JP2516597Y2 - 金属線の切断及び折曲げ装置 - Google Patents
金属線の切断及び折曲げ装置Info
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- JP2516597Y2 JP2516597Y2 JP1993061809U JP6180993U JP2516597Y2 JP 2516597 Y2 JP2516597 Y2 JP 2516597Y2 JP 1993061809 U JP1993061809 U JP 1993061809U JP 6180993 U JP6180993 U JP 6180993U JP 2516597 Y2 JP2516597 Y2 JP 2516597Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄線等の金属線を切断
するとともに、その切断した端末を折曲げるための装置
に関する。
するとともに、その切断した端末を折曲げるための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄線等の金属線をコイル状に束ね
る場合、所定の束になったとき切断刃を備えた切断装置
によって、金属線を切断していた。
る場合、所定の束になったとき切断刃を備えた切断装置
によって、金属線を切断していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の切断装置に
おいては、単に金属線を切断するのみであったため、切
断した金属線の端末がコイルの束の中に埋没してしま
い、これを発見しにくい等の不具合があった。このた
め、本考案は、金属線を切断するとともに、切断した端
末を折曲げ処理するための装置を提供するものである。
おいては、単に金属線を切断するのみであったため、切
断した金属線の端末がコイルの束の中に埋没してしま
い、これを発見しにくい等の不具合があった。このた
め、本考案は、金属線を切断するとともに、切断した端
末を折曲げ処理するための装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の金属線の切断
及び折曲げ装置は、支持台(11)と相対して基台(2
0)を配設し、支持台(11)に取り付けた移動カッタ
(3)と基台(20)に取付けた固定カッタ(4)で構
成の金属線を切断する切断具(2)を金属線の導入側に
設け、金属線を載置する移動折曲具(6)を金属線の排
出側の支持台(11)に設置し、その移動折曲具(6)
に沿わせて金属線の端末を折曲げる固定折曲具(7)を
基台(20)に設置し、前記固定カッタ(4)は前記固
定折曲具(7)より基台(20)の前方側に配置し、前
記移動折曲具(6)に金属線の折曲げ方向を規制する規
制部(6b)を設け、前記支持台(11)及び基台(2
0)のいずれか一方を往復移動可能に構成するものであ
る。又、請求項2の金属線の切断及び折曲げ装置は、請
求項1において、金属線を押圧可能なワーク押え金具
(8)を前記固定折曲具(7)の排出側に設置するもの
である。
及び折曲げ装置は、支持台(11)と相対して基台(2
0)を配設し、支持台(11)に取り付けた移動カッタ
(3)と基台(20)に取付けた固定カッタ(4)で構
成の金属線を切断する切断具(2)を金属線の導入側に
設け、金属線を載置する移動折曲具(6)を金属線の排
出側の支持台(11)に設置し、その移動折曲具(6)
に沿わせて金属線の端末を折曲げる固定折曲具(7)を
基台(20)に設置し、前記固定カッタ(4)は前記固
定折曲具(7)より基台(20)の前方側に配置し、前
記移動折曲具(6)に金属線の折曲げ方向を規制する規
制部(6b)を設け、前記支持台(11)及び基台(2
0)のいずれか一方を往復移動可能に構成するものであ
る。又、請求項2の金属線の切断及び折曲げ装置は、請
求項1において、金属線を押圧可能なワーク押え金具
(8)を前記固定折曲具(7)の排出側に設置するもの
である。
【0005】
【作用】請求項1の金属線の切断及び折曲げ装置は、金
属線を移動折曲具(6)に載置して支持台(11)又は
