JP2515628Y2 - 防振架台 - Google Patents

防振架台

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JP2515628Y2
JP2515628Y2 JP1988079169U JP7916988U JP2515628Y2 JP 2515628 Y2 JP2515628 Y2 JP 2515628Y2 JP 1988079169 U JP1988079169 U JP 1988079169U JP 7916988 U JP7916988 U JP 7916988U JP 2515628 Y2 JP2515628 Y2 JP 2515628Y2
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vibration
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JP1988079169U
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Inventor
欣也 根上
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ネミー 株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、逆風機、クーリングタワ等運転振動を生
ずる大型機器を支承する防振架台に関するものである。
(従来技術) 空調機器等を支持する防振架台は、搭載機器の重量を
支えて振動と揺動に対して安定に機能する必要があり、
従来からゴムリング等を組合せた緩衝座と防振足を共用
するもの(例えば実開昭55-144238)、揺動防止用スト
ッパボルトと防振材を用いたもの(例えば実開昭62-196
945)、また防振体又は吸振体として上下に嵌合したゴ
ムパット付内外筒間にコイルバネを間装し内外筒間の摺
動接触部位に弾性鍔環を設けたもの(実開昭59-70946)
等が提案されている。これら従来の装置はいずれも振巾
の小さい揺動吸収を主眼とするもので架台の衝撃的揺動
又は傾動に対する初期抑制や大重量物の振動吸収には効
果的ではない。
最近の空調機器類はビルの屋上に設置されることが多
く、機器の大型大重量化の他にビルの高層化も加わり、
防振架台は耐荷重防振性と強い横風などに対する揺動安
定性も要求され、従来の防振装置又は防振架台では満足
できないものとなっている。
一般に防振架台は、機器類を直接支承する上部架台
が、緩衝体によって基礎架台に対して或る程度の上下動
を許容されていなければならないが、緩衝体の許容範囲
を大きく設定すると横振れの揺動が生じ易くなるので振
動防止と揺動防止とは相反する関係にある。
(目的) 本案は、上下両架台間に防振用緩衝体と揺動ストッパ
を並設する防振架台において、上架台の最高位置と最低
位置の設定が容易にでき、可動範囲では主として緩衝体
内のスプリングとゴムブロックの組合せ効果によって共
振のおそれなく振動を吸収し、更に上架台が最低位置に
なった場合でも防振作用を維持できる防振架台を提供す
るものである。
(構成) 本案防振架台の構成は、上下架台間に揺動ストッパと
防振緩衝体が並設された防振架台において、前記揺動ス
トッパが下架台上に垂設固定されたステーボルトと該ス
テーボルトの中間に螺合させたゴム円板付受けナットと
前記ステーボルトの上端側に上架台上面に接するゴムブ
ッシュ付締付ナットが螺合されて構成され、防振緩衝体
は前記下架台上に定置される台板上に、底部に環状フラ
ンジが形成され上面に金属製鍔環プレートを有するゴム
製円柱ブロックが固定され、前記上架台を支持する受板
と該受板下面に連接され下端に受けフランジを備えた可
動筒板と該可動筒体下端内周には複数の係止突部が形成
され、該係止突部が前記鍔環プレートの周縁下面に係止
されるように設けられると共に前記鍔環プレート上には
前記受板下面との間に圧縮コイルバネが直立されてなる
ものである。
また、ゴム製円柱ブロックの胴部周面に、可動筒体下
端内周に形成された複数の係止突部を嵌合する垂直案内
溝が設けられてなるものである。
(実施例) 本案防振架台を図の実施例について説明すると、1は
下架台、2は上架台、3はこれらの間に介装された緩衝
体、4は搖動ストッパである。
搖動ストッパ4は、ステーボルト30を下架台上に垂設
固定し、その上部先端を上架台の下面プレート2aに設け
た遊孔31にゴムブッシュ32を介して貫通させると共に締
付ナット35によってゴムブッシュを上架台の下面プレー
ト2aに押圧させてある。33はゴム円板であって、ボルト
の中間に螺合させた受けナット34に支持されている。受
けナット34の位置を調節することによって上架台の最低
位置が規制される。
緩衝体3の構造は第2図のようであって、5は下架台
上面に嵌合させた台板、6はゴム製円柱ブロックであっ
て、底部に環状フランジ8が形成されている。22は保護
リングである。7は、円柱ブロックの胴部周面に形成さ
れた垂直案内溝、9は、円柱ブロックの上面に定置され
た金属製鍔環プレートであって、その周縁はブロックの
胴部より外方に突出している。
