ヒンジ台66、68が軸着されているが、も
ちろん仕切り板用ヒンジはこの実施例に限られるもので
はない。
【0012】なお前記可動仕切り板は、型構造等によっ
ては対向する仕切り板の一つのみを型用ヒンジと軸ピン
を共用する仕切り板用ヒンジにより軸着するようにし、
他方の可動仕切り板については、型用ヒンジとは軸ピン
の異なる別の仕切り板用ヒンジを用いて軸着するように
してもよい。また対向する仕切り板の一つのみを可動仕
切り板とし、他は固定仕切り板としてもよい。一方固定
仕切り板60、62は、成形品である異硬度裸ヘッドレスト
を発泡成形型から取り出し易くするため、キャビティに
アンダーカットを形成しないように設けるのが好まし
い。
【0013】このようにしてなる前記実施例の発泡成形
型を用いて行う異硬度裸ヘッドレストの成形は、前記従
来の発泡成形型と同様にして行う。すなわち、まず上型
28、30および下型32を回転させて発泡成形型27を開け
る。そして、仕切り板で区画されたキャビティ面64a
に、軟質ポリウレタン発泡体のスラブ等からなる異硬度
部材70(図1の二点鎖線で示す。)を配置する。そして
発泡成形型を閉じ、可動仕切り板56、58と固定仕切り板
60、62により異硬度部材70を挟着してそれらの仕切り板
で区画されたキャビティ面64aに保持するとともに、主
に補強用の埋設部と取付用のスティとからなるインサー
ト72(図1の二点鎖線で示す。)を、その閉型時にステ
ィ挿通用の穴52を利用してキャビティ42内に宙づりで保
持する。その後キャビティ内に、異硬度部材70より硬度
の高い発泡体を形成する液状発泡原料、たとえばポリウ
レタン発泡体原料を発泡原料注入用の穴54から注入し、
異硬度部材70およびインサート72と一体に枕部を発泡成
形し、その後発泡成形型27を開き異硬度裸ヘッドレスト
を取り出す。
【0014】なお前記実施例にあっては、インサートを
キャビティ内に保持して枕部の発泡成形と同時に枕部内
にインサートを埋設する発泡成形型について説明した
が、本考案はそれに限るものではなく、発泡成形後にイ
ンサートを枕部内に挿入するようにした発泡成形型であ
ってもよい。その場合の発泡成形型は、インサートの代
わりにインサートとほぼ同形状の突型がキャビティ内に
向けて設けられる。そして、その突型によって異硬度裸
ヘッドレスト枕部に形成されたインサート挿入用中空部
にインサートが挿入されることになる。
【0015】
【考案の効果】本考案の異硬度裸ヘッドレスト用発泡成
形型は、前記のように型用ヒンジを構成する強度の大な
る軸ピンを仕切り板用ヒンジの軸ピンとして共用するた
め、発泡成形型の耐久性を高めることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる発泡成形型の断面図
である。
【図2】図1に示す発泡成形型の一部の斜視図である。
【図3】図1に示す発泡成形型の型用ヒンジおよび仕切
り板用ヒンジを示す斜視図である。
【図4】図1に示す発泡成形型の型開き状態を示す断面
図である。
【図5】異硬度裸ヘッドレストの断面図である。
【図6】従来の発泡成形型を示す断面図である。
【符号の説明】
28 :上型(分割型) 30 :上型(分割
型) 32 :下型(分割型) 34 :下型(分割
型) 36 :型用ヒンジ 38 :型用ヒンジ 37 :型用ヒンジの軸ピン 39 :型用ヒンジ
の軸ピン 46a:型分割面 46b:型分割面 48a:型分割面 48b:型分割面 56 :可動仕切り板 58 :可動仕切り
板 66 :仕切り板用ヒンジ 68 :仕切り板用
ヒンジ 66a:仕切り板用ヒンジ台 68a:仕切り板用
ヒンジ台 66b:仕切り板用ヒンジ台の軸ピン挿通部68b:仕切り
板用ヒンジ台の軸ピン挿通部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 B29L 31:58

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティ面の一部を区画する可動仕切
    り板を分割型の型分割面に設け、該仕切り板を挟んで相
    対する分割型同志を型用ヒンジにより回動可能に連結し
    た異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形型において、該型用
    ヒンジの軸ピンを仕切り板用ヒンジの軸ピンとして共用
    することにより該仕切り板用ヒンジを型分割部に取り付
    けたことを特徴とする異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形
    型。
JP3881691U 1991-04-26 1991-04-26 異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形型 Expired - Lifetime JP2517101Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3881691U JP2517101Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3881691U JP2517101Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04124611U JPH04124611U (ja) 1992-11-13
JP2517101Y2 true JP2517101Y2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=31920232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3881691U Expired - Lifetime JP2517101Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2517101Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04124611U (ja) 1992-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4432919A (en) Method of making a composite foam taxidermy mannikin
JP2517101Y2 (ja) 異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形型
GB2225978A (en) A mold for making a hollow skin covered foamed plastic article
JP2517100Y2 (ja) 異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形型
JP2517099Y2 (ja) 異硬度裸ヘッドレスト用発泡成形型
US4702866A (en) Method of making an expanded ball batting aid
GB2216842A (en) Mold steel for foamed plastic molding
JP2958538B2 (ja) 異硬度クッション体の成形型
JPH1071284A (ja) 金型を用いた一体発泡成形方法
JP3047212B2 (ja) 積層形成形品の成形方法および成形用金型
JP2998037B2 (ja) 異硬度裸ヘッドレストの製造方法およびそれに用いられる成形型
JPH0569449A (ja) ヘツドレスト成形品の製造方法とそれに用いるヘツドレスト成形型
JP3238436B2 (ja) ウレタンシートパッドへの軽量材取付け方法
JPH06226758A (ja) 挿通孔を有する発泡成形品の成形用金型
JP2559422Y2 (ja) ヘッドレスト成形型
US5055020A (en) Mold for manufacturing a skin covered foamed plastic article
JPH0751292Y2 (ja) 発泡成形型の表皮材固定構造
JPH08300374A (ja) インサート内蔵発泡成形品の製造方法および発泡成形型
CA1201889A (en) Taxidermy mannikin mold and molding method
JP2551082Y2 (ja) ウレタン発泡成形型構造
JPH11262916A (ja) スプリットブロック及びその製造方法
JP2574065Y2 (ja) インサート一体発泡成形型の構造
JPS63200703A (ja) 靴底および靴底を製造する方法
JPH02145311A (ja) 表皮材一体発泡体の発泡成形型及び発泡成形方法
JPH03161311A (ja) 発泡ウレタンロールの製造方法