JP2515227Y2 - ワイヤ巻き取りドラム - Google Patents

ワイヤ巻き取りドラム

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JP2515227Y2
JP2515227Y2 JP8443090U JP8443090U JP2515227Y2 JP 2515227 Y2 JP2515227 Y2 JP 2515227Y2 JP 8443090 U JP8443090 U JP 8443090U JP 8443090 U JP8443090 U JP 8443090U JP 2515227 Y2 JP2515227 Y2 JP 2515227Y2
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coil
winding
drum
diameter
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JP8443090U
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Inventor
法男 橋爪
Original Assignee
東洋シヤッター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば防火・防犯用や化粧用のシャッター
におけるパネル巻き上げワイヤの巻き取りや、あるい
は、ビルの窓拭き用ゴンドラの吊り下げワイヤの巻き取
り、その他、エレベーターのケージ吊り下げワイヤの巻
き取り等に用いられるワイヤ巻き取りドラムの改良技術
に関する。
〔従来の技術〕 上記のシャッターには、シャッターパネル巻き上げ用
のワイヤが互いに枢支連結された最下端のパネルの左右
両側に連結されている。従って、ドラムに対するワイヤ
の巻きピッチの乱れや、あるいは、巻き取りワイヤの上
にワイヤが巻かれる等、所謂乱巻きが生じると、当該ワ
イヤを巻き掛けたドラムの1回転当たりの巻き取り量が
左右両側で不均等になってパネルが傾斜し、パネルの昇
降がスムーズに行われなくなる。
また、ゴンドラやエレベーターを対象にした場合で
は、スムーズな昇降が阻害されるだけではなく、足場が
傾斜したりエレベーターケージが傾いたりし、非常に危
険な事態に陥る。
更に、ドラムに巻き取られたワイヤどうしが互いに接
触する状態であると、当該ワイヤの巻き取り並びに巻き
戻しの繰り返しによって経時的に表面の撚り線が切れ、
所謂けばだちが生じてワイヤ強度が極端に低下する。
そこで従来は、ドラム外周面のワイヤ巻き取り部に、
切削加工等によって、溝ピッチが巻き取りワイヤの直径
よりもやゝ大なる螺旋凹溝を形成し、この螺旋凹溝に沿
わせてワイヤを巻き取らせ、ワイヤどうしの接触を防止
し、ドラム1回転当たりのワイヤ巻き取り量を一定にす
るようにしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記ドラムの外周面に螺旋凹溝を加工するこ
とは、装置の大幅なコストアップに繋がるものであっ
て、改善の余地があった。
本考案は、簡単な改良技術によって、上記の螺旋凹溝
付きドラムと同じ機能を有するドラムを安価に提供する
ことを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するに至った本考案によるワイヤ巻
き取りドラムは、ドラム本体のワイヤ巻き取り部に、コ
イルピッチが巻き取りワイヤの直径よりもやゝ大なるコ
イルを巻回し、隣り合うコイル部分による螺旋の溝状部
分をワイヤの巻き取りガイドに構成した点に特徴があ
る。
〔作用〕
上記の特徴構成によれば、ドラム本体の外周面にコイ
ルを巻回させるだけで、切削等の加工に頼っていた螺旋
凹溝と等価のワイヤ巻き取りガイドがドラムに形成され
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図および第3図は手動操作式のパネルシャッター
の全体を示し、例えば建物の出入口1の左右両側に、垂
直ガイド部分2aとその上端に湾曲して連なった水平ガイ
ド部分2bから成るガイドレール2を設けると共に、複数
枚(5枚を図示している)のパネル3を互いに上下部で
枢支連結して成るパネルシャッター4を、前記一対のガ
イドレール2,2に沿ってスライド自在に設け、かつ、前
記出入口1の室内側の上部にパネルシャッター昇降手段
5を設けてある。
前記昇降手段5は次のように構成されている。即ち、
第4図に示すように、前記出入口1の上部両側と中央の
各2箇所に、それぞれ軸受6を備えた計6個のブラケッ
ト7を設けると共に、カップリング8によって中間部に
連結された1本の軸9を前記軸受6に軸支させ、この軸
9の両端側にワイヤ巻き取りドラム10,10を固着すると
共に、前記パネルシャッター4の最下端のパネル3両側
に連係されたワイヤ11,11を各ワイヤ巻き取りドラム10,
10に連結してある。
そして、前記中央側の2個のブラケット7と軸9とに
わたって、前記パネルシャッター4を巻き上げ方向に付
勢するコイルスプリング12を設けると共に、当該コイル
スプリング12の振れ止め部材13を軸9に設けて成る。
前記ワイヤ巻き取りドラム10は、第1図および第5図
に示すように、巻き取りワイヤ11の直径dの30倍程度の
直径を有するドラム本体14に対して、それの外周面のワ
イヤ巻き取り部にコイル15を巻回固定して成り、より詳
しくは、コイル線径d1がワイヤ11の直径dよりもやゝ大
で、かつ、コイルピッチPがコイル線径d1と同じで、し
かも、コイル内径がドラム本体14の外径よりもやゝ小な
るコイルスプリングを、本考案によるコイル15に利用し
て、このコイル15を機械的に拡径させてドラム本体14の
ワイヤ巻き取り部に外嵌合させ、この後、前記機械的な
拡径を解除させて、当該コイル15をドラム本体14のワイ
