JP2515153Y2 - 移動局ダイバーシチアンテナ装置 - Google Patents

移動局ダイバーシチアンテナ装置

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JP2515153Y2
JP2515153Y2 JP1988110164U JP11016488U JP2515153Y2 JP 2515153 Y2 JP2515153 Y2 JP 2515153Y2 JP 1988110164 U JP1988110164 U JP 1988110164U JP 11016488 U JP11016488 U JP 11016488U JP 2515153 Y2 JP2515153 Y2 JP 2515153Y2
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antenna
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metal
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紀彦 島田
和弘 小坂
雅之 四ノ宮
佳雄 恵比根
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Denki Kogyo Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Denki Kogyo Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本考案は自動車電話をはじめとする陸上移動通信など
に使用する移動局垂直ダイバーシチアンテナ装置に関
し、特に小形で低コスト化したものに関する。
b. 従来の技術 従来、車載用の移動局アンテナとしてはホイップアン
テナやスリーブアンテナのような1個のアンテナを使用
していたが、近年において受信利得の向上を図るため
に、移動局側でダイバーシチ受信を行なう方式が検討さ
れている。そのためには、2個以上のアンテナが必要で
あり、この2個のアンテナを一体化して移動局用の小形
アンテナに形成したものを出願人は既に提案している。
(特願昭62-234586号) 第6図は従来から行われているスリーブアンテナを上
下段に2個配列した垂直ダイバーシチアンテナ装置の構
造の一例を示す。
同図において、Iは上段スリーブアンテナ、IIは下段
スリーブアンテナ、3,4は上段スリーブアンテナIの放
射エレメント、5はシュペルトップ、6は上段アンテナ
Iへの給電同軸線路で、該給電同軸線路6は放射エレメ
ント3,4やシュペルトップ5の保持機能を持たせるため
のセミリジッドケーブルなどの同軸線路を用いている。
また、7,8は下段スリーブアンテナIIの放射エレメン
ト、9は下段スリーブアンテナIIへの給電同軸線路で、
放射エレメント7,8やシュペルトップ10の保持機能を持
たせるため、前記同軸線路6と同じくセミリッジドケー
ブルなどで構成されている。なお、前記同軸線路6,9
は、前記上,下段スリーブアンテナI,IIの同一軸線に沿
って配設されている。
前記同軸線路6,9はシュペルトップ10の短絡部の下方
位置で、同軸ケーブル11,12に中継端子13,14により接続
されている。また、アンテナ保護のための誘電体カバー
15の先端に設けられる蓋16は、組立最後に接着剤により
固定される構造であった。なお、17,18は同軸ケーブル1
1,12のそれぞれの給電端(例えば同軸コネクタ)であ
る。
c. 考案が解決しようとする課題 しかしながら、前述のような従来のダイバーシチアン
テナ装置1にあっては、同軸線路6,9を同軸ケーブル11,
12にそれぞれ接続するための中継端子13,14と、前記誘
電体カバー15の先端に設けられる蓋16との長さが、前記
2個のスリーブアンテナI,IIの長さに加えられるため全
長が長くなる欠点があった。すなわち、前記蓋16を金属
で構成し、放射エレメント3の一部として使用して、放
射エレメント長を短くする方法もあるが、誘電体カバー
15の差込み時に、蓋16が邪魔するため組立作業が複雑と
なる。また、中継端子部13,14をアンテナ取付具19の金
具19aの外側に配置すると、全長を短くすることができ
るが、金具19aより飛出した中継端子13,14が同取付具19
のスプリング19bの折曲げ時に該スプリング19bに当り破
