JP2515171Y2 - フォーカルプレーンシャッタ - Google Patents

フォーカルプレーンシャッタ

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JP2515171Y2
JP2515171Y2 JP10283589U JP10283589U JP2515171Y2 JP 2515171 Y2 JP2515171 Y2 JP 2515171Y2 JP 10283589 U JP10283589 U JP 10283589U JP 10283589 U JP10283589 U JP 10283589U JP 2515171 Y2 JP2515171 Y2 JP 2515171Y2
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彰 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はカメラ用フォーカルプレーンシャッタに関す
る。
[従来技術および本考案が解決しようとする課題] カメラ用フォーカルプレーンシャッタの先羽根および
後羽根として、それぞれ分割されたシャッタ羽根を一群
とし、これらを2本の平行アームにて支持する機構が知
られている。
近年、シャッタ秒時の高速化を図るために、従来は金
属羽根であった羽根を、金属材に比べ比重の小さい合成
樹脂材にて形成して、羽根群の軽量化を図るシャッタが
普及している。この様に、合成樹脂材を用いた場合、羽
根に生じる走行時のたわみ等により羽根の走行特性に乱
れが発生するという問題があり、これを防止するため
に、実開昭55−155232号公報には運動量の少ない基幹部
側の羽根を金属材とし、他の羽根を合成樹脂材としたシ
ャッタが記載されている。さらに、実開昭54−81731号
公報にはスリット形成羽根を金属材とし、他の羽根を合
成樹脂材とするシャッタが記載されている。
ここで近年、市場の要求からシャッタの小型化傾向が
強まり、本願出願人は実開平1−19927号公報等で、先
羽根または/および後羽根の羽根群を第1の羽根群と第
2の羽根群に分割し、それらを3本のアームによって支
持し、小型化を図ったシャッタを提案している。
本考案の目的は、前記のように羽根群が3本以上のア
ームに支持されるフォーカルプレーンシャッタにおい
て、作動中の羽根の慣性を最小限に抑えるとともに、羽
根のたわみ等を防止することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した目的は、 撮影時の光路となる開口窓を有する基板と、複数枚に
分割されていて、前記窓上を散開することにより前記窓
を遮光し、前記基板上の収納部にて重畳することにより
前記窓を開放するように形成されたスリット形成羽根お
よび複数枚の覆い羽根からなる羽根群と、基幹部を前記
基板上に回転自在に支持されていて、他端側にて少なく
とも前記スリット形成羽根を支持する第1のアームと、
基幹部を前記基板上に回転自在に支持され、前記第1の
アームとともに平行リンクを構成して、少なくともスリ
ット形成羽根を支持する第2のアームと、前記第1のア
ームとともに平行リンクを構成して、前記覆い羽根の少
なくとも1枚を支持する第3のアームとからなるフォー
カルプレーンシャッタにおいて、前記第1のアームおよ
び第2のアームによって支持されるスリット形成羽根を
金属材にて形成するとともに、前記第1のアームと第3
のアームの基幹部に最も近い位置に支持される覆い羽根
を金属材にて形成し、他の覆い羽根を合成樹脂材にて形
成することにより達成される。
[作用] 上記した構成により、1枚だけを除き他の覆い羽根を
合成樹脂材とし、羽根の慣性を最小限に抑え、かつ第
1、第2および第3のアームは、いずれも最小限の金属
材の羽根を介して平行リンクを構成するので、効率的に
アームの平行強度を得ることができる。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本考案の一実施例をしめした平面図である。
1は基板で、撮影用の開口窓2を備えている。
3,3′はスリット形成羽根で、双方が露光時間に応じ
て制御機構から指示される所定の間隔を保ちながら窓上
を走行する。
4,4′は第1の覆い羽根で、スリット形成羽根3,3′と
隣接して配置されている。
5,5′および6,6′は第2、第3の覆い羽根である。
7,7′は第1のアーム(駆動アーム)で、基幹部7a,7
a′を基板1上に回動自在に支持されていて、先端には
スリット形成羽根3,3′および覆い羽根4,4′、5,5′、
6,6′の一部を支持する支持部7b,7b′、7c,7c′、7d,7
d′、7e,7e′を備えている。
8,8′は第2のアームで、基幹部8a,8a′を基板1上に
回動自在に軸支されていて、先端部にはスリット形成羽
根3,3′を支持する支持部8b,8b′を備えていて、かつ、
第1のアーム7,7′の基幹部7a,7a′と羽根支持部7b,7
b′と共同して平行リンク機構を構成し、スリット形成
羽根3,3′が前記窓2上を互いに平行を保ちながら走行
することを可能としている。
9,9′は第3のアームで、基幹部9a,9a′を基板1上に
回転自在に軸支されていて、夫々一部が第1のアーム7,
7′に支持されている第1の覆い羽根4,4′を支持部9b,9
b′にて支持するとともに、第2の覆い羽根5,5′および
第3の覆い羽根6,6′を同様に支持部9c,9c′、9d,9d′
にて支持する。
即ち、第1のアーム7,7′および第3のアーム9,9′と
覆い羽根4,4′、5,5′、6,6′も共々平行リンク機構を
構成している。
10,10′は駆動ピンで、図示しない駆動機構に支持さ
