JP2514750B2 - ジクロロペンタフルオロプロパンと6個の炭素原子を含む炭化水素との共沸混合物様組成物 - Google Patents

ジクロロペンタフルオロプロパンと6個の炭素原子を含む炭化水素との共沸混合物様組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 本出願は1989年10月6日出願の認可済み米国特許出願
第417,951号;1989年10月6日出願の認可済み米国特許出
願第418,050号;及び1989年12月21日出願の認可済み米
国特許出願第454,789号の一部継続出願である。
発明の分野 本発明はジクロロペンタフルオロプロパンと6個の炭
化水素を含む炭化水素との共沸混合物様混合物に関す
る。これらの混合物はデフラキシング(defluxing)及
びドライクリーニングを含めて様々の蒸気脱脂用途、コ
ールドクリーニング用途及び溶剤クリーニング用途に有
用なものである。
関連出願との相互関係 共通に譲渡され、1989年10月6日に出願された出願中
の米国特許出願第418,059号明細書には1,1−ジクロロ−
2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンとシクロヘキサン
との共沸混合物様混合物が開示される。
共通に譲渡され、1989年10月6日に出願された出願中
の米国特許出願第417,951号明細書には、1,3−ジクロロ
−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンとシクロヘキサ
ンとの共沸混合物様混合物が開示される。
共通に譲渡され、1989年12月21日に出願された出願中
の米国特許出願第454,789号明細書にはジクロロペンタ
フルオロプロパンとシクロヘキサンとの共沸混合物様混
合物が開示される。
発明の背景 フルオロカーボンに基づく溶剤は固体表面、特に複雑
な部品及び汚れの除去が難しい固体表面の脱脂やクリー
ニングに広く用いられて来た。
その最も単純な形態では、蒸気脱脂又は溶剤洗浄は室
温のクリーニングすべき対象物を沸騰している溶剤の蒸
気に暴露することから成る。対象物上に凝縮している蒸
気はきれいな蒸留された溶剤を与え、グリースその他の
汚染を洗い落とす。最後に溶剤を対象物から蒸発させる
と、汚染残渣のない対象物が残る。これは濯ぎ洗い後に
対象物上に付着物を残す液体溶剤と明白に相違する点で
ある。
蒸気脱脂装置は、溶剤のクリーニング作用を改良する
のに高められた温度が必要である場合の汚れを除去する
のに、或は金属部品や集成体のクリーニングを効率的に
行わなければ成らない大容積の集成体ライン操作にはそ
の採用が難しい。蒸気脱脂装置の通常の操作は、クリー
ニングすべき部品を汚染塊を除去する沸騰している溶剤
の溜に浸漬し、その後新たに蒸留した溶剤が入っている
溜めにその部品を浸漬し、最後に部品を沸騰している溶
剤の溜めの上にあってクリーニングされた部品の上に凝
縮する溶剤蒸気に暴露することから成る。加えて、その
部品には最後の濯ぎ洗いを行う前に蒸留した溶剤を噴霧
してもよい。
上記の操作に適した蒸気脱脂装置はこの技術分野で周
知である。例えば、シャーライカー(Sherliker)等の
米国特許第3.085,918号明細書には沸騰用溜め、洗浄用
溜め、水分離装置及びその他の付随装置から成るそのよ
うな適当な蒸気脱脂装置が開示される。
コールドクリーニングがもう1つの適用例で、この場
合は多数の溶剤が使用される。殆どのコールドクリーニ
ングの適用例において、汚染された部品を流体に浸漬す
るか、又は溶剤に浸けた布で拭い、風乾させる。
最近、トリクロロトリフルオロエタンのような毒性の
ない不燃性のフルオロカーボンが脱脂用途、その他の溶
剤洗浄用途に広く用いられるようになった。トリクロロ
トリフルオロエタンにはグリース、油、ワックス等に対
して満足できる溶解力があることが見い出された。従っ
て、トリクロロトリフルオロエタンにはモーター、コン
プレッサー、重い金属部品、精密金属部品、印刷回路
板、ジャイロスコープ、誘導装置、宇宙空間及びミサイ
ル用の機材、アルミニウム部品等のクリーニングに広範
な用途が見い出された。
この技術はフルオロカーボン成分を有する共沸組成物
を指向している。フルオロカーボン成分は極性官能性、
増加した溶解力及び安定性のような更に望ましい特性を
与えるからである。共沸組成物は沸騰しても分溜しない
ので望ましいものである。この挙動はこれらの溶剤が共
に用いられる前記の蒸気脱脂装置において最終の濯ぎ−
クリーニング用に再蒸留された物質が生成するので望ま
しい。しかして、蒸気脱脂装置は蒸留装置として作用す
る。従って、溶剤組成物は本質的に一定の沸点を持たな
い限り、分溜が起こり、そして望ましくない溶剤の分布
はクリーニングと処理の安全性を損なうように作用する
だろう。これら溶剤混合物のより揮発性の成分が優先的
に蒸発すると−これは溶剤混合物が共沸混合物又は共沸
混合物様でない場合そうであろう−余り望ましくない性
質、例えば汚れに対するより低い溶解力、金属に対する
より低い不活性度、可塑性又はエラストマーの成分及び
増加した可燃性と毒性を有するだろうと変化した組成を
持つ混合物をもたらすと思われる。
この技術では蒸気脱脂用途、その他のクリーニング用
途に代わる新しい、特別の用途のための代換物となる新
しいフルオロカーボンに基づく共沸混合物又は共沸混合
物様混合物が絶えず探し求められている。現在、フルオ
ロカーボンに基づく共沸混合物様混合物に対する関心が
特に高い。このような共沸混合物様混合物は現在使用さ
れている完全にハロゲン化されたクロロフルオロカーボ
ンの、成層圏に対して安全な代換物であると考えられる
からである。このクロロフルオロカーボンは地球を保護
しているオゾン層の消耗と関連した環境問題を引き起こ
すのに関係していた。数学的なモデルはジクロロペンタ
フルオロプロパンのようなヒドロクロロフルオロカーボ
ンはオゾン消耗能と世界的規模の温暖化能が完全水素化
化合物よりも著しく低いことを証明している。
従って、本発明の1つの目的は種々の工業的クリーニ
ング用途において有用な、新規で、環境上許容できる共
沸混合物様組成物を提供することである。
本発明のもう1つの目的は室温で液体であり、使用条
