JP2517028Y2 - 軸封構造 - Google Patents

軸封構造

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JP2517028Y2
JP2517028Y2 JP9917590U JP9917590U JP2517028Y2 JP 2517028 Y2 JP2517028 Y2 JP 2517028Y2 JP 9917590 U JP9917590 U JP 9917590U JP 9917590 U JP9917590 U JP 9917590U JP 2517028 Y2 JP2517028 Y2 JP 2517028Y2
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shaft
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tank
packing
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剛 小寺
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Kobe Steel Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液またはスラリー状の原料を攪拌する装置
や槽等に設けられる回転軸の軸封構造に関し、特に、鉄
鋼業やセメント製造業などにおける大型装置に使用され
る回転軸の軸封に関する。
〔従来の技術〕
従来、攪拌槽などに取り付けられる回転軸の軸封に
は、例えば、その正断面図である第3図に示す軸封構造
のものが多く採用されている。
この従来の軸封構造は、グランドパッキン(12)を内
装したパッキン箱(11)を槽(10)壁に直接的に取付
け、該パッキン箱(11)に内挿した回転軸(13)を軸封
する構成とされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、装置構成が大型である場合、これら装置に
取り付けられた回転軸には芯ズレが生じ易く、また通
常、負荷される応力も大きく、かつ長軸に構成されるた
め、運転中に偏荷重や撓みによる振れが生じ易くなる。
しかし、上記従来の軸封構造では、パッキン箱が槽壁
に固着されているため、回転軸の振れに追従できず、内
装したグランドパッキンに回転軸の振れによる偏荷重が
負荷されてシールを達成するに要する面圧に偏りが生
じ、グランドパッキンが軸封効果を失して流体の外部漏
れが発生し易く、更には、運転の継続により偏摩耗が生
じて流体の外部漏れが増加し、不時の設備停止に繋がる
ことがしばしばあった。
すなわち、上記従来の軸封構造は、回転軸の振れを考
慮した構成となっておらず、特に大型装置においては、
液体の完全な外部漏れは防止し難く、作業環境の悪化や
不随時の操業停止を招き易いという問題点がある。
本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、回転軸に芯ズレや振れが生じても、その半径
方向の動きにパッキン箱が追従でき、内装したシール材
に負荷される偏荷重を軽減し得てその軸封効果を維持で
き、液体の外部漏れを確実に防止できる軸封構造の提供
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は以下の構成とさ
れている。すなわち、本考案に係る軸封構造は、流体を
収納する槽に取り付けられる回転軸の軸封構造であっ
て、シール材を内装したパッキン箱と、該パッキン箱上
に嵌着され、外周部を槽壁に水密に取着された弾性材か
らなる筒状の連結環と、基端部を槽壁に固着されてパッ
キン箱に沿う軸方向に張出し、先端部を弾性部材を介し
てパッキン箱に連結させた複数の保持アームとを備えて
なり、パッキン箱が、保持アームに回転不能に、かつ半
径方向に僅少移動可能に連結・保持されたことを特徴と
する。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本実施例の軸封構造の概要を示す正断面図、
第2図は第1図のII-II断面図である。
第1図および第2図において、(1)は槽であって、
該槽(1)は流体Lを内に収容すると共に、その槽壁
(1a)を貫通させて回転軸(2)を設けている。
(3)はパッキン箱であって、該パッキン箱(3)
は、金属材料からなる円筒状のもので、その内径面に常
套のグランドパッキン(3a)を複数個連ねて嵌装すると
共に、一方の端部にパッキン押え蓋(3b)を設けてい
る。また、該パッキン箱(3)は、回転軸(2)を内挿
して槽(1)の大気側に配されている。また、パッキン
押え蓋(3b)は、その端部を本体内に嵌入させると共
に、締結ボルト(3c)を介して本体に連結されてあり、