れていて、基板1に穿設された長穴1a,1a′を通って第
1のアーム7,7′と連結されている。
ここで、スリット形成羽根3,3′は第1のアーム7,7′
および第2のアーム8,8′の平行強度を確保するために
金属材によって形成されていて、また、覆い羽根4,4′
は合成樹脂材とする。
さらに、第1のアーム7,7′および第3のアーム9,9′
の平行強度を確保するために、覆い羽根4,4′、5,5′、
6,6′のうち、作動時の運動量が小さい基幹部7a,7a′
(9a,9a′)側の覆い羽根6,6′を金属材として、また、
覆い羽根5,5′を合成樹脂材とする。
また、第1のアーム7,7′および第2のアーム8,8′の
平行強度は、金属材であるスリット形成羽根3,3′によ
って確保されるとともに、作動距離が最も長いため走行
時のたわみ等の可能性が大きく、走行終了時の衝撃によ
る耐久性に問題があるスリット形成羽根3,3′に所定の
強度を確保することができる。
第1のアーム7,7′および第3のアーム9,9′にあって
は、その平行強度は金属材である覆い羽根6,6′によっ
て確保されるが、基幹部7a,7a′側に支持される比重の
大きい金属材の覆い羽根6,6′の方が、スリット形成羽
根3,3′側に支持される比重の小さい覆い羽根4,4′、5,
5′よりも作動距離が小さいために、走行時の慣性を小
さくすることができる。
尚、本実施例では覆い羽根は3枚としたが、2枚また
は4枚以上に分割して支持した場合であっても、基幹部
側を金属材として、他の羽根を合成樹脂材とすれば同様
の効果が得られる。
[他の実施例] 本考案の他の実施例を第2図(a),(b)を参照し
ながら説明する。尚、図面は理解しやすいように簡略化
し、アームを線状とし、支持部を点として、先羽根群お
よび後羽根群のうち一方のみを示した。
まず、第2図(a)に示したフォーカルプレーンシャ
ッタは、スリット形成羽根11とそのスリット形成羽根に
隣接された覆い羽根12を第1のアーム15と第2のアーム
16によって支持し、基幹部側に近い覆い羽根13,14を第
1のアーム15と第3のアーム17によって支持する。
そして、スリット形成羽根11を金属材とし、覆い羽根
12を合成樹脂材とする。また、第3のアームに支持され
る覆い羽根は、その基幹部側に支持される覆い羽根14を
金属材とし、覆い羽根13を合成樹脂材とする。
第2図(b)に示したフォーカルプレーンシャッタ
は、スリット形成羽根21と最も基幹部側に支持される覆
い羽根24を第1のアーム25と第2のアーム26によって支
持し、スリット形成羽根21に隣接された覆い羽根22,23
を第1のアーム25と第3のアーム27によって支持する。
そして、スリット形成羽根21を金属材とし、覆い羽根
24を合成樹脂材とする。また、第3のアームに支持され
ている覆い羽根は、その基幹部側に支持される覆い羽根
23を金属材とし、覆い羽根22を合成樹脂材とする。
以上の様に第2図(a),(b)に示したフォーカル
プレーンシャッタにあっては、共々3本のアームによっ
て2つの平行リンク機構を形成していて、スリット形成
羽根と、第3のアームにその基幹部に最も近い側で支持
されている覆い羽根を金属材とし、他の覆い羽根を合成
樹脂材とする。したがって、比重の大きい金属材を作動
距離の少ない基幹部側とすることができる。
[効果] 以上説明したように本考案のフォーカルプレーンシャ
ッタは、羽根群を金属材と合成樹脂材とで組み合わせて
構成することにより羽根群全体を軽量化することが可能
であると共に、3つのアームにより構成される平行リン
ク機構が最小限である2枚の金属材の羽根を介している
のでアーム間に所望の強度を得ることができ、かつ金属
材の覆い羽根を極力アームの基幹部側に設けたので、シ
ャッタの走行の安定性を確保しつつ、走行終了時におけ
る衝撃を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例を示した平面図で、 第2図(a),(b)は本考案の他の実施例を示した概
略図である。 1……基板 2……開口窓 3,3′……スリット形成羽根 4,4′、5,5′、6,6′……覆い羽根 7,7′……第1のアーム 8,8′……第2のアーム 9,9′……第3のアーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影時の光路となる開口窓を有する基板
    と、 複数枚に分割されていて、前記窓上を散開することによ
    り前記窓を遮光し、前記基板上の収納部にて重畳するこ
    とにより前記窓を開放するように形成されたスリット形
    成羽根および複数枚の覆い羽根からなる羽根群と、 基幹部を前記基板上に回転自在に支持されていて、他端
    部にて少なくとも前記スリット形成羽根を支持する第1
    のアームと、 基幹部を前記基板上に回転自在に支持され、前記第1の
    アームとともに平行リンクを構成して、少なくともスリ
    ット形成羽根を支持する第2のアームと、 前記第1のアームとともに平行リンクを構成して、前記
    覆い羽根の少なくとも1枚を支持する第3のアームとか
    らなるフォーカルプレーンシャッタにおいて、 前記第1のアームおよび第2のアームによって支持され
    るスリット形成羽根を金属材にて形成するとともに、 前記第1のアームと第3のアームとによって、第3のア
    ームの基幹部に最も近い位置に支持される覆い羽根を金
    属材にて形成し、 他の覆い羽根を合成樹脂材にて形成する ことを特徴とするフォーカルプレーンシャッタ。
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