JP2516721Y2 - 埋込ボックス位置検出装置 - Google Patents

埋込ボックス位置検出装置

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JP2516721Y2
JP2516721Y2 JP1993050180U JP5018093U JP2516721Y2 JP 2516721 Y2 JP2516721 Y2 JP 2516721Y2 JP 1993050180 U JP1993050180 U JP 1993050180U JP 5018093 U JP5018093 U JP 5018093U JP 2516721 Y2 JP2516721 Y2 JP 2516721Y2
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氾黎 吉田
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氾黎 吉田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、壁内に埋め込まれた埋
込ボックスの位置を検出するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家屋やビル等の新築工事や改
築工事においては、電気配線、スイッチ、コンセント等
は壁の内部に埋め込まれた状態で設置されるのが一般的
であり、このため、これらを収容するための埋込ボック
スを予め埋め込んだ状態で壁の施行が行なわれ、壁の施
行が終った後に、埋込ボックスが埋め込まれた位置の壁
を開口すると共に、この開口部からボックス内の電気配
線を行なったり、埋込ボックス内にスイッチやコンセン
ト等の電気部品の取り付けを行ない、最後に、開口部に
カバを取り付けるようにしていた。
【0003】そして、壁が施行された後に壁の中に埋め
込まれた埋込ボックスの位置を検出するための手段とし
て、従来では、壁が施行される前に埋込ボックスが設置
される位置の真下の床面にマークを付けておき、壁が施
行された後に、この床面のマークを基準とし、その位置
から壁面に沿って所定の高さ位置を測定することによ
り、大まかな位置を探すと共に、壁の開口に際しては、
まず、壁にドライバー等を突き刺して試し穴を開け、こ
れを基準にして、埋込ボックス開口面位置の壁を開口す
るようにしていた。
【0004】
【考案が解決しょうとする課題】しかしながら、従来の
ような埋込ボックス位置検出手段では、以下に述べるよ
うな問題点があった。即ち、床面のマークを基準として
スケール等で位置を検出するものであるため、正確性に
欠けるし手間も要すると共に、その後の工事でマークが
消えたり、マークした床部材が剥されたり、その逆にそ
の上に別の床部材が貼られたりすることでマークが存在
しなくなる恐れがある。また、マークが存在しても、手
違いなどでマークした位置に埋込ボックスが埋め込まれ
ていなかったり、検出位置を間違った場合でも、それを
確認する手段がないため、関係のない部分の壁を傷付け
てしまう恐れがある。
【0005】そこで、本考案では、かかる問題点を解決
し、埋込ボックスの埋め込み位置を容易かつ正確に検出
することができる埋込ボックス位置検出装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案の埋込ボックス位置検出装置では、埋込ボ
ックスの開口部側に固定可能な非検出部材と、非検出部
材を検出する検出装置との組み合わせよりなり、一方の
非検出部材側にはその所定位置に永久磁石が取り付けら
れ、もう一方の検出装置側には埋込ボックスの前面外形
と同一の外形に形成された基盤と、棒状の磁石と、前記
基盤に設けられていて前記磁石をその長手方向中間部分
を中心として自在回動可能な状態に支持する支持部材と
を有している構造とした。
【0007】
【作用】本考案では上述のように構成されるので、ま
ず、壁が施行される前に各埋込ボックスの開口部に非検
出部材を固定しておくもので、その後、壁が施行された
段階で、埋込ボックス位置の検出を行なうには、基盤を
壁面に当接させた状態で該壁面に沿って検出装置を移動
させると、埋込ボックス位置に近付いてくると、支持部
材に支持された棒状磁石の磁力が非検出部材側に固定さ
れた永久磁石の磁力に反応して自在に回動することか
ら、棒状磁石の軸線方向が非検出部材の永久磁石方向を
向くことになる。
【0008】そこで、その軸線方向へ向けて検出装置を
壁面に沿って移動させていくと、壁面に対する棒状磁石
の傾斜角度が次第に大きくなっていくため、棒状磁石が
壁面に対して垂直になる位置を見つけることにより、埋
込ボックスの位置を容易かつ正確に検出することができ
る。従って、その位置に検出装置を固定した状態で、基
盤の外周に沿って壁面に墨を入れ、その墨に沿って壁を
開口することにより、埋込ボックスの前面を正確に開口
することができる。
【0009】
【実施例】図1は、本考案一実施例の埋込ボックス位置
検出装置の使用状態を示す断面図であり、図において、
1は埋込ボックス、2は非検出部材、3は検出装置、4
は壁をそれぞれ示している。前記埋込ボックス1は、そ
の前面が縦長の長方形状に開口されると共に、その上側
の開口端面と下側の開口端面の中心部には、図示を省略
したスイッチやコンセント等の電気部品の取り付けを行
なうか、または、カバー11の取り付けを行なうための
ねじ孔12,13が形成されている。
【0010】前記非検出部材2は、アルミ等の非磁性体
よりなる縦長の板材で形成されていて、その前面中央部
位置にはプレス成形による窪み部21が形成され、該窪
み部21には円盤状の永久磁石22が取り付けられてい
ると共に、板材の上下両端部で前記埋込ボックス1のね
じ孔12,13とそれぞれ符合する位置にはねじ挿通孔
23,24が形成されていて、ねじ25,26で埋込ボ
ックス1の前面開口部に対する取り付けが可能な構造と
なっている。
【0011】前記検出装置3は、図1及び図2にその詳