件下で分溜しない共沸混合物様組成物を提供することで
ある。
本発明のその他の目的及び利点は次の説明から明らか
になるだろう。
発明の要約 本発明は種々の工業的クリーニング用途に有用な新規
な共沸混合物様組成物に関する。具体的に言うと、本発
明は本質的に一定の沸点を有し、環境上許容でき、そし
て室温で液体のままである、ジクロロペンタフルオロプ
ロパンと6個の炭素原子を有する炭化水素との組成物に
関する。
発明の詳細な説明 本発明により、約72〜約99.99重量%のジクロロペン
タフルオロプロパンと約0.01〜約28重量%の、6個の炭
素原子を有する炭化水素(以後、C6炭化水素と称する)
より本質的に成る共沸混合物様組成物であって、その共
沸混合物様成分がジクロロペンタフルオロプロパンとC6
炭化水素から成り、かつ748mmHgにおいて約52.5℃±約
3.5℃で、好ましくは約52.3℃±約3.3℃で、更に好まし
くは±約2.9℃で沸騰するものである新規な共沸混合物
様組成物が発見された。
本明細書において用いられている“C6炭化水素”なる
用語はC6H14なる実験式を有する脂肪族炭化水素及びC6H
12なる実験式を有する脂環式炭化水素又は置換された脂
環式炭化水素、並びにそれらの混合物を意味する。用語
C6炭化水素は次の下位群を意味するのが好ましい:この
下位群には次のものが含まれる:n−ヘキサン、2−メチ
ルペンタン、3−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタ
ン、2,3−ジメチルブタン、メチルシクロペンタン、シ
クロヘキサン、市販のイソヘキサン*(市販イソヘキサ
ン中の異性体の割合は、典型的には、グレード1及びグ
レード2と表示される次の2つの処方の1つに入る:グ
レード1:2−メチルペンタン35〜75重量%、3−メチル
ペンタン10〜40重量%、2,3−ジメチルブタン7〜30重
量%、2,2−ジメチルブタン7〜30重量%とn−ヘキサ
ン0.1〜10重量%及び最大約5重量%のその他のアルカ
ン異性体;分枝鎖のC6アルカン異性体の合計は約90〜約
100重量%であり、分枝鎖 *市販のイソヘキサンはフィリプス(Phillips)66を通
じて入手できる。この化合物は公称で次の化合物(重量
%)を含有する:C5アルカン類0。3%、2,2−ジメチ
ルブタン13.5%、2,3−ジメチルブタン14.4%、2−メ
チルペンタン46.5%、3−メチルペンタン23.5%、n−
ヘキサン0.9%及び未知の軽質分0.9%。
と直鎖のC6アルカン異性体の合計は約95〜約100重量%
である;グレード2:2−メチルペンタン40〜55重量%、
3−メチルペンタン15〜30重量%、2,3−ジメチルブタ
ン10〜22重量%、2,2−ジメチルブタン9〜16重量%及
びn−ヘキサン0.1〜5重量%;分枝鎖のC6アルカン異
性体の合計は約95〜約100重量%であり、分枝鎖と直鎖
のC6アルカン異性体の合計は約97〜約100重量%であ
る)、及びそれらの混合物。
ジクロロペンタフルオロプロパンは次の9種の異性体
形で存在する:(1)2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペン
タフルオロ−プロパン(HCFC-225a);(2)1,2−ジク
ロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(HCFC-225b
a);(3)1,2−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオ
ロプロパン(HCFC-225bb);(4)1,1−ジクロロ−2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(HCFC-225ca);
(5)1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロ
パン(HCFC-225cb);(6)1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3
−ペンタフルオロプロパン(HCFC-225cc);(7)1,2
−ジクロロ−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(HCF
C-225d);(8)1,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフ
ルオロプロパン(HCFC-225ea);及び(9)1,1−ジク
ロロ−1,2,3,3,3ペンタフルオロプロパン(HCFC-225e
b)。本発明の目的には、ジクロロペンタフルオロプロ
パンはこれら異性体の任意のものを指すか、又はそれら
異性体の任意の割合の混合物である。しかし、1,1−ジ
クロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン異性体と
1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン異
性体が好ましい異性体である。
本発明のジクロロペンタフルオロプロパン成分は良好
な溶剤の特性を有する。この炭化水素成分はまた良好な
溶解能を有し;油の溶解性を高める。しかして、これら
の成分を有効量で混合すると、効率的な共沸性溶剤が得
られる。
C6炭化水素が2−メチルペンタンである場合、本発明
の共沸混合物様組成物は約72〜約92重量%のジクロロペ
ンタフルオロプロパンと約8〜約28重量%の2−メチル
ペンタンとから本質的に成り、そして750mmHgにおいて
約51.1℃±1.8℃で沸騰するものである。
C6炭素水素が3−メチルペンタンである場合、本発明
の共沸混合物様組成物は約74〜約96重量%のジクロロペ
ンタフルオロプロパンと約4〜約26重量%の3−メチル
ペンタンとから本質的に成り、そして745mmHgにおいて
約51.6℃±約2.1℃で沸騰するものである。
C6炭化水素が市販のイソヘキサン・グレード1である
場合、本発明の共沸混合物様組成物は約72〜約92重量%
のジクロロペンタフルオロプロパンと約8〜約28重量%
の市販イソヘキサン・グレード1とから本質的に成り、
そして750mmHgにおいて約50.5℃±約2.5℃で沸騰するも