基台(20)の一方を移動させることにより、この移動
過程において、金属線を切断具(2)で切断し、続い
て、切断後の端末を移動折曲具(6)に設けた規制部
(6b)を介して固定曲折具(7)とで、金属線の折曲
げ方向を規制する。又、請求項2は、ワーク押え金具
(8)を設置することによって、金属線をより確実に切
断し、折曲する。
属線を移動折曲具(6)に載置して支持台(11)又は
基台(20)の一方を移動させることにより、この移動
過程において、金属線を切断具(2)で切断し、続い
て、切断後の端末を移動折曲具(6)に設けた規制部
(6b)を介して固定曲折具(7)とで、金属線の折曲
げ方向を規制する。又、請求項2は、ワーク押え金具
(8)を設置することによって、金属線をより確実に切
断し、折曲する。
【0006】
【実施例】本考案の第1実施例を図面を参照して説明す
ると、図1の概略斜視図、図2の正面図、図3の平面図
及び図4の側面図に示すように、金属線の切断及び折曲
げ装置は、ピストン1と、金属線を切断するための移動
カッタ3と固定カッタ4からなる切断具2と、切断後の
金属線の端末を折曲げるための移動折曲具6と固定折曲
具7からなる折曲具5と、ワーク押え金具8等から構成
される。前記ピストン1は、正四角柱の形状をなし、こ
の上下、左右の各側面にガイドローラ(図示せず)が付
設され、駆動源(図示せず)を介して図1の左側方向に
伸張移動する往動動作と図1の右側方向に引込移動する
復動動作をするようになっている。切断具2は、金属線
の導入側に設置され、図5(切断具2の斜視図)に示す
ように移動カッタ3と固定カッタ4の一対からなるもの
であって、この一方の移動カッタ3はその上辺面に金属
線を載置保持するための段差3aと、ほぼ垂直状の上辺
に沿って刃部3bがそれぞれ形成されており、ピストン
1の一端側に付設された支持台11の右枠12に取付け
られている。他方、固定カッタ4はそのほぼ垂直状の下
辺に沿って刃部4bが形成されており、図示しない基礎
に固定設置された基台20の下部に取付けられている。
そしてこの固定カッタ4は後述する固定折曲具7よりも
基台20の前方側に配置されていて、金属線を折曲開始
する前に切断するようになっている。なお、移動カッタ
3及び固定カッタ4は各々の刃部3b、4bが互いに擦
過可能な位置関係に配置される。折曲具5は、金属線の
排出側に設置され、図6(折曲具5の斜視図)に示すよ
うに移動折曲具6と固定折曲具7の一対からなるもので
あって、この一方の移動折曲具6はその上辺に金属線を
載置保持するための段差6aが形成されている。また、
背面には図7(移動折曲具6の背面図)に示すように、
金属線の折曲げ方向を規制するための規制部6b、本実
施例では、上記段差6aの位置から下辺側にかけて所定
の傾斜角度θ(例えば、60度の傾斜角度)で段差が設
けられていて、折曲げ方向をコイル束の内側に向けるよ
うになっている。そして、該移動折曲具6は支持台11
の左枠13に前記移動カッタ3と適宜な間隔を離して並
設されていて、金属線の折曲代を確保している。他方、
固定折曲具7は金属線を押下げて折曲げするために、そ
の下辺の先端部から後端部にかけて傾斜した勾配部7a
が形成されている。そして該固定折曲具7は基台20の
下部に前記移動折曲具6の移動軌跡上と対応する位置で
あって、かつ、前述したように金属線を切断した後に折
曲げるために前記固定カッタ4よりも後方側に設置され
ている。尚、支持台11にはピストン1と移動折曲具6
との間に金属線を下方へ落下排出するためのスリット1
4が設けられている。ワーク押え金具8は、固定折曲具
(7)の金属線の排出側に設置され、金属線をその切断
から折曲工程の間、金属線をより確実に切断し、折曲す
るために押圧するものであって、図8(ワーク押え金具
8の斜視図)に示すように、その下辺8aは金属線を円
滑に案内するため一部傾斜して形成され、また、下辺面
は波形加工されている。そして、このワーク押え金具8
は基台20に設けられた3基のスプリング形式のプラン
ジャ24にそれぞれ連結されており、プランジャ24の
筒24a内に収容された図示しないスプリングの反発力
によって下辺8aに金属線を当接して下方に押圧するよ
