JP2516829Y2 - ゴースト除去装置 - Google Patents

ゴースト除去装置

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JP2516829Y2
JP2516829Y2 JP1989049947U JP4994789U JP2516829Y2 JP 2516829 Y2 JP2516829 Y2 JP 2516829Y2 JP 1989049947 U JP1989049947 U JP 1989049947U JP 4994789 U JP4994789 U JP 4994789U JP 2516829 Y2 JP2516829 Y2 JP 2516829Y2
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達至 高口
裕司 西
茂広 伊藤
一之 海老原
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はゴースト除去装置に係り、特に、TV(テレビ
ジョン)映像信号を扱う各種ビデオ機器において、入力
映像信号に含まれるゴースト,波形歪を除去するゴース
トキャンセラに関する。
〔従来の技術〕 近年のTV受像機用等のモニタ装置における高画質化,
大画面化志向を反映して、ハイビジョン,クリアビジョ
ンに代表される高画質化TV放送方式が注目を浴びてい
る。一方、高層ビルや山腹からの反射波を同時に受信す
るために発生するゴースト妨害が改めて問題になってき
ている。しかも、高層ビル等の増加によって、妨害地域
は拡がる一方であり、これを受信側のTV受像機において
低域,更には除去することが必要になっており、高級な
TV受像機においては、ゴースト妨害を除去するためのゴ
ースト除去装置を搭載することが要望されつつある。
第2図を参照し乍ら、かかる従来のゴースト除去装置
について説明する。第2図は従来の代表的なゴースト除
去装置1のブロック系統図であり、8はA/D変換器、9
はタイミング信号発生回路、11はトランスバーサルフィ
ルタ(FIRフィルタ,IIRフィルタ等からなるディジタル
フィルタ)、12は波形抽出回路、14は減算器、16は倍率
設定回路、17は重み付け設定回路、18は基準波形発生回
路である。
タイミング信号発生回路9は、入力映像信号に含まれ
ている水平同期信号,垂直同期信号,或いはその他のパ
ルスを基にタイミング信号を生成し、これを基準波形発
生回路18に供給することにより、波形抽出回路12と基準
波形発生回路18との同期をとっている。
まず、初期設定として、トランスバーサルフィルタ11
の係数をクリアする。入力ラインl1より供給される映像
信号は、トランスバーサルフィルタ(以下単に「フィル
タ」とも記す)11を介して、ラインl2から出力映像信号
として取り出されると共に波形抽出回路12に供給され、
ここで基準信号を含む所定の一定期間抽出される。
ここで、上記入力映像信号のうち、ゴースト等の波形
歪検出用の基準波形について、第3図と共に説明する。
同図(A),(B)はステップ状の信号が1水平走査期
間に重畳されたものであり、同図(A)の場合はステッ
プの立上がりを、同図(B)の場合はステップの立下が
りを夫々基準信号として用いる。この場合、立上がり,
立下がりの周辺における周波数特性は予め規定されてい
るものとする。同図(C)はパルス状の信号が1水平走
査期間に重畳されたものであり、この場合もパルス周辺
における周波数特性は予め規定されているものとする。
同図(A),(B)のようなステップ状信号の立上が
り,立下がり部分を微分すると、同図(C)のパルス部
分のようなパルスになる。また、同図(D)は垂直同期
信号であるが、これも立下がり部分を基準信号とするこ
とができる。
以上のような各種の基準信号の波形は波形抽出回路12
にて定期的に抽出され、取込んだ基準波形に合わせて波
形変換をも行なった後、次段の減算器14に出力される。
一方、基準波形発生回路18においては、予め本来あるべ
き理想的な基準信号波形(内部基準波形)が計算されて
おり、これを上記減算器14に供給することにより、上記
波形抽出回路12の出力との比較(本実施例では減算)を
行なう。この比較の結果(誤差信号列)を基に、倍率設
定回路16にて所定の倍率を設定して重み付け設定回路17
に供給し、誤差信号列と倍率とからトランスバーサルフ
ィルタ11を構成する各フィルタのタップ利得を決定す
る。これにより、トランスバーサルフィルタ11からはゴ
ーストが除去(低減)された映像信号が出力される。こ
の場合、周波数成分上において、基準波形の持つ帯域よ
り高い成分の影響を受ける。
なお、重み付け設定回路17は演算機能を必要とするの
で、専らマイコン(micro computer)やマイクロプロセ
ッサ等で構成される。また、上記構成の信号処理回路中
で発生する処理時間による信号の遅れは説明の便宜上省
略するが、以下の説明でも同様な信号の扱い方をするこ
とにする。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来のゴースト除去装置では、ゴースト除去を行
なう際に、基準波形の持つ周波数帯域より高い成分(例
えばノイズなど)の影響を受けることにより、不要なタ
ップ係数の設定等が生じて、ゴースト除去状態への収束
が遅くなったり、間違った点に収束してしまうという問
題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のゴースト除去装置は、従来の構成に加えて、
トランスバーサルフィルタに対するタップ利得の初期設
定として、基準波形を含む入力映像信号が本来有する帯
域成分よりも高い周波数成分である不要高域周波数成分
をカットするカットフィルタ係数を付与する重み付け初
期設定回路を更に備えて構成することにより、上記問題
点を解消した。
〔実施例〕
第1図を参照しながら、本考案のゴースト除去装置の
一実施例について説明する。第1図は本考案のゴースト
