JP2514827Y2 - スピーカ一体型音響装置 - Google Patents
スピーカ一体型音響装置Info
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- JP2514827Y2 JP2514827Y2 JP12931290U JP12931290U JP2514827Y2 JP 2514827 Y2 JP2514827 Y2 JP 2514827Y2 JP 12931290 U JP12931290 U JP 12931290U JP 12931290 U JP12931290 U JP 12931290U JP 2514827 Y2 JP2514827 Y2 JP 2514827Y2
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- JP
- Japan
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- storage chamber
- speaker
- cabinet
- sound
- acoustic device
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、前面キャビネットと後面キャビネットによ
って一体に構成された左右にそれぞれスピーカを有する
スピーカ一体型音響装置に関するものである。
って一体に構成された左右にそれぞれスピーカを有する
スピーカ一体型音響装置に関するものである。
従来の技術 近年音響装置は、音質向上、特に低音部を強調した設
計がなされている。従来、一体型の音響機器で前後それ
ぞれのキャビネットで隔壁を構成し、スピーカーボック
スを形成しており、低音を出す為に前キャビネット又は
後キャビネットに筒状なるポートを構成していた。この
ポートにより低域が増長され特定の低周波数を強調する
ことができる。
計がなされている。従来、一体型の音響機器で前後それ
ぞれのキャビネットで隔壁を構成し、スピーカーボック
スを形成しており、低音を出す為に前キャビネット又は
後キャビネットに筒状なるポートを構成していた。この
ポートにより低域が増長され特定の低周波数を強調する
ことができる。
以下、図面を参照しながら、上述した従来のスピーカ
一体型音響装置について説明する。
一体型音響装置について説明する。
第３図は従来のスピーカ一体型音響装置の要部断面図
を示すものである。図中31は前面キャビネット、32は後
面キャビネット、33はパンチングネットであり、パンチ
ングネット33は前面キャビネット31に溶着等で取りつけ
られている。34はスピーカであり、ビス35で前面キャビ
ネット31のボス36に締結している。この時スピーカ34の
やがみ部37は前面キャビネット31のやがみ押え38と密着
している。前面キャビネット31の隔壁31aは後面キャビ
ネット32の隔壁32aと互いに当接してスピーカボックス
部を構成している。また前面キャビネット31には、一体
に形成する筒状のポート39があり、このポート39により
低音を強調するように構成されている。
を示すものである。図中31は前面キャビネット、32は後
面キャビネット、33はパンチングネットであり、パンチ
ングネット33は前面キャビネット31に溶着等で取りつけ
られている。34はスピーカであり、ビス35で前面キャビ
ネット31のボス36に締結している。この時スピーカ34の
やがみ部37は前面キャビネット31のやがみ押え38と密着
している。前面キャビネット31の隔壁31aは後面キャビ
ネット32の隔壁32aと互いに当接してスピーカボックス
部を構成している。また前面キャビネット31には、一体
に形成する筒状のポート39があり、このポート39により
低音を強調するように構成されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の構成では、前面キャビネッ
トにボートを形成する場合、デザイン上の制約を考慮し
た場合等、配置が難しくあまり大きなポートの開孔面積
及び長さはとれない。その為ポートの深さ（奥行き）方
向で調整を行なうなど、スピーカの音響特性を最適な状
態で決定しにくいという問題点がある。又、後面キャビ
ネットにポートを形成する場合でも、スピーカボックス
内でのポートでは後面キャビネットと同様限界があるも
のであった。
トにボートを形成する場合、デザイン上の制約を考慮し
た場合等、配置が難しくあまり大きなポートの開孔面積
及び長さはとれない。その為ポートの深さ（奥行き）方
向で調整を行なうなど、スピーカの音響特性を最適な状
態で決定しにくいという問題点がある。又、後面キャビ
ネットにポートを形成する場合でも、スピーカボックス
内でのポートでは後面キャビネットと同様限界があるも
のであった。
そこで本考案は、これら従来の問題点に鑑み、デザイ
ン上の制約を受けることなく、かつ最適な音響特性を決
定することが可能なスピーカ一体型音響装置を提供する
ことを目的とするものである。
ン上の制約を受けることなく、かつ最適な音響特性を決
定することが可能なスピーカ一体型音響装置を提供する
ことを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するめたのに本考案のスピーカ一体型
音響装置は、前面キャビネットと後面キャビネットによ
って一体に構成されたスピーカ一体型音響装置におい
て、左右に隔壁によって密閉して形成したスピーカ後面
密閉室と、後面下部に隔壁によって形成された電池収納
室と、その電池収納室前面に形成される中央の部品収納