のである。
C6炭化水素が市販のイソヘキサン・グレード2である
場合、本発明の共沸混合物様組成物は約72〜約92重量%
のジクロロペンタフルオロプロパンと約8〜約28重量%
の市販イソヘキサン・グレード2とから本質的に成り、
そして750mmHgにおいて約50.5℃±約2.5℃で沸騰するも
のである。
C6炭化水素がn−ヘキサンである場合、本発明の共沸
混合物様組成物は約77.5〜約99.5重量%のジクロロペン
タフルオロプロパンと約0.5〜約22.5重量%のn−ヘキ
サンとから本質的に成り、そして760mmHgにおいて約53.
2℃±約2.2℃で沸騰するものである。
C6炭化水素がメチルシクロペンタンである場合、本発
明の共沸混合物様組成物は約85〜約99.99重量%のジク
ロロペンタフルオロプロパンと約0.01〜約15重量%のメ
チルシクロペンタンとから本質的に成り、そして745mmH
gにおいて約52.7℃±約2.4℃で沸騰するものである。
C6炭化水素がシクロヘキサンである場合、本発明の共
沸混合物様組成物は約90〜約99.99重量%のジクロロペ
ンタフルオロプロパンと約0.01〜約10重量%のシクロヘ
キサンとから本質的に成り、そして760mmHgにおいて約5
3.5℃±約2.7℃で沸騰するものである。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225caであ
り、そしてC6炭化水素がシクロヘキサンである場合、本
発明の共沸混合物様組成物は約94〜約99.99重量%の1,1
−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンと約
0.01〜約6重量%のシクロヘキサンとから本質的に成
り、そして748mmHgにおいて約50.6℃±約0.5℃、好まし
くは±約0.3℃、更に好ましくは±約0.2℃で沸騰するも
のである。
225caとシクロヘキサンを使用する本発明の好ましい
態様においては、共沸混合物様組成物は約95〜約99.99
重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプ
ロパンと約0.01〜約5重量%のシクロヘキサンとから本
質的に成る。
225caとシクロヘキサンを使用する本発明の最も好ま
しい態様においては、共沸混合物様組成物は約96〜約9
9.99重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオ
ロプロパンと約0.01〜約4重量%のシクロヘキサンとか
ら本質的に成る。
225caとシクロヘキサンを使用する本発明のもう1つ
の態様においては、共沸混合物様組成物は約97〜約99.9
9重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロ
プロパンと約0.01〜約3重量%のシクロヘキサンとから
本質的に成る。
225caとシクロヘキサンを使用する本発明の更にもう
1つの態様においては、共沸混合物様組成物は約98〜約
99.99重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロパンと約0.01〜約2重量%のシクロヘキサンと
から本質的に成る。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225caであ
り、そしてC6炭化水素が2−メチルペンタンである場
合、本発明の共沸混合物様組成物は約83〜約94重量%の
1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンと
約6〜約17重量%の2−メチルペンタンとから本質的に
成り、そして751mmHgにおいて約49.8℃±約0.5℃で沸騰
するものである。
225caと2−メチルペンタンを使用する好ましい態様
においては、本発明の共沸混合物様組成物は約85〜約92
重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプ
ロパンと約8〜約15重量%の2−メチルペンタンとから
本質的に成る。
225caと2−メチルペンタンを使用する好ましい態様
においては、本発明の共沸混合物様組成物は約85〜約91
重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプ
ロパンと約9〜約15重量%の2−メチルペンタンとから
本質的に成る。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225caであ
り、そしてC6炭化水素が3−メチルペンタンである場
合、本発明の共沸混合物様組成物は約85.5〜約96.5重量
%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパ
ンと約3.5〜約14.5重量%の3−メチルペンタンとから
本質的に成り、そして744mmHgにおいて約50.0℃±約0.5
℃で沸騰するものである。
225caと3−メチルペンタンを使用する好ましい態様
においては、本発明の共沸混合物様組成物は約88〜約9
5.5重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオ
ロプロパンと約4.5〜約12重量%の3−メチルペンタン
とから本質的に成る。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225caであ
り、そしてC6炭化水素がn−ヘキサンである場合、本発
明の共沸混合物様組成物は約94〜約99.5重量%の1,1−
ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンと約0.5
〜約6重量%のn−ヘキサンとから本質的に成り、そし
て746mmHgにおいて約50.5℃±約0.2℃で沸騰するもので
ある。
225caとn−ヘキサンを使用する好ましい態様におい
ては、本発明の共沸混合物様組成物は約95〜約99.5重量
%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパ
ンと約0.5〜約5重量%のn−ヘキサンとから本質的に
