JP2515072B2 - スポットライトの調光装置 - Google Patents
スポットライトの調光装置Info
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- JP2515072B2 JP2515072B2 JP3317900A JP31790091A JP2515072B2 JP 2515072 B2 JP2515072 B2 JP 2515072B2 JP 3317900 A JP3317900 A JP 3317900A JP 31790091 A JP31790091 A JP 31790091A JP 2515072 B2 JP2515072 B2 JP 2515072B2
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Description
の照明に用いるスポットライトの調光装置に関するもの
である。
て、実公昭62−31922号公報に示すように、ケー
シングにフレームホルダ,レンズ機構,パターン保持機
構および光源を前端から後方に向かって順次配設したも
のがあった。そして、このスポットライトでは、光源と
してハロゲン電球を用い、この電球に加える電圧を変化
させる電気的手段によって、電球の光量を0〜100%
の範囲に連続的に制御する調光をしていた。また、従
来、効率がよいのでメタルハライドランプなどの放電管
を光源としたスポットライトもあり、このスポットライ
トではブラインド式の機械的手段によって放電管から発
する光の光量を制御していた。
は、ハロゲン電球や白熱電球を光源とする場合には電気
的手段による調光を行い、メタルハライドランプなどの
放電管を光源とする場合には、電圧を低下させて50%
未満にすると、放電管が消灯してしまうので、機械的手
段による調光を行っており、このため、光源に応じて機
械的,電気的両手段による2種類の調光装置を使い分け
る必要がある。また、機械的手段による従来の調光装置
は、ブラインド式のものであるため、光量を制御した状
態では投光面に節目ができ、美しい照明ができないとい
う問題点があった。
機械的手段によって舞台などの美しい照明ができ、メタ
ルハライドランプなどの放電管を光源とするスポットラ
イトに好適すると共に、ハロゲン電球,白熱電球を光源
とするスポットライトにも適用できる調光装置を提供す
ることを目的とするものである。
ポットライトの調光装置は、スポットライトのケーシン
グ前端部に、投光口を前面に有する箱体を設け、この箱
体内の投光口両側に駆動側ローラと従動側ローラとを配
設し、前記箱体内に駆動側ローラを正逆転させるモータ
を設け、無端状の調光フィルムを前記投光口と対向させ
て前記駆動側ローラと従動側ローラとに支持させ、前記
調光フィルムが、透明フィルムの透光部と、前記透明フ
ィルムにアルミニウムの分散蒸着によって形成した透光
率低減部と、前記透明フィルムにアルミニウムの全面蒸
着によって形成した遮光部とを一連に連続させ、前記透
光部と遮光部との端部を連結した無端状としてあり、か
つ透光率低減部を透光部から遮光部に向かってアルミニ
ウムの蒸着密度を無段階的に増大させると共に、透光
部,透光率低減部および遮光部をそれぞれ前記投光口 の
全体を覆う面積とし、さらに、透光部の長さを透光率低
減部と遮光部との長さの和に対し2倍以上にしてなるも
のである。
置は、調光フィルムの透光部,透光率低減部および遮光
部をそれぞれ投光口の全体を覆う面積とし、透光部の長
さを透光率低減部と遮光部との長さの和に対し2倍以上
にしたので、モータを駆動することにより、透光部を
前,後に重ねて投光口と対向させると、スポットライト
の光源から発する光によって、光量を低減させずに照明
できる。
と、前記光源が発する光の光量を低減させて照明でき、
さらに遮光部を投光口と対向させると、光源が発する光
を遮断し、照明をなくすことができる。
駆動側ローラが一方に回転し、透光部の光量を低減させ
ない照明から、透光率低減部の光量を漸減させて徐々に
暗くする照明を経て、遮光部の光を遮断して照明をなく
すこと、モータの正逆回転の他方によって、透光部の光
量を低減させない照明から急速に遮光部で光を遮断して
照明をなくすこと、および透光率低減部が光源と対向す
る位置でモータの回転を停止して暗い照明に保つことな
ど、多様な光量の制御動作を行うことができる。
タルハライドランプなどの放電管を光源とするスポット
