JP2515727Y2 - 物入れの組付け構造 - Google Patents

物入れの組付け構造

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JP2515727Y2
JP2515727Y2 JP1990073983U JP7398390U JP2515727Y2 JP 2515727 Y2 JP2515727 Y2 JP 2515727Y2 JP 1990073983 U JP1990073983 U JP 1990073983U JP 7398390 U JP7398390 U JP 7398390U JP 2515727 Y2 JP2515727 Y2 JP 2515727Y2
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JP
Japan
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box
bracket
radio
cluster
instrument panel
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JPH0431641U (ja
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壽夫 弓達
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、インストルメントパネルにラジオ等の後
付けが予定されている場合に、その組付けスペースを対
象とした物入れの組付け構造に関する。
〔従来の技術〕
特に欧州向けの車両では、ラジオ等の機器を現地にお
いて組付けるのがほとんどである。したがって機器が組
付けられるまでの間は、インストルメントパネルに確保
されている機器用の組付けスペースに対し物入れ用のボ
ックスが組付けられている。
そこでこの種の車両では、前記機器の組付けに際して
ボックスをインストルメントパネルの正面側から取外す
ことができ、かつ同じく正面側から機器を組付けれるよ
うに配慮してサービス性をよくしている。その一例とし
てはインストルメントパネルに専用のオーナメントを設
け、このオーナメントに対しインストルメントパネルの
正面側から前記ボックスをクリップなどで固定してい
る。しかしこの手段ではボックス及びその関連部品の取
付け状態を安定させるための対策、組付けスペースの規
制あるいは意匠上の対策といった多くの制約を受ける。
これらの制約に対応できない場合は、第6図で示され
ているようにクラスタ(またはオーナメント)110の内
側にラジオ等の機器を取り付けるためのブラケット120
が固定され、このブラケット120に対して物入れ用のボ
ックス140がスクリューボルト144で取付けられる。そし
てこの状態においてクラスタ110が図示しないインスト
ルメントパネルに取付けられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
第6図に示されいる構造においてラジオ等の機器の組
付けに際して前記ボックス140を取外すには、まず前記
クラスタ110をインストルメントパネルから取外し、こ
のクラスタ110の裏側において前記ブラケット120に締付
けられている各スクリューボルト144を外すことが必要
である。また車両によってはクラスタ110をインストル
メントパネルから取外すために他の部品を外さなければ
ならない場合もあり、機器の組付け準備に多大の作業工
数を要する。
この考案の技術的課題は、ラジオ等の機器の組付けに
際し物入れ用のボックス及びこのボックスを取付けるた
めのブラケットをインストルメントパネルの正面側から
簡単に取外すことができる物入れの組付け構造を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、本考案における物入れの
組付け構造は次のように構成されている。
すなわちインストルメントパネル内にその正面側で開
口しているとともに、ラジオ等の機器の後付けを予定し
た組付けスペースが確保され、そこに物入れ用のボック
スが組付けられる形式のものにおいて、前記組付けスペ
ース内に前記機器を取付けるための固定ブラケットが設
けられている。この固定ブラケットに対しボックスブラ
ケットが相互の係合によって取付けられ、しかもこの係
合は少なくとも一方のブラケットの弾性変形を利用して
インストルメントパネルの正面側から前記ボックスブラ
ケットを取外せるように設定されている。さらに前記ボ