成る。
225caとn−ヘキサンを使用する更に好ましい態様に
おいては、本発明の共沸混合物様組成物は約95〜約99重
量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロ
パンと約1〜約5重量%のn−ヘキサンとから本質的に
成る。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225caであ
り、そしてC6炭化水素が市販イソヘキサン・グレード1
である場合、本発明の共沸混合物様組成物は約77〜約9
2.5重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオ
ロプロパンと約7.5〜約23重量%の市販イソヘキサン・
グレード1とから本質的に成り、そして737mmHgにおい
て約48.5℃±約1.5℃で沸騰するものである。
225caと市販イソヘキサン・グレード1を使用する好
ましい態様においては、本発明の共沸混合物様組成物は
約80〜約91重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタ
フルオロプロパンと約9〜約20重量%の市販イソヘキサ
ン・グレード1とから本質的に成る。
225caと市販イソヘキサン・グレード1を使用する更
に好ましい態様においては、本発明の共沸混合物様組成
物は約82〜約90重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペ
ンタフルオロプロパンと約10〜約18重量%の市販イソヘ
キサン・グレード1とから本質的に成る。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225caであ
り、そしてC6炭化水素が市販イソヘキサン・グレード2
である場合、本発明の共沸混合物様組成物は約77〜約9
2.5重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオ
ロプロパンと約7.5〜約23重量%の市販イソヘキサン・
グレード2とから本質的に成り、そして737mmHgにおい
て約48.5℃±約1.5℃で沸騰するものである。
225caと市販イソヘキサン・グレード2を使用する好
ましい態様においては、本発明の共沸混合物様組成物は
約80〜約91重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタ
フルオロプロパンと約9〜約20重量%の市販イソヘキサ
ン・グレード2とから本質的に成る。
225caと市販イソヘキサン・グレード2を使用する更
に好ましい態様においては、本発明の共沸混合物様組成
物は約82〜約90重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペ
ンタフルオロプロパンと約10〜約18重量%の市販イソヘ
キサン・グレード2とから本質的に成る。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225caであ
り、そしてC6炭化水素がメチルシクロペンタンである場
合、本発明の共沸混合物様組成物は約93〜約99.99重量
%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパ
ンと約0.01〜約7重量%のメチルシクロペンタンとから
本質的に成り、そして743.9mmHgにおいて約50.5℃±約
0.3℃、好ましくは±約0.2℃、更に好ましくは±約0.1
℃で沸騰するものである。
225caとメチルシクロペンタンを使用する好ましい態
様においては、本発明の共沸混合物様組成物は約95〜約
99.99重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロパンと約0.01〜約5重量%のメチルシクロペン
タンとから本質的に成る。
225caとメチルシクロペンタンを使用する好ましい態
様においては、本発明の共沸混合物様組成物は約95〜約
99.99重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロパンと約0.01〜約5重量%のメチルシクロペン
タンとから本質的に成る。
225caとメチルシクロペンタンを使用する好ましい態
様においては、本発明の共沸混合物様組成物は約96〜約
99.99重量%の1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロパンと約0.01〜約4重量%のメチルシクロペン
タンとから本質的に成る。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225cbであ
り、そしてC6炭化水素が3−メチルペンタンである場
合、本発明の共沸混合物様組成物は約68〜約85重量%の
1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンと
約15〜約32重量%の2−メチルペンタンとから本質的に
成り、そして750.4mmHgにおいて約52.7℃±約0.4℃で、
好ましくは±約0.3℃、更に好ましくは±約0.2℃で沸騰
するものである。
225cbと2−メチルペンタンを使用する好ましい態様
においては、本発明の共沸混合物様組成物は約71〜約83
重量%の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプ
ロパンと約17〜約29重量%の2−メチルペンタンとから
本質的に成る。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225cbであ
り、そしてC6炭化水素が3−メチルペンタンである場
合、本発明の共沸混合物様組成物は約71〜約90重量%の
1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンと
約10〜約29重量%の3−メチルペンタンとから本質的に
成り、そして744.1mmHgにおいて約53.4℃±約0.4℃で、
好ましくは±約0.3℃、更に好ましくは±約0.2℃で沸騰
するものである。
225cbと3−メチルペンタンを使用する好ましい態様
