JP2516674Y2 - ブラシレスモ−タ - Google Patents

ブラシレスモ−タ

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JP2516674Y2
JP2516674Y2 JP1987095824U JP9582487U JP2516674Y2 JP 2516674 Y2 JP2516674 Y2 JP 2516674Y2 JP 1987095824 U JP1987095824 U JP 1987095824U JP 9582487 U JP9582487 U JP 9582487U JP 2516674 Y2 JP2516674 Y2 JP 2516674Y2
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拓也 磯田
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日本電産 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、モータ用回路基板を用いたブラシレスモー
タに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来のモータ、殊に薄型スピンドルモータに於いて
は、第5図に示すように、モータブラケットaのフラン
ジ部bに回路基板cが取り付けられている。この回路基
板cは金属基板tの表面に所定の膜状回路部dを印刷し
て構成されており、膜状回路部dは、リード線e…によ
って外部電源や制御回路等と接続されている。この場
合、回路基板cの一部に切欠部hを形成し、そこからリ
ード線eを外側へ引き出すようになっており、リード線
端部f…の固定はフランジ部bに固着されたクランプg
によって行なわれている。
図中、i…はロータ位置検出器であり、ロータjのロ
ータマグネットkに近接して配設されている。なお、ロ
ータjはモータ軸m及びベアリングn…をそれぞれ介し
てモータブラケットaに回転自在に支持されている。p
はステータである。
しかし、従来のブラシレスモータにあっては、上記の
ように、リード線端部f…を押さえるクランプgを設け
た部分に逃がしとして大きな切欠部hを設けているた
め、例えば磁性鋼からなる金属基板tの磁気シールド効
果が十分発揮できないという問題を生じていた。さら
に、リード線e…の一部が基板cの膜状回路部dの上側
に位置することになるので、ロータマグネットkを一定
以上基板cに近接できず、薄型モータの構造として適当
でない、等という問題を生じていた。
本考案は、上記問題点を解決すると共に、ホール素子
等の各種電子部品の自動実装の容易なモータ用回路基板
を用いたブラシレスモータを提供することを目的として
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、モータブラケット上に、上面にロータ位置
検出器を実装したモータ用回路基板を固定し、この回路
基板に被覆線よりなる外部引き出し用リード線を接続し
たブラシレスモータであり、 回路基板を、略リング状の金属基板と、この金属基板
の一面に接着された可撓回路膜体とから構成し、この回
路膜体に、金属基板の内周縁または外周縁より突出した
リード線接続片部を設けて、この接続片部を金属基板の
内周縁または外周縁で金属基板の他面に折り返してこの
他面に接着し、 ブラケットにおける接続片部の折り返し部分に対応す
る位置に、折り返し部分より若干大きい凹部を形成し、 金属基板の外周縁または内周縁側から凹部内にリード
線の端部を挿入して、この凹部内において、リード線の
端部を他面における接続片部の回路導体部に半田接続
し、 かつ、凹部に存在する金属基板の外周縁または内周縁
を、接続片部により湾曲状に覆って、リード線を金属基
板の外周縁または内周縁と凹部の縁との間で接続片部を
介して挟持するようにしたものである。
〔作用〕
リード線と膜状回路導体部との接続は、金属基板の他
面側で行われるので、ロータマグネット等が配置される
上記一面側にはリード線が存在しない。従って、ロータ
マグネットを金属基板の一面に近接して配置することが
できる。リード線が金属基板の一面側を通らないのでク
ランプを設ける必要がなく、それだけ金属基板の寸法形
状が制約されない。金属基板の内周縁または外周縁の一
部とリード線との間には可撓回路膜体が介在するのでリ
ード線に傷が付かず絶縁が良好に保たれる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は1実施例を示したものであり、同
図において、1は本考案に係わるブラシレスモータに用
いられるモータ用回路基板であり、ほぼ円形環状平板形
の金属基板2と、該金属基板2の一面Fに接着されるほ
ぼ円形環状の可撓回路膜体3とを備えている。実施例で
は、スピンドルモータの場合を示すものであり、上記回