うになっている。
ると、図1の概略斜視図、図2の正面図、図3の平面図
及び図4の側面図に示すように、金属線の切断及び折曲
げ装置は、ピストン1と、金属線を切断するための移動
カッタ3と固定カッタ4からなる切断具2と、切断後の
金属線の端末を折曲げるための移動折曲具6と固定折曲
具7からなる折曲具5と、ワーク押え金具8等から構成
される。前記ピストン1は、正四角柱の形状をなし、こ
の上下、左右の各側面にガイドローラ(図示せず)が付
設され、駆動源(図示せず)を介して図1の左側方向に
伸張移動する往動動作と図1の右側方向に引込移動する
復動動作をするようになっている。切断具2は、金属線
の導入側に設置され、図5(切断具2の斜視図)に示す
ように移動カッタ3と固定カッタ4の一対からなるもの
であって、この一方の移動カッタ3はその上辺面に金属
線を載置保持するための段差3aと、ほぼ垂直状の上辺
に沿って刃部3bがそれぞれ形成されており、ピストン
1の一端側に付設された支持台11の右枠12に取付け
られている。他方、固定カッタ4はそのほぼ垂直状の下
辺に沿って刃部4bが形成されており、図示しない基礎
に固定設置された基台20の下部に取付けられている。
そしてこの固定カッタ4は後述する固定折曲具7よりも
基台20の前方側に配置されていて、金属線を折曲開始
する前に切断するようになっている。なお、移動カッタ
3及び固定カッタ4は各々の刃部3b、4bが互いに擦
過可能な位置関係に配置される。折曲具5は、金属線の
排出側に設置され、図6(折曲具5の斜視図)に示すよ
うに移動折曲具6と固定折曲具7の一対からなるもので
あって、この一方の移動折曲具6はその上辺に金属線を
載置保持するための段差6aが形成されている。また、
背面には図7(移動折曲具6の背面図)に示すように、
金属線の折曲げ方向を規制するための規制部6b、本実
施例では、上記段差6aの位置から下辺側にかけて所定
の傾斜角度θ(例えば、60度の傾斜角度)で段差が設
けられていて、折曲げ方向をコイル束の内側に向けるよ
うになっている。そして、該移動折曲具6は支持台11
の左枠13に前記移動カッタ3と適宜な間隔を離して並
設されていて、金属線の折曲代を確保している。他方、
固定折曲具7は金属線を押下げて折曲げするために、そ
の下辺の先端部から後端部にかけて傾斜した勾配部7a
が形成されている。そして該固定折曲具7は基台20の
下部に前記移動折曲具6の移動軌跡上と対応する位置で
あって、かつ、前述したように金属線を切断した後に折
曲げるために前記固定カッタ4よりも後方側に設置され
ている。尚、支持台11にはピストン1と移動折曲具6
との間に金属線を下方へ落下排出するためのスリット1
4が設けられている。ワーク押え金具8は、固定折曲具
(7)の金属線の排出側に設置され、金属線をその切断
から折曲工程の間、金属線をより確実に切断し、折曲す
るために押圧するものであって、図8(ワーク押え金具
8の斜視図)に示すように、その下辺8aは金属線を円
滑に案内するため一部傾斜して形成され、また、下辺面
は波形加工されている。そして、このワーク押え金具8
は基台20に設けられた3基のスプリング形式のプラン
ジャ24にそれぞれ連結されており、プランジャ24の
筒24a内に収容された図示しないスプリングの反発力
によって下辺8aに金属線を当接して下方に押圧するよ
うになっている。
【0007】次に、上記構成よりなる金属線の切断及び
折曲げ装置の作用を図面を参照して説明する。尚、図9
は装置の使用開始前の状態を示し、また、図10〜図1
3は装置の使用状態を説明するもので、図10は金属線
の載置工程、図11は金属線の切断工程、図12は金属
線の折曲工程、図13は金属線の排出工程をそれぞれ示
しており、各図において(a)は正面図、(b)は平面
図を表す。先ず、螺旋状に送り出された金属線30は誘
導具31に案内されて、図示しない搬送機上にコイル状
に順次束ねられる(図9)。このコイルが所定の束にな
ったとき金属線30の送り出しを一旦停止して、ピスト
ン1を左方向に伸張する往動動作する。そしてこの往動
動作で金属線30は移動カッタ3及び移動折曲具6の各
段差3a、6aに載置され(図10の載置工程図)、こ
