JP2516780Y2

JP2516780Y2 - パチンコ玉貯留装置

Info

Publication number: JP2516780Y2
Application number: JP852691U
Authority: JP
Inventors: 好彦薮上
Original assignee: ダイコク電機株式会社
Priority date: 1991-01-30
Filing date: 1991-01-30
Publication date: 1996-11-13
Anticipated expiration: 2006-01-30
Also published as: JPH065686U

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【０００２】

【産業上の利用分野】本考案は、パチンコゲーム機から
排出されるパチンコ玉を受けて一時的に貯留すると共に
貯留パチンコ玉を玉通路から順次排出する玉貯留容器を
備えたことを特徴とするパチンコ玉貯留装置に関する。

【０００３】

【０００２】

【０００４】

【従来の技術】従来より、パチンコホールにおいては、
パチンコゲーム機の稼働状況を管理するために、パチン
コゲーム機に打込まれたアウト玉数をホール管理コンピ
ュータで計数するようにしている。

【０００５】

【０００３】そこで、パチンコゲーム機の裏側にこのパ
チンコゲーム機から排出されるアウト玉を受けるように
玉貯留容器を配設すると共に、その玉貯留容器からアウ
ト玉が排出されるときに玉計数器によりアウト玉数を計
数するようにしている。従って、アウト玉数を示す計数
信号が玉計数器からホール管理コンピュータに出力され
るので、ホール管理コンピュータはパチンコゲーム機か
ら排出されたパチンコ玉を計数することができる。

【０００６】

【０００４】

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
例の玉貯留容器のものでは、玉貯留容器に貯留されたパ
チンコ玉を排出するための玉通路にパチンコ玉が詰るこ
とがあり、このような場合、玉貯留容器からパチンコ玉
が正常に排出されなくなってしまう問題がある。

【０００８】

【０００５】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、玉貯留容器から排出されるパチンコ玉
の玉詰りを防止することができるパチンコ玉貯留装置を
提供するにある。

【０００９】

【０００６】

【００１０】

【課題を解決するための手段】本考案のパチンコ玉貯留
装置は、パチンコゲーム機から排出されるパチンコ玉を
受けて一時的に貯留すると共に貯留パチンコ玉を玉通路
から順次排出する玉貯留容器を設け、前記貯留パチンコ
玉を前記玉通路に案内する玉案内路を前記玉貯留容器に
設け、前記貯留パチンコ玉を前記玉通路の途中部に落下
する副玉案内路を前記玉貯留容器を設けたものである。

【００１１】

【０００７】

【００１２】

【作用】パチンコゲーム機からパチンコ玉が排出される
と、玉貯留容器にパチンコ玉が貯留される。そして、貯
留パチンコ玉は玉案内路及び副玉案内路から玉通路に案
内されて順次排出される。このとき、副玉案内路から玉
通路に案内されたパチンコ玉は玉通路の途中部に落下す
るので、玉通路にパチンコ玉が滞留していた場合、副玉
案内路から落下したパチンコ玉は滞留したパチンコ玉に
衝撃を与えるので、パチンコ玉の滞留が解消される。従
って、玉貯留容器に貯留されたパチンコ玉は、玉通路か
ら滞留することなく順次排出される。

【００１３】

【０００８】

【００１４】

【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。全体の正面を示す図１及び側面を示す図２にお
いて、玉貯留容器１は保持台２に支持されており、ま
ず、玉貯留容器１について説明する。

【００１５】

【０００９】即ち、玉貯留容器１の側壁には開口部３が
形成されており、玉貯留容器１の底面４全体はその開口
部３に向かって傾斜している。底面４の最下部には開口
部３に向かって傾斜する溝状の玉案内路５が形成されて
おり、その玉案内路５が開口部３を通じて側方を臨んで
いる。また、全体の平面を示す図３において、玉貯留容
器１の底面４において玉案内路５に連なる部位は開口部
３を通じて側方を臨んでおり、その部位に整流板６が立
設されていると共に、その整流板６により開口部３に連
なる副玉案内路７が画成されている。

【００１６】

【００１０】玉貯留容器１の側部には傾斜した玉通路８
が玉貯留容器１に一体に形成されている。玉通路８の最
上部は開口部３を通じて玉案内路５に連なっていると共
に、最下部には玉排出口９が形成されている。

【００１７】

【００１１】全体の背面を示す図４において、玉貯留容
器１の下面側に揺動部材１０が枢支されている。この揺
動部材１０の先端部は底面４の下面側から玉案内路５に
突出して設けられており、その先端部は上方に付勢され
ている。揺動部材１０に対応して玉貯留容器１の下面側
にリミットスイッチ１１が固定されており、これは揺動
部材１０が下降したときにオンする。このリミットスイ
ッチ１１の出力はホール管理コンピュータ或は玉詰りラ
ンプに与えられている。

【００１８】

【００１２】図１及び図２において、玉通路８の玉排出
口９の下方となる玉貯留容器１には、玉計数器１２が装
着されている。この玉計数器１２は玉排出口９から落下
したパチンコ玉を受けて通過させると共に、例えば１０
個のパチンコ玉が通過する毎に計数信号をホール管理コ
ンピュータに出力する。

【００１９】

【００１３】玉貯留容器１の下面には一対の脚部１３が
一体に形成されている。この脚部１３の玉通路８側とな
る側面には階段状支持部１４が形成されており、これ
は、玉貯留容器１側となるに従ってその厚み寸法が複数
段階に増大している。