路基板1は、仮想線で示すモータブラケット4のフラン
ジ部6にビス5…等で固定され、該フランジ部6の同じ
側には、モータブラケット4の軸受支承部7に固着され
たステータ8と、該ステータ8の外径側にギャップを介
して対向したロータ9とがそれぞれ配設されている。
10は上記ロータ9のロータホルダ11に取り付けられた
ロータマグネットであり、該ロータマグネット10がその
下端部を回路基板1の金属基板2の一面Fに近接させて
設けられる。該ロータマグネット10と上記可撓回路膜体
3との間には、ホール素子、ホールIC等からなるロータ
位置検出器12…が回路膜体3に実装して設けられ、該検
出器12…によりロータマグネット10の回転位置が検出さ
れる。検出器12…からの検出信号は、ステータ8のコイ
ルへの通電切り換え制御に用いられ、モータの回転が制
御される。
上記可撓回路膜体3は、所定の電気回路を構成する膜
状回路導体部13を2枚の弾性絶縁膜14、15にてサンドウ
ィッチ状に重ね合わせたものであり、上記金属基板2の
一面Fに接着剤により接着されている。具体的には、上
記膜状回路導体部13は、合成樹脂製の弾性絶縁膜15の表
面に銅箔を貼付けエッチング処理等を行うことによって
所定の配線パターンに形成され、この回路導体部13の上
にさらに上記弾性絶縁膜14が被覆される。なお、金属基
板2は、珪素鋼等の磁性鋼板又は鉄板等にメッキを施し
たもの、あるいはアルミ等の薄板から構成される。これ
により金属基板2の端面からの発錆が有効に防止され
る。18は接着剤層である。
16は可撓回路膜体3に連続的につまり一体に形成され
該回路膜体3にリード線22…を接続するためのリード線
接続片部であって、金属基板2の内周縁17より突出する
ように形成されている。この接続片部16は、金属基板2
の内周縁17で金属基板2の他面Bに折り返され、該他面
Bに塗布された接着剤によって接着されており、該接続
片部16の先端部20は、金属基板2の外周より突出し金属
基板2の外周縁21の一部を湾曲状に覆うようになってい
る。リード線接続片部16の膜状回路導体部13は複数本の
リード線22…にそれぞれ接続されている。具体的には、
リード線接続片部16における弾性絶縁膜14には適宜の小
孔が設けられ、ここから内部の膜状回路導体部13の一部
が露出し、これに各リード線22…の端部23…が半田付け
により接続されている。なお、実施例では、金属基板2
の外周縁21における接続片部16の先端部20に対応する部
分には突設片部28が形成されている。
フランジ部6の一部には、前記折り返されたリード線
接続片部16に対応する位置に折り返し部分より若干大き
い凹部24が上面に開口して形成されており、この凹部24
に外部からリード線22…の端部23…が挿入され、これが
前述したようにリード線接続片部16に接続されている。
端部23…がリード線接続片部16に接続されたリード線22
…は、凹部24内において、リード線接続片部16を介し金
属基板2の他面Bに沿って外周側に配線され、金属基板
2の外周縁21つまり突設片部28と凹部24の外周側の縁と
の間から凹部24外に出る。この時、金属基板2の突設片
部28より突出した接続片部16の先端部20は、凹部24から
導出するリード線22に沿って湾曲状に曲げられ、金属基
板2の外周縁21の一部(突設片部28)を湾曲状に覆う一
方、接続片部16自身の弾性によってこの接続片部16の先
端部20と凹部24の縁との間でリード線22を挟持するよう
になる。
つぎに、第3図は、本考案の他の実施例を示してい
る。
第3図において、金属基板2の内周縁17で折り曲げら
れた可撓回路膜体3のリード線接続片部16は、その先端
部20が第1図の場合より長く形成され、該先端部20が金
属基板2の外周縁21を湾曲状に覆った後、さらに折り曲
げられて、金属基板2の一面Fに接着された膜体3内の
銅箔であるランド27に、該接続片部16の導体部13が半田
付け等により接続され、これにより先端部20が金属基板
2に強固に結合されている。
この場合、リード線接続片部16の先端部20の湾曲部と
凹部24の内周縁との間でリード線22が湾曲部の弾性によ
り挟持される。また、この構成にすれば、例えば、モー
タ組立時等において、第3図の矢印A方向の力がリード
線22…に作用しても、接続片部16は金属基板2から容易
に分離しない。
なお、前記実施例において、リード線接続片部16の先
端部20を回路膜体3のランド27に接続する場合、第4図
に示すように、先端部20における弾性絶縁膜14を予め一
部除去した状態で行うのもよい。
また、上記各実施例において、金属基板2として表面
処理した珪素鋼板等を使用し、さらに合成樹脂製の絶縁
膜15をロータ9側の一面Fに被覆すれば、錆の心配のな
い回路基板1とすることができる。
なお、図示省略するが、上記実施例の場合と異なり、
可撓回路膜体3のリード線接続片部16を金属基板2の外
