JP2516572B2 - 装飾体の製造方法 - Google Patents

装飾体の製造方法

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JP2516572B2 JP61230449A JP23044986A JP2516572B2 JP 2516572 B2 JP2516572 B2 JP 2516572B2 JP 61230449 A JP61230449 A JP 61230449A JP 23044986 A JP23044986 A JP 23044986A JP 2516572 B2 JP2516572 B2 JP 2516572B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車、電化製品、家具等の表面に装飾
使用される装飾体の製造方法に関する。
(従来の技術) 例えば、自動車には、車両側面の保護および装飾を目
的として装飾モールディングが、あるいは装飾を主目的
とするエンブレムが装飾されている。かかる装飾モール
ディング、エンブレム等に代表される装飾体としては種
々のものが存在するが、中でも、その装飾機能増大の観
点から模様が立体的にみえるものが好まれている。
従来にあっては、そのような立体的模様を呈する装飾
体として、凹凸形状からなる立体模様を付形した金属板
又は金属蒸着プラスチックス薄板に、透明プラスチック
スを被せた構造のものが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、その装飾体の装飾性は、透明プラスチ
ックスを通して見える金属板等の凹凸模様によるものだ
けであるため、単調さを免れ得ないきらいがある。
また、前記構造からなる装飾体は、金属板の凹凸模様
の付形をプレスにより行なわねばならないので、そのプ
レス時に金属板に歪みを生じることがある。そして、歪
みのある金属板を用いて製造された装飾体は、自動車等
への装飾後における温度変化等によって歪みが開放さ
れ、今度は装飾体全体に歪み、そりを生じることとな
り、装飾機能の低下、更には装着部からの剥離、脱落を
生じ易い問題がある。
この発明は、従来の装飾体が有している装飾性の単調
さ、及び装着後の歪、そりの問題を解決できる装飾体の
製造方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) この発明による装飾体の製造方法は、非粘着性の支持
体上に少なくとも下記a〜cの工程からなる積層工程を
2回以上繰返して2層以上の装飾層を形成し、次いで該
装飾層および透明プラスチックス体上に硬化性液状透明
プラスチックスを流下して透明な被覆層を形成し、該被
覆層を硬化した後、装飾層を2層以上含む該透明プラス
チックス体を支持体から剥離し、しかる後該透明プラス
チックス体の下面に装飾基材を積層することを特徴とす
るものである。
a 硬化性液状透明プラスチックスを部分的に流下し
て、上面が平らな液状透明プラスチックス層を形成する
工程。
b 該液状透明プラスチックス層を硬化して透明プラス
チックス体を形成する工程。
c 該透明プラスチックス体の上面に装飾層を積層する
工程。
(作用) この発明による装飾体の製造方法は、非粘着性の支持
体上に、硬化性液状透明プラスチックスを流下して行う
ものであり、歪みを生じるプレスを行わないために、製
造後の装飾体に歪み、そりを生じる虞れがない。しか
し、硬化性液状透明プラスチックスの流下により形成さ
れる透明プラスチックス体は、液状時の表面張力により
角が丸く形成されるために、一種の凸レンズの作用を
し、透明プラスチックスを通して看者の目に映る装飾基
材及び装飾層の模様を強調する効果がある。そのため、
装飾体の装飾性は、一層斬新なものとなる。
加えて、この発明の製造方法によって得られた装飾体
は、透明プラスチックス体下面の装飾基材の模様と、透
明プラスチックス体中の2層以上の装飾層による模様
が、透明プラスチックスを通して同時に看者の目に映る
ために、高い装飾効果を発揮する。しかも、装飾基材と
装飾層の位置が同一平面にないために、それらの模様は
看者の目には遠近感を持って映ることになる。その結果
装飾性は立体感のある極めて斬新性の高いものとなる。
(実施例) 以下実施例に基づいてこの発明を説明する。
第1図は、この発明の製造方法の一例によって得られ
た装飾体20の一部を示す斜視図である。この装飾体20
は、透明プラスチックス体12の上面11と下面13との間に
2層以上の装飾層14、14aを埋設し、該透明プラスチッ
クス体12の下面13に装飾基材26を設けたものである。
透明プラスチックス体12は、硬化性液状透明プラスチ
ックスから形成されたものである。その硬化性液状透明
プラスチックスとして、例えばポリオールとジイソシア
ネートからなる液状ポリウレタン組成物は好ましい材料
である。この組成物は熱又は紫外線によって硬化しう
る。
装飾層14、14aは、金属箔又は装飾フィルムとするの
が装飾性の点で好ましいが、その他シルクスクリーン印
刷、ホットスタンプ等による装飾模様であってもよい。
この装飾層は、文字等からなる模様を形成するようにし
て透明プラスチックス12中に埋設されている。
装飾基材26は金属箔あるいは印刷膜等の装飾薄膜から
なり、透明プラスチックス体12の下面13全面に、あるい
は部分的に設けられる。
次に、この装飾体20の製造方法について、その工程に
従い説明する。第2図乃至第4図は装飾体20の製造途中
を示す断面図である。
(a) 硬化性液状透明プラスチックスの流下 まず第2図の如く非粘着性の支持体31上に硬化性液状
