JP2516672Y2 - 交流エレベ−タの制御装置 - Google Patents

交流エレベ−タの制御装置

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JP2516672Y2
JP2516672Y2 JP1987001217U JP121787U JP2516672Y2 JP 2516672 Y2 JP2516672 Y2 JP 2516672Y2 JP 1987001217 U JP1987001217 U JP 1987001217U JP 121787 U JP121787 U JP 121787U JP 2516672 Y2 JP2516672 Y2 JP 2516672Y2
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inverter
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徹 棚橋
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は誘導電動機により駆動されるエレベータを
制御する装置に関するものである。
[従来の技術] 第5図は例えば実開昭60-12568号公報第3図に示され
た交流エレベータの制御装置を示す回路図である。
図中、(1)は三相交流電源、(2)は交流電源
(1)に接続され2個のトランジスタが互いに直列に接
続されたものが3組並列接続され、これらのトランジス
タにそれぞれダイオードが並列接続されたもので構成さ
れたコンバータ、(3)はコンバータ(2)の直流側に
接続された直流母線、(4)は直流母線(3)、(3)
間に接続された平滑コンデンサ、(5)は直流母線
(3)に接続されコンバータ(2)と同様に構成された
インバータ、(6)はインバータ(5)の交流側に接続
されエレベータのかご(図示しない)を駆動する三相誘
導電動機である。
従来の交流エレベータの制御装置は上記のように構成
され、三相交流電源(1)の交流はコンバータ(2)に
よって直流に交換され、平滑コンデンサ(4)で平滑に
されてインバータ(5)に供給される。インバータ
(5)は制御装置(図示しない)によって、誘導電動機
(6)の滑り周波数が所定値になるように出力周波数が
制御され、誘導電動機(6)の速度が制御される。
そして、かご内負荷が重負荷で上昇運転するとき、又
は無負荷で下降運転するとき、誘導電動機(6)は力行
運転となって交流電源(1)から電力が供給されるが、
重負荷で下降運転するとき、又は無負荷で上昇運転する
ときは回生運転となり、回生電力は交流電源(1)に返
還される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の交流エレベータの制御装置では、
交流電源(1)が停電すると、誘導電動機(6)が力行
運転中は電力を供給することができなくなり、回生運転
中は回生電力を交流電源(1)に返還することができな
くなるため、インバータ(5)を停止してエレベータを
非常停止させる必要がある。一方、停電としては、瞬時
停電と言われる交流電源(1)の周波数にして近々数ヘ
ルツの停電が多いが、このような瞬時停電に対してもエ
レベータが非常停止するという問題点がある。
この考案は上記問題点を解決するためになされたもの
で、瞬時停電が発生してもエレベータの運転が継続でき
るようにした交流エレベータの制御装置を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る交流エレベータの制御装置は、停電検
出器により停電を検出し、この停電の継続時間が所定時
間に達するまでは瞬時停電として、トルク電流成分を零
に、励磁電流成分を所定値に夫々制御する制御手段を備
えてものである。
〔作用〕
この考案においては、瞬時停電の間制御手段により、
誘導電動機のトルク電流成分が零に制御され、インバー
タから誘導電動機に与えられる電力は内部損失分だけで
良くなるので、小さくてすみ、平滑コンデンサから供給
できると共に、誘導電動機の励磁電流成分が所定値に制
御されるので、復電時に励磁電流の位相と磁束の位相と
を一致させることができる。
〔実施例〕
第1図〜第4図はこの考案の一実施例を示す図で、第
1図は回路図、第2図は制御装置のブロック図、第3図
は滑り周波数制御手段を示すフローチャート、第4図は
瞬時停電時の滑りを周波数指令曲線図で、(1)〜
(6)は上記従来装置と同様のものである。
第1図及び第2図中、(7)は交流電源(1)に接続
され交流電源(1)の停電を検出して停電信号(7a)を
出力する停電検出器、(8)は誘導電動機(6)に直結
され誘導電動機(6)の回転速度を検出して速度記号
(8a)を出力する速度検出器、(9)はマイクロコンピ
ュータ(以下マイコンという)で構成された制御装置
で、CPU(9A)、ROM(9B)、RAM(9C)及びインタフェ
ース(以下I/Fという)を有し、I/F(9D)は停電検出器
(7)に接続され、I/F(9E)は速度検出器(8)に接
続されている(速度信号(8a)の入力回路については省
略)。(10)、(11)はそれぞれI/F(9F)、(9G)の
出力(9a)、(9b)により駆動されそれぞれコンバータ
(2)及びインバータ(5)のトランジスタにベース信
号を与えるベース駆動回路である。
次に、この実施例の動作を第3図及び第4図を参照し
て説明する。第3図のプログラムはマイコンのROM(9
B)に記憶されている。
まず、ステップ(21)で停電信号(7a)を取り込ん
で、交流電源(1)が停電であるかを判断する。停電で
