JPS5931966Y2 - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置

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Publication number
JPS5931966Y2
JPS5931966Y2 JP1980082266U JP8226680U JPS5931966Y2 JP S5931966 Y2 JPS5931966 Y2 JP S5931966Y2 JP 1980082266 U JP1980082266 U JP 1980082266U JP 8226680 U JP8226680 U JP 8226680U JP S5931966 Y2 JPS5931966 Y2 JP S5931966Y2
Authority
JP
Japan
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shaft
seal
sealing
housing
sealing device
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980082266U
Other languages
English (en)
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JPS576849U (ja
Inventor
秀雄 川端
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
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Publication of JPS576849U publication Critical patent/JPS576849U/ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は土砂等の混合した流体中で攪拌回転する軸に使
用される軸封装置に係るもので、更に詳しくは、例えば
軟弱地盤改良船等の攪拌回転軸に使用し、耐久性と密封
性を備えた軸封装置に関するものである。
防波堤、海中橋脚、人工島等の工事に於ては、海底の軟
弱土を掘削し、セメント系混合物を注入して攪拌し地盤
を改良するために、軟弱地盤改良船が使用されている。
この軟弱地盤改良船には先端部に攪拌翼を取付けた回転
軸が垂下に下っており、この回転軸が回転して流体を攪
拌するわけである。
このため回転軸の先端側には数本の支軸に支持された軸
受部が回転軸を回転可能に軸受けしている。
そして、この軸受部と回転軸とを土砂等を含んだ流体か
ら保護するため軸封装置が必要であり、本考案はこの軸
封装置として密封性と耐久性に優れたものを提供するも
のである。
本考案の密封装置は、軸に嵌合した軸受部を有するハウ
ジングの軸方向外方端部に、前記軸を囲むごとく環状取
付部が形成され、該環状取付部に固着されて前記軸周面
と密封接触する1個又は複数個の外部シールと、該外部
シールと前記軸受部の中間に配置され、前記ハウジング
側に固着されて前記軸周面と密封接触する流体シールと
を配置されて成り、前記外部シールの前記軸周面との密
封接触部か、断面円弧状のシール面を有するシール部分
と、該シール部分の軸方向外方から斜め内方に伸びるリ
ップ部分とを一体形性されて戊るものである。
以下、本考案の一実施例によって詳細に説明する。
第1図は本考案の軸封装置の半断面図である。
1は軸で、この軸1の回転を支える軸受部2がハウジン
グ3に嵌合固着されている。
そして、軸1の回転によりハウジング3が振れないよう
に図示されない支軸によってハウジングの取付部が保持
されているものである。
この軸受部2は含油軸受材製が良く、スリーブ状に形成
して軸1を受けるようにしたものが好ましい態様である
次に、ハウジング3の外方端部16にはシール保持部材
12が一体的に取付けられており、このシール保持部材
12に設けられた軸1を囲む穴25には断面り形状をし
た径方向部分24と円筒部26とから威る保持リング1
1が嵌合固着している。
そして、この保持リング11の径方向部分24は内径が
スリーブ10に近接して嵌合し、円筒部26の環状取付
部4に嵌着した第2の外部シール9のシール部分7側が
軸方向内方に大きく曲げられるのを防止するごとく形成
されている。
更に、円筒部26の環状取付部4に嵌合した断面り形状
のスペーサ13は第2の外部シール9を軸方向に押すと
共に径方向部分23が保持リング11の径方向部分24
と同じ形状で第1の外部シール5のシール部分7側が軸
方向内方に大きく曲げられるのを防止するごとく形成さ
れている。
そして、第1の外部シール5は、保持リング11の環状
取付部4に嵌合する円筒状の押え部と保持リング11の
端面と結合するフランジ部とを有する押えリング14に
よって軸方向に押圧されて第1、第2の外部シール5,
9及びスペーサ13が保持されているのである。
又、シール保持部材12の穴25とスペーサ13の外径
にはそれぞれ油相の溝17が環状に設けられている。
更に、シール保持部材12の取付穴18に嵌着した流体
シール6は保持リング11によって軸方向に固定的に保
持されている。
一方軸1にはニラ割のスリーブ10が軸1に設けられた
フランジ部に嵌着するごとく結合されている。
そして、このスリーブ10の外周面と第1、第2の外部
シール5,9の嵌合密封接触部とが接触して軸封してい
るわけである。
これ等の外部シール5.9の嵌合密封接触部は断面形状
が円弧状になるシール面を有するシール部分7と、この
シール部分7の軸方向外方より斜め方向に伸びるリップ
部分8とにより一体的に形成されている。
そして、シール部分7は断面円弧状のシール面によりス
リーブ10に対し環状に接触し、リップ部分8は先端部
がスリーブ10の外周面と環状に接触しているものであ
る。
