JP3061939B2 - エレベーターの制御装置 - Google Patents

エレベーターの制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータを用いてベ
クトル制御によりエレベーターかご駆動用の交流電動機
を制御するエレベーターの制御装置に係り、特に通常運
転時よりも少ない電動機電流で大きな電動機トルクを発
生させて、キャッチテストで実施される短時間重トルク
運転時にもインバータ容量を増加させることなく容易に
対応できるようにしたエレベーターの制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近、インバータ技術、およびベクトル
制御に代表される交流電動機の制御技術の進歩に伴なっ
て、エレベーターかご駆動用の電動機も、ほとんどイン
バータ駆動による交流電動機となり、保守性の向上、コ
ストの低減、性能の向上が図られてきている。しかしな
がら、インバータの主回路に使用される半導体素子は、
通常、過負荷耐量が大きくなく、またコストの関係上、
これをいたずらに大きくとることも難しい。図2は、こ
の種の従来のベクトル制御を用いたインバータによるエ
レベーターの制御装置の全体構成例を示すブロック図で
ある。
【0003】図2において、1は交流電源、2は主回路
電磁接触器、3は整流器、4は平滑コンデンサ、5はイ
ンバータ、6〜8は電動機電流検出器、9〜11はリア
クトル、12は交流電動機、13はパルスジェネータ、
14はメインシーブ、15はそらせシーブ、16はメイ
ンロープ、17はエレベーターかご(以下、単にかごと
称する)、18はカウンターウェイト、19は速度基準
パターン発生器、20は速度アンプ、21はベクトル制
御回路、22は励磁電流設定器、23はF/V変換器、
24は電流アンプ、25はPWM回路、26はインバー
タ素子のドライブ回路である。
【0004】かかるエレベーターの制御装置において、
通常エレベーター運転時は、主回路電磁接触器2が閉成
されて、交流電源1の出力が整流器3および平滑コンデ
ンサ4を通して直流に整流され、インバータ5により再
度可変電圧、可変周波数の交流電源に変換される。これ
により、交流電動機12が駆動され、エレベーターが運
転される。一方、インバータ5の制御は、速度基準パタ
ーン発生器19から出力される速度パターンに従って制
御される。
【0005】すなわち、その制御方法は、パルスジェネ
レータ13からF/V変換器23を通してかごの速度が
フィードバックされ、このフィードバックされたかご速
度と速度パターンとの偏差が、速度アンプ20に入力さ
れて増幅されてトルク基準となり、これをベクトル制御
回路21に入力する。
【0006】このベクトル制御回路21では、ベクトル
制御の理論に基づき、トルク基準をIq とし、また励磁
電流設定器22より入力される励磁電流基準をId とす
ると共に、パルスジェネレータ13より入力される交流
電動機12の回転角を入力して、交流のベクトルとして
d を基にした励磁電流成分とIq を基にしたトルク電
流成分とが直交状態を保ち、他励の直流機と同等に制御
するように、互いに独立に制御できる位相を持った電流
基準を出力する。
【0007】次に、このベクトル制御回路21からの電
流基準と、電動機電流検出器6〜8かよりの交流電動機
12の実電流検出値との偏差が電流アンプ24に入力さ
れ、この電流アンプ24で増幅してインバータ5の電圧
基準となり、この電圧基準をパルス幅変調回路(PWM
回路)25でパルス信号に変換し、ドライバー26によ
って、インバータ5を構成する半導体素子をスイッチン
グすることにより、可変電圧・可変周波数の交流電力を
交流電動機12に供給して制御するようにしている。
【0008】ところで、周知の如く、エレベーターにお
いては、通常運転以外に、エレベーター安全運転装置の
一つであるセフティリンク機構(ロープ破断時等に、エ
レベーターの速度が規定値に達すると動作し、ガイドレ
ールの摩擦を利用して、かごを強制的に停止させる機
構)の動作を確認することが、検査の項目として規定さ
れている。かかる検査を一般にキャッチテストと称して
いる。
【0009】このキャッチテストを行なうに際しては、
まず、エレベーターを停止させ、次いで、かごの過速度
を検出するガバナを強制的に動作させると共に、このガ