損する欠点もあり、金具19aの内部に収納せざるを得な
かった。なお、19cはアンテナ取付具19の止め金具であ
る。
更に、前述した従来のダイバーシチアンテナ装置1を
800MHz帯にて実現すると、該アンテナ装置1の全長は約
550mmとなり、車両のトランク部に取付けた場合、第7
図に示すように車両屋根からの同アンテナ装置1の突出
部が約100mmにもなり、車両の車庫入れ時に同アンテナ
装置1が破損しやすい欠点があった。
またセミリジットケーブルなどによる同軸線路6,9と
同軸ケーブル11,12を中継端子13,14によって接続してい
るため、アンテナ装置1の構造が複雑になるとともに給
電ケーブルの接続個所が多いため、アンテナ装置1の組
立作業性が悪く、しかも製品としての信頼性も劣るとい
う欠点があった。
本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その目的は
前記欠点を解消し、アンテナ長が短く、しかも製造が容
易な移動局ダイバーシチアンテナ装置を提供することに
ある。
d. 課題を解決するための手段 前記目的を達成するための本考案の構成は、2個のシ
ュペルトップ付きスリーブアンテナを同一軸線上の上下
段にそれぞれ配設し、上段スリーブアンテナに給電する
ための同軸給電線路と、下段スリーブアンテナに給電す
るための同軸給電線路とが、それぞれ前記同一軸線に沿
って配設された移動局ダイバーシチアンテナ装置におい
て、前記2個のシュペルトップ付きスリーブアンテナの
各放射エレメントおよびシュペルトップは、それぞれ前
記同一軸線上または該軸線に近接して配設された金属管
によりそれぞれ保持されており、該金属管は、その側面
に単数または複数の貫通穴が設けられるとともに、それ
ぞれその内部に前記同軸給電線路が配設され、前記各同
軸給電線路の内部導体は、前記各放射エレメントの給電
部にそれぞれ接続されるとともに、前記各同軸給電線路
の外部導体は、前記各金属管に設けられた前記貫通穴を
介して、前記各金属管にそれぞれ接続、固着されること
を特徴とする。
e. 実施例 以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を例示的
に詳しく説明する。
第1図および第3図は本考案の一実施例を示す移動局
ダイバーシチアンテナ装置の説明のための断面図と分解
された構成部材の斜視図である。第2図は第1図のII部
付近の拡大断面図、第4図および第5図は第3図のA部
拡大断面図と斜視図である。同図において、垂直形の移
動局ダイバーシチアンテナ装置21のIは上段スリーブア
ンテナ、IIは下段スリーブアンテナで、第6図に示した
従来のアンテナ装置と同一部材には同一符号を付して説
明を省略する。
上段スリーブアンテナIの上部放射エレメント23は、
そのエレメントの上側先端部の金属体が延長され、その
延長された部分に、ねじ部24aを有する金属製固定部材2
4を溶接またはハンダにより固着する。この固定部材24
のねじ部24aに蓋25に設けられたねじ部を螺着させ、蓋2
5を上部放射エレメント23の先端部に固着する。この固
定部材24は金属製のため放射エレメントとしても動作
し、また、蓋25の固定金具としての機能を有しているの
で、蓋を単独で設ける従来形に比べてアンテナ長を、例
えば約10mm短くすることができる。
また、従来の蓋16が接着剤のみで誘電体カバー2に固
着されていたものに比べ、蓋25が固定部材24のねじ部24
aに螺着されているので抜け防止ともなる。
更に、26はその内部に、上段スリーブアンテナIの給
電部へ同軸ケーブル11を配設し導くための金属管であっ
て、放射エレメント23,4およびシュペルトップ5を保持
する。27も同様に、その内部に、下段スリーブアンテナ
IIの給電部へ同軸ケーブル12を導くための金属管であっ
て、放射エレメント7,8およびシュペルトップ10を保持
する。前記金属管26,27の側面にはそれぞれ単数または
複数の貫通穴28,29が、あらかじめ設けられている(第
1図の場合はそれぞれ単数の貫通穴が示されている)。
なお、前記金属管26,27は、前記上、下段スリーブアン
テナI,IIの同一軸線上または同一軸線に近接して、それ
ぞれ配設されている。
これらの金属管26,27に対し、シース部(外側被覆部
分)を取り除いた同軸ケーブル11,12をシュペルトップ1
0の短絡部10aより差し込み、該同軸ケーブル11,12の内