室と、上記電池収納室及び中央部品収納室の上面に形成
され操作部品等を収納する上面収納室と、後面キャビネ
ットの上記電池収納室と上面収納室との間に隔壁によっ
て形成されると共に上記両スピーカ後面密閉室に連通さ
れた後部放音路とを備え、上記放音路は、左右中央に隔
壁と一体に形成された間仕切り用リブを形成すると共
に、そのリブ近傍において後面に放音するための放音孔
を有する放音路カバーを設けたものである。
音響装置は、前面キャビネットと後面キャビネットによ
って一体に構成されたスピーカ一体型音響装置におい
て、左右に隔壁によって密閉して形成したスピーカ後面
密閉室と、後面下部に隔壁によって形成された電池収納
室と、その電池収納室前面に形成される中央の部品収納
室と、上記電池収納室及び中央部品収納室の上面に形成
され操作部品等を収納する上面収納室と、後面キャビネ
ットの上記電池収納室と上面収納室との間に隔壁によっ
て形成されると共に上記両スピーカ後面密閉室に連通さ
れた後部放音路とを備え、上記放音路は、左右中央に隔
壁と一体に形成された間仕切り用リブを形成すると共
に、そのリブ近傍において後面に放音するための放音孔
を有する放音路カバーを設けたものである。
作用 本考案は上記した構成によって、キャビネットの左右
に配置したスピーカによる再生時に、そのスピーカ後面
密閉室のスピーカの振動が、キャビネットの後部放音ダ
クトを介して放音されることとなり、その後部放音ダク
トは所望する音響特性に対応して、その長さと断面積を
設定できる。
に配置したスピーカによる再生時に、そのスピーカ後面
密閉室のスピーカの振動が、キャビネットの後部放音ダ
クトを介して放音されることとなり、その後部放音ダク
トは所望する音響特性に対応して、その長さと断面積を
設定できる。
実施例 以下、本考案の一実施例のスピーカ一体型音響装置に
ついて、第１図及び第２図を参照しながら説明する。
ついて、第１図及び第２図を参照しながら説明する。
図において、１は前面キャビネット、２は後面キャビ
ネットであり、この２つのキャビネットによって一体型
キャビネットを構成している。3a,3bは左右に一体的に
構成されたスピーカ後面密閉室であり、各々の前面には
スピーカ４を収納配置しており、隔壁5a,5bによって中
央の部品収納室６と隔離しそれぞれ密閉構造としてい
る。また、中央部品収納室６の後面の下部には隔壁5cに
よって電池収納室７を形成しており、上部には隔壁5dに
よって上面収納室８を形成している。更に、上記後面キ
ャビネット２には、中央部品収納室６の後部において、
電池収納室７と上面収納室８との間に、隔壁5eによって
後部の放音路９を形成しており、この放音路９は２つの
スピーカ後面密閉室3a,3bに連通せしめられている。
ネットであり、この２つのキャビネットによって一体型
キャビネットを構成している。3a,3bは左右に一体的に
構成されたスピーカ後面密閉室であり、各々の前面には
スピーカ４を収納配置しており、隔壁5a,5bによって中
央の部品収納室６と隔離しそれぞれ密閉構造としてい
る。また、中央部品収納室６の後面の下部には隔壁5cに
よって電池収納室７を形成しており、上部には隔壁5dに
よって上面収納室８を形成している。更に、上記後面キ
ャビネット２には、中央部品収納室６の後部において、
電池収納室７と上面収納室８との間に、隔壁5eによって
後部の放音路９を形成しており、この放音路９は２つの
スピーカ後面密閉室3a,3bに連通せしめられている。
放音路９は、後面キャビネット２に後方が開放された
状態で形成され、その開放部を覆う放音路カバー10を設
けると共に、この放音路９の中央部には上記隔壁5eと一
体に形成された間仕切り用リブ11を設けており、このリ
ブ11において放音路カバー10の中央部をビス12によって
固定している。また、放音路カバー10には、リブ11があ
る中央部寄りに放音孔13a,13bを設けると共に、後面キ
ャビネット２に対する弾性係止片14を設けている。従っ
て、放音路カバー10を弾性係止片14により仮止め後ビス
12によって締結固定することによって、２つのスピーカ
後面密閉室3a,3bは、それぞれ放音路９より放音孔13a,1
3bを介して後方に連通されることになり、この通路によ
ってスピーカ４の後面密閉室3a,3bに発生する音を後方
に放音することができる。そして、この後方に出た音に
よって、低音域がより強調された音響特性にすることが
できるものである。
状態で形成され、その開放部を覆う放音路カバー10を設
けると共に、この放音路９の中央部には上記隔壁5eと一
体に形成された間仕切り用リブ11を設けており、このリ
ブ11において放音路カバー10の中央部をビス12によって
固定している。また、放音路カバー10には、リブ11があ
る中央部寄りに放音孔13a,13bを設けると共に、後面キ
ャビネット２に対する弾性係止片14を設けている。従っ
て、放音路カバー10を弾性係止片14により仮止め後ビス
12によって締結固定することによって、２つのスピーカ
後面密閉室3a,3bは、それぞれ放音路９より放音孔13a,1
3bを介して後方に連通されることになり、この通路によ
ってスピーカ４の後面密閉室3a,3bに発生する音を後方
に放音することができる。そして、この後方に出た音に
よって、低音域がより強調された音響特性にすることが
できるものである。
なお、スピーカ４は、前面キャビネット１に形成した
やがみ押え部15に対してやがみ16を密着させ、ビス17に
よって締結固定している。また、中央部品収納室６に
は、メカニズムブロック等が収納配置されており、電池