においては、本発明の共沸混合物様組成物は約74〜約88
重量%の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプ
ロパンと約12〜約26重量%の3−メチルペンタンとから
本質的に成る。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225cbであ
り、そしてC6炭化水素がメチルシクロペンタンである場
合、本発明の共沸混合物様組成物は約83.5〜約96.5重量
%の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパ
ンと約3.5〜約16.5重量%のメチルシクロペンタンとか
ら本質的に成り、そして746.2mmHgにおいて約54.8℃±
約0.4℃、好ましくは±約0.3℃、更に好ましくは±で沸
騰するものである。
225cbとメチルシクロペンタンを使用する好ましい態
様においては、本発明の共沸混合物様組成物は約85〜約
96重量%の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロ
プロパンと約4〜約15重量%のメチルシクロペンタンと
から本質的に成る。
225cbとメチルシクロペンタンを使用する更に好まし
い態様においては、本発明の共沸混合物様組成物は約8
6.5〜約95重量%の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタ
フルオロプロパンと約5〜約13.5重量%のメチルシクロ
ペンタンとから本質的に成る。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225cbであ
り、そしてC6炭化水素がn−ヘキサンである場合、本発
明の共沸混合物様組成物は約76.5〜約88.5重量%の1,3
−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンと約1
1.5〜約23.5重量%のn−ヘキサンとから本質的に成
り、そして756.4mmHgにおいて約54.9℃±約0.4℃、好ま
しくは±約0.3℃、更に好ましくは±約0.2℃で沸騰する
ものである。
225cbとn−ヘキサンを使用する好ましい態様におい
ては、本発明の共沸混合物様組成物は約77.5〜約87.5重
量%の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロ
パンと約12.5〜約22.5重量%のn−ヘキサンとから本質
的に成る。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225cbであ
り、そしてC6炭化水素が市販イソヘキサン・グレード1
である場合、本発明の共沸混合物様組成物は約68〜約85
重量%の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプ
ロパンと約15〜約32重量%の市販イソヘキサン・グレー
ド1とから本質的に成り、そして750.4mmHgにおいて約5
1.5℃±約1.5℃、好ましくは±約1.0℃、更に好ましく
は±約0.5℃で沸騰するものである。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225cbであ
り、そしてC6炭化水素が市販イソヘキサン・グレード2
である場合、本発明の共沸混合物様組成物は約68〜約85
重量%の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプ
ロパンと約15〜約32重量%の市販イソヘキサン・グレー
ド2とから本質的に成り、そして750.4mmHgにおいて約5
1.5℃±約1.5℃、好ましくは±約1.0℃、更に好ましく
は±約0.5℃で沸騰するものである。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が225cbであ
り、そしてC6炭化水素がシクロヘキサンである場合、本
発明の共沸混合物様組成物は約90〜約99重量%の1,3−
ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンと約1
〜約10重量%のシクロヘキサンとから本質的に成り、そ
して761mmHgにおいて約55.9℃±約0.2℃で沸騰するもの
である。
225cbとシクロヘキサンを使用する好ましい態様にお
いては、本発明の共沸混合物様組成物は約90.5〜約98重
量%の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロ
パンと約2〜約9.5重量%のシクロヘキサンとから本質
的に成る。
225cbとシクロヘキサンを使用する更に好ましい態様
においては、本発明の共沸混合物様組成物は約90.5〜約
97重量%の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロ
プロパンと約3〜約9.5重量%のシクロヘキサンとから
本質的に成る。
225cbとシクロヘキサンを使用する最も好ましい態様
においては、本発明の共沸混合物様組成物は約90.5〜約
96重量%の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロ
プロパンと約4〜約9.5重量%のシクロヘキサンとから
本質的に成る。
精密な又は真の共沸混合物の組成は決定されていない
が、それら組成は上記の指定された範囲内にあることが
確認されている。真の共沸混合物がどこにあるかにかか
わらず、指定された範囲内の組成物も指定された範囲外
のある特定の組成物も以下において更に詳しく定義され
るように共沸混合物様である。
基本原理から、ある流体の熱力学的状態は4つの変
数、即ちそれぞれ圧力、温度、液体組成及び蒸気組成、
即ちP−T−X−Y、によって定義される。ある1つの
共沸混合物はXとYが述べられたPとTにおいて等しい
場合の2種以上の成分の系の独特の特性である。実際、
このことはある1つの混合物の成分が蒸溜中に分離でき
ず、従って前記のように蒸気相の溶剤によるクリーニン
グに有用であることを意味する。
この説明の目的には、共沸混合物様組成物とはその組