透明プラスチックス15を部分的に流下して、上面が平ら
な液状透明プラスチックス層を形成する。非粘着性の支
持体31は、硬化性液状透明プラスチックス15と接着性を
有しないもので、例えばシリコンゴムシートを所定の大
きさに打抜いたもの、あるいはゴム等の可撓性シートに
フッソ系塗料又はインクを塗布したもの或いは非粘着処
理を施した離型紙等を用いる。硬化性液状透明プラスチ
ックス15は、後の工程において装飾層14を積層するに足
りる部分に流下する。
(b) 硬化性液状透明プラスチックス層の硬化 前記硬化性液状透明プラスチックス層を赤外線ララン
プ等の硬化装置により加熱し又は紫外線を照射し、硬化
させる。これにより、第3図に示すような、上面を平面
とする透明プラスチックス体12aが非粘着性の支持体31
上に形成される。
(c) 装飾層の積層 前記透明プラスチックス体12aの平面17上に装飾層14
を模様状に積層する(第3図)。その装飾層の積層は、
例えば接着剤をシルクスクリーン印刷により平面17上に
文字等の模様を描いて印刷し(付着させ)、その接着剤
上にホットスタンプ用シートを加熱圧着させれば、ホッ
トスタンプ用シート上の金属蒸着層が接着剤部分のみ平
面17に接着することになり容易に行うことができる。
そして更に前記(a)ないし(c)の工程を繰返して
2層以上、この実施例では2層の装飾層14,14aを積層す
る。なお、その繰り返しは、第2図及び第3図と同様に
なされるので、その際の図については省略する。この
(a)ないし(c)の繰り返しによって、図4に示すよ
うに、前記透明プラスチックス体12a上には装飾層14を
覆って透明プラスチック体12bが形成され、さらにその
透明プラスチックス体12b上に装飾層14aが形成される。
(d) 装飾層上への硬化性液状透明プラスチックスの
流下 前記装飾層14a上に、(a)と同じ硬化性液状透明プ
ラスチックスを流下し、装飾層14a、透明プラスチック
ス体12b,12aを覆う。流下された硬化性液状透明プラス
チックスは、表面張力により角が丸くなる。
(e) 硬化性液状透明プラスチックスの硬化 前記装飾層14、14a及び透明プラスチックス体12a,12b
を覆う硬化性液状透明プラスチックスを前述の(b)の
如く硬化させる。これによって第4図のように、装飾層
14、14a及び透明プラスチックス体12a,12bを覆う別の透
明プラスチックスの被覆層12cが形成される。しかしな
がら、この透明プラスチックス体12c,12a,12bは、同一
材質からなって屈曲率等の光学的性質が同じであるの
で、その境界面は消失して一体となって透明プラスチッ
クス体12を形成する。その結果、装飾層14、14aが、透
明プラスチックス体12の上面11と下面13間に所定間隔を
おいて埋設され、下面から浮き上がった状態で保持され
る。
(f) 装飾基材の積層 前記透明プラスチックス体12を非粘着性の支持体31か
ら剥離させて、透明プラスチックス体の下面13に装飾基
材を積層させ、所望の装飾体20を得る。装飾基材は、下
面13に装飾模様を印刷等することによって形成される。
(発明の効果) この発明による製造方法によれば、歪みを生じるプレ
スを行わないために、製造後に装飾体に歪み、そりを生
じる虞れがない。しかも、得られた装飾体は、透明プラ
スチックス体下面の装飾基材の模様と、透明プラスチッ
クス体中の装飾層による模様とが、透明プラスチックス
を通して同時に看者の目に映るために、その二つの装飾
作用からなる高い装飾効果を発揮するのである。しかも
装飾基材と装飾層の位置が同一平面になく、装飾層が透
明プラスチックス体の下面から浮き上がった状態である
ために、それらの模様は看者の目に遠近感を持って映る
ことになる。更に、この装飾体に光が当たった場合に
は、装飾層による影が発生する。それらの結果、装飾性
は立体感のある極めて斬新性の高いものとなる。加え
て、透明プラスチックス体が発揮する一種の凸レンズ効
果により、装飾体の装飾基材及び装飾層が強調されて看
者の目に映るために、一層斬新性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に関するもので、第1図はこの発明の製
造方法の一例によって得られた装飾体の一部を示す斜視
図、第2図乃至第4図はその装飾体の製造方法を説明す
る断面図である。 20……装飾体、12……透明プラスチックス体、11……上
面、13……下面、14、14a……装飾層、15……硬化性液
状透明プラスチックス、26……装飾基材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非粘着性の支持体上に少なくとも下記a〜
    cの工程からなる積層工程を2回以上繰返して2層以上
    の装飾層を形成し、次いで該装飾層および透明プラスチ
    ックス体上に硬化性液状透明プラスチックスを流下して
    透明な被覆層を形成し、該被覆層を硬化した後、装飾層
    を2層以上含む該透明プラスチックス体を支持体から剥
    離し、しかる後該透明プラスチックス体の下面に装飾基
    材を積層することを特徴とする装飾体の製造方法。 a 硬化性液状透明プラスチックスを部分的に流下し
    て、上面が平らな液状透明プラスチックス層を形成する
    工程。 b 該液状透明プラスチックス層を硬化して透明プラス
    チックス体を形成する工程。 c 該透明プラスチックス体の上面に装飾層を積層する
    工程。
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