収納室７には電池19が収納され、電池蓋20が形成されて
いる。更に、上面収納室８には、プリント配線板21や操
作部品22が収納され、天面キャビネット23によって上面
が覆われている。
やがみ押え部15に対してやがみ16を密着させ、ビス17に
よって締結固定している。また、中央部品収納室６に
は、メカニズムブロック等が収納配置されており、電池
収納室７には電池19が収納され、電池蓋20が形成されて
いる。更に、上面収納室８には、プリント配線板21や操
作部品22が収納され、天面キャビネット23によって上面
が覆われている。
考案の効果 以上説明したように本考案は、後面キャビネット後面
部に放音路を構成することにより、低域の特定の低周波
数を強調できるものであり、かつ放音路は中央部品収納
室後面に隔壁によって構成したことにより、スピーカ後
面密閉室の容量を増すことになり、決められたセットサ
イズでその密閉容量を有効に活用できるものである。
部に放音路を構成することにより、低域の特定の低周波
数を強調できるものであり、かつ放音路は中央部品収納
室後面に隔壁によって構成したことにより、スピーカ後
面密閉室の容量を増すことになり、決められたセットサ
イズでその密閉容量を有効に活用できるものである。
第１図は本考案の一実施例を示すスピーカ一体型音響装
置の横断面図、第２図は第１図におけるＸ−Ｘ断面図、
第３図は従来のスピーカ一体肩音響装置の断面図であ
る。 １……前面キャビネット、２……後面キャビネット、3
a,3b……スピーカ後面密閉室、４……スピーカ、5a〜5e
……隔壁、６……中央部品収納室、７……電池収納室、
８……上面収納室、９……後部放音路、10……放音路カ
バー、11……間仕切り用リブ、13a,13b……放音孔。
置の横断面図、第２図は第１図におけるＸ−Ｘ断面図、
第３図は従来のスピーカ一体肩音響装置の断面図であ
る。 １……前面キャビネット、２……後面キャビネット、3
a,3b……スピーカ後面密閉室、４……スピーカ、5a〜5e
……隔壁、６……中央部品収納室、７……電池収納室、
８……上面収納室、９……後部放音路、10……放音路カ
バー、11……間仕切り用リブ、13a,13b……放音孔。
Claims (1)
- 【請求項１】前面キャビネットと後面キャビネットによ
って一体に構成されたスピーカ一体型音響装置におい
て、左右に隔壁によって密閉して形成したスピーカ後面
密閉室と、後面下部に隔壁によって形成された電池収納
室と、その電池収納室前面に形成される中央の部品収納
室と、上記電池収納室及び中央部品収納室の上面に形成
され操作部品等を収納する上面収納室と、後面キャビネ
ットの上記電池収納室と上面収納室との間に隔壁によっ
て形成されると共に上記両スピーカ後面密閉室に連通さ
れた後部放音路とを備え、上記放音路は、左右中央部に
隔壁と一体に形成された間仕切り用リブを形成すると共
に、そのリブ近傍において後面に放音するための放音孔
を有する放音路カバーを設けたことを特徴とするスピー
カ一体型音響装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12931290U JP2514827Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | スピーカ一体型音響装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12931290U JP2514827Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | スピーカ一体型音響装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0486390U JPH0486390U (ja) | 1992-07-27 |
| JP2514827Y2 true JP2514827Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=31876718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12931290U Expired - Fee Related JP2514827Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | スピーカ一体型音響装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514827Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007243534A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Sharp Corp | スピーカーシステム |
| JP2007243538A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Sharp Corp | スピーカーシステム |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP12931290U patent/JP2514827Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0486390U (ja) | 1992-07-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |