JP2516583Y2 - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2516583Y2
JP2516583Y2 JP1991077377U JP7737791U JP2516583Y2 JP 2516583 Y2 JP2516583 Y2 JP 2516583Y2 JP 1991077377 U JP1991077377 U JP 1991077377U JP 7737791 U JP7737791 U JP 7737791U JP 2516583 Y2 JP2516583 Y2 JP 2516583Y2
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seal
container
seals
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unsealed
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晴雄 小櫃
栄伸 坂内
進 萩原
泰昭 小谷
久雄 西口
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Kao Corp
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Kao Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばジュース等の飲
料あるいは洗浄液といった流動体が充填される容器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ジュース等の飲料あるいは洗浄
液といった流動体が充填される容器として、実開昭57
−64462号公報や実開昭60−167778号公報
などに記載のものがある。例えば、実開昭57−644
62号公報には、図9に示す如く、一端部側に封の為の
第1のシール51が施され、この第1のシール51の内
側において一部に未シール部52が残されるように第2
のシール53a,53bが施され、第1のシール51と
第2のシール53aとの間に開封用の切込部(ノッチ)
54が形成されてなる液体用パウチ55が記載されてい
る。
【0003】又、実開昭60−167778号公報に
は、開封時の開口幅が減じられるように開封ノッチの形
成された一側辺または両側辺のシール部が内方に向けて
張り出されている包装用袋が記載されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術には次のような問題点が有る。すなわち、実開昭5
7−64462号公報記載の液体用パウチは、第1のシ
ール51と第2のシール53a,53bとの間でフィル
ムを引き裂くと、引き裂き線は第1のシール51と第2
のシール53a,53bに案内され、両シールの間を進
行することが出来るものの、第1のシール51と第2の
シール53a,53bとの間がシールされていない為、
内容液がその間に進入し、残っている状態において、パ
ウチを引き裂いた場合には、内容液が零れ、手を汚すこ
とが有る。
【0005】又、実開昭60−167778号公報記載
の包装用袋は、開口幅が減じられるようにシール部を袋
内方に向けて張り出されているので、開封時に内容液が
零れる等の不具合は生じないものの、開封を容易にする
為に、ノッチに加え、ノッチに後続するミシン目などの
破断部を設ける必要が有り、上記包装用袋の製造におい
てはシール工程の後にミシン目などの破断部を設ける工
程が必要となる。
【0006】従って、本考案の目的は、内容物を零すこ
となく、開封が容易で、かつ、綺麗に行え、さらには簡
単に製造し得る容器を提供することである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】この本考案の目的は、開口
に沿った部分に封が施され、充填された流動体が保持
されるように構成された容器であって、前記の封は第1
のシールによるものであり、前記第1のシールから離れ
た内側の位置において第2のシールが一部に未シール部
を残した状態で施され、前記第1のシールと第2のシー
ルとの間の領域において第1のシール及び第2のシール
のシール厚さより薄い第3のシールが施され、前記第3
のシールは第2のシールの未シール部に対応して未シー
ル部が残されたものであることを特徴とする容器によっ
て達成される。
【0008】尚、第2のシールの未シール部分は第3の
シールの未シール部分より小さいものであることが好ま
しく、又、第3のシールの部分に切込部が形成されてな
るものが好ましい。
【0009】
【作用】第1のシールから離れた内側の位置において第
2のシールが一部に未シール部を残した状態で施され、
前記第1のシールと第2のシールとの間の領域において
第1のシール及び第2のシールのシール厚さより薄い第
3のシールが施され、前記第3のシールは第2のシール
の未シール部に対応して未シール部が残されたものであ
るから、開封に際しては、第1のシールと第2のシール
との間にある厚さが薄い第3のシールを簡単に破ること
が出来、そして破り始めに大きな力を作用させることか
ら、開封初期時点で内容物がこぼれ易いものの、第2の
シールが内側にあることから、内容物がこぼれるのを効
果的に防止でき、すなわち開封時に内容物で手を汚すこ
となく、開封が簡単に行える。
【0010】
【実施例】図1〜図4は本考案に係る容器の第1実施例
を示すもので、図1は容器の正面図、図2は封止前の段
階での容器素材の斜視図、図3は図2の容器素材の封止
に用いられるシール手段の斜視図、図4は図3のシール
手段によりシールされた部分の拡大概略図である。
【0011】各図中、1は、例えば溶融樹脂フィルムの
積層材(例えば、NY/PP/LDPE、厚さ165μ
m)、あるいはアルミニウム箔や紙と溶融樹脂フィルム
とのラミネート材で構成された容器の胴部を構成する為
のシートであり、このシート1の形状は従来から提供さ
れて来た容器のシート形状と基本的な変更はないから、
その詳細な説明は省略する。
【0012】そして、図1に示されるシート1を2枚と
矩形状の底部シートを1枚合わせ、シート1同士の側方
部1b,1cをヒートシールして接合し、又、シート1
の下端部1dと底部シートの端部とをヒートシールして
接合し、図2に示す如くの自立型の容器素材2を構成す
る。そして、流動体を容器素材2内に充填した後、上端
部1a側を、図3に示すシール手段(ヒートシーラー)
3でシールすると、図1に示す如くの流動体が充填され
た容器Aが提供される。すなわち、図3で示されるヒー
トシール手段3は、そのベース台3aが山形形状(幅1
〜2mm、深さ0.3〜0.6mm、好ましくは幅1.
