JPS5816800Y2 - 塑性流動表示板に画線を行う磁石ゴマ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、磁性分子を分散した塑性流動性流体に磁界を
作用させて、前記磁性粒子を泳動させ、前記塑性流動性
流体を変色させて行う磁気泳動表示方法、特開昭５１−
５８８９３号による表示板（以下塑性流動表示板と称す
）上に任意形状の図形を画く磁石ゴマに係わるものであ
る。

従来上記塑性流動表示板に磁界を作用せしめて画線を行
うには、−先端に磁性を有する磁石ペンまたは、磁性材
にて形成した文字、数字、図形等のスタンプによって行
なわれていた。

そのため画くことの興味が少なく、また低年令層の幼児
には上手に画線することができなかった。

本考案は上記の欠点を排除するため考案したもので、以
下本考案の一実施例を図面について詳述すれば、第１図
に示す如く本体１の中心に磁性体の軸芯２を貫設し、軸
芯２の下部にて接触させて磁石３を嵌合し磁石ゴマを形
成する。

磁石ゴムの軸芯２は、磁石３を嵌合する下方部分が磁性
体であれば、本体１の上部に突出している部分の軸芯は
磁性体でなくても差支えない。

一方、線材または板状の磁性体をもって、第２図、第３
図に示す如き任意形状の図形４を形成する。

この際図形４の重量は、磁石ゴマの回転による接触抵抗
より犬となる重量とする。

上述の如く磁石ゴマと図形４を構成すると、磁石ゴマの
軸芯２の下方先端には磁界が生じ、図形４と磁着が可能
になる。

この磁石ゴマと図形４を用いて塑性流動表示板上に線を
画くには、図形４を塑性流動表示板の画線を行う位置に
置き、磁石ゴマの軸芯２の下方先端を、図形４の任意の
外縁個所に接触させて、磁石ゴマに回転を与えると、軸
芯２には磁力があるから図形４と磁着し続け、且軸芯２
と図形４との接触抵抗により、磁石ゴマは図形４の外周
壁にそって移動する。

したがって、磁石ゴマが移動した軌跡、即ち図形４の形
状に磁界を作用させ、図形４を除いた塑性流動表示板上
に、図形４と同一の図形が画出することができるもので
ある。

上述の如く、任意の図形を塑性流動表示板上に置き、磁
石ゴマを回転せしめれば、泡動的に任意の図形が画ける
ので、低年令層の幼児にも容易に確実な図形を画くこと
ができ、且磁石ゴマが図形４の外周壁にそって移動する
興味性、さらにその結果として図形が画けるマジック性
等、きわめて多くの諸効果を有するものである。

さらに、第５図に示す如く、軸芯２の上部に他の磁石５
を装着して、別に設けるさらに他の磁石との同極反発作
用をなさしめ、回転中の磁石コマを自由に移動操縦する
ことができるから、図形４と組合わせ使用しない場合で
も、上記操作によって特異な文字、図柄を画かせること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案−実施例の磁石ゴマを下方からみた斜視
図、第２図、第３図は図形実施例の平面図、第４図は第
１図の縦断面図、第５図は他の実施例の縦断面図。 １・・・・・・本体、２・・・・・・軸芯、３・・・・
・・磁石、４・・・・・・図形、５・・・・・・磁石。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 磁性分子を分散した塑性流動性流体に磁界を作用させて
   表示を行う塑性流動表示板及び相互に磁気的作用を行う
   コマ本体と任意形状の案内板とから成る磁石ゴマに於て
   、前記塑性流動表示板と軸芯下部を磁性化した磁石ゴマ
   とを組合わせ、前記案内板に代わる図形を線材または板
   状の磁性材にて、磁石ゴマの回転による接触抵抗より犬
   となる重量とした任意形に形成し、該図形を前記塑性流
   動表示板の画線を行う位置に載置し、磁石ゴマの回転軸
   を図形外縁に接触させ、且回動せしめて塑性流動表示板
   上に、図形と同−斡の画線を描かしめることを特徴とす
   る塑性流動表示板に画線を行う磁石ゴマ。