JP2516122Y2 - 巻回フィルム用収納箱 - Google Patents

巻回フィルム用収納箱

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JP2516122Y2
JP2516122Y2 JP1990130462U JP13046290U JP2516122Y2 JP 2516122 Y2 JP2516122 Y2 JP 2516122Y2 JP 1990130462 U JP1990130462 U JP 1990130462U JP 13046290 U JP13046290 U JP 13046290U JP 2516122 Y2 JP2516122 Y2 JP 2516122Y2
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plate
piece
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pushing
tip
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JP1990130462U
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JPH0486719U (ja
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忠世 平野
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、巻回フィルム用収納箱に関するものであ
る。
[従来の技術] 一般に、食品等を被覆する合成樹脂フィルム又はアル
ミホイール等は、円筒形の巻き筒に巻回されると共に紙
製の収納箱に収納され、使用時には必要量引き出して収
納箱に取り付けられた鋸歯状の刃により切断するように
なっている。
前記巻回フィルムは、使用時に引き出す際に円筒形の
巻き筒が安定して回転できるように、収納箱の内側に巻
き筒の軸受部を設けたものがある(例えば、実開昭64−
6226号公報、実開昭60−21425号公報)。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来技術によると、収納箱の左右の側板
に形成された押込片を押し込むと、それにつれて内側に
折り曲げられる係止片と係止して側板の内側に突起状の
軸受部が形成されるようになっているが、その押込片の
押し込み加減が難しいといわれている。即ち、押込片は
内側に折り曲げられる係止片の切欠きに係止して固定す
るようになっているが、押込片をいい加減に押し込んだ
り、或は強く押し込み過ぎると係止片の切欠きに係止せ
ず、軸受部が完全に形成されないからである。このた
め、力を加減しながら押込片をゆっくり押し込み、しか
も係止片の切欠きへの係止を視認しなければならないの
で非常に面倒な作業となる。
一方、押込片を単に押し込むだけの構造のものでは、
押し込むときの力の入れ加減は問題ないけれども、押し
込まれる折曲片と何ら係止させないので折曲片が反動で
元に戻り、軸受部としての形態が崩れて役に立たなくな
ってしまう。
本考案は、このような従来の事態に鑑みなされたもの
で、側板に形成された押込片を押し込み力の如何に拘ら
ず、常に係止片と確実に係止できるようにした巻回フィ
ルム用収納箱を提供することを技術的課題としたもので
ある。
[課題を解決するための手段] この技術的課題を解決するための手段として、本考案
は、蓋板、後板、底板及び前板が順次連設され、前記底
板の両側端より起立する左右の側板の内面に、前記後板
及び前板の両側端にそれぞれ延設された粘着板を固着し
てなる巻回フィルム用収納箱において、前記左右の側板
のほぼ中央部に切り込みと折り線とで押込片を形成し、
前記粘着板の先端部には前記押込片に押されて互いに係
合する段部が先端部に設けられた係止片を形成し、この
係止片と前記押込片とで前記巻回フィルムの軸受部が形
成されるようにしたことを要旨とするものである。
又、本考案は、前記左右の側板のほぼ中央部に切り込
みと折り線とで押込片を形成すると共にこの押込片の先
端には段部を形成し、前記粘着板のうち一方の粘着板の
先端部に、前記押込片の段部と係合する段部を有する係
止片を形成することによって、前記巻回フィルムの軸受
部を構成することを要旨とするものである。
[作用] 側板に形成された押込片をほぼ水平位置まで押し込む
と、内側に折り曲げられた係止片の先端部に設けられた
段部が互いに係止し、或は押込片の先端部に形成された
段部と係止片の段部とが係止するので巻回フィルム用の
軸受部が簡単にしかも完全に形成されることになる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図は第1の考案に係る第1実施例を示すもので、
1は収納箱の底板であり、その上下縁に折り線を介して
後板2と前板3とが連設され、後板2には蓋板4及び押
さえ板5が折り線を介してこの順で連設され、前記底板
1の両側端には折り線を介して側板6がそれぞれ連設さ
れ、更に後板2と前板3の両側端には前記側板6の内面
側に固着する貼着板7、8がそれぞれ折り線を介して連
設されている。また、前記側板6のほぼ中央部には切込
線Pを介してドーム型の押込片6aが対称的に形成され、
先端部には差込片6bがそれぞれ折り線を介して形成され
ている。前記貼着板7、8の先端部には係止片9、10が
それぞれ形成されると共に、これらの係止片9、10の先
端部には係合用の段部9a、10aがそれぞれ設けられてい
る。前記前板3の両端部付近には、前記押さえ板5の下
端隅部挿入するためのほぼ四半円形の切込線Qが形成さ
れている。
このように構成された収納箱は、第2図に示すように
貼着板7、8を側板6の内面側に固着して側面が形成さ
れるが、使用前においては係止片9、10は単に前後に重
なり合った状態になっている。使用時には、第3図に示