3〜1.7mm、深さ0.4〜0.5mm)を山脈状に
設けた山部3a−1を複数行設けた部分と、四角錐形状
(底部の一辺の長さ1〜2mm、深さ0.3〜0.6m
m、好ましくは底部の一辺の長さ1.3〜1.7mm、
深さ0.4〜0.5mm)のピラミッド部3a−2を連
続的に複数行、複数列設けた部分とで構成されたもので
あるのに対して、シールバー3b側には溝状の凹部(幅
1〜2mm、深さ0.5〜1mm、好ましくは幅1.3
〜1.7mm、深さ0.6〜0.8mm)3c,3dが
形成され、かつ、凹部3cと3dの間にはベース台3a
のピラミッド部3a−2と合致する位置にピラミッド部
3b−2が複数行、複数列設けられ、さらに凹部3cと
3dの外側にはベース台3aの山部3a−1と合致する
山部3b−1が複数行設けられて構成されたものであ
る。尚、ベース台3a及びシールバー3bに山部3a−
1、ピラミッド部3a−2及び山部3b−1、ピラミッ
ド部3b−2を設けたのは、シールされるシートとシー
トの間に剪断力を作用させ、積極的に溶着させ得る為で
あり、結果として確実な、かつ、空気溜まりのないシー
ルが行える。
【0013】このようなヒートシール手段3で上端部1
a側をシールする(例えば、シール圧力2〜5kg/c
2 、シール温度130〜170℃、シール時間0.5
〜1.0秒)と、図1又は図4に示す如く、凹部3cに
対応した凸条シール(第1のシール)4aが形成され、
この凸条シール4aの内側の位置において凹部3dに対
応した凸条シール(第2のシール)4b,4cが形成さ
れ、これら凸条シール4aと凸条シール4b,4cとの
間に碁盤目状のシール(第3のシール)4d,4eが形
成されるのである。
【0014】又、凸条シール4aの外側及び凸条シール
4b,4cの内側の位置において、波状シール4f及び
4g,4hが形成される。尚、凸条シール4aは、封止
の為に形成されるものであるから、図1からも判る通
り、途中に未シール部が残ることはないものの、凸条シ
ール4b,4cは、封止の為に形成されるものとは異な
るから、図1からも判る通り、途中に未シール部が残さ
れているものである。又、碁盤目状シール4d,4e
も、図1から判る通り、途中に未シール部が残されてい
るものである。尚、凸条シール4bと凸条シール4cと
の間の未シール長mは、碁盤目状シール4dと碁盤目状
シール4eとの間の未シール長nよりも短いように設定
されている。これは、引き裂きが碁盤目状シール4dの
部分から未シール部へと進入する際に、引き裂き抵抗が
変わり、引き裂き方向が斜めになったとしても、凸条シ
ール4bと4cにより引き裂き経路を凸条シール4aと
凸条シール4b,4cとの間に案内させる為である。
【0015】5は、開封の為に碁盤目状シール4dの部
分に形成されたノッチである。上記のように構成させた
容器Aは、図1に示す如くの製品を消費者が買い求め、
内容物を取り出すに際して、ノッチ5の部分に手を掛け
て破断力を作用させると、ベタ状シール4dの部分から
破れ始める。この破断に際して、破断線は凸条シール4
a及び凸条シール4b,4cによって規制されるから、
すなわち凸条シール4aや凸条シール4b,4cを乗り
越えて破れようとしても、凸条シール4aや凸条シール
4b,4cは破れにくく、破断線は凸条シール4aと凸
条シール4b,4cとの間の領域に限定され、綺麗な開
封が行われ、内容物の注出作業が上手く行える。
【0016】そして、凸条シール4aと凸条シール4
b,4cとの間には碁盤目状シール4d,4eが施され
ているから、開封に際して加えた破断開始時の大きなシ
ョックが発生した瞬時では内容物が手元近くまで来てお
らず、すなわちショック発生瞬時に内容物は離れた位置
X点であり、その後比較的スムーズに破られて行ったX
点で内容物に当たることになり、この時にはスムーズに
破られているから内容物に対して波立てるようなショッ
クは与えず、内容物が溢れ出るといったことは著しく少
なく、内容物が手についたり、衣服を汚すといったこと
は格段に少ない。
【0017】尚、上記実施例では、ノッチ5はシール4
dの部分にのみ形成されているが、碁盤目状シール4e
にも形成されて良く、又、碁盤目状シール4d,4eは
斜め状の碁盤目シールあるいは波状シールであっても良
い。又、波状シール4f,4g,4hはなくても良い。