の後ピストン1を引込む復動動作させることにより、金
属線30は前記載置状態で右方向に移動される。尚、こ
の場合、図10に示すように右枠12の外側に移動カッ
タ3の段差3aと同一の高さ位置において、端子40a
と端子40bを備えた接触導通形式等の感知センサ40
を装着し、金属線が段差3aに載置されるとともに両端
子40a、40b(又は、端子40bを省き、端子40
aとアースされた右枠12)に接触して導通することに
よって電圧(又は電流)変化を感知センサ40が検知し
たとき、ピストン1の復動動作を開始させるようにして
もよい。前記ピストン1の復動過程で、金属線30はそ
の1箇所でワーク押え金具8の下辺8aに当接してこれ
に押圧され、これによって段差3a、6a上に拘束保持
される。この状態でさらにピストン1が復動動作するに
伴い、金属線30は移動カッタ3と固定カッタ4の刃部
3a、4bにより擦過切断される(図11の切断工程
図)。さらにピストン1の復動動作の続行により、上記
のようにして切断された金属線30の端末は固定折曲具
7の勾配部7aに沿って順次押下げられて、移動折曲具
6の背面に形成された規制部6b(図7に示す)に沿っ
た方向、即ち、コイル束の内側方向に曲げられ、折曲げ
処理が完了する(図12の折曲工程図)。金属線30の
折曲げ処理が完了すると、ピストン1は再び左方向に伸
張する往動動作を開始する。すると、この往動過程にお
いて金属線30はワーク押え金具8の下辺8aに当接状
態で押圧されているため、金属線30の端末は移動折曲
具6の移動に伴ってこの上辺面を滑りながらここから離
脱され、次いで、支持台11に設けられたスリット14
の地点に合致した時点で、ここから落下排出される(図
13の排出工程図)。その後ピストン1は図9に示す元
の状態に復動する。以上のように、本例の金属線の切断
及び折曲げ装置にあっては、金属線30を移動カッタ3
及び固定カッタ4によって擦過切断し、かつ、切断後の
端末を移動折曲具6及び固定折曲具7によってコイル束
の内側方向に折曲げることができるため、この端末を容
易に発見できる状態でコイル束とすることができる。
尚、上記第1実施例にあっては、ピストン1を介して支
持台11を往復動することで移動カッタ3及び移動折曲
具6を移動させているが、これに代えて基台20を往復
動可能に構成して固定カッタ4及び固定折曲具7を移動
させるようにしてもよい。又、切断具2は、前記一対の
移動カッタ3と固定カッタ4に代え、例えば、レーザー
光線の照射装置等を用いて金属線を切断することもでき
る。
折曲げ装置の作用を図面を参照して説明する。尚、図9
は装置の使用開始前の状態を示し、また、図10〜図1
3は装置の使用状態を説明するもので、図10は金属線
の載置工程、図11は金属線の切断工程、図12は金属
線の折曲工程、図13は金属線の排出工程をそれぞれ示
しており、各図において(a)は正面図、(b)は平面
図を表す。先ず、螺旋状に送り出された金属線30は誘
導具31に案内されて、図示しない搬送機上にコイル状
に順次束ねられる(図9)。このコイルが所定の束にな
ったとき金属線30の送り出しを一旦停止して、ピスト
ン1を左方向に伸張する往動動作する。そしてこの往動
動作で金属線30は移動カッタ3及び移動折曲具6の各
段差3a、6aに載置され(図10の載置工程図)、こ
の後ピストン1を引込む復動動作させることにより、金
属線30は前記載置状態で右方向に移動される。尚、こ
の場合、図10に示すように右枠12の外側に移動カッ
タ3の段差3aと同一の高さ位置において、端子40a
と端子40bを備えた接触導通形式等の感知センサ40
を装着し、金属線が段差3aに載置されるとともに両端
子40a、40b(又は、端子40bを省き、端子40
aとアースされた右枠12)に接触して導通することに
よって電圧(又は電流)変化を感知センサ40が検知し
たとき、ピストン1の復動動作を開始させるようにして
もよい。前記ピストン1の復動過程で、金属線30はそ
の1箇所でワーク押え金具8の下辺8aに当接してこれ
に押圧され、これによって段差3a、6a上に拘束保持
される。この状態でさらにピストン1が復動動作するに