成物がその定沸特性又は沸騰若しくは蒸発したとき分溜
しない傾向の点から真の共沸混合物のように挙動するこ
とを意味するものとする。このような組成物は真の共沸
混合物であってもよいし、そうでなくてもよい。従っ
て、このような組成物においては、沸騰又は蒸発中に形
成される蒸気の組成は元の液体組成と同一又は実質的に
同一である。従って、沸騰又は蒸発中に液体組成が例え
少し変化するものであっても、その変化は最小限である
に過ぎない。これは液体組成が沸騰又は蒸発中に実質的
に変化する非共沸混合物様組成物と明確に異なる点であ
る。
しかして、候補としての1つの混合物が本発明の意味
での“共沸混合物様”であるかどうかを調べる1つの方
法はそのサンプルを、その混合物をそれぞれの成分に分
離すると思われる条件下で蒸溜する[即ち、分離(reso
lution)一段数]方法である。混合物が非共沸性である
か非共沸混合物様であるならば、その混合物は分溜す
る、即ちその色々な成分に分離し、始めに最低沸点成分
が、そして順次高沸点のものが蒸溜して来る。混合物が
共沸混合物様であるならば、混合物の成分を全て含有
し、一定温度で沸騰する、即ち単一の物質として挙動す
るある一定量の第一溜分が得られるはずである。この現
象は混合物が共沸混合物様でないならば起こり得ない、
即ちそれは共沸混合物系の一部ではない。候補混合物の
分溜の程度が過度に大きい場合に、分溜を最少限に抑え
るために真の共沸混合物により近い組成を選択しなけれ
ばならない。勿論、蒸気脱脂装置におけるような共沸混
合物様組成物を蒸溜すると、真の共沸混合物が生成し、
これは濃縮して行く傾向がある。
上記のことから導かれることは、共沸混合物様組成物
のもう1つの特徴は同一成分を色々な割合で含有してい
るある範囲の共沸混合物様の組成物が存在すると言うこ
とである。このような組成物は全て本明細書で用いられ
る共沸混合物様なる用語によってカバーされるものであ
る。1例として、所与の共沸混合物の組成は、異なる圧
力では、その組成物の沸点がそうであるように少なくと
も僅かに変化することは周知である。しかして、AとB
との共沸混合物はある独特の型の関係を代表するが、温
度及び/又は圧力に依存して変わり得る組成を有する。
従って、本発明の意味内で共沸混合物様なる用語を定義
するもう1つの方法はそのような混合物が本明細書に開
示される沸点の52.5℃に対して約±3.5℃(760mmHgにお
いて)の範囲内で沸騰することを述べることである。当
業者であれば容易に理解できるように、共沸混合物の沸
点は圧力と共に変わる。
本発明の方法の態様において、本発明の共沸混合物様
組成物は、固体表面をこの組成物によりこの技術分野で
周知の方法で、例えば浸漬法又は噴霧法により、或は常
用の脱脂装置を使用することにより処理することによっ
てクリーニングするために用いることができる。
前記のように、本明細書において議論される共沸混合
物様組成物は蒸気脱脂用途、脱フラックス用途、コール
ドクリーニング用途、ドライクリーニング用途、脱水用
途、脱汚染用途、スポットクリーニング用途、エーロゾ
ル噴射再処理用途、抽出用途、粒子除去用途及び表面活
性剤クリーニング用途を含めて種々のクリーニング用途
のための溶剤として有用である。これらの共沸混合物様
組成物はまた発泡剤、ランキンサイクル(Rankine cycl
e)用及び吸着用の冷媒並びに動力流体としても有用で
ある。
本発明のジクロロペンタフルオロプロパン成分とC6
化水素成分とは公知の物質である。好ましくは、これら
成分はその系の溶解力又は定沸特性に対して悪影響をも
たらすのを避けるように十分に高い純度で使用すべきで
ある。
市販のC6炭化水素が本発明において使用することがで
きる。好ましいHCFC-225ca異性体のような殆どのジクロ
ロペンタフルオロプロパン異性体は商業的な量では得ら
れず、従ってそれらは商業的に入手できるようになるそ
のような時までは本明細書に開示される有機合成を行う
ことによって製造することができる。例えば、1,1−ジ
クロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンは2,2,3,
3,3−ペンタフルオロ−1−プロパノールとp−トルエ
ンスルホン酸クロリドとを一緒に反応させて2,2,3,3,3
−ペンタフルオロプロピル−p−トルエンスルホネート
を形成することによって製造することができる。次に、
N−メチルピロリドン、塩化リチウム及び2,2,3,3,3−
ペンタフルオロプロピル−p−トルエンスルホネートを
一緒に反応させて1−クロロ−2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロパンを形成する。最後に、塩素と1−クロロ−
2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンを一緒に反応させ
て1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
を形成する。詳細な合成法は実施例1に記載される。
2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225a)の合成 この化合物は1,1,1−トリクロロ−2,2,2−トリフルオ
ロメタンのジメチルホルムアミド溶液を亜鉛の存在下で
クロロトリメチルシランと反応させ、1−(トリメチル
シロキシ)−2,2−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロ−N,
N−ジメチルプロピルアミンを形成することによって製
造することができる。1−(トリメチルシロキシ)−2,
2−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロ−N,N−ジメチルプ
ロピルアミンを硫酸と反応させて2,2−ジクロロ−3,3,3
−トリフルオロプロピオンアルデヒドを形成する。2,2
−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロプロピオンアルデヒ
ドを次に四弗化硫黄と反応させて2,2−ジクロロ−1,1,
1,3,3−ペンタフルオロプロパンを製造する。