ヤ巻き取り部に締り嵌め固定し、更に万全を期すべく、
前記コイル15両端の曲げ部分に当接させる状態で、前記
ドラム本体14に固定ピンaを設けて、当該コイル15の隣
り合うコイル部分による螺旋溝をワイヤ11の巻き取りガ
イド16に構成して成る。
尚、一方のコイル固定ピンaは、巻き取りワイヤ11基
部側の経路を変曲させる部材を兼用構成している。
上記の構成によれば、溝ピッチが巻き取りワイヤ11の
直径dよりもやゝ大なる螺旋のワイヤ巻き取りガイド16
に沿わせてワイヤ11を巻き取らせることで、ドラム10に
対するワイヤ11の巻きピッチの乱れや、あるいは、巻き
取らせたワイヤ11の上にワイヤ11が巻かれる等、所謂乱
巻きを確実に防止させた状態で、しかも、ワイヤ11どう
しの接触を防止した状態で、ドラム1回転当たりの巻き
取り量を一定にするワイヤ11の巻き取りが達成される。
第6図はワイヤ巻き取りドラム10の別実施例を示し、
コイル線径d1がワイヤ11の直径dの半分程度で、かつ、
コイルピッチPがワイヤ11の直径dよりもやゝ大で、し
かも、コイル内径がドラム本体14の外径よりもやゝ小な
るコイルスプリングを、本考案によるコイル15に利用し
て、このコイル15ををドラム本体14のワイヤ巻き取り部
に締り嵌め固定させ、更に、当該コイル15の所要部分を
ドラム本体14の外周面にスポット溶接bさせて、当該コ
イル15の隣り合うコイル部分による螺旋溝をワイヤ11の
巻き取りガイド16に構成している。
第7図はワイヤ巻き取りドラム10の第2の別実施例を
示し、コイル線径d1がワイヤ11の直径dよりも遥かに小
で、かつ、コイルピッチPがワイヤ11の直径dよりもや
ゝ大で、しかも、コイル内径がドラム本体14の外径より
もやゝ小なるコイルスプリングを、本考案によるコイル
15に利用して、このコイル15ををドラム本体14のワイヤ
巻き取り部に締り嵌め固定させ、更に、当該コイル15の
所要部分をドラム本体14の外周面にスポット溶接bさせ
て、当該コイル15の隣り合うコイル部分による螺旋溝を
ワイヤ11の巻き取りガイド16に構成し、かつ、当該巻き
取りガイド16に対するワイヤ11の巻き取り状態で、前記
ワイヤ11をドラム本体14の外周面に当接させるようにし
た点に特徴を有する。
第8図はワイヤ巻き取りドラム10の第3の別実施例を
示し、前記コイル15の線径d1をパネルシャッター巻き上
げ付勢用のコイルスプリング12の線径と同じにする場合
にとられるものであって、前記コイルスプリング12の一
端側を建屋側のブラケットに連結すると共に、当該コイ
ルスプリング12の中間部をスプリング固定具17によって
ドラム本体14に固定し、かつ、このコイルスプリング12
の残りの部分を本考案によるコイル15に利用して、当該
コイル15の他端側をドラム本体14に固定させたものであ
り、かゝる構成において、前記コイル15をスプリングバ
ックによってドラム本体14のワイヤ巻き取り部に締り嵌
め固定させるだけの形態とするもよく、あるいは、前記
コイルスプリング12の線径がワイヤ11の直径dよりも小
である場合は、上述した第1及び第2の別実施例による
構成をとることも可能である。
尚、上記の実施例では、コイルスプリングを利用し
て、これのスプリングバックの力で、前記コイル15をド
ラム本体14に締り嵌めさせているが、コイル15の内径を
ドラム本体14の外径と略同一にし、ピンa等による機械
的手段で当該コイル15をドラム本体14に固定させる構成
としてもよい。
即ち、前記コイル15にスプリング機能を持たせる必要
はないものであって、例えば鋼棒等を曲げ加工したコイ
ル15等を用いることが可能である。
また、前記コイル15の断面形状は円形としているが、
第9図(A)〜(C)に示すように半円形状のものにし
たり、第10図(A)〜(C)に示すように三角形状のも
のにする等の変形が可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のワイヤ巻き取りドラムに
よれば、ドラム本体の外周面にコイルを巻回固定させる
だけの簡単な改良技術によって、従来の切削等の加工に
よる螺旋凹溝を備えたドラムと同じ機能を有するドラム
が作製され、これによってワイヤ巻き取りドラムのロー
コスト化が達成されるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部を破断して図示したワイヤ巻き取りドラム
の正面図、第2図はパネルシャッター全体の概略側面
図、第3図はパネルシャッター全体の正面図、第4図は
パネルシャッター昇降手段の詳細図、第5図はワイヤ巻
き取りドラムの要部の拡大断面図である。 第6,7図及び第9図(A)〜(C)と第10図(A)〜
(C)はそれぞれ別実施例のワイヤ巻き取りドラムの要
部の拡大図、第8図は要部を破断して図示した別実施例
のワイヤ巻き取りドラムの正面図である。 11……ワイヤ、14……ドラム本体、15……コイル、16…
…巻き取りガイド。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラム本体のワイヤ巻き取り部に、コイル
    ピッチが巻き取りワイヤの直径よりもやゝ大なるコイル
    を巻回し、隣り合うコイル部分による螺旋の溝状部分を
    ワイヤの巻き取りガイドに構成してあることを特徴とす
    るワイヤ巻き取りドラム。
JP8443090U 1990-08-09 1990-08-09 ワイヤ巻き取りドラム Expired - Lifetime JP2515227Y2 (ja)

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JPH0442174U JPH0442174U (ja) 1992-04-09
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