ライトでも、0〜100%の広範囲にわたる光量制御が
光源が消灯する恐れなくでき、また透光部と、アルミニ
ウムの蒸着による透光率低減部および遮光部とを一連に
連続させた調光フィルムによって光量の制御を行い、従
来のブラインド式の光量制御機構を用いてないので、機
械的手段による光量制御でありながら、投光面に明暗な
どによる節目ができず、舞台などの美しい照明ができ
る。
を光源とするスポットライト、ハロゲン電球や白熱電球
を光源とするスポットライトの両方に適用できるので、
製品の企画,統計の統一に役立ち、両者の部品の共通化
を図ることができる。
スポットライトと共に説明する。図1において、1はス
ポットライト、2はスポットライト1の前端部に固定し
た調光装置である。スポットライト1は角筒状の前部筒
体3aと後部筒体3bとが連結部材3cによって連結固
定されたケーシング3を有している。ケーシング3の前
面が開口した前部筒体3a内には先玉レンズ4と元玉レ
ンズ5とを備えたレンズ機構6を設け、前記両レンズ
4,5は前部筒体3a内に設けたハンドル4a,5aの
操作によってそれぞれ前後方向に位置調整可能にしてあ
る。
bとの間には、前側のカッタ機構7と後側のパターンホ
ルダ8とを配設してある。カッタ機構7は、ケーシング
3側に前枠板9を固定し、前枠板9の後側に後部板10
を固定し、これらの間に4枚のカッタ板11を弾持機構
(図示省略)を介して弾持し、各カッタ板11の把手1
2をケーシング3外から操作し、所要の大きさにした正
方形孔などの投光が得られるようにしたものである。
機構7は実公昭62−36168号公報に示すものとほ
ぼ同様である。また、カッタ機構6の後側に接して、枠
付きのフィルムなどからなるパターン13をケーシング
3の上方から着脱可能に保持するパターンホルダ8が設
けてある。
定し、反射鏡14の中心部には、メタルハライドランプ
などの放電管15を、後部筒体3b外からの着脱可能に
設けてあり、後部筒体3bの下面にはこの筒体3b内を
空気冷却するための送風機16を設けてある。後部筒体
3bには、図2にも示すように、ケーシング3の吊下げ
およびスタンドへの装着を可能にするアーム17を設け
てある。
うに、側面横凹字状の箱体18をケーシング3の前部筒
体3a前端部に着脱可能に固定してあり、箱体18の前
板18aに開口した丸孔からなる投光口19を囲んで、
カラーフレーム(図示省略)を着脱可能に保持するため
のフレームホルダ40が前板18aの前面に固定してあ
る。
光口19の下,上両側に駆動側ローラ20,従動側ロー
ラ21をそれぞれ配設してあり、駆動側ローラ20と従
動側ローラ21とに後述する無端状の調光フィルム22
を掛けてある。
ローラ21の前方に上,下各1対のガイドローラ23,
24およびガイドローラ25,26をそれぞれ配設し、
駆動側ローラ20とガイドローラ23,24とを箱体1
8内の下部に固定した左,右軸受板27に軸支し、従動
側ローラ21とガイドローラ25,27とを箱体18内
の上部に固定した左,右軸受板28に軸支して、全部の
ローラを水平に配置してある。
ータ29を固定し、このモータ29の軸に嵌合固定した
ウオーム30に駆動側ローラ20の軸の端部に嵌合固定
したウオームホイール31を噛合せてある。箱体18内
の上部には、左,右軸受板28の長孔28aに前後方向
に移動可能に係合した可動軸31と、箱体18の左,右
側板18aの上部に設けた長孔18cに前後方向に移動
可能に係合してビス33で長孔18cの適所に締付け固
定した調整軸32とに引張りばね34を掛け、従動側ロ
ーラ21を支持軸31に回動可能に嵌合させた張力調整
機構35を設けてある。
0と従動側ローラ21とに掛け、これらの間でガイドロ
ーラ23,24の間およびガイドローラ25,26間に
通してガイドローラ23およびガイドローラ26で支持
すると共に、ガイドローラ24およびガイドローラ25
に支持し、投光口19の後側にほぼ接して前後2重にほ
とんど隙間なく重なり、張力調整機構35の引張りばね
35aによって適度の緊張状態にしてある。
うに、ポリエステルなどの可撓性がある透明フィルム
に、アルミニウムを分散して真空蒸着させた透光率低減
部36と、アルミニウムを全面に真空蒸着させた遮光部
37と、アルミニウムの蒸着をしてない透光部38とを
一連に連続させ、透光フィルムの両側縁部の全長にわた
りアルミニウムを全面蒸着させた側縁遮光部39を形成
し、透光部38の端部と遮光部37の端部とを重ね合