1,2−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ba)の合成 この異性体はO.パレタ(O.Paleta)等がBull.Soc.Chi
m.Fr.、(6)920−4(1986)に開示する合成法によっ
て製造することができる。
1,2−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225bb)の合成 この異性体は合成はM.ハウプトシェイン(M.Hauptsch
ein)及びL.A.ビゲロー(L.A.Bigelow)によってJ.Am.C
hem.Soc.、(73)1428-30(1951)に開示される。この
化合物の合成はまたA.H.ファインバーグ(A.H.Fainber
g)及びW.T.ミラー,ジュニア(W.T.Miller,Jr.)によ
ってもJ.Am.Chem.Soc.、(79)4170−4(1957)に開示
される。
1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン
(225cb)の合成 この化合物の合成は4つの工程を含む。
パートA−2,2,3,3−テトラフルオロプロピル−p−
トルエンスルホネートの合成。2,2,3,3−テトラフルオ
ロプロパノール406g(3.08モル)、トシルクロリド613g
(3.22モル)及び水1200mlを機械的に撹拌しながら50℃
に加熱した。水560ml中の水酸化ナトリウム(139.7g、
3.5ml)を温度が65℃未満に止どまるような速度で添加
した。添加完了後、混合物を50℃において水性相のpHが
6になるまで撹拌した。混合物を冷却し、そして塩化メ
チレン1.5リットルで抽出した。有機層を水性アンモニ
ア200ml、水350mlで2回洗浄し、硫酸マグネシウムを用
いて乾燥させ、そして蒸溜して粘稠な油697.2g(79%)
を得た。
パートB−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンの合
成。500mlのフラスコに機械的撹拌機とビグロー(Vigre
aux)蒸溜カラムを取り付け、そのカラムを順次ドライ
アイスストップに接続し、そして窒素雰囲気下に保持し
た。フラスコにN−メチルピロリドン400ml、2,2,3,3−
テトラフルオロプロピル−p−トルエンスルホネート
(上記パートAで製造)145g及び噴霧乾燥KF87g(1.5モ
ル)を入れた。混合物を次に190〜200℃に約3.25時間加
熱した。その間に揮発性の生成物61gが蒸溜して冷たい
トラップに入った(粗収率90%)。蒸溜すると、25〜28
℃で沸騰する画分が採集された。
パートC−1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフ
ルオロプロパンの合成。22リットルのフラスコを排気
し、1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン(上記パート
Bの製造)20.7g(0.154モル)及び塩素0.6モルを入れ
た。これに約7.6cm(3インチ)の距離において450Wの
ハノビア(Hanovia)Hgランプを用いて100分間照射し
た。次いで、フラスコを氷浴中で冷却した。冷却の際
に、フラスコには1気圧(101kPa)に保つのに必要な窒
素を加えた。フラスコ中の液体をシリンダで取り出し
た。フラスコをドライアイスストラップに接続し、ゆっ
くり排気した(15〜30分)。ドライアイストラップの内
容物と初期の液体相は合計31.2g(85%)であり、GCに
よる純度は99.7%であった。数回の実験から得られた生
成物を合わせ、蒸溜してb.p.73.5〜74℃の物質を得た。
パートD−1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオ
ロプロパンの合成。1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,3−ペ
ンタフルオロプロパン(上記パートCで製造)106.6g
(0.45モル)とイソプロパノール300g(5モル)を不活
性雰囲気下で撹拌し、そして5〜7.6cm(2〜3イン
チ)の距離において450WのハイビアHgランプにより4.5
時間照射した。酸性の反応混合物を次に氷水1.5リット
ルに注加した。有機層を分離し、水50mlで2回洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして蒸留してClCF2CF2
CHClF50.5gを得た(55%)。b.p.54.5〜56℃。1HNMR(C
DCl3):6.43ppmに中心があるddd。JH−C−F=47Hz、J
H−C−C−Fa=12Hz、JH−C−C−Fb=12Hz。
1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225cc)の合成。この化合物は2,2,3,3−テトラフルオ
ロ−1−パロパノールとp−トルエンスルホネートクフ
ロリドとを反応させて2,2,3,3−テトラフルオロプロピ
ル−p−トルエンスルホネートを形成するとによって製
造することができる。製造された2,2,3,3−テトラフル
オロプロピル−p−トルエンスルホネートを次にN−メ
チルピロリドン中で弗化カリウムと反応させて1,1,2,2,
3−ペンタフルオロプロパンを形成する。次に、1,1,2,
2,3−ペンタフルオロプロパンを塩素と反応させて1,1−
ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパンを形成
する。
1,2−ジクロロ−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225d)の合成。この異性体はフロリダ州(Florid
a)、ゲインスビル(Gainsville)のP.C.R.社(P.C.R.I
ncoroporated)から市販されている。別に、この化合物
は等モル量の1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンと塩
素ガスとを空気がパージされている硼珪酸塩フラスコに
加えることによって製造することができる。フラスコに