バナに連動してセフティリンク機構が動作する方向にエ
レベーターを低速運転し、セフティリンク機構が完全に
動作してかごが停止した後に、かご駆動用の交流電動機
12に結合されたメインシーブ14とメインロープ16
とがスリップすることを黙視にて確認している。
【0010】しかして、このキャッチテストに際して
は、メインシーブ14に掛かるトラクション力に打勝っ
て、さらにスリップさせるに必要なトルクを、交流電動
機12停止状態で発生させなければならない。
【0011】一方、誘導電動機の制御では、電動機停止
状態でトルクを発生させるためには、すべり周波数のみ
の制御となり、その周波数はエレベーターの通常運転周
波数に比べて非常に低く、さらに大きなトルクを発生さ
せるために、大電流を制御しなければならない。ところ
が、G−TR等の大電力半導体素子は、低周波数で大電
流を制御する際に、内部損失が増大して瞬時に破損に至
る場合がある。以下、この点について簡単に説明する。
【0012】すなわち、G−TRをスイッチング動作さ
せる回路に使用した場合の損失は、図3に示すように、
G−TRのコレクタ電流IC 、およびコレクタ−エミッ
タ間電圧VCEの波形観測によって求められるが、一例と
して、抵抗負荷で通電率k(k=0〜1)、繰返し周波
数f[Hz]とした場合、損失は次式によって近似的に
求め得ることが、「モータドライブエレクトロニクス」
(上山直彦他著、オーム社、P42)に記載されてい
る。
【0013】
【数1】 上記(6)式において、ベース損失PB 、オフ状態損失
D は、他と比較して十分小さい値となり、実用上無視
することができる。従って、
【0014】
【数2】 となる。この場合、三つの損失要素Psat 、PON、P
OFF はそれぞれコレクタ電流ICの関数となっている。
【0015】よって、電動機トルクが電流に比例する関
係から、重トルク時にはコレクタ電流IC の増加は避け
られず、これに伴なう損失増加により、G−TRの最大
定格を超えた場合に破損する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
エレベーターの制御装置においては、キャッチテスト等
の短時間重トルク運転に十分耐えるためには、PWMイ
ンバータの容量を十分に大きくしなければならないとい
う問題があった。
【0017】本発明の目的は、通常運転時よりも少ない
電動機電流で大きな電動機トルクを発生させて、キャッ
チテストで実施される短時間重トルク運転時にもインバ
ータ容量を増加させることなく容易に対応することが可
能な極めて信頼性の高いエレベーターの制御装置を提供
することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、エレベーターかご駆動用の交流電動機
をベクトル制御を用いて制御するインバータと、エレベ
ーターかごの過速度を検出するガバナと、ガバナの過速
度検出動作に応じてエレベーターかごを停止させるセフ
ティリンク機構とを備え、セフティリンク機構の安全確
認運転時に、ガバナを強制的に動作状態にしてセフティ
クンク機構を動作させると共に、交流電動機を短時間重
トルク運転するようにしたエレベーターの制御装置にお
いて、ガバナまたはセフティリンク機構のうちの少なく
とも一方の動作に応じて、インバータのベクトル制御に
用いる励磁電流設定値を通常運転時の設定値よりも高く
なるように変更する励磁電流設定値変更手段を備えて構
成している。
【0019】ここで、特に上記励磁電流設定値変更手段
としては、ガバナの動作を検出するガバナ動作検出スイ
ッチと、セイフティリンク機構の動作を検出するセイフ
ティリンク動作検出スイッチと、ガバナ動作検出スイッ
チまたはセイフティリンク動作検出スイッチのうちの少
なくとも一方の動作検出スイッチからの動作検出信号に
より、インバータのベクトル制御に用いる励磁電流設定
値を変更する手段とから成っている。
【0020】また、上記励磁電流設定値を変更する手段
としては、通常運転時の励磁電流値を設定する第1の励
磁電流設定器と、短時間重トルク運転時の励磁電流値を
設定する第2の励磁電流設定器と、ガバナ動作検出スイ
ッチ、セイフティリンク動作検出スイッチからの動作検
出信号によりオン・オフして、第1の励磁電流設定器か
らの励磁電流値と第2の励磁電流設定器からの励磁電流
値とを切り換え制御する電子式スイッチとから成ってい