又、流体シール6はリップ先端部がスリーブ10の外周
面と接触しているが、そのリップ先端部21は外周側か
らガータースプリング20によりリップ先端部を内径方
向に付勢するごとく押圧されている。
更に、軸受部2と流体シール6との間に設けられた軸1
を囲んだ環状空間部22にはグリースが充填されている
そして、このグリースは軸受部2側より充填されるよう
になっている。
上述のように構成された本願考案は以下に述べるような
作用効果を奏する。
本考案の軸封装置は特に海水に於ける泥、砂、セメント
、その他の異物が混入している流体中で使用されて能力
を発揮する。
これらの異物や流体が軸受部2内へ侵入するのを本考案
の軸封装置によって効果的に密封し遮断するわけである
この密封遮断は、まず外部シール5のリップ部分8によ
って、流体中に混入している微細な異物が軸受部2側に
侵入しようとするのを遮断して密封する。
次に、シール部分7がリップ部分8で遮断できないもの
を遮断するわけである。
このシール部分7のシール面は軸方向に円弧状を呈して
いるから、異物等によって軸方向に曲げられたとしても
円弧接触状態は変らず、同一の密封状態を維持すること
が可能なのである。
更に、第1、第2の外部シール5,9の軸方向内方には
保持リング11の径方向部分24とスペーサ13の径方
向部分23とがあって、当該各外部シールが軸方向内方
に大きく曲げられないように支持されているから、シー
ル部分7のシール面の円弧接触の範囲を越えることはな
い。
従って、シール部分7は常に円弧状面で軸1側と接触可
能にされているから、この円弧状面は常に軸1側との接
触面間に油膜を介在させる機能を有する。
このシール部分7の油膜を介在させる機能は、外来異物
の介在によって、通常のシール部なら急速に損傷するの
を効果的に防止する。
更に、シール部分7の円弧状面はリップ部分8が軸1側
と密封接合するように保持する効果が期待できる。
更に、流体が外部シール5,9を通過したとしても、流
体シール6が設けられであるため流体が軸受部2側に侵
入しようとするのを完全に防止することができる。
更には、流体シール6と軸受部2との間に設けられた空
間部22にグリースが充填されているから、流体が軸受
部2内に侵入しようとしてもこのグリースによって防止
されるわけである。
同時に、外部シール5,7及び、流体シール6はリップ
が軸方向外方に傾斜しているから、外来からの流体及び
異物を阻止すると共に、空間部22のグリースを微小軸
方向外方に流出させることができる。
そして、この微小な油の流出は外来からの流体の侵入を
防止すると共にシール部分7の断面円弧状面に油膜とし
て介在し、シール部分7の異物による損傷を効果的に防
止する。
以上本考案は、泥、砂、セメント等の異物が混入してい
る流体中で使用される回転軸用として、耐久性、密封性
に優れた軸封装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す軸封装置の半断面図で
ある。 1・・・・・・軸、2・・・・・・軸受部、3・・・・
・・ハウジング、4・・・・・・環状取付部、5・・・
・・・第1の外部シール、6・・・・・・流体シール、
7・・・・・・シール部分、8・・・・・・リップ部分
、9・・・・・・第2の外部シール、10・・・・・・
スリーブ、11・・・・・・保持リング、12・・・・
・・シール保持部材、13・・・・・・スペーサ、14
・・・・・・押えリング、18・・・・・・取付穴、2
2・・・・・・空間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸1を支承する軸受部2と該軸受部2に対し軸方向の外
    方端部に設けられた環状取付部4とを有するハウジング
    3、該ハウジング3の環状取付部4に固着されて他方が
    軸方向へ傾斜し前記軸側周面と嵌合密封接触している少
    なくとも1個の外部シール5及び該外部シール5と前記
    軸受部2との間の前記ハウジング3側に密封的に固着さ
    れて他方が軸方向の外方へ傾斜し前記軸1周面と嵌合密
    封接触するリップ先端部21を設けた流体シール6を有
    し、前記外部シール5の前記軸1個周面との嵌合密封接
    触部が断面円弧状のシール面を有するシール部分7と、
    該シール部分7の軸方向外方端部から斜め方向に伸びる
    リップ部分8とに形成されている軸封装置。
JP1980082266U 1980-06-12 1980-06-12 軸封装置 Expired JPS5931966Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980082266U JPS5931966Y2 (ja) 1980-06-12 1980-06-12 軸封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980082266U JPS5931966Y2 (ja) 1980-06-12 1980-06-12 軸封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS576849U JPS576849U (ja) 1982-01-13
JPS5931966Y2 true JPS5931966Y2 (ja) 1984-09-08

Family

ID=29444626

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980082266U Expired JPS5931966Y2 (ja) 1980-06-12 1980-06-12 軸封装置

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JPS576849U (ja) 1982-01-13

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