伴い、金属線30は移動カッタ3と固定カッタ4の刃部
3a、4bにより擦過切断される(図11の切断工程
図)。さらにピストン1の復動動作の続行により、上記
のようにして切断された金属線30の端末は固定折曲具
7の勾配部7aに沿って順次押下げられて、移動折曲具
6の背面に形成された規制部6b(図7に示す)に沿っ
た方向、即ち、コイル束の内側方向に曲げられ、折曲げ
処理が完了する(図12の折曲工程図)。金属線30の
折曲げ処理が完了すると、ピストン1は再び左方向に伸
張する往動動作を開始する。すると、この往動過程にお
いて金属線30はワーク押え金具8の下辺8aに当接状
態で押圧されているため、金属線30の端末は移動折曲
具6の移動に伴ってこの上辺面を滑りながらここから離
脱され、次いで、支持台11に設けられたスリット14
の地点に合致した時点で、ここから落下排出される(図
13の排出工程図)。その後ピストン1は図9に示す元
の状態に復動する。以上のように、本例の金属線の切断
及び折曲げ装置にあっては、金属線30を移動カッタ3
及び固定カッタ4によって擦過切断し、かつ、切断後の
端末を移動折曲具6及び固定折曲具7によってコイル束
の内側方向に折曲げることができるため、この端末を容
易に発見できる状態でコイル束とすることができる。
尚、上記第1実施例にあっては、ピストン1を介して支
持台11を往復動することで移動カッタ3及び移動折曲
具6を移動させているが、これに代えて基台20を往復
動可能に構成して固定カッタ4及び固定折曲具7を移動
させるようにしてもよい。又、切断具2は、前記一対の
移動カッタ3と固定カッタ4に代え、例えば、レーザー
光線の照射装置等を用いて金属線を切断することもでき
る。
【0008】次に、本考案の第2実施例を説明する。図
14は装置の正面図及び平面図を示し、また、図15は
金属線の離脱状態を示す図であり、これら図において、
図2、図3及び図12と対応する部材には同じ符号を付
してその説明は省略する。本実施例は前記第1実施例の
構成に加えてワーク押出金具9を設置したものである。
即ち、ワーク押出金具9は移動折曲具6の移動軌跡上の
真上に配置されるとともに、前記ワーク押え金具8と同
様にプランジャ24に連結されていて、このワーク押出
金具9に移動折曲具6の上辺面が当接しながら移動でき
るようになっている。従って、ワーク押出金具9は金属
線30の切断から端末折曲工程までのピストン1の復動
過程においては図6に示す移動折曲具6の段差6aに沿
って乗り上げる。一方、金属線30の折曲げ処理後のピ
ストン1の往動過程においては移動折曲具6の段差6a
に沿って滑り落ちる。そのため、段差6aに拘束保持さ
れている金属線30の端末はワーク押出金具9の側面9
aに当接された状態で止まり(図15)、続いて、移動
用折曲具6の移動に伴いここから離脱される。そして以
後は、第1実施例の場合と同様に金属線30はスリット
14の地点に合致した時点で、落下排出されることにな
る。以上のように、ワーク押出金具9により第1実施例
の場合よりも一層確実に金属線30の端末を移動用折曲
具6から離脱させることができる。
14は装置の正面図及び平面図を示し、また、図15は
金属線の離脱状態を示す図であり、これら図において、
図2、図3及び図12と対応する部材には同じ符号を付
してその説明は省略する。本実施例は前記第1実施例の
構成に加えてワーク押出金具9を設置したものである。
即ち、ワーク押出金具9は移動折曲具6の移動軌跡上の
真上に配置されるとともに、前記ワーク押え金具8と同
様にプランジャ24に連結されていて、このワーク押出
金具9に移動折曲具6の上辺面が当接しながら移動でき
るようになっている。従って、ワーク押出金具9は金属
線30の切断から端末折曲工程までのピストン1の復動
過程においては図6に示す移動折曲具6の段差6aに沿
って乗り上げる。一方、金属線30の折曲げ処理後のピ
ストン1の往動過程においては移動折曲具6の段差6a
に沿って滑り落ちる。そのため、段差6aに拘束保持さ
れている金属線30の端末はワーク押出金具9の側面9
aに当接された状態で止まり(図15)、続いて、移動
用折曲具6の移動に伴いここから離脱される。そして以