除去装置10のブロック図であり、この図において第2図
に示した従来装置と同一構成個所には同一符号を付して
その詳細な説明を省略する。両図を比較すると明らかな
ように、本考案のゴースト除去装置10では、従来装置1
における各回路の他に、重み付け初期設定回路19を備
え、これらを第1図示の如く接続して構成している。か
かる構成により、初期設定として、フィルタ11に不要高
域周波数成分カットフィルタ係数を与えた後、ゴースト
除去処理(動作)を開始することにより、入力映像信号
中に含まれる不要高域成分の悪影響を軽減することがで
き、無駄なくゴーストを除去状態に収束させ得るように
なる。
以下、第1図を参照しながら、本考案のゴースト除去
装置10の具体的な動作について説明する。ゴースト除去
装置を起動する(ゴースト除去作業を始める)際に、重
み付け初期設定回路19において予め求められている初期
設定重み付けデータを、トランスバーサルフィルタ11の
フィルタ係数の初期設定値として与える。ここでゴース
ト除去の初期設定が終り、以後、ゴースト除去作業が実
施される。なお、初期設定重み付けデータとしては、例
えば基準波形の持つ周波数帯域成分のみを通過させるフ
ィルタ係数{例えば単一パルスを映像帯域(4.2MHz)で
帯域制限した時のインパルス応答}等であり、かかる初
期設定として与えるフィルタ係数は、予めROM等に記憶
させておき、その係数を与えるよう構成するだけで良い
ので、回路も複雑化せず、容易に構成できる。
入力ラインl1からの入力映像信号X(t)はフィルタ
11に供給され、ここで、初期設定として与えられたフィ
ルタ係数により不要高域成分がカットされて、必要な周
波数成分のみが通過して、ラインl2から出力映像信号Y
(t)として取り出されると共に波形抽出回路12に供給
され、ここで基準信号を含む所定の一定期間(例えば1
水平走査線分)抽出される。波形抽出回路12では取込ん
だ基準波形に合わせて波形変換(例えば微分)をも行な
った後、次段の減算器14に出力する。この減算器14にお
いて、基準波形発生回路18からの内部基準波形(本来の
理想的な基準信号波形)と上記波形抽出回路12の出力と
の比較(本実施例では減算)を行なう。この比較の結果
(誤差信号列)を基に、倍率設定回路16にて所定の倍率
を決定して重み付け設定回路17に供給し、誤差信号列と
倍率とからトランスバーサルフィルタ11を構成する各フ
ィルタのタップ利得を設定する。これにより、トランス
バーサルフィルタ11からはゴーストが良好に除去された
映像信号が出力される。
以上の動作を繰返し行なって、タップ利得を逐次更新
することにより、基準波形の持つ帯域より高い周波数成
分(基準波形を含む入力映像信号が本来有する帯域成分
よりも高い周波数成分である不要高域周波数成分)の影
響を受けない良好なゴースト除去を実現することができ
る。
なお、以上の説明においては、基準信号の抽出をトラ
ンスバーサルフィルタ11の出力側から行なって、タップ
利得を逐次更新するもの(即ちフィードバック型制御)
としたが、これに限らず、タップ利得の決定に過去のタ
ップ利得によるフィルタ出力を用いないで、基準信号の
抽出をフィルタ11の入力側から行なう(即ちフィードフ
ォワード型制御)よう構成しても良く、いずれの制御ら
も本考案のゴースト除去装置は応用できるものである。
〔効果〕
叙上の如く、本考案のゴースト除去装置によれば、初
期設定として、トランスバーサルフィルタに不要高域周
波数成分カットフィルタ係数を与えることにより、不要
高域成分の悪影響を軽減することができ、処理の途中に
おける不要なタップ係数の設定を防ぐことができ、誤っ
た点に収束することなく、より円滑且つ有効にゴースト
を除去でき、しかも、従来装置に若干の回路を追加する
だけで実現出来るという優れた特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本考案及び従来のゴースト除去
装置のブロック図、第3図は本考案装置及び従来装置で
使用される基準信号の各種波形図である。 8……A/D変換器、9……タイミング信号発生回路、10
……ゴースト除去装置、11……トランスバーサルフィル
タ、12……波形抽出回路、14……減算器、16……倍率設
定回路、17……重み付け設定回路、18……基準波形発生
回路、19……重み付け初期設定回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 志摩 兆一郎 (56)参考文献 特開 昭63−287267(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタルフィルタにて構成され、それら
    のタップ利得が設定されることにより入力映像信号中の
    ゴースト成分を除去するトランスバーサルフィルタと、 該入力映像信号中に含まれるゴースト検出用の基準信号
    を含む所定の一定期間の信号を抽出する波形抽出回路
    と、 上記入力映像信号から抽出された基準信号に同期した理
    想基準波形信号を発生させる基準波形発生回路と、 上記入力映像信号から抽出された基準信号と該基準波形
    信号とを減算して誤差信号を出力する減算回路と、 該誤差信号に応じて倍率を設定する倍率設定回路と、 上記誤差信号に該倍率設定回路で設定された倍率を乗算
    することにより重み付けデータを得て、その重み付けデ
    ータを上記トランスバーサルフィルタにタップ利得設定
    データとして供給する重み付け設定回路とを備えたゴー
    スト除去装置において、 上記トランスバーサルフィルタに対するタップ利得の初
    期設定として、上記基準波形を含む入力映像信号が本来
    有する帯域成分よりも高い周波数成分である不要高域周
    波数成分をカットするカットフィルタ係数を付与する重
    み付け初期設定回路を設けたことを特徴とするゴースト
    除去装置。
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