せ、重合せ部を接着などによって連結し、無端状に構成
したものである。
遮光部37との大きさをそれぞれ投光口19の全体を覆
う面積以上にすると共に、透光部38は、透光率低減部
36と遮光部37との長さの和に対し2倍以上の長さと
し、透光率低減部36は、遮光部37に向かってアルミ
ニウムの蒸着密度を無段階的に増大させると共に、遮光
部37よりも長く形成してある。
タ29を電気的手段によって遠隔制御するための制御器
41を設けると共に、駆動側ローラ20の他端部にはポ
テンショメータ42を連結してある。
ついて説明する。調光フィルム22の透光部38が2重
に重なって投光口19と対向した状態で、スポットライ
ト1の放電管15を点灯した場合には、調光装置2を設
けないものと同様に、光源である放電管15が発する光
によってその光量を低減させることなく、舞台などの照
明を行うことができる。
を介しサーボモータ29を正転駆動させ、駆動側ローラ
21を正転させると、調光フィルム22が長手方向に移
動し、投光口19と対向して透光部38と透光率低減部
36とが重なり、放電管15が発する光の光量を低減さ
せて、舞台などの照明を行うことができる。
遮光部37に近づくにつれてアルミニウムの蒸着密度を
無段階的に増大させたので、前記モータ29の正転を続
けることにより、放電管15が発する光の光量を、モー
タ29の回転速度に応じて漸減させ、照明を徐々に暗く
でき、遮光部37が投光口19と対向すると、放電管1
5が発する光の全部を遮断し、照明をなくすことができ
る。
9と対向した位置で、モータ29を停止させることによ
り、所望の光量に低減させた暗い照明に保つこともでき
る。
口19と対向した状態で、サーボモータ29を逆転駆動
させると、駆動ローラ21が逆転して遮光部37が投光
口19と対向するので、放電管15が発する光を急速に
全部遮断できる。この状態でサーボモータ29を逆転さ
せると、透光率低減部36が投光口19と対向して透光
部38に近づき、徐々に光量を増大でき、前記モータ2
9を正転させると透光部38が2重になって投光口19
と対向し、急速に光量を低減させない照明になる。
ラ20の回転数をポテンショメータ42によって検出
し、この検出によって調光フィルム22の基準位置から
の移動量を割出し、所望の光量を得ることができるの
で、使用者は、調光フィルム22を所望の光量に容易に
制御できる。
ものに限られることなく、箱体をケーシングの前端部に
これと一体に設けてもよく、また光源はメタルハライド
ランプ以外の放電管やハロゲン電球や白熱電球を用いて
もよい。
係るスポットライトの調光装置は、スポットライトのケ
ーシング前端部に、投光口を前面に有する箱体を設け、
この箱体内の投光口両側に駆動側ローラと従動側ローラ
とを配設し、前記箱体内に駆動側ローラを正逆転させる
モータを設け、無端状の調光フィルムを前記投光口と対
向させて前記駆動側ローラと従動側ローラとに支持さ
せ、前記調光フィルムが、透明フィルムの透光部と、前
記透明フィルムにアルミニウムの分散蒸着によって形成
した透光率低減部と、前記透明フィルムにアルミニウム
の全面蒸着によって形成した遮光部とを一連に連続さ
せ、前記透光部と遮光部との端部を連結した無端状とし
てあり、かつ透光率低減部を透光部から遮光部に向かっ
てアルミニウムの蒸着密度を無段階的に増大させると共
に、透光部,透光率低減部および遮光部をそれぞれ前記
投光口の全体を覆う面積とし、さらに、透光部の長さを
透光率低減部と遮光部との長さの和に対し2倍以上にし
てなるので、次の効果が得られる。
ライトの調光装置は、調光フィルムの透光部,透光率低
減部および遮光部をそれぞれ投光口の全体を覆う面積と
し、透光部の長さを透光率低減部と遮光部との長さの和
に対し2倍以上にしたので、モータを駆動することによ
り、透光部を前,後に重ねて投光口と対向させると、ス
ポットライトの光源から発する光によって、光量を低減
させずに照明できる。
と、前記光源が発する光の光量を低減させて照明でき、
さらに遮光部を投光口と対向させると、光源が発する光
を遮断し、照明をなくすことができる。
駆動側ローラが一方に回転し、透光部の光量を低減させ
ない照明から、透光率低減部の光量を漸減させて徐々に
暗くする照明を経て、遮光部の光を遮断して照明をなく
すこと、モータの正逆回転の他方によって、透光部の光
量を低減させない照明から急速に遮光部で光を遮断して
照明をなくすこと、および透光率低減部が光源と対向す