後は、第1実施例の場合と同様に金属線30はスリット
14の地点に合致した時点で、落下排出されることにな
る。以上のように、ワーク押出金具9により第1実施例
の場合よりも一層確実に金属線30の端末を移動用折曲
具6から離脱させることができる。
【0009】
【考案の効果】本考案の請求項1の金属線の切断及び折
曲げ装置は、切断具で金属線を切断し、かつ、切断後の
端末を移動折曲具及び固定折曲具に形成の規制部によっ
て、コイル束の内側任意方向に折曲げることができるた
め、コイル状に束ねられた金属線の端末を容易に発見で
きる。又、請求項2は、ワーク押え金具を設けることに
よって、金属線をより確実に切断し、折曲することがで
きる。
曲げ装置は、切断具で金属線を切断し、かつ、切断後の
端末を移動折曲具及び固定折曲具に形成の規制部によっ
て、コイル束の内側任意方向に折曲げることができるた
め、コイル状に束ねられた金属線の端末を容易に発見で
きる。又、請求項2は、ワーク押え金具を設けることに
よって、金属線をより確実に切断し、折曲することがで
きる。
【図1】第1実施例に係る装置の概略斜視図である。
【図2】同 装置の正面図である。
【図3】同 装置の平面図である。
【図4】同 装置の側面図である。
【図5】同 切断具の斜視図である。
【図6】同 折曲具の斜視図である。
【図7】同 移動折曲具の背面図である。
【図8】同 ワーク押え金具の斜視図である。
【図9】同 装置の使用開始前の状態を示す図である。
【図10】同 金属線の載置工程図である。
【図11】同 金属線の切断工程図である。
【図12】同 金属線の折曲工程図である。
【図13】同 金属線の排出工程図である。
【図14】第2実施例に係る装置を示し、(a)は正面
図、(b)は平面図である。
図、(b)は平面図である。
【図15】同 金属線の離脱状態を示す図である。
1 ピストン 2 切断具 3 移動カッタ 4 固定カッタ 5 折曲具 6 移動折曲具 6b 規制部 7 固定折曲具 8 ワーク押え金具 9 ワーク押出金具 11 支持台 14 スリット 20 基台 24 プランジャ 30 金属線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−151331(JP,A) 実開 昭61−127838(JP,U) 実開 昭61−127840(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 支持台(11)と相対して基台(20)
を配設し、支持台(11)に取り付けた移動カッタ
(3)と基台(20)に取付けた固定カッタ(4)で構
成の金属線を切断する切断具(2)を金属線の導入側に
設け、金属線を載置する移動折曲具(6)を金属線の排
出側の支持台(11)に設置し、その移動折曲具(6)
に沿わせて金属線の端末を折曲げる固定折曲具(7)を
基台(20)に設置し、前記固定カッタ(4)は前記固
定折曲具(7)より基台(20)の前方側に配置し、前
記移動折曲具(6)に金属線の折曲げ方向を規制する規
制部(6b)を設け、前記支持台(11)及び基台(2
0)のいずれか一方を往復移動可能に構成することを特
徴とする金属線の切断及び折曲げ装置。 - 【請求項2】 金属線を押圧可能なワーク押え金具
(8)を前記固定折曲具(7)の排出側に設置すること
を特徴とする請求項1の金属線の切断及び折曲げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993061809U JP2516597Y2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 金属線の切断及び折曲げ装置 |
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JP1993061809U JP2516597Y2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 金属線の切断及び折曲げ装置 |
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