JPH08666Y2 - フォーカルプレーンシャッタ - Google Patents

フォーカルプレーンシャッタ

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JPH08666Y2
JPH08666Y2 JP1989034675U JP3467589U JPH08666Y2 JP H08666 Y2 JPH08666 Y2 JP H08666Y2 JP 1989034675 U JP1989034675 U JP 1989034675U JP 3467589 U JP3467589 U JP 3467589U JP H08666 Y2 JPH08666 Y2 JP H08666Y2
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研一 渡部
彰 鈴木
真司 伊藤
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株式会社コパル
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 複数本のアームと複数本の不透明な薄板とにより1組
のシャッタ羽根を構成し、該薄板は該アームに枢着され
るようにし、かつ2組のシャッタ羽根の間に隔板を設け
るようにしたフォーカルプレーンシャッタに関する。
「従来技術」 従来のフォーカルプレーンシャッタについて、第6
図、第7図及び第8図を参照しつつ簡単に説明する。
第6図は、静止状態(露光終了後の状態)にある上記
フォーカルプレーンシャッタを一部分省略すると共に図
面を見えやすくするために上下寸法に比べて左右方向の
寸法を拡大した形で示したもの(以下第8図も同様)で
あり、1は写像用の窓1aを有するシャッタの地板、2は
同じく窓2aを有し、その上下の縁を羽根の衝突防止の為
に斜面2b,2c(第7図)により形成し、かつ地板1に対
し斜めに設定された隔板、3は同じく窓3aを有する覆
板、4及び5は夫々凹部4a及び5aを有する羽根押え板で
ある。
6,7,8,9は夫々不透明な薄板よりなり、基幹部を前記
地板に夫々の軸により枢着された2本の開き作動アーム
(図示せず)に枢着され、かつ自由端部が羽根押え板4
と隔板2間の空間を第1図の上下方向に走行するように
なされた先羽根群である。該先羽根群の各々と前記各開
き作動アームとの枢着点と、該開き作動アームの地板へ
の枢着点は、それらを結んで形成される平行四辺形の4
つの頂点になるように相互に位置付けられており、又各
先羽根はスリットの一辺を形成するスリット形成羽根6
を前記開き作動アームの最も先端部にかつ該開き作動ア
ームに最も近接せしめるようにして取付け、その他の先
羽根7〜9は該スリット形成羽根の上に順次積み重ねる
ようにすると共にその積み重ねた順に枢着される軸が前
記開き作動アームの基幹部に近付くように配設されてい
る。
従って夫々の先羽根6〜9は、一辺を固定されたパン
タグラフ運動(常に同じ姿勢を保ちながらの平行移動運
動)を行う。10,11,12,13は夫々不透明な薄板よりな
り、隔板2と羽根押え板5間の空間を走行するようにな
された後羽根群である。該後羽根群は2本の閉じ作動ア
ーム(図示せず)に、前記先羽根群を裏返した構成にて
取付けられており、従ってその駆動も同様にして行われ
る。
なお、該後羽根群中では、スリット形成羽根13がスリ
ットの後端辺を形成する。また以上の如きアームと羽根
との取付構造は、羽根の枚数こそ違うが、特公昭54−19
175号公報や同54−19259号公報等で周知である。
次に如上のフォーカルプレーンシャッタの作動につい
て説明する。今シャッタチャージ(捲き上げ)操作を行
なうと先羽根群は、第6図示位置よりスリット形成羽根
6を先頭にして、順次重なり合ったまま、扉を開く用に
上方へ展開し、又反対に後羽根群は、扉を閉じる様に上
方へと進み、該操作完了時においては、第8図の状態で
待機する。
そして、レリーズ操作を行なうと、先羽根群は羽根9
を先頭に、スリット形成羽根6を最後尾として収束しつ
つ下方に向い、これをスリット形成羽根13を先頭とする
後羽根群が展開しつつ追いかけるように移動して露光が
行われ、第6図の状態に到るのである。上記において、
隔板2の役割は、先羽根と後羽根の接触・干渉する事故
を防止することであり、又該隔板が地板1等に対し斜め
に設定されているのは、上記の目的を果たしつつ地板1
と覆板3との間隔を狭くし、同時に羽根の重なり量が変
化しても両スリット羽根6及び13間の距たりを常に一定
に保たせ光洩れ、露光量のばらつき等を防ぐ為である。
「本案が解決しようとする課題」 如上タイプのフォーカルプレーンシャッタは、構造的
に簡単であり、且つ作動も安定し、極めて多くの優れた
特徴を具えているが、かかるシャッタにおいて、羽根走
行の高速化、或はシャッタチャージに要するエネルギー