すように側板6の押込片6aを切込線Pから離すようにし
て押し込むと、前記係止片9、10を内方に折り曲げると
共に、これらの係止片から外れてほぼ水平位置になる。
この際、係止片9、10は前記係合用の段部9a、10aが互
いに係合して第4図に示すように略くの字型となり、係
止片9、10は反動によっていずれも元の位置に戻ろうと
するが互いに阻止して戻れず、前記押込片6aも反動によ
り上向きに回転して元の位置に戻ろうとするが係止片
9、10に阻止されて戻れず、従って係止片9、10及び押
込片6aにより巻回フィルムの巻き筒Rの軸受部11が形成
される。この場合、押込片6aは押し込む力の如何に拘ら
ず、兎に角係止片9、10を押した後外れるまで押し込め
ば良いので作業が簡単であり、かつ係止片9、10同士は
押込片が外れて押圧力が解除された時点で、その反動力
により互いに係止して自動的にロックされるので、その
係止状態を一々見て確認する必要もない。
第5図は、第1の考案に係る第2実施例を示すもの
で、基本的な構成は第1実施例と同一であるから同一部
は前記と同一の符号で示すが、異なっているのは押込片
の形状であり、即ちこの場合は二本の平行な切込線S、
Tとその中点を直角に結ぶ切込線Uとで開き窓状の二枚
の押込片6a1、6a2に形成されている。この第2実施例の
使用方法は第1実施例のものと同様であり、前記押込片
6a1、6a2の中央部を指で押し込むと、第6図に示すよう
に係止片9、10が内方に折り曲げられると共に、係止段
部9a、10aが互いに係合してくの字型になり、押込片6a1
は係止片9、10の上縁に、押込片6a2は下縁にそれぞれ
係止し、これにより巻回フィルムの巻き筒の軸受部が形
成されるのである。従って、この場合も押込片の押し込
み力の如何に拘らず、兎に角係止片9、10を押した後に
外れるまで押し込めば良いので作業が簡単であり、かつ
係止片9、10同士は押込片が外れて押圧力が解除された
時点で、その反動力により互いに係止して自動的にロッ
クされるので係止状態を確認する必要もない。
第7図は、第2の考案に係る実施例を示すもので、側
板に形成される押込片が一方の係止片を兼ねた構成を特
徴としたものであり、21は収納箱の底板であり、その上
下縁に折り線を介して後板22と前板23とが連設され、後
板22には蓋板24及び押さえ板25が折り線を介してこの順
で連設され、前記底板21の両側端には折り線を介して側
板26がそれぞれ連設され、更に後板22と前板23の両側端
には前記側板26の内面側に固着する貼着板27、28がそれ
ぞれ折り線を介して連設されている。また、前記側板26
のほぼ中央部には切込線Vを介して押込片26aが対称的
に形成され、先端部には差込片26bがそれぞれ折り線を
介して形成されている。前記切込線Vは特殊な形状を呈
しており、これは押込片26aに係合用の段部26cを付与す
るためである。前記貼着板28の先端部には前記押込片26
aと係止する係止片29が所定の向きに形成され、かつそ
の先端部には係合用の段部29aが設けられている。前記
貼着板27は奇妙な外形を呈しているが、これは紙取りの
関係であってこの形に限定されるわけではない。前記前
板23の両端部付近には、前記押さえ板25の下端隅部を挿
入するためのほぼ四半円形の切込線Qが形成されてい
る。
このように構成された収納箱を組み立てると、第8図
に示すように側面の開口部のほぼ中央部に前記係止片29
が位置し、未使用時には前記貼着板27、28を側板26の内
面側にそれぞれ固着することによって開口部は塞がれて
いるが、使用時には第9図に示すように、側板26の押込
片26aを押し込むと前記係止片29を内方に折り曲げると
共に、係合用の段部26c、29aが互いに係合して巻き筒用
の軸受部が形成されるようにしてある。この際、押込片
26aの押し込み力の如何に拘らず、兎に角係止片29を押
した後に外れるまで押し込めば良いので作業が簡単であ
り、かつ押込片26aと係止片29同士は押込片26aが外れて
押圧力が解除された時点で、その反動力により互いに係
止して自動的にロックされるので係止状態を確認する必
要もない。但し、この係止状態は外側から見えるので簡
単に視認することができる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、巻回フィルム
用収納箱において、側板に形成された押込片をその押し
込み力の如何に拘らず、必ず係止片の先端部に設けられ
た段部同士を自動的に係止し、或は押込片の先端部に形
成した段部と係止片の段部とを自動的に係止させること
により巻き筒用の軸受部が完全に形成できるようにした
ので、従来のように押し込み力を加減する必要がなくな
り、かつ係止片との係合状態を視認する必要もないの
で、作業が極めて簡単になると共に使用勝手が著しく向
上する等の優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の考案に係る第1実施例を示す収
納箱の展開図、第2図はその組立途中での一部の斜視
図、第3図は使用時に押込片を押し込んだ状態での斜視
図、第4図は第3図のX−X線断面図、第5図は第1の
考案に係る第2実施例を示す収納箱の一部の展開図、第
6図はその使用時に押込片を押し込んだ状態での一部の
斜視図、第7図は本考案の第2の考案に係る実施例を示
す収納箱の展開図、第8図はその組立途中での一部の斜
視図、第9図は使用時に押込片を押し込んだ状態での斜
視図である。 1……底板、2……後板 3……前板、4……蓋板 5……押さえ板、6……側板 6a……押込片、6b……差込片 7、8……貼着板、9、10……係止片 9a、10a……係合用段部 11……軸受部 21……底板、22……後板 23……前板、24……蓋板 25……押さえ板、26……側板 26a……押込片、26b……差込片 26c……係合用段部、27、28……貼着板 29……係止片、29a……係合用段部 P、Q、S、T、U、V……切込線 R……巻き筒