周縁21より突出させ、この接続片部16を金属基板2の外
周縁21で他面Bに折り返して該他面Bに接着し、さらに
該接続片部16の先端部20により金属基板2の内周縁17の
一部を湾曲状に覆うようにしてもよい。これは、ロータ
9を回転自在に支持する枢支軸がモータブラケット4に
固定される形式のモータに好適である。ちなみちに、こ
の場合、リード線22…は、例えば、枢支軸に形成された
孔に挿通されて外部へ取り出される。
〔考案の効果〕
本考案のブラシレスモータは、以上のように構成され
ているので、次に記載する効果を奏する。
a) 可撓回路膜体のリード線接続片部を金属基板の他
面に折り返して接着し、これにリード線の端部を接続し
ているので、金属基板の一面側にはリード線が存在しな
く、モータブラケットに回転支持されるロータのロータ
マグネットを回路基板に接近させることができ、薄型の
モータに好適なものとなる。
b) ブラケットにおける接続片部の折り返し部分に対
応する位置に、折り返し部分より若干大きい凹部を形成
しているので、この凹部にリード線の端部を挿入して接
続することができ、リード線の接続のためにモータ高さ
が大きくなることはない。
c) 凹部に挿入したリード線を、金属基板の外周縁ま
たは内周縁と凹部の縁との間で接続片部を介してその弾
性により挟持することが可能なため、リード線を固定す
るためのクランプ等が不要になる。
d) 凹部に存在する金属基板の外周縁または内周縁を
接続片部により湾曲状に覆い、リード線を保護すること
ができるので、リード線に傷が付かないだけでなく、金
属基板とリード線との絶縁性を良好に保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のブラシレスモータの1実施例を示す要
部拡大断面図、第2図は1実施例の回路基板の平面図、
第3図は本考案の他の実施例を示す要部拡大断面図、第
4図はリード線接続片部の先端部の他の具体例を示す断
面図、第5図は従来例を示す断面図である。 1……モータ用回路基板、2……金属基板、3……可撓
回路膜体、4……モータブラケット、12……ロータ位置
検出器、16……リード線接続片部、17……内周縁、20…
…先端部、21……外周縁、22……リード線、23……端
部、24……凹部、F……一面、B……他面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータブラケット(4)上に、上面にロー
    タ位置検出器(12)を実装したモータ用回路基板(1)
    を固定し、該回路基板(1)に被覆線よりなる外部引き
    出し用リード線(22)を接続してなるブラシレスモータ
    であって、 前記回路基板(1)は、略リング状の金属基板(2)
    と、該金属基板(2)の一面(F)に接着された可撓回
    路膜体(3)とからなり、 該回路膜体(3)は、前記金属基板(2)の内周縁(1
    7)または外周縁(21)より突出したリード線接続片部
    (16)を有し、該接続片部(16)は前記金属基板(2)
    の内周縁(17)または外周縁(21)で前記金属基板
    (2)の他面(B)に折り返されて該他面(B)に接着
    されており、 前記ブラケット(4)における前記接続片部(16)の折
    り返し部分に対応する位置には、該折り返し部分より若
    干大きい凹部(24)が形成されており、 前記金属基板(2)の外周縁(21)または内周縁(17)
    側から前記凹部(24)内に前記リード線(22)の端部
    (23)が挿入され、該凹部(24)内において、前記リー
    ド線(22)の端部(23)が前記他面(B)における前記
    接続片部(16)の回路導体部(13)に半田接続されてお
    り、 かつ、前記凹部(24)に存在する前記金属基板(2)の
    外周縁(21)または内周縁(17)が、前記接続片部(1
    6)により湾曲状に覆われ、前記リード線(22)が前記
    金属基板(2)の外周縁(21)または内周縁(17)と前
    記凹部(24)の縁との間で前記接続片部(16)を介して
    挟持されていることを特徴とする ブラシレスモータ。
JP1987095824U 1987-06-22 1987-06-22 ブラシレスモ−タ Expired - Lifetime JP2516674Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6069576U (ja) * 1983-10-14 1985-05-17 三洋電機株式会社 ブラシレスモ−タのステ−タ
JPS61480U (ja) * 1984-06-04 1986-01-06 三洋電機株式会社 軸方向空隙型ブラシレスモ−タ

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