る。
【0021】
【作用】従って、本発明のエレベーターの制御装置にお
いては、セフティリンク機構の安全確認運転時に、ガバ
ナまたはセフティリンク機構のうちの少なくとも一方の
動作に応じて、インバータのベクトル制御に用いる励磁
電流設定値を、通常運転時の設定値よりも高く設定する
(強め界磁とする)ことにより、通常運転時よりも少な
い電動機電流で、大きな電動機トルクを発生することが
可能になる。これにより、キャッチテストで実施される
短時間重トルク運転時にも、インバータ容量を増加させ
ることなく容易に対応することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明によるエレベーターの制御
装置の全体構成例を示すブロック図であり、図2と同一
の要素には同一の符号を付してその説明を省略し、ここ
では異なる部分についてのみ述べる。
【0024】すなわち、本実施例のエレベーターの制御
装置は、図1に示すように、図2の各要素に加えて、か
ごの過速度を検出するためのガバナの動作を検出するガ
バナ動作検出スイッチ27と、ガバナの過速度検出動作
に応じてかごを停止させるセフティリンク機構の動作を
検出するセフティリンク機構動作検出スイッチ28と、
ガバナ動作検出スイッチ27およびセフティリンク機構
動作検出スイッチ28からの各動作検出信号を入力する
OR論理装置29と、OR論理装置29からの出力を反
転させる否定論理装置30と、OR論理装置29,否定
論理装置30からの出力によってオン・オフする電子式
スイッチ31,32と、通常運転時の励磁電流値を設定
する前記励磁電流設定器(以下、第1の励磁電流設定器
と称する)22と、短時間重トルク運転時の励磁電流値
を設定する第2の励磁電流設定器33とを備えて構成し
ている。次に、以上のように構成した本実施例のエレベ
ーターの制御装置の作用について説明する。
【0025】図1において、まず、通常運転時に、ガバ
ナおよびセフティリンク機構が不動作である場合には、
ガバナ動作検出スイッチ27およびセフティリンク機構
動作検出スイッチ28がオフ状態で、OR論理装置29
の出力は「0」で、否定論理装置30の出力は「1」と
なるため、電子スイッチ31がオフ、電子スイッチ32
がオンの状態となる。これにより、第1の励磁電流設定
器22により設定された励磁電流設定値がベクトル制御
回路21に入力されて、通常の運転が行なわれる。
【0026】次に、キャッチテストを実施するべく、ガ
バナ動作検出スイッチ27か、あるいはセフティリンク
機構動作検出スイッチ28のうちの少なくとも一方がオ
ンすると、OR論理装置29の出力が「1」で、否定論
理装置30の出力が「0」となるため、電子スイッチ3
1がオン、電子スイッチ32がオフの状態となる。
【0027】これにより、第2の励磁電流設定器33に
より設定された、通常運転時よりも高い設定の励磁電流
値がベクトル制御回路21に入力されて、強め界磁の運
転を行なうことができる。
【0028】すなわち、セフティリンク機構の安全確認
運転時に、ガバナおよびセフティリンク機構の少なくと
も一方の動作に応じて、ベクトル制御に使用する励磁電
流設定値を通常運転時の設定値よりも高く設定する(強
め界磁)ことにより、通常運転時よりも少ない電動機電
流で、大きな電動機トルクを発生することが可能にな
る。以下、この点についてもう少し詳しく説明する。す
なわち、ベクトル制御を用いた場合の誘導電動機の電動
機トルクと励磁電流成分Id およびトルク電流成分Iq
との関係は以下の様になる。
【0029】
【数3】
【0030】TM ;電動機トルク、 i1q;1次
側トルク電流、 Φ2 ;2次磁束、 Φ2 (s) ;2次磁束のラ
プラス変換、 M;相互インダクタンス、 L2 ;2次インダクタン
ス、 R2 ;2次抵抗、 i1d(s) ;1次側励磁電
流のラプラス変換、 (ニュードライブエレクトロニクス 上山直彦編著 P
196による)
【0031】上記(8)式により、電動機トルクT
M は、1次側トルク電流i1qと2次磁束Φ2 に比例する
ことがわかる。しかも、上記(9)式により、2次磁束
Φ2 のラプラス変換式を見ると、2次磁束のラプラス変
換Φ2 (s) は、1次側の励磁電流i1d(s) の1次遅れの
関係となっている。よって、1次遅れが無視できる定常
状態を考えると、2次磁束Φ2 は励磁電流i1dに比例す