る位置でモータの回転を停止して暗い照明に保つことな
ど、多様な光量の制御動作を行うことができる。
タルハライドランプなどの放電管を光源とするスポット
ライトでも、0〜100%の広範囲にわたる光量制御が
光源が消灯する恐れなくでき、また透光部と、アルミニ
ウムの蒸着による透光率低減部および遮光部とを一連に
連続させた調光フィルムによって光量の制御を行い、従
来のブラインド式の光量制御機構を用いてないので、機
械的手段による光量制御でありながら、節目などができ
ず、舞台などの美しい照明ができる。
とするスポットライト、ハロゲン電球や白熱電球を光源
とするスポットライトの両方に適用できるので、製品の
企画,設計の統一に役立ち、両者の部品の共通化を図る
ことができる。
スポットライトを示した側面図である。
光装置をスポットライトと共に示した正面図である。
光装置を示した側面図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 スポットライトのケーシング前端部に、
投光口を前面に有する箱体を設け、この箱体内の投光口
両側に駆動側ローラと従動側ローラとを配設し、前記箱
体内に駆動側ローラを正逆転させるモータを設け、無端
状の調光フィルムを前記投光口と対向させて前記駆動側
ローラと従動側ローラとに支持させ、前記調光フィルム
が、透明フィルムの透光部と、前記透明フィルムにアル
ミニウムの分散蒸着によって形成した透光率低減部と、
前記透明フィルムにアルミニウムの全面蒸着によって形
成した遮光部とを一連に連続させ、前記透光部と遮光部
との端部を連結した無端状としてあり、かつ透光率低減
部を透光部から遮光部に向かってアルミニウムの蒸着密
度を無段階的に増大させると共に、透光部,透光率低減
部および遮光部をそれぞれ前記投光口の全体を覆う面積
とし、さらに、透光部の長さを透光率低減部と遮光部と
の長さの和に対し2倍以上にしてなることを特徴とする
スポットライトの調光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3317900A JP2515072B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | スポットライトの調光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3317900A JP2515072B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | スポットライトの調光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07201202A JPH07201202A (ja) | 1995-08-04 |
JP2515072B2 true JP2515072B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=18093310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3317900A Expired - Fee Related JP2515072B2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | スポットライトの調光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515072B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001188174A (ja) * | 2000-01-04 | 2001-07-10 | Masatoshi Kitahara | 集光照明装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0274706U (ja) * | 1988-11-25 | 1990-06-07 |
-
1991
- 1991-12-02 JP JP3317900A patent/JP2515072B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07201202A (ja) | 1995-08-04 |
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