JPH0540463Y2 - - Google Patents

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JPH0540463Y2
JPH0540463Y2 JP11014885U JP11014885U JPH0540463Y2 JP H0540463 Y2 JPH0540463 Y2 JP H0540463Y2 JP 11014885 U JP11014885 U JP 11014885U JP 11014885 U JP11014885 U JP 11014885U JP H0540463 Y2 JPH0540463 Y2 JP H0540463Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 利用産業分野 この考案は、永久磁石や磁気回路等に形成され
た磁極の磁性を判定するマグネツトチエツカーに
係り、構造が簡単で、例えば、連続的に多極着磁
された磁極面の極性判別が確実かつ容易となる高
感度マグネツトチエツカーに関する。
背景技術 永久磁石や磁気回路等に形成された磁極の磁性
を判定するマグネツトチエツカーとして、従来使
用されてきたマグネツトチエツカー20の代表的
な構成は、第4図に示す如く、鋭角先端部を有す
る本体部21と握り部22とからなり、本体21
内には、直径方向に2極着磁した円板状の永久磁
石23が回転自在に軸支されており、本体21に
は表示窓24が設けてあり、表示窓24に極性を
標示するため、永久磁石23の円板平面にはN,
S文字がペイントされている。
判定に際して、被判定物3にマグネツトチエツ
カー20の先端部を当接させると、被判定物3の
磁極が例えばN極の場合、磁気吸引作用により、
永久磁石23が回転し、永久磁石23のS極が本
体21の先端側に移動して、被判定物3の磁極に
対向し、表示窓24にはN極が表われて、被判定
物3の磁極がN極であることを示す。
従来のマグネツトチエツカー20は、本体21
に鋭角先端部を設けていることから、永久磁石2
3と被判定物3との距離が判別感度を低下させて
おり、また、永久磁石23が回転するため、故障
しやすく、連続的に多極着磁された磁極面の極性
判別では、隣接極に影響されて回転モーメントが
生じ感度が低下し、磁極幅が狭い場合は判別でき
ない等の問題があつた。
考案の目的 この考案は、永久磁石や磁気回路等に形成され
た磁極の磁性を判定するマグネツトチエツカーを
改良し、構造が簡単で、狭い磁極面幅で連続的に
多極着磁された各磁極面の極性判別が確実かつ容
易となる高感度なマグネツトチエツカーを目的と
している。
考案の構成と効果 この考案は、軸方向に磁化した柱状永久磁石
を、そのままかあるいは柱状スライダー材の少な
くとも一方端に装着して、少なくとも一方端を非
磁性薄板で閉塞した非磁性筒体の中空部に軸方向
移動自在に収納し、非磁性薄板外面に当接した被
判定物磁極に応じた吸着、反発力による該永久磁
石の非磁性筒体内での軸方向移動状況を目視でき
る表示窓部を、該筒体の少なくとも一部に設けた
ことを特徴とするマグネツトチエツカーである。
詳述すれば、両端あるいは一方端を非磁性薄板
で閉塞した非磁性筒体(第1図A,C)内の軸方
向に移動自在に、軸方向に磁化した柱状永久磁石
を、そのまま(第1図B)、あるいはスライダー
材の両端に着設(第1図A)した永久磁石、ある
いはスライダー材の一方端に着設(第1図C、第
2図D)した永久磁石を、収納してなり、非磁性
薄板外面に当接した被判定物磁極に応じた吸着反
発力による該永久磁石の被磁性筒体内での軸方向
移動状況を、目視できる窓部(第2図E,F)を
設け、被判定物の磁極面極性に従つて、永久磁石
が離反するか、吸着されるかで、同極、異極ある
いは着磁されていないか、さらには磁力の強弱を
判定できることを特徴とするマグネツトチエツカ
ーである。
この考案において、使用する永久磁石は、被判
別物に形成されている磁極に、減磁、磁化等の悪
影響を及ぼすことなく、磁石自体も減磁等の影響
を受け難い形状とすることが望ましく、円柱状や
角柱状などで軸方向に磁化した希土類永久磁石が
適している。
この永久磁石は柱状のまま用いるか、あるい
は、磁石の形状寸法等に応じて、非磁性筒体内の
軸方向移動を円滑にするため、永久磁石をプラス
チツクなどの非磁性スライダー材の端部に着設す
るのもよい。スライダー材は、上記目的から、軽
量で筒体内の移動、接触移動を疎外しない形状、
材質で構成することが望ましい。
非磁性筒体は、マグネツトチエツカー本体を構
成して、その軸方向の中空部に永久磁石あるいは
スライダー材に着設した永久磁石を軸方向に移動
自在に収納するもので、両端を被判別磁極面接触
部となる非磁性薄板で閉塞した構成(第1図A)
あるいは、一方端を非磁性薄板で閉塞し他端側は
非中空など任意の形状から構成(第1図C、第2
図D)される。
この非磁性筒体に設けられる表示窓部は、第2
図E,Fの如く、透明体窓を筒体に嵌込んで形成
するほか、筒体の全部または所要箇所のみ透明材
料とするか、永久磁石あるいはスライダー材にペ
イントされた記号等が見えるようなスリツト部を
開設するなど、種々の形状構成が採用できる。
この考案によるマグネツトチエツカーは、被判
定物の磁性面極性に従つて、筒体内の永久磁石が
該磁極面側から離反するか、吸着されるかで、同
極、異極あるいは着磁されていないかを判定する
が、窓部から得られる永久磁石の非磁性筒体内で
の軸方向移動状況を、同極表示とする他、あるい
は磁力の強弱表示とするかは、所望する判定内容
によつて表示方法を適宜選定することが望まし
い。
また、非使用時に、内蔵する永久磁石の磁力が
外部に影響することがないよう磁気シールドキヤ
ツプを筒体端部に装着するのもよい。
考案の図面に基づく開示 第1図はこの考案によるマグネツトチエツカー
の縦断説明図である。第2図は他の実施例の縦断
説明図と作用を示す説明図である。第3図はこの
考案によるマグネツトチエツカーの他の表示方法
を示す説明図である。第4図は従来のマグネツト
チエツカーの一部破断説明図である。
第1図A図に示すマグネツトチエツカーは、透
明プラスチツクからなり両端が開口された円筒体
1で、両開口端には、非磁性薄板円板2が嵌着し
てあり、円筒体1内には、プラスチツクからなる
円状スライダー材10が軸方向に移動自在に収納
され、スライダー材10の両端面には、短円柱状
で軸方向に磁化した希土類系の永久磁石11,1
2がその磁極面をスライダー材10端面と同一平
面となるように埋め込まれている。
上記の構成において、例えば、図示するごと
く、スライダー材10の下側磁極面がN極で上側
がS極となるよう着磁すると、被判定物3の極性
がN極であれば、同極対向による磁気反発によ
り、磁石11及び一体のスライダー材10は上方
に浮上する。また、円筒体1を天地逆にして被判
定物3に当接させると、異極による磁気吸着し、
磁石12は非磁性薄板円板2を介して被判定物3
に吸着する。
従つて、スライダー材10の両端面付近の外周
面に、各端面の極性をそれぞれペイントしておく
と、上記の操作を行なうことにより、同極反発、
異極吸着、磁性材吸着が判別でき、また、スライ
ダー材10の上方移動時の高さの違いで磁力の強
弱判断が可能となる。
第1図B図には、円柱状で軸方向に磁化した希
土類系の永久磁石13をそのまま使用する場合を
示しており、永久磁石13は樹脂14を全面にコ
ーテイングして、磁石の保護並びに円筒体1内の
移動を円滑にしている。また、コーテイングに代
えて、樹脂チユーブ等で磁石全体を被包するのも
よい。なお、図面では、A図と同様に、同極反発
の状態を示している。
第1図C図の円筒体4は、透明プラスチツクか
らなり、一方端のみ開口して中空部を形成してお
り、開口部には非磁性薄板円板2が嵌着してあ
る。円柱状で軸方向に磁化した希土類系の永久磁
石16は、プラスチツクからなるスライダー材1
5に埋設され、図で下端面にN極磁極面が現れる
構成である。
この場合、図面においてA図と同様に、同極反
発の状態を示し、被判定物3がS極の場合の同極
反発の状態を設定できないが、同極反発、異極吸
着、磁性材吸着が判別でき、また、スライダー材
15の上方移動時の高さの違いで磁力の強弱判断
が可能となる。
第2図D図に示すマグネツトチエツカーは、図
面は短太に現わしているが、取扱いが至便なよう
に、円筒体の上部にクリツプを設けたペンタイプ
で、円筒体5は不透明プラスチツクからなり、一