ることがわかる。従って、1次遅れが無視できる定常状
態においては上記(8)、(9)式より次の(10)式
の関係が成り立つ。 TM =ki1q・i1d ……(10) k;比例定数 また、電動機電流IM は、1次側トルク電流i1qと1次
側の励磁電流i1dとより、(11)式のような関係とな
る。 IM ={(i1q2 +(i1d2 1/2 ……(11) 一般的な誘導電動機においては、定格の励磁電流Ids
定格のトルク電流Iqsに対して数分の1程度である。
【0032】従って、電動機の定格トルクを出す場合を
考えてみると、仮に励磁電流Idsがトルク電流IqsのV
5 だとすると、定格励磁の場合には、電動機電流I
M は、
【0033】
【数4】
【0034】これに対して、強め界磁として、励磁電流
dsを定格の2倍とし、逆にトルク電流Iqsを定格の1
/2として定格トルクを出力した場合には、電動機電流
Mは、
【0035】
【数5】 となり、
【0036】
【数6】 すなわち、電動機電流が63%で、同じ電動機トルクを
出力することができる。
【0037】上述したように、本実施例では、かご駆動
用の交流電動機12をベクトル制御を用いて制御するイ
ンバータ5と、かごの過速度を検出するガバナと、ガバ
ナの過速度検出動作に応じてかごを停止させるセフティ
リンク機構とを備え、セフティリンク機構の安全確認運
転時に、ガバナを強制的に動作状態にしてセフティクン
ク機構を動作させると共に、交流電動機12を短時間重
トルク運転するようにしたするエレベーターの制御装置
において、ガバナの動作を検出するガバナ動作検出スイ
ッチ27と、セフティリンク機構の動作を検出するセフ
ティリンク機構動作検出スイッチ28と、ガバナ動作検
出スイッチ27およびセフティリンク機構動作検出スイ
ッチ28からの各動作検出信号を入力するOR論理装置
29と、OR論理装置29からの出力を反転させる否定
論理装置30と、OR論理装置29,否定論理装置30
からの出力によってオン・オフする電子式スイッチ3
1,32と、通常運転時の励磁電流値を設定する第1の
励磁電流設定器22と、短時間重トルク運転時の励磁電
流値を設定する第2の励磁電流設定器33とを備えて構
成したものである。
【0038】従って、ガバナおよびセフティリンク機構
のうちの少なくとも一方の動作に応じて、インバータ5
のベクトル制御に用いる励磁電流設定値を通常運転時よ
りも増加させることができるため、電動機電流を抑えて
電動機トルクを増加させることが可能となる。これによ
り、キャッチテストで実施される短時間重トルク運転時
にも、インバータ容量を増加させことなく、容易に対応
することができる。
【0039】すなわち、通常、強め界磁にすると、誘起
電圧の増大等を生ずるが、本実施例のように、交流電動
機12を拘束した状態から極低速で動かす領域では、誘
起電圧の増大等を心配する必要がなく、磁束飽和が生ず
る領域まで極めて有効に作用する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエレベー
ターの制御装置によれば、ガバナまたはセフティリンク
機構のうちの少なくとも一方の動作に応じて、インバー
タのベクトル制御に用いる励磁電流設定値を通常運転時
の設定値よりも高くなるように変更するようにしたの
で、通常運転時よりも少ない電動機電流で大きな電動機
トルクを発生させて、キャッチテストで実施される短時
間重トルク運転時にもインバータ容量を増加させること
なく容易に対応することが可能となる。 ここで、励磁電
流値の切替設定を人為的操作が伴なう場合、人為的なミ
スによって切り替え忘れや戻し忘れを起こす危険があ
り、その場合には装置の破損や故障を発生させてしまう
ことがあるが、本発明では、人為的な操作による切り替
えを行なわないため、かかる不具合も自動的に解消する
ことが可能であり、極めて有効な手段である。また、通
常、ガバナやキャッチが動作するのは、何らかの異常が
発生した場合であり、通常の運転は行なえないし、シス
テム的な他の保護が働くため、この自動切り替えによっ
て不都合を生じる可能性もない。それどころか、むしろ
復帰動作を考えた場合、発生トルクが増加することは、
復帰を容易にするという効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベーターの制御装置の一実施
例を示すブロック図。