を軽減することを目的として羽根材料としてチタン合
金、アルミ合金、プラスチック等の比重の小さい材料を
用いたり、或は羽根の肉厚を薄くするように加工を行な
うことが一般に用いられるが、こうした手段によると、
羽根の剛性が落ち、第6〜8図に示すような従来型のも
のにおいては露光作動時に前記スリット形成羽根13に生
じた撓みにより、前記窓の縁を斜面としたことによって
は防ぎきれず該スリット形成羽根が隔板2の窓2aの上縁
に激しく衝突することがあった。
この問題点に対し本考案と同一出願人は、特公昭62−
26010号および62−26011号公報において、窓2aの縁面の
うち後羽根群が移動していく先方側の縁面の後羽根群側
端部を、その直前の隔板2を後羽根群側表面により先羽
根群側へ偏らしめるように側面形状である隔板を有した
構造とすることで衝突を防止しようとする技術を提供し
ている。
しかしながら、後羽根群はその両縁部を隔板2と押え
板4とによって挟持されるようにして走行するために、
隔板等の何等の案内も施されていない羽根の中間部ほど
撓みが大きくなりやすく該中間部が隔板2の窓2aの上縁
に激しく衝突してしまうことがあった。
本考案の目的は、上述した従来のフォーカルプレーン
シャッタが有していたところの不都合点である、こうし
た前記2組のシャッタ羽根の内、いわゆる後羽根群中の
スリット形成羽根と上記隔板の写像窓の縁面との衝突を
防止し、あるいはその衝撃を弱める機構を提供すること
にある。
「課題を解決するための手段及び作用」 先羽根群と後羽根群との間に配設されている隔板を、
羽根の移動する方向に位置する写像用窓の縁であって、
かつ、該隔板の中部であって、好ましくは略中央部分に
て曲げて形成することにより、最も撓みが大きくなる略
中央部ほど羽根群と隔板との距離が大きくなり、スリッ
ト形成羽根が隔板の縁部に衝突することなく露光動作を
行うことができる。
「実施例」 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例のフォーカル
プレーンシャッタを示す要部斜視図で第1図は後羽根群
が散開して先羽根群が重畳された状態を示していて、第
2図は散開・重畳の状態が入替っていて、図面を見やす
くするために上下方向の寸法に比べて厚み方向の寸法を
拡大していると共に手前側のみをあらわすこととして反
対側を省略してある。第3図は同じく隔板のみを取り出
して示した斜視図である。これらの図面において、符号
1及び3〜13を付した各部材については、その構成およ
び動作が総て前記従来例と同様であるので説明を省略す
る。
20は隔板で先羽根群6〜9と後羽根群10〜13の間に地
板に対して斜めになるように配設され、各羽根群を互い
に隔離すると共に、羽根押え板4、5との間にそれらが
その中を移動する為の斜めの間隙を形成するようにして
いる。該隔板20は写像用の窓20aを有しており、羽根の
走行方向と交差する側である該窓20aの長辺側の略中央
部、すなわち窓20aの長辺の両側から中央部に互いに向
いながら、あわせて後羽根群から離れる方向に進むよう
に斜面20bと20cをそれぞれ形成し、得られた陵線を結ん
だ線Aを基線として、縁部が後羽根群側より先羽根群側
へ離れるように屈曲した形状、すなわち略「く」字形状
をしている。
本実施例のフォーカルプレーンシャッタにおいては、
露光時、即ち後羽根群10〜13が、スリット形成羽根13を
先頭に、上方の収納位置から展開しつつ下方へ向って移
動する際には、各後羽根は、隔板20の端部20d,20e及び
各隣り合う羽根によって規制され上記端部20d(20e)に
そって進む。この時各後羽根は多少撓むが、隔板20の窓
20aの上縁面20b,20cの後羽根側の端辺が面20d(20e)と
延長した面より略中央部にゆくほど地板側へと後退して
いること、あるいは、これと該上縁が斜面となされてい
ることの相乗的効果により、スリット形成羽根13が上記
隔板の上縁面20b,20cに衝突することはなく、該羽根13
(従って他の後羽根10〜12も)スムーズに図示位置へと
移動する。
また、本実施例において第4図に示すように隔板30を
上記実施例で記載したように基線Aにおいて曲率の小さ
な折曲げ形状とせず大きな曲率を有し、長辺全体として
円弧を描くようにした曲面形状として、同様に略中央部
が後羽根群側から離れるよう形成することによっても同
様の効果を得ることができる。
またさらには、略中央部付近にて曲げ部を位置させて
いるが、羽根の撓み量に応じてその位置を移動させて決
定することがさらには好ましいものである。
またこのことは曲面においても言えることは勿論であ
り、さらには単一の曲率のみならず複数の曲率とするこ
とも良い。
「他の実施例」 第5図は本考案の他の実施例を示しており、この実施
例においても隔板40を除した他の部分の構成は、従来例
と同じであるので説明を省略する。