方端のみ開口して中空部を形成しており、開口部
には非磁性薄板円板2が嵌着してあり、円柱状で
軸方向に磁化した希土類系の永久磁石18の上側
のS極端面に、プラスチツクからなるスライダー
材17を着設し、図で下側のN極磁極面が被判定
物3に対向する構成である。
また、円筒体5には、同E,F図に示す如く、
透明部からなる2つの表示窓6,7がスライダー
材17間隔で軸方向に設けてあり、例えば、E図
に示す如く、被判定物3の極性がN極の場合、同
極対向による反発で磁石18及びスライダー材1
7が浮上し、上側の表示窓7には、スライダー材
17の外周外部にペイントしたNの表示が現わ
れ、被判定物3の極性がNであることを示す。さ
らに、被判定物の磁極が弱い磁力からなる場合
は、上側の表示窓7にスライダー材17の移動の
有無により判断できる。
また、F図に示す如く、被判定物3の極性がS
極の場合、異極対向による吸着で磁石18及びス
ライダー材17は浮上せず、下側の表示窓6に
は、スライダー材17の外周上部にペイントした
Sの表示が現われ、被判定物3の極性がSである
ことを示す。
さらに、被判定物3に磁極が形成されていない
場合も、F図と同様の結果となるが、円筒体5を
保持する手には、異極対向による吸着とは異な
り、弱い吸着力しか感じられないため容易に判別
できる。
第3図に示すマグネツトチエツカーは、第2図
で説明したマグネツトチエツカーと同構成で、円
筒体5の下部に、端面側の透明部8とそれより上
側の着色透明部9とで端面側から所要高さ位置で
二分した表示部を設けてあり、被判定物3の極性
がN極の場合、同極対向による反発で磁石18及
びスライダー材17が浮上した時、透明部8と着
色透明部9との境界よりスライダー材17上端面
がどれだけ移動するかにより、同極反発、異極吸
着、磁性材吸着、磁力の強弱判断が可能となる。
以上に詳述した如く、この考案によるマグネツ
トチエツカーは、構造が極めて簡単であるが、永
久磁石は非磁性薄板円板を介して被判定物と対向
するため高感度な判別ができ、筒体の外径及び、
永久磁石やスライダー材の外径を所要寸法とする
ことにより、磁極幅が小さく連続的に多極着磁さ
れた場合でも、容易に極性判定ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるマグネツトチエツカー
の縦断説明図である。第2図は他の実施例の縦断
説明図と作用を示す説明図である。第3図はこの
考案によるマグネツトチエツカーの他の表示方法
を示す説明図である。第4図は従来のマグネツト
チエツカーの一部破断説明図である。 1,4,5……円筒体、2……非磁性薄板円
板、3……被判定物、6,7……表示窓、8……
透明部、9……着色透明部、10,15,17…
…スライダー材、11,12,13,16,18
……永久磁石、14……樹脂。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 軸方向に磁化した柱状永久磁石を、そのまま
    かあるいは柱状スライダー材の少なくとも一方
    端に装着して、少なくとも一方端を非磁性薄板
    で閉塞した非磁性筒体の中空部に軸方向移動自
    在に収納し、非磁性薄板外面に当接した被判定
    物磁極に応じた吸着、反発力による該永久磁石
    の非磁性筒体内での軸方向移動状況を目視でき
    る表示窓部を、該筒体の少なくとも一部に設け
    たことを特徴とするマグネツトチエツカー。 2 永久磁石を樹脂または樹脂チユーブにて被包
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のマグネツトチエツカー。
JP11014885U 1985-07-18 1985-07-18 Expired - Lifetime JPH0540463Y2 (ja)

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JP11014885U JPH0540463Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

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