部導体11a,12aをそれぞれの給電部23a,7aにハンダ付け
により接続,固定する。
また、前記同軸ケーブル11,12の金属管26,27からの引
抜力を強くするためと、該同軸ケーブル11,12の外部導
体11b,12bと金属管26,27との電気的接続をよくするた
め、金属管26,27に設けられた貫通穴28,29を介して、前
記同軸ケーブル11,12の外部導体11b,12bと金属管26,27
とを、それぞれハンダ付けにより接続,固定する。な
お、30,31は絶縁部材である。
これにより従来形の中継端子による接続に比べ構造が
単純となると共に、例えば約20mmのアンテナ長の短縮が
可能となる。
また、下段スリーブアンテナIIのシュペルトップ10の短
絡部10aにおいて、同軸ケーブル11,12のシース部がわず
かながら短絡部10aへ挿入されるスペースを有してお
り、その下方向において、同軸ケーブル11,12を貫通さ
せた円板32を取付けている。この結果、シュペルトップ
短絡部10aの同軸ケーブル11,12の差込部においてシール
剤や接着剤を用いて防水処理が簡単に行える。また、こ
の防水処理をアンテナ取付具19の金具19aの取付時に行
う時、シール剤や接着剤が取付具19内部へ流れ込むが、
円板32によりたれ防止となり取付具19内部へ流れ込むこ
とはない。
なお、本考案の技術は前記実施例における技術に限定
されるものではなく、同様な機能を有する他の態様の手
段によってもよく、また本考案の技術は前記構成の範囲
内において種々の変更,付加が可能である。
f. 考案の効果 本考案は以上説明したように構成されているので、本
考案の移動局ダイバーシチアンテナ装置は、従来のアン
テナ装置に比べてアンテナ全長を短縮することができ、
同軸ケーブルを直接アンテナエレメントの給電部へ接続
できるため構造が単純となった。また、同軸ケーブル差
込部における防水処理を容易に行うことができるため、
製造が容易でしかも小型で安価な移動局ダイバーシチア
ンテナ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す移動局ダイバーシチア
ンテナ装置の縦断面図、第2図は第1図のII部付近の拡
大断面図、第3図は同アンテナ装置の分解された構成部
材の斜視図、第4,5図は第3図のA部拡大断面図と斜視
図、第6図は従来の移動局ダイバーシチアンテナ装置の
縦断面図、第7図は従来の移動局ダイバーシチアンテナ
の車両への取付図である。 1,21……移動局ダイバーシチアンテナ装置、10……シュ
ペルトップ、10a……短絡部、11,12……同軸ケーブル、
23……上部放射エレメント、24……固定部材、24a……
ねじ部、25……蓋、26,27……金属管、28,29……貫通
穴、32……円板。
フロントページの続き (72)考案者 四ノ宮 雅之 栃木県宇都宮市双葉3―21―1 東原市 営住宅8―22 (72)考案者 恵比根 佳雄 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−97207(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2個のシュペルトップ付きスリーブアンテ
    ナを同一軸線上の上下段にそれぞれ配設し、上段スリー
    ブアンテナに給電するための同軸給電線路と、下段スリ
    ーブアンテナに給電するための同軸給電線路とが、それ
    ぞれ前記同一軸線に沿って配設された移動局ダイバーシ
    チアンテナ装置において、前記2個のシュペルトップ付
    きスリーブアンテナの各放射エレメントおよびシュペル
    トップは、それぞれ前記同一軸線上または該軸線に近接
    して配設された金属管によりそれぞれ保持されており、
    該金属管は、その側面に単数または複数の貫通穴が設け
    られるとともに、それぞれその内部に前記同軸給電線路
    が配設され、前記各同軸給電線路の内部導体は、前記各
    放射エレメントの給電部にそれぞれ接続されるととも
    に、前記各同軸給電線路の外部導体は、前記各金属管に
    設けられた前記貫通穴を介して、前記各金属管にそれぞ
    れ接続、固着されることを特徴とする移動局ダイバーシ
    チアンテナ装置。
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