フィルムの巻上げおよびシャッタのチャージの動作
は、従来手動である場合がほとんどであったが、最近の
傾向として、より連続した撮影を可能とするため、これ
らの動作を電動モータにより行なう例が非常に多くなっ
た。
この為、チャージ動作に伴う羽根群の移動も従来に比
べて極めて速くなってきた。
本実施例はこうした場合に特に適したものである。
隔板40は、後羽根群が散開状態へと移動してスリット
形成羽根13が露光時の走行終了直前に先方側で対面する
側の縁を斜面40d,40eで形成し、先羽根群のスリット形
成羽根6がチャージ動作による初期位置への散開移動終
了直前に先方側で対面する側の縁を40b,40cで形成した
写像用の窓40aを有しており、該窓40aの略中央部、すな
わち斜面40bと40cおよび40dと40eの交差部分を結んだ線
A′を基線として、図面において下側の縁を後羽根群側
から離れるよう折曲げて形成し、かつ、上側の縁を先羽
根群側から離れるよう折曲げて形成している。
以上のように形成することにより、前記第1の実施例
と同様に、露光時に散開状態へと移行する後羽根群のス
リット形成羽根13が隔板40の下方の縁に衝突することは
なく、さらにチャージ動作時に散開移行する先羽根群の
スリット形成羽根6が、下方の収納位置から展開しつつ
上方に向って移動する際に、隔板40の窓40aの上縁の略
中央部が端部40f,49gを延長した面より地板1側へ後退
していること、あるいは、これと該上縁が斜面とされて
いることの相乗効果により、スリット形成羽根6が隔板
40の上縁に衝突することなくスムーズに展開位置へと移
動する。
また、この実施例においても前述と同様にして隔板40
を折曲げ形状とせず、曲面形状としても同様の効果が得
ることができる。勿論、最も離れた位置を決定する際に
は羽根の撓みに応じて移動させることも良く、さらに
は、一定の曲率に限らず複数の曲率を組み合わせてやる
ことも良い。
「効果」 上述したことから明らかなように、スリット形成羽根
のスリット面と略直角で、かつ、該隔板の略中央部で折
曲げて形成することにより、先羽根群、後羽根群が走行
中に互いに干渉することを防止するという隔板の本来的
な役割を何等損なうことなく、羽根群の中のスリット形
成羽根が走行を終了する直前において、隔板に設けられ
た写像用窓の縁に衝突することを防止したフォーカルプ
レーンシャッタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の静止状態における斜視
図、第2図は同じくシャッター巻上完了時における斜視
図、第3図は同前実施例中の隔板の斜視図、第4図は本
考案の第2の実施例の隔板の斜視図、第5図は本考案の
第3の実施例の隔板の斜視図、第6図は従来の静止状態
における断面図、第7図は第6図の従来例の隔板の斜視
図、第8図は第6図の従来例のシャッター巻上完了時に
おける断面図である。 1……地板、2……隔板、3……覆板、4,5……羽根押
え板、6〜9……先羽根群(6…スリット形成羽根)、
10〜13……後羽根群(13…スリット形成羽根)、20……
隔板(20a…窓、20b,20c…斜面、20d〜20e…端部)、30
……隔板(30a…窓、30b,30c…斜面)、40……隔板(40
a…窓、40b,40c,40d,40e…斜面、40f,40g…端部)、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基幹部を地板に夫々の軸により枢着される
    複数本のアームと、該アームの夫々に枢着される複数枚
    の不透明板の羽根とからなる先羽根群及び後羽根群を有
    し、かつ該先羽根群と後羽根群との間に写像用窓を有す
    る隔板を設けてなるフォーカルプレーンシャッタにおい
    て、 前記隔板は、前記後羽根群が散開状態へと移動してゆく
    先方側に位置する前記写像用窓の縁が羽根の走行する方
    向に沿う縁側から互いに前記先方側に位置する縁の中央
    側に向って前記後羽根群から離反する方向に斜面を有す
    る曲げ形状に形成されていることを特徴とするフォーカ
    ルプレーンシャッタ。
  2. 【請求項2】隔板は、さらに先羽根群が散開状態へと移
    動してゆく先方側に位置する縁が羽根の走行する方向に
    沿う縁側から互いに前記先方側に位置する縁の中央側に
    向って前記先羽根群から離反する方向に斜面を有する曲
    げ形状に形成されていることを特徴とする請求項第1項
    記載のフォーカルプレーンシャッタ。
JP1989034675U 1989-03-27 1989-03-27 フォーカルプレーンシャッタ Expired - Fee Related JPH08666Y2 (ja)

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