一方、グランドパッキン(3a)は、パッキン押え蓋(3
b)端部の本体内挿入量の調整にて、回転軸(2)の軸
封に要する面圧を付与される。
(4)は連結環であって、該連結環(4)は、硬質ゴ
ム材からなる円筒状のもので、パッキン箱(3)の反パ
ッキン押え蓋(3b)側の外周上に嵌合・接着されると共
に、その反パッキン押え蓋(3b)側の端部に形成した連
結フランジ(4a)を介して、槽壁(1a)に水密に取着さ
れている。
(5)は保持アームであって、該保持アーム(5)
は、金属材料からなる梁状のもので、その基端部を槽壁
(1a)に固着させてパッキン箱(3)に平行な軸方向に
張出し、パッキン箱(3)の上方と下方との2ヵ所に配
設されている。また、該保持アーム(5)の先端部は、
パッキン箱(3)の反槽(1)側の外周から上下方向に
突設された連結凸部(3d)に連結されている。
(6)は連結スリーブであって、該連結スリーブ
(6)は、ゴム製のもので、保持アーム(5)の先端部
に設けられた連結孔(5a)に嵌着されている。
そして、パッキン箱(3)の連結凸部(3d)は、保持
アーム(5)先端部の連結孔(5a)に嵌着されたゴム製
の連結スリーブ(5)に内挿したピン(7)を介して係
合されてあり、該パッキン箱(3)は、保持アーム
(5)によって、回転軸(2)の回転に追従して回転す
ることを抑止される一方で、回転軸(2)の振れに追従
して半径方向に移動可能に保持される。
上記構成を具備する本実施例の軸封構造では、グラン
ドパッキンを内装したパッキン箱を、ゴム製の連結環を
介して槽壁に水密に取着すると共に、横壁に固着された
保持アームにゴム製の連結スリーブを介して連結させ
て、回転軸に追従回転することを抑止する一方で、回転
軸の振れに追従して半径方向に移動可能に保持するの
で、回転軸に芯ズレや振れが生じても、その半径方向の
動きにパッキン箱を追従させ、内装したグランドパッキ
ンに偏荷重が負荷されることを抑制してその軸封効果を
維持させると共に、偏摩耗の発生を防止できて、液体の
外部漏れのない安定した運転を長期に継続させることが
できる。
なお、本実施例では、保持アームをパッキン箱の上方
と下方との2ヵ所に配したが、これは一例であって、装
置規模に応じて、パッキン箱を囲む3ヵ所以上に配設さ
れても良い。
また、保持アームの先端をゴム製の連結スリーブを介
してパッキン箱に連結させたが、これは、パッキン箱を
回転不能に、かつ各半径方向に僅少に移動可能に保持で
きる構成とする限り、バネ等の他の弾性部材を介して連
結されても良いことは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上に述べたように、本考案に係る軸封構造によれ
ば、回転軸に芯ズレや振れが生じても、シール部材に負
荷される偏荷重を軽減して、その軸封効果を維持できる
ので、回転軸に芯ズレや振れが生じ易い大型の装置につ
いても、液体漏れによる作業環境の悪化や不随時の操業
停止を招くことなく、安定した運転を長期に継続でき
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例の軸封構造を示す正断面図、 第2図は第1図のII-II断面図、 第3はの従来例の軸封構造を示す正断面図である。 (1)……槽 (1a)……槽壁 (2)……回転軸 (3)……パッキン箱 (3a)……グランドパッキン (4)……連結環 (5)……保持アーム (6)……連結スリーブ L……液体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を収納する槽に取り付けられる回転軸
    の軸封構造であって、シール材を内装したパッキン箱
    と、該パッキン箱上に嵌着され、外周部を槽壁に水密に
    取着された弾性材からなる筒状の連結環と、基端部を槽
    壁に固着されてパッキン箱に沿う軸方向に張出し、先端
    部を弾性部材を介してパッキン箱に連結させた複数の保
    持アームとを備えてなり、パッキン箱が、保持アームに
    回転不能に、かつ半径方向に僅少移動可能に連結・保持
    されたことを特徴とする軸封構造。
JP9917590U 1990-09-20 1990-09-20 軸封構造 Expired - Lifetime JP2517028Y2 (ja)

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JPH0456266U JPH0456266U (ja) 1992-05-14
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JPH0456266U (ja) 1992-05-14

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