ックスはボックスブラケットに対しインストルメントパ
ネルの正面側から締付け可能なボルトで取付けられてい
る。
〔作用〕
前記構成によれば、機器の組付けに際してはインスト
ルメントパネルの正面側から前記ボルトを外すことによ
り、ボックスが前記ボックスブラケットから分離され
る。したがってこの状態においては前記組付けスペース
からボックスを容易に取り出すことができる。この後、
固定ブラケットとボックスブラケットとの係合を、一方
のブラケットの弾性変形によって外し、このボックスブ
ラケットを組付けスペースから取り出す。これによって
取付けスペースは開放されたこととなり、ここに前記機
器を組付ければよい。
〔実施例〕
次に本考案の一実施例を第1図〜第5図にしたがって
説明する。
第1図にインストルメントパネルの一構成要素である
クラスタ10と物入れの各構成部材とが分解斜視図で示さ
れ、第2図に第1図の一部が拡大斜視図で示され、第3
図に第1図の主要部材を背面側から見た状態が斜視図で
示されている。これらの各図面において、前記クラスタ
10には上下二段に窓12,13が形成されている。そしてク
ラスタ10の背面側(車両前方側)には、前記窓12,13を
利用してラジオやその他の機器を組付けるための組付け
スペースが確保されている。
さて本実施例では欧州向けの車両を対象としており、
下側の窓13とその背面の組付けスペースには現地におい
て欧州規格(DIN)ラジオの組付けが予定されている。
そこでこのラジオが組付けられるまでの間は、その組付
けスペースに物入れ用のボックス(オープニングカバ
ー)40が組付けられる。
なおクラスタ10の上側の窓12とその背面の組付けスペ
ースには、欧州向けあるいは国内向けを問わず、車内空
調用の操作機器などが組付けられる。
前記クラスタ10の背面における前記窓13の両サイドに
は、前記ラジオを取付けるための一対の固定ブラケット
20が、第3図で示されているようにそれぞれ二本(計四
本)のスクリューボルト23で固定される。また前記ボッ
クス40は合成樹脂製で、その開口部と反対側の背面は後
述する金属製のボックスブラケット30に取付けられる。
これら相互の結合は、第2図で示されているようにボッ
クス40の開口部側、すなわちクラスタ10の前面側(車両
の後方側)から二本のスクリューボルト44を締付けるこ
とで行われる。
前記ボックスブラケット30は、その左右両側において
それぞれ二本の爪32と、それぞれ一本の突片34とを有す
る。そして第4図からも明らかなように、各爪32は両固
定ブラケット20にそれぞれ形成されている二個ずつの孔
24に差し込み可能である。また突片34は両固定ブラケッ
ト20の背面側の縁26に係止可能に位置する。なお両固定
ブラケット20は剛性を有するのに対し、ボックスブラケ
ット30は平板状であることから弾性変形可能である。
ここで前記クラスタ10のラジオ組付けスペースに、前
記ボックス40を組付ける手順について説明する。まず前
記の両固定ブラケット20をクラスタ10の背面側にスクリ
ューボルト23で締付けて固定する。次に両固定ブラケッ
ト20にボックスブラケット30を組付けるのであるが、そ
の手段はボックスブラケット30を弾性によって湾曲状に
撓ませ、その両側の各爪32を、それぞれの固定ブラケッ
ト20の孔24に差し込むだけでよい。ただし、このときに
ボックスブラケット30の前記突片34を固定ブラケット20
の背面側の縁26に係止するように位置させておく(第4
図参照)。その後、ボックス40を前記ボックスブラケッ
ト30に対し、クラスタ10の正面側からスクリューボルト
44で締付けて固定する。
このようにして組付けられたボックス40に何らかの外
力が加わった場合でも、前記突片34が固定ブラケット20
の縁26に係止し、このボックス40がクラスタ10の窓13か
ら車内側へ飛び出さない。
次に前記クラスタ10の窓13におけるボックス40の上部
スペースに対し、第1図に示されている補助カバー50を
クラスタ10の前面側から挿入する。そしてこの補助カバ
ー50を両固定ブラケット20に対し、第1図で示されてい
るようにそれぞれ一本(計二本)のスクリューボルト52
で締め付けて固定する。
このように所定の各部材が組付けられたクラスタ10
を、インストルメントパネルの所定スペースに組付けて
固定する。これにより物入れの組付け作業が完了する。
さてラジオの組付けに際しては、まず前記ボックス40
をクラスタ10から取り外す必要がある。このボックス40
と前記ボックスブラケット30とを結合しているスクリュ
