JP2516369Y2 - 自動車用空気入りタイヤのホイール - Google Patents

自動車用空気入りタイヤのホイール

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JP2516369Y2
JP2516369Y2 JP114392U JP114392U JP2516369Y2 JP 2516369 Y2 JP2516369 Y2 JP 2516369Y2 JP 114392 U JP114392 U JP 114392U JP 114392 U JP114392 U JP 114392U JP 2516369 Y2 JP2516369 Y2 JP 2516369Y2
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JP
Japan
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wheel
tire
inner peripheral
peripheral surface
reinforcing plate
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JP114392U
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岡田  進
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車用空気入りタ
イヤのホイールの補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用空気入りタイヤの製造段階で、
タイヤに空気を充填する際にはタイヤを保持するために
チャッキング装置が用いられている。すなわち、このチ
ャッキング装置のチャック爪によりホイールのリム部を
内側から圧着することにより保持し、その状態でタイヤ
に空気を充填するようにしている。すなわち、図2に示
すように、タイヤ本体1とリム部21およびディスク2
2からなるホイール2をチャッキング装置5で保持する
には、チャッキング装置5をホイール2の内部に配置
し、タイヤ本体1のビード部4の内周面が当接するビー
ド受け部3の内周面31に対してチャック爪51を内側
から圧着させることにより固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記構成では、チャッ
キング装置5のチャック爪51は、タイヤを強固に保持
するためにビード受け部3の内周面31に食い込ませる
ようにしており、このためチャック爪51を外した後に
はビード受け部3の内周面31にはチャック爪51の圧
痕が生じることになり、これがホイール2の強度を弱め
るとともに、外観を悪くするという問題がある。
【0004】この考案は、このような従来の欠点を解消
するためになされたものであり、チャック爪によるチャ
ックよってもホイールの強度を弱めることがなく、しか
も外観を悪くするという問題も生じない自動車用空気入
りタイヤのホイールを提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、タイヤに空
気を充填するためにチャッキング装置により保持する際
にチャッキング装置のチャック爪が圧着されるホイール
のリム部の内周面に、ホイールの周方向に連続または断
続的に補強板が取付けられ、あるいはリム部の所定の領
域の板厚が厚く形成されて補強部が形成され、この補強
板あるいは補強部の内周面はチャック爪による圧痕が目
立たないような粗面に形成されているものである。
【0006】
【作用】上記構成では、タイヤの保持のためにホイール
の内周面にチャッキング装置のチャック爪が圧着されて
も、表面が粗面に形成されている補強板に圧痕が生じる
だけであるために、ホイールの強度が弱められることは
なく、また圧痕は目立たず、ホイールの外観が悪くなる
こともない。
【0007】
【実施例】図1において、タイヤ本体1が取付けられた
ホイール2のリム部21には、ビード部4の内周面が当
接するビード受け部3の内周面31に、周方向に連続す
る帯状の補強板6が溶接などの手段により取付けられて
いる。そしてこの補強板6の内周面61にはローレット
加工などにより微小凹部が形成されて粗面に形成されて
いる。
【0008】この補強板6は、チャッキング装置5によ
りタイヤを強固に保持するためにチャック爪51が圧着
される力に耐えることが必要であり、補強板6の材質は
炭素鋼、ステンレス鋼あるいはアルミニウム合金などが
採用可能であり、その幅Wはチャック爪51が当接する
部分を覆う程度であればよい。例えば、ホイールサイズ
が12〜18インチのものでは、幅Wが10〜30m
m、厚さtが0.3〜2mm、リム外側面からの寸法a
が5〜20mm程度に設定すればよく、また補強板6は
ホイール2の周方向に完全に連続させて設置する必要は
なく、50%以上の範囲に設置されていればよい。
【0009】なお、上記実施例では補強板6をホイール
の一方の側(下側のビード受け部)にのみ設けた例を示
したが、両側に設けてもよい。またリム部21に別体の
補強板6を取付ける代わりに、リム部21の所定の領域
のみを部分的に厚く形成することにより補強し、その内
周面に上記同様に微小凹部を形成して粗面を形成させて
もよい。
【0010】上記構成において、タイヤを保持するため
にチャック爪51を中心側から外向きに広げると、チャ
ック爪51は補強板6の内周面61に圧着されることに
よりタイヤを保持することになる。このため補強板6の
内周面にはチャック爪51による圧痕が生じることにな
るが、この部分はローレット加工などにより予め微小凹
部が形成されているために、チャック爪51による圧痕
が付けられてもそれが目立たず、外観が悪くなることは
なく、またこの圧痕は補強板6の表面に付けられるだけ
でホイール2には全く影響を及ぼさないために、ホイー
ルの強度を弱めることもない。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれば
タイヤの保持のためにホイールの内周面にチャッキング
装置のチャック爪が圧着されても、表面が粗面に形成さ
れている補強板に圧痕が生じるだけであるために、ホイ
ールの強度が弱められることはなく、また圧痕は目立た
ず、ホイールの外観が悪くなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すタイヤの部分断面図で
ある。
【図2】従来のタイヤに空気を充填する状態を示すタイ
ヤの部分断面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ本体 2 ホイール 3 タイヤビード部の当接部 4 ビード部 5 チャッキング装置 6 補強板 51 チャック爪 61 補強板の内周面(粗面)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤに空気を充填するためにチャッキ
    ング装置により保持する際にチャッキング装置のチャッ
    ク爪が圧着されるホイールのリム部の内周面に、ホイー
    ルの周方向に連続または断続的に補強板が取付けられ、
    あるいはリム部の所定の領域の板厚が厚く形成されて補
    強部が形成され、この補強板あるいは補強部の内周面は
    チャック爪による圧痕が目立たないような粗面に形成さ
    れていることを特徴とする自動車用空気入りタイヤのホ
    イール。
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JPH0558401U JPH0558401U (ja) 1993-08-03
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