13は、上架台の下面プレートをゴム板12を挟んで支持
する受板であって、下面に可動筒体14が垂下連設され、
下端にフランジ14′が設けられると共に内周に複数の係
合突部15が形成され、該係止突部は鍔環プレートの周縁
下面に係止されている。
係止突部15と案内溝7は第3図の如く可動筒体14の周
り止めの役をしている。
なお、第3図において鍔環プレート9の組込用切欠き
は省略してある。
23はフランジ14′の下端面であって環状フランジの保
護リング22の上面との間に最大沈降長さL(最低位置)
の間隔が設けられている。
17は、鍔環プレート9上に直立され、受板13の下面に
接する圧縮コイルバネであって負荷荷重に応じた圧力で
予圧されている。
なお、コイルバネ内周部に位置する円柱ブロック6の
上部面10aを第2図鎖線の如く上方に延長させることも
可能である。
(作用及び効果) 本装置においては、上架台の最上位置は締付ナット35
で設定すると共に最下位置は受けナット34によって揺動
許容間隔Lを調節して設定するから設定が容易である
他、上架台が最上位置であっても最下位置であっても揺
動ストッパ4のゴムブッシュ32又はゴム円板33によって
弾性的に抑制支持され、中間位置にあっては緩衝体3の
荷重に応じて予圧した圧縮コイルバネ17とゴム製円柱ブ
ロック6によって共振のおそれなく上下振動が吸収され
る。
更に、架台の沈降側になった緩衝体の可動筒体フラン
ジ14′がゴムブロックの環状フランジ8又は保護リング
22と当接した場合は揺動ストッパと協働して強力な対抗
力を発揮し、この場合にもゴム円板33と環状フランジ8
によって振動伝達が抑止される。
この機能は、ゴムブロックに上面突出ブロックを形成
することによって一層強力になる。
これによって架台上の搭載機器が激しい横風を受けて
搖動しようとしてもその初期における架台の傾動を阻止
するので揺動及び衝撃的振動に対しても安定且つ安全な
防振架台を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は防振架台の側面図、第2図は緩衝体の拡大縦断
正面図、第3図は可動筒体下部の横断平面図である。 3は緩衝体、4は搖動ストッパ、6はゴム製円柱ブロッ
ク、9は鍔環プレート、14は可動筒体、14′はフラン
ジ、15は係止突部、32はゴムブッシュ、33はゴム板、34
は受けナット。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下架台間に振動ストッパと防振緩衝体が
    並設された防振架台において、前記揺動ストッパが下架
    台上に垂設固定されたステーボルトと該ステーボルトの
    中間に螺合させたゴム円板付受けナットと前記ステーボ
    ルトの上端側に上架台上面に接するゴムブッシュ付締付
    ナットが螺合されて構成され、防振緩衝体は前記下架台
    上に定置される台板上に、底部に環状フランジが形成さ
    れ上面に金属製鍔環プレートを有するゴム製円柱ブロッ
    クが固定され、前記上架台を支持する受板と該受板下面
    に連接され下端に受けフランジを備えた可動筒体と該可
    動筒体下端内周には複数の係止突部が形成され、該係止
    突部が前記鍔環プレートの周縁下面に係止されるように
    設けられると共に前記鍔環プレート上には前記受板下面
    との間に圧縮コイルバネが直立されてなる防振架台。
  2. 【請求項2】ゴム製円柱ブロックの胴部周面に、可動筒
    体下端内周に形成された複数の係止突部を嵌合する垂直
    案内溝が設けられてなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の防振架台。
JP1988079169U 1988-06-15 1988-06-15 防振架台 Expired - Lifetime JP2515628Y2 (ja)

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JPH022553U JPH022553U (ja) 1990-01-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11193943A (ja) * 1997-12-28 1999-07-21 Tokyo Gas Co Ltd 空調機室外機の防振架台
JP4293824B2 (ja) * 2003-04-21 2009-07-08 倉敷化工株式会社 防振架台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55144238U (ja) * 1979-04-03 1980-10-16
JPS5970946U (ja) * 1982-11-01 1984-05-14 特許機器株式会社 吸振体
JPS62196945U (ja) * 1986-06-05 1987-12-15

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JPH022553U (ja) 1990-01-09

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