図5は、本考案に係る容器の第2実施例を示す正面図で
ある。
【0018】本実施例の容器は、碁盤目状シール4eの
形状が異なること、シート1同士の側方部1b,1cに
把持用の切欠部6a,6bが形成されたことが異なるに
すぎず、その他の基本的な技術思想は同一であるから、
詳細な説明は省略する。図6は、本考案に係る容器の第
3実施例を示す正面図である。本実施例の容器は、凸条
シール4b,4cの形状が異なるにすぎず、その他の基
本的な技術思想は同一であるから、詳細な説明は省略す
る。
【0019】図7は、本考案に係る容器の第4実施例を
示す正面図である。本実施例の容器は、自立型の容器で
なく、シート1の下端部1d同士がヒートシールにより
接合されたにすぎず、その他の基本的な技術思想は同一
であるから、詳細な説明は省略する。図8は、本考案に
係る容器の第5実施例を示す正面図である。
【0020】本実施例の容器は、第4実施例のものに比
べて、下端部1dがヒートシールによることなく繋がっ
たシートで構成されたにすぎす、その他の基本的な技術
思想は同一であるから、詳細な説明は省略する。
【0021】
【効果】本考案によれば、内容物を零すことなく、開封
が容易に、かつ、綺麗に行え、さらには簡単に製造し得
る等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る容器の正面図である。
【図2】本考案に係る容器の封止前の段階での容器素材
の斜視図である。
【図3】本考案に係る容器素材の封止に用いられるシー
ル手段の斜視図である。
【図4】シール手段によりシールされた部分の拡大概略
図である。
【図5】本考案に係る容器の第2実施例を示す正面図で
ある。
【図6】本考案に係る容器の第3実施例を示す正面図で
ある。
【図7】本考案に係る容器の第4実施例を示す正面図で
ある。
【図8】本考案に係る容器の第5実施例を示す正面図で
ある。
【図9】従来の容器の正面図である。
【符号の説明】
A 容器 1 シート(シート材) 3 シール手段 4a 凸条シール(第1のシール) 4b,4c 凸条シール(第2のシール) 4d,4e 碁盤目状シール(第3のシール)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西口 久雄 千葉県船橋市山手2−9 花王社宅2− 203号

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部に沿った部分に封が施され、充填
    された流動体が保持されるように構成された容器であっ
    て、 前記の封は第1のシールによるものであり、 前記第1のシールから離れた内側の位置において第2の
    シールが一部に未シール部を残した状態で施され、 前記第1のシールと第2のシールとの間の領域において
    第1のシール及び第2のシールのシール厚さより薄い第
    3のシールが施され、 前記第3のシールは第2のシールの未シール部に対応し
    て未シール部が残されたものであることを特徴とする容
    器。
  2. 【請求項2】 第2のシールの未シール部分が第3のシ
    ールの未シール部分より小さいものであることを特徴と
    する請求項1の容器。
  3. 【請求項3】 第3のシールの部分に切込部が形成され
    てなることを特徴とする請求項1または請求項2の容
    器。
JP1991077377U 1991-09-25 1991-09-25 容 器 Expired - Lifetime JP2516583Y2 (ja)

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JPH0589267U JPH0589267U (ja) 1993-12-07
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JP2000104889A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Mitsubishi Electric Corp 真空断熱材の製造方法

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