【００２０】

【００１４】尚、玉貯留容器１の底面にはパチンコ玉の
跳返りを防ぐゴムシート（図示せず）が添着されている
と共に、側壁上部にはパチンコ玉の飛出しを防止する飛
散防止具１５が装着されている。

【００２１】

【００１５】次に保持台２について説明する。即ち、図
１及び図２において、台板１６には第１及び第２の固定
ブロック１７及び１８が所定距離離間されて立設されて
いる。第２の固定ブロック１８上には移動ブロック１９
が載置されており、その移動ブロック１９が第１の固定
ブロック１７と対面している。この移動ブロック１９に
おいて第１の固定ブロック１７側となる側面は玉貯留容
器１の脚部１３の階段状支持部１４の形状に対応してい
る。そして、移動ブロック１９と第１の固定ブロック１
７との間に玉貯留容器１の脚部１３が位置されていると
共に、第１の固定ブロック１７から移動ブロック１９に
ボルト２０が貫通されており、そのボルト２０に蝶ねじ
２１を螺進することにより、保持台２に玉貯留容器１が
固定されている。

【００２２】

【００１６】次に上記構成の作用について説明する。保
持台２をパチンコゲーム機１の裏側の所定位置に固定す
る。そして、ねじ調整により玉貯留容器１を保持台２に
よる保持状態から解放すると、玉貯留容器１は保持台２
に対して上下方向及び水平方向に移動可能となるので、
玉貯留容器１をパチンコゲーム機からのパチンコ玉を受
ける位置に位置決めする。このとき、脚部１３の階段状
部１４の隅部を移動ブロック１９の角部に合せた係合状
態で、ねじ締めにより移動ブロック１９と第１の固定ブ
ロック１７との間で脚部１３を挟持する。

【００２３】

【００１７】さて、遊技客による遊技によりパチンコゲ
ーム機からパチンコ玉が排出されると、そのパチンコ玉
は玉貯留容器１に落下する。そして、パチンコ玉の大部
分は、底面４から玉案内路５に落下すると共に開口部３
を通じて玉通路８に落下してから、玉通路８を進行して
玉排出口９から落下する。これにより、玉通路８から落
下したパチンコ玉は玉計数器１２を通過するので、玉計
数器１２からは通過パチンコ玉数に応じた計数信号がホ
ール管理コンピュータに出力される。従って、ホール管
理コンピュータはパチンコゲーム機から排出されたアウ
ト玉数を計数することができる。

【００２４】

【００１８】また、玉貯留容器１に落下したパチンコ玉
の一部は、整流板６で画成された副玉案内路７を通過し
て開口部３から玉通路８に落下する。このとき、副玉案
内路７から玉通路８に落下したパチンコ玉は、玉通路８
の途中部に落下するので、例えば玉排出口９にパチンコ
玉が詰まって玉通路８にパチンコ玉が滞留した場合は、
滞留したパチンコ玉列に副玉案内路７からのパチンコ玉
が落下するようになる。従って、玉通路８に滞留してい
たパチンコ玉に衝撃が与えられるので、玉通路８のパチ
ンコ玉の滞留が解消されて玉排出口９から落下するよう
になる。

【００２５】

【００１９】尚、副玉案内路７からのパチンコ玉の落下
によっても玉通路８のパチンコ玉の滞留が解消されない
ときは、パチンコ玉が玉貯留容器１の玉案内路５に滞留
するようになる。そして、玉案内路５に突出している揺
動部材１０の先端部上にパチンコ玉が位置するようにな
ると、パチンコ玉の重さにより揺動部材１０が降下する
ので、リミットスイッチ１１がオンする。この結果、ホ
ール管理コンピュータに玉詰りの発生が警報されたり、
或は玉詰りランプが点灯するので、担当係員は警報を確
認することにより玉詰まりに素早く対処することができ
る。

【００２６】

【００２０】要するに、上記実施例の場合、玉貯留容器
１の玉通路８にパチンコ玉が滞留した場合であっても、
副玉案内路７から玉通路８に落下するパチンコ玉によ
り、玉通路８のパチンコ玉の滞留が解消されるので、玉
貯留容器１から貯留パチンコ玉を順次排出して玉計数器
１２により計数することかできる。

【００２７】

【００２１】

【００２８】

【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
のパチンコ玉貯留装置によれば、玉貯留容器に貯留され
たパチンコ玉を玉案内路から玉通路に案内して排出する
と共に、貯留パチンコ玉を副玉案内路から玉通路の途中
部に落下するようにしたので、玉貯留容器から排出され
るパチンコ玉の玉詰りを防止することができるという優
れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す全体の正面図

【図２】全体の側面図

【図３】全体の平面図

【図４】全体の背面図

【符号の説明】

１は玉貯留容器、２は保持台、５は玉案内路、７は副玉
案内路、８は玉通路、１２は玉計数器である。

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】パチンコゲーム機から排出されるパチン
コ玉を受けて一時的に貯留すると共に貯留パチンコ玉を
玉通路から順次排出する玉貯留容器と、この玉貯留容器
に設けられ前記貯留パチンコ玉を前記玉通路に案内する
玉案内路と、前記玉貯留容器に設けられ前記貯留パチン
コ玉を前記玉通路の途中部に落下する副玉案内路とを備
えたことを特徴とするパチンコ玉貯留装置。