細を示すように、円筒部31と、該円筒部31内におい
て該円筒部31の直径線を中心として回動可能に支持さ
れた長方形状の回動支持枠体32と、該回動支持枠体3
2内において、その長手方向中心部位置において前記回
動支持枠体32の回転軸方向と直交する回転軸とを中心
として回動可能に支持された棒状の永久磁石33と、円
筒部31の一方の開口端面に取り付けられた基盤34
と、円筒部31のもう一方の開口端面に取り付けられた
透明板35とで構成されている。
【0012】そして、前記基盤34は、円筒部31を中
心として、埋込ボックス1における前面の外形、即ち、
壁面4aに開口すべき開口穴と同じ大きさの縦長の長方
形状に形成されている。また、前記透明板35の中央部
には、棒状の永久磁石33が基盤34に対して垂直状態
となる位置を示す円形の印36が表示されている。
【0013】次に、実施例の作用について説明する。こ
の実施例の埋込ボックス位置検出装置では、上述のよう
に構成されるので、まず、壁4が施行される前に各埋込
ボックス1の開口部に非検出部材2を固定しておく。即
ち、非検出部材2のねじ挿通孔23,24から挿通した
ねじ25,26を埋込ボックス1の開口端面に設けられ
たねじ孔12,13にねじ込むことにより、非検出部材
2を埋込ボックス1の開口部に固定状態とすることがで
きる。
【0014】その後、壁4が施行された段階で、埋込ボ
ックス1の埋め込み位置の検出を行なうには、基盤34
を壁面4aに当接させた状態で該壁面4aに沿って検出
装置3を移動させると、埋込ボックス1の埋め込み位置
に近付いてくると、円筒部31内において回動支持枠体
32によって自在回動可能に支持された棒状の永久磁石
33の磁力が非検出部材2側に固定された永久磁石22
の磁力に反応して自在に回動することから、棒状の永久
磁石33の軸線方向が非検出部材2の永久磁石22方向
を向くことになる。
【0015】従って、棒状の永久磁石33の軸線方向へ
向けて検出装置3を壁面4aに沿って移動させていく
と、壁面4aに対する棒状の永久磁石33の傾斜角度が
次第に大きくなっていくため、棒状の永久磁石33が壁
面4aに対して垂直になる位置、即ち、透明板35に表
示された円形の印36に棒状の永久磁石33の端面が一
致する位置を見つけることにより、埋込ボックス1の埋
め込み位置を容易かつ正確に検出することができる。
【0016】そこで、その位置に検出装置3を固定した
状態で、基盤34の外周に沿って壁面4aに墨を入れ、
その墨に沿って壁4を開口することにより、埋込ボック
ス1の前面を正確に開口することができる。
【0017】尚、前記実施例では、棒状の磁石を永久磁
石33で構成したが、電磁石で構成することにより、埋
込ボックス1が薄い鉄板の裏面にある場合でもその位置
を検出することができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案の埋込
ボックス位置検出装置では、埋込ボックスの開口部側に
固定可能な非検出部材と、非検出部材を検出する検出装
置との組み合わせよりなり、一方の非検出部材側にはそ
の所定位置に永久磁石が取り付けられ、もう一方の検出
装置側には埋込ボックスの前面外形と同一の外形に形成
された基盤と、棒状の磁石と、前記基盤に設けられてい
て前記磁石をその長手方向中間部分を中心として自在回
動可能な状態に支持する支持部材とを有している構造と
したことで、棒状磁石の軸線方向を永久磁石の方向へ向
けることができるため、埋込ボックスの埋め込み位置を
容易かつ正確に検出することができると共に、その位置
で基盤の外形が埋込ボックスの前面外形と一致するた
め、埋込ボックスの前面を正確に開口することができる
ようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の埋込ボックス位置検出装置の
使用状態を示す断面図である。
【図2】検出装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 埋込ボックス 2 非検出部材 3 検出装置 22 永久磁石 31 円筒部(支持部材) 32 回動支持枠体(支持部材) 33 棒状の永久磁石 34 基盤

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋込ボックスの開口部側に固定可能な非
    検出部材と、非検出部材を検出する検出装置との組み合
    わせよりなり、 一方の非検出部材側にはその所定位置に永久磁石が取り
    付けられ、もう一方の検出装置側には埋込ボックスの前
    面外形と同一の外形に形成された基盤と、棒状の磁石
    と、前記基盤に設けられていて前記磁石をその長手方向
    中間部分を中心として自在回動可能な状態に支持する支
    持部材とを有していることを特徴とする埋込ボックス位
    置検出装置。
JP1993050180U 1993-08-02 1993-08-02 埋込ボックス位置検出装置 Expired - Lifetime JP2516721Y2 (ja)

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JPH0716525U JPH0716525U (ja) 1995-03-17
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JPS5315929U (ja) * 1976-07-22 1978-02-09
JP5164584B2 (ja) * 2008-01-22 2013-03-21 日本電子技術株式会社 着磁物位置検出ユニット、及びこれを用いた着磁物位置検出装置

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JPH0716525U (ja) 1995-03-17

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