【図2】従来のエレベーターの制御装置の構成例を示す
ブロック図。
【図3】図2におけるトランジスタのスイッチング波形
の一例を示す図。
【符号の説明】
1…交流電源、2…主回路電磁接触器、3…整流器、4
…平滑コンデンサ、5…インバータ、6〜8…電動機電
流検出器、9〜11…リアクトル、12…交流電動機、
13…パルスジェネータ、14…メインシーブ、15…
そらせシーブ、16…メインロープ、17…かご、18
…カウンターウェイト、19…速度基準パターン発生
器、20…速度アンプ、21…ベクトル制御回路、22
…第1の励磁電流設定器、23…F/V変換器、24…
電流アンプ、25…PWM回路、26…インバータ素子
のドライブ回路、27…ガバナ動作検出スイッチ、28
…セフティリンク機構動作検出スイッチ、29…OR論
理装置、30…否定論理装置、31,32…電子式スイ
ッチ、33…第2の励磁電流設定器。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターかご駆動用の交流電動機を
    ベクトル制御を用いて制御するインバータと、前記エレ
    ベーターかごの過速度を検出するガバナと、前記ガバナ
    の過速度検出動作に応じて前記エレベーターかごを停止
    させるセフティリンク機構とを備え、前記セフティリン
    ク機構の安全確認運転時に、前記ガバナを強制的に動作
    状態にして前記セフティクンク機構を動作させると共
    に、前記交流電動機を短時間重トルク運転するようにし
    たエレベーターの制御装置において、 前記ガバナまたはセフティリンク機構のうちの少なくと
    も一方の動作に応じて、前記インバータのベクトル制御
    に用いる励磁電流設定値を通常運転時の設定値よりも高
    くなるように変更する励磁電流設定値変更手段を備えて
    成ることを特徴とするエレベーターの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記励磁電流設定値変更手段としては、
    前記ガバナの動作を検出するガバナ動作検出スイッチ
    と、前記セイフティリンク機構の動作を検出するセイフ
    ティリンク動作検出スイッチと、前記ガバナ動作検出ス
    イッチまたはセイフティリンク動作検出スイッチのうち
    の少なくとも一方の動作検出スイッチからの動作検出信
    号により、前記インバータのベクトル制御に用いる励磁
    電流設定値を変更する手段とから成ることを特徴とする
    請求項1に記載のエレベーターの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記励磁電流設定値を変更する手段とし
    ては、通常運転時の励磁電流値を設定する第1の励磁電
    流設定器と、短時間重トルク運転時の励磁電流値を設定
    する第2の励磁電流設定器と、前記ガバナ動作検出スイ
    ッチ、前記セイフティリンク動作検出スイッチからの動
    作検出信号によりオン・オフして、前記第1の励磁電流
    設定器からの励磁電流値と前記第2の励磁電流設定器か
    らの励磁電流値とを切り換え制御する電子式スイッチと
    から成ることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ
    ーの制御装置。
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WO2003074407A1 (fr) * 2002-03-06 2003-09-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Testeur d'arret d'urgence d'un ascenseur

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003074407A1 (fr) * 2002-03-06 2003-09-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Testeur d'arret d'urgence d'un ascenseur
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