ーボルト44は、第4図から明らかなようにボックス40の
開口部からその締付けを弛めることができる。したがっ
てこれら二本のスクリューボルト44を外せば、ボックス
40をクラスタ10の前面側に引き出して取外すことができ
る。
この後、クラスタ10の内部に残されているボックスブ
ラケット30の弾性変形を利用し、その爪32及び突片34を
両固定ブラケット20の孔24及び縁26から外してクラスタ
10内から取り出す。これによりクラスタ10の窓13の内部
には、ラジオの組付けスペースが確保される。
そこでラジオを組付けるのであるが、それは第5図
(A)で示されているラジオリテーナ60、ラジオ本体64
及びラジオケース66の順で行われる。まずラジオリテー
ナ60はクラスタ10の窓13から前記組付けスペースに挿入
される。この後、第5図(B)で示されているようにラ
ジオリテーナ60の外周に形成されている複数個の爪62を
外側に折り曲げ、該リテーナ60をクラスタ10側に固定す
る。
なお前記ラジオ本体64はラジオリテーナ60内に挿入す
るだけで組付けられる。したがって、あとはラジオ本体
64にラジオケース66をセットしてラジオの組付けが完了
する。
以上本考案の一実施例を図面にしたがって説明した
が、本考案はこの実施例に限定されるものではなく、種
々の実施態様が含まれている。
例えば前記固定ブラケット20に対するボックスブラケ
ット30の取付け構造は、いずれか一方のブラケットの弾
性変形を利用して外せる構造であれば、相互に係合及び
離脱可能な切り込み(スリット)などの手段に代えても
よい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、インストルメントパネル側に対して
ボックスブラケットを取付けてからこのボックスブラケ
ットにボックスが取付けられるので、ラジオ等の機器の
組付けに際してはインストルメントパネルの正面側から
の作業だけで、ボックス、ボックスブラケットの順にこ
れらを取外すことができ、簡単かつ少ない工数で機器用
の組付けスペースを確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図(A)(B)は本考案の一実施例を示
し、第1図はインストルメントパネルの一構成要素であ
るクラスタと物入れの各構成部材との関係を表した分解
斜視図、第2図は第1図の一部を拡大して表した斜視
図、第3図は同じく第1図の主要部材を背面側から見た
斜視図、第4図は物入れの組付け状態の一部を表した断
面図、第5図(A)はクラスタとラジオの構成部材との
関係を表した分解斜視図、第5図(B)はラジオリテー
ナの一部を拡大して表した斜視図である。 第6図は従来の物入れの組付け構造を表した断面図であ
る。 10……インストルメントパネル(クラスタ) 20……固定ブラケット 30……ボックスブラケット 40……ボックス 41……ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネル内にその正面側で
    開口しているとともに、ラジオ等の機器の後付けを予定
    した組付けスペースが確保され、そこに物入れ用のボッ
    クスが組付けられる形式のものにおいて、 前記組付けスペース内に前記機器を取付けるための固定
    ブラケットが設けられ、この固定ブラケットに対しボッ
    クスブラケットが相互の係合によって取付けられ、しか
    もこの係合は少なくとも一方のブラケットの弾性変形を
    利用してインストルメントパネルの正面側から前記ボッ
    クスブラケットを取外せるように設定され、さらに前記
    ボックスはボックスブラケットに対しインストルメント
    パネルの正面側から締付け可能なボルトで取付けられる
    ことを特徴とした小物入れの組付け構造。
JP1990073983U 1990-07-12 1990-07-12 物入れの組付け構造 Expired - Lifetime JP2515727Y2 (ja)

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JPH0431641U JPH0431641U (ja) 1992-03-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6137046U (ja) * 1984-08-10 1986-03-07 いすゞ自動車株式会社 自動車用部品の取付け構造

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