なければ以下の動作は実行されない。時刻t1で停電が検
出されると、ステップ(22)で停電が所定時間を越えて
継続しているかを判断し、所定時間以下であれか、ステ
ップ(23)で出力(9a)を出し、ベース駆動回路(10)
を介してコンバータ(2)を停止させる。次いで、ステ
ップ(24)で出力(9b)を出し、ベース駆動回路(11)
を介してインバータ(5)の滑り周波数指令を零にす
る。
誘導電動機の一時電流I1は I1=Ie+It …… ここに、Ie:励磁電流成分 It:トルク電流成分 と表わされる。
一方、誘導電動機の滑り周波数制御では、制御特性を
良くするために、 Ie=一定値 …… となるように、誘導電動機(6)の印加電圧と周波数が
制御され、このとき、 It∝ωs …… ここに、ωs:滑り周波数 となる。
ところで、瞬時停電が発生したとき、インバータ
(5)を停止させると、この間一時電流I1が零となり、
誘導電動機(6)の磁束が減少し、次に停電が回復した
時、励磁電流の位相と磁束の位相が一致せず、大きなト
ルク脈動が発生する。
一方、誘導電動機に供給される電力Pmは、 Pm=KIe・It+Wr …… ここに、K:誘導電動機によって決まる定数 Wr:誘導電動機の内部損失 と表される。更に、式に式を代入すると、 Pm=K1Ie・ωs+Wr …… ここに、K1:定数 となる。そこで、式から瞬時停電時、 ωs=0 となるように滑り周波数ωsを制御すれば、誘導電動機
(6)に入力される電力は、誘導電動機(6)の内部損
失Wrだけとなる。したがって、誘導電動機(6)の効率
が高いことを考えれば、インバータ(6)から与えられ
る電力はWr分だけで良くなるので、小さくてすみ、停電
時間が交流電源(1)の周波数にして数ヘルツと短いこ
とを考えれば、平滑コンデンサ(4)に蓄えられていた
エネルギーの供給で、誘導電動機(6)は十分運転され
る。
更に、停電回復後にインバータ(5)を再起動させた
ときにも、停電中は励磁電流が一定に保たれているた
め、トルク脈動を発生することはない。また、停電中は
誘導電動機(6)はトルクを発生しないので、エレベー
タはかごとつり合おもり(図示しない)の重量差によっ
て自由落下するが、時間が短いので安全上の問題はな
い。
このようにして、所定時間以下の時間が経過し、時刻
t2で停電が回復すると、滑り周波数ωsは本来の値に制
御され、コンバータ(2)も回復する。
また、ステップ(22)で停電が所定時間を越えて継続
していると判断されると、ステップ(25)で制御装置
(9)から非常停止信号が発せられ、エレベータは非常
停止するので、安全上の問題はない。
なお、瞬時停電の間、停電検出器(7)、制御装置
(9)及びベース駆動回路(10)、(11)を動作させる
ため、それぞれの電源を保持しておく必要があることは
当然である。
〔考案の効果〕
以上説明したとおり、この考案では、停電の継続時間
が所定時間に達するまでは瞬時停電として、制御手段に
より誘導電動機のトルク電流成分を零に、励磁電流成分
を所定値に夫々制御するようにしたので、インバータか
ら誘導電動機に与えられる電力は小さくてすみ、平滑コ
ンデンサから供給できて、瞬時停電が発生してもエレベ
ータを停止させることなく運転を継続させることができ
ると共に、復電時に励磁電流の位相と磁束の位相とを一
致させることができて、大きなトルク脈動の発生を防止
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案による交流エレベータの制御
装置の一実施例を示す図で、第1図は回路図、第2図は
第1図の制御装置のブロック図、第3図は滑り周波数制
御手段を示すフローチャート、第4図は瞬時停電時の滑
り周波数指令曲線図、第5図は従来の交流エレベータの
制御装置を示す回路図である。 図中、(1)は三相交流電源、(2)はコンバータ、
(4)は平滑コンデンサ、(5)はインバータ、(6)
は三相誘導電動機、(7)は停電検出器、(9)は制御
装置(制御手段)である。 なお、図中同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源に接続されたコンバータの直流側
    に平滑コンデンサとインバータを接続し、このインバー
    タの交流側に巻上用の誘導電動機を接続し、上記電動機
    の電流をトルク電流成分と励磁電流成分とに分けて制御
    して上記電動機の速度を制御するものにおいて、上記交
    流電源が停電すると動作する停電検出器と、この停電検
    出器の出力による上記停電の継続時間が所定時間に達す
    るまでは瞬時停電として、上記トルク電流成分を零に、
    励磁電流成分を所定値に夫々制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする交流エレベータの制御装置。
JP1987001217U 1987-01-08 1987-01-08 交流エレベ−タの制御装置 Expired - Lifetime JP2516672Y2 (ja)

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JPS63109596U JPS63109596U (ja) 1988-07-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6026496A (ja) * 1983-07-21 1985-02-09 Hitachi Ltd 電圧形インバ−タ装置

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