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋板、後板、底板及び前板が順次連設さ
    れ、前記底板の両側端より起立する左右の側板の内面
    に、前記後板及び前板の両側端にそれぞれ延設された粘
    着板を固着してなる巻回フィルム用収納箱において、前
    記左右の側板のほぼ中央部に切り込みと折り線とで押込
    片を形成し、前記粘着板の先端部には前記押込片に押さ
    れて互いに係合する段部が先端部に設けられた係止片を
    形成し、この係止片と前記押込片とで前記巻回フィルム
    の軸受部が形成されるようにしたことを特徴とする巻回
    フィルム用収納箱。
  2. 【請求項2】蓋板、後板、底板及び前板が順次連設さ
    れ、前記底板の両側端より起立する左右の側板の内面
    に、前記後板及び前板の両側端にそれぞれ延設された粘
    着板を固着してなる巻回フィルム用収納箱において、前
    記左右の側板のほぼ中央部に切り込みと折り線とで押込
    片を形成すると共にこの押込片の先端には段部を形成
    し、前記粘着板のうち一方の粘着板の先端部に、前記押
    込片の段部と係合する段部を有する係止片を形成するこ
    とによって、前記巻回フィルムの軸受部を構成すること
    を特徴とする巻回フィルム用収納箱。
JP1990130462U 1990-11-30 1990-11-30 巻回フィルム用収納箱 Expired - Lifetime JP2516122Y2 (ja)

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JPH0486719U JPH0486719U (ja) 1992-07-28
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021426U (ja) * 1983-07-21 1985-02-14 大日本印刷株式会社 巻取収納ケ−ス
JPH0279224U (ja) * 1988-11-30 1990-06-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0486719U (ja) 1992-07-28

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