JP2516559Y2 - ドツトインパクトプリンタの紙送り機構 - Google Patents

ドツトインパクトプリンタの紙送り機構

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JP2516559Y2
JP2516559Y2 JP6362890U JP6362890U JP2516559Y2 JP 2516559 Y2 JP2516559 Y2 JP 2516559Y2 JP 6362890 U JP6362890 U JP 6362890U JP 6362890 U JP6362890 U JP 6362890U JP 2516559 Y2 JP2516559 Y2 JP 2516559Y2
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JP
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platen
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impact printer
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JP6362890U
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純一 臼井
保明 中村
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株式会社ワイ・イー・データ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はドットインパクトプリンタの紙送り機構に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来のドットインパクトプリンタの紙送り機構は第1
図又は第2図に示すように構成されている。
即ち、第1図に示すものは、トラクタ1とロール状プ
ラテン2とをギヤ3,5,6,8及びタイミングベルト4,7を介
してステッピングモータ9(ステッパモータ)で駆動す
る構成を採り、トラクタ1による用紙10の送り速度に対
し、プラテン2の周速度を若干遅く(数%程度)して表
面が硬質ゴムで構成されているプラテン2の表面が印字
ヘッド11のインパクト力によって変形することを防止す
るようにしている。
また、第2図に示すものは、プラテン2′を金属製と
して表面の変形を防ぎ、プラテン2′の回転を省略した
ものであるが、印字ヘッド11が直接金属製プラテン2′
を打撃した時ヘッド破損は免がれない。またインパクト
時の騒音も大きい。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような用紙送り機構において、印字スピードを向
上させる手段として印字ヘッド11のインパクト応答周波
数を上げると共に、用紙送り速度を向上させる事、特に
印字から印字への改行スピードを向上させる事は重要で
ある。
しかし、ステッピングモータ9のスルーイング変更で
の改行速度アップは、第3図に示すようにプラテンの停
止に伴う慣性による残留振動を発生させ、制振に要する
時間内Ts(セトリング・タイム)が長くなり、罫線印字
精度が悪くなる。そのため、従来はステッパのパルスレ
ート変更や十分なセトリング・タイムを施した状態で印
字を行うようにしているので、高速化が阻害されてい
た。
そこで本考案は、従来の数倍の改行速度での用紙送り
を可能とする用紙送り機構を得ることを課題とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、少くとも表面を硬質ゴムにて構成したロー
ル状プラテンを回動自在に設け、そのプラテンを用紙送
り速度に比較し微少量の週速度で回転、つまり微動させ
るようにすることにより、上記の課題を解決したもので
ある。
〔作用〕
プラテンが微速回転なので、改行のために用紙を高速
送りした後急停止してもプラテンの慣性による影響は少
く、停止時におけるプラテンの残留振動は僅かであるか
ら、罫線印字精度を劣化させることがない。またプラテ
ン表面は硬質ゴムで構成されているので、騒音が小さく
なると共に、プラテンは回転するので印字ヘッドの常に
同じ部分が打撃されないためプラテンの変形が防止され
る。
〔実施例〕
第4図は本考案の実施例を示すもので、1は用紙送り
用トラクタ、2は表面に硬質ゴム層2aを設けた回転式プ
ラテン、11は印字ヘッド、12はインクリボンである。
トラクタ1はギヤ3,タイミングベルト4及びギヤ5を
介してステッピングモータ9によって減速駆動され、プ
ラテン2はトラクタ1の軸に設けたギヤ6,タイミングベ
ルト13,ギヤ14,15,タイミングベルト16及びギヤ8を介
してトラクタ1と連動し、極めて低速の速度(例えばト
ラクタの用紙送り速度の1〜20%)で回転するように構
成されている。
以上のように表面を硬質ゴム層2aとしたプラテンを回
動自在に設け、これをトラクタ1の送り速度より極めて
遅い速度で回転させるように構成したので、ステッパモ
ータ軸に換算のプラテン2の慣性が減速比の逆2乗比
(D1/D22で小さくなり、改行駆動→停止時に発生す
るプラテン2の残留振動が無くなり、かつ用紙にはテン
ションが与えられるため、印字精度が向上し、印字速度
を高速化するため用紙速度を高速化しても従来のように
印字品質が悪化しない。
また、プラテン表面は硬質ゴムで回転するので、高速
化しても低騒音であると共に、ヘッドピンの損傷及びプ
ラテン表面の変形が防止される。
〔異なる実施例〕
第4図に示した実施例はトラクタ1とプラテン2とを
ギヤとタイミングベルトを用いた減速駆動機構で連繋し
たが、歯車減速駆動機構を用いることも出来る。
また、第4図に示した実施例は1台のステッピングモ
ータ(ステッパモータ)で駆動するように構成したが、
第5図に示すように各別のステッピングモータ9,17で駆
動することもできる。
〔考案の効果〕
ドットインパクト・シャトル・プリンタの高速化のた
めには、ドットハンマの高速化、ハンマバンクのシャト
ル駆動の高速化、用紙送りの高速化を同時に実現させる
必要があるが、本考案は用紙送りの高速化のために極め
て有効な方法で、印字品質を低下させずに高速化を図れ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ従来の紙送り機構の構成を
示す概略図、第3図は改行停止時におけるプラテンの残
留振動を示す説明図、第4図は本考案の実施例の構成を
示す概略図、第5図は異なる実施例の駆動機構を示す概
略図である。 1……トラクタ 2,2′……プラテン 2a……硬質ゴム層 3,5,6、8,14,15,18……ギヤ 4,7,13,16,19……タイミングベルト 9,17……ステッピングモータ 10……用紙 11……印字ヘッド 12……インクリボン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタにより用紙送りが行なわれるドッ
    トインパクトプリンタにおいて、少なくとも表面を硬質
    ゴムにて構成したロール状プラテンを回動自在に設け、
    そのプラテンを用紙送り速度に比較し、微少量の周速度
    で回転させるようにしたことを特徴とするドットインパ
    クトプリンタの紙送り機構
JP6362890U 1990-06-18 1990-06-18 ドツトインパクトプリンタの紙送り機構 Expired - Lifetime JP2516559Y2 (ja)

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JPH0422250U JPH0422250U (ja) 1992-02-25
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