次に水銀ランプを照射する。照射が完了したら、フラス
コの内容物を冷却する。得られる生成物は1,2−ジクロ
ロ−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロパンである。
1,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ea)の合成。この化合物はトリフルオロエチレン
をジクロロトリフルオロメタンと反応させて1,3−ジク
ロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパンと1,1−ジク
ロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンを生成させ
ることによって製造することができる。1,3−ジクロロ
−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパンを分別蒸留及び
/又は分取ガスクロマトグラフィーを用いてその異性体
から分離する。
1,1−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225eb)の合成。この化合物はトリフルオロエチレン
をジクロロジフルオロメタンと反応させて1,3−ジクロ
ロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパンと1,1−ジクロ
ロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンを生成させる
ことによって製造することができる。1,1−ジクロロ−
1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパンをその異性体から
分別蒸留及び/又は分取ガスクロマトグラフィーを用い
て分離する。別法として、225ebはO.パレタ等がBull.So
c.Chim.Fr.、(6)920−4(1986)に開示する合成法
によって製造することができる。この1,1−ジクロロ−
1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンはその2種の異性
体から分別蒸留及び/又は分取ガスクロマトグラフィー
を用いて分離することができる。
本発明の組成物は新しい共沸混合物様組成物を形成さ
せる追加の成分を含んでいてもよいことを理解しなけれ
ばならない。そのような組成物は全て、それら組成物が
一定温度で沸騰するか、又は本質的に一定温度で沸騰
し、かつ本明細書に記載される必須成分を全て含有して
いる限り本発明の範囲に入ると見なされるものである。
本発明の共沸混合物様組成物にはそれら組成物の分解
を抑制し、組成物の望ましくない分解生成物と反応し、
及び/又は金属表面の腐食を防止するためにインヒビタ
ーを添加することができる。次のインヒビター群のどれ
か又は全てを本発明において用いることができる。:エ
ポキシ化合物、例えばプロピレンオキシド;ニトロアル
カン類、例えばニトロメタン;エーテル類、例えば1,4
−ジオキサン;不飽和化合物、例えば1,4−ブチンジオ
ール;アセタール類又はケタール類、例えばジプロポキ
シメタン;ケトン類、例えばメチルエチルケトン;アル
コール類、例えば第三アミルアルコール;エステル類、
例えばトリフェニルホスファイト;及びアミン類、例え
ばトリエチルアミン。他の適当なインヒビターについて
は当業者であれば容易に思い浮かぶだろう。
以上、好ましい態様を参照して本発明を詳細に説明し
たが、本発明には添付請求の範囲から逸脱しない限り色
々は修正、改変をなし得ることは明白であろう。
本発明を次の非限定実施例によって更に十分に例証す
る。
実施例1 この実施例は本発明の好ましいジクロロペンタフルオ
ロプロパン成分である1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペン
タフルオロプロパン(225ca)の製造に関する。
パートA−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル−p
−トルエンスルホネートの合成。水中p−トルエンスル
ホネートクロリド(400.66g、2.10モル)に25℃におい
て2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロパノール(30
0.8g)を加えた。混合物を5リットルの3つ口分液漏斗
型反応フラスコ中、機械的撹拌下で50℃まで加熱した。
反応混合物に水383ml中の水酸化ナトリウム(92.56g、
2.31モル)(6M溶液)を滴下漏斗で温度を55℃未満に保
ちながら2.5時間にわたって滴下した。この添加が完了
し、水性相のpHが約6になったとき、有機相をまだ暖か
い間にフラスコから排液し、そして25℃まで放冷した。
粗生成物を石油エーテルから再結晶かさせて2,2,3,3,3
−ペンタフルオロプロパン−p−トルエンスルホネート
の白色針状結晶(mp47.0〜52.5℃)500.7g(1.65モル、
82.3%)を得た。1H NMR:2.45ppm(S,3H)、4.38ppm
(t,2H,J=12Hz)、7.35ppm(d,2H,J=6Hz);19F NMR:
+83.9ppm(S,3F)、+123.2(t,2F,J=12Hz)、CFCl3
からアプフィールド(upfield)。
パートB−1−クロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロ
プロパンの合成。温度計、ビグローカラム及び蒸留受け
ヘッドを備えた1リットルのフラスコに2,2,3,3,3−ペ
ンタフルオロプロピル−p−トルエンスルホネート(上
記パートAで製造)248.5g(0.82モル)、N−メチルピ
ロリドン375ml及び塩化リチウム47.6g(1.1モル)を仕
込んだ。混合物を次に撹拌しながら140℃まで加熱し
た。この時点で生成物は蒸留し始めた。撹拌と加熱を19
8℃の蒸留温度に達するまでに続けた。この時点ではそ
れ以上留出物は採集されなかった。粗生成物を再蒸留し
て生成物(bp27.5〜28℃)107.2g(78%)を得た。1H N
MR:3.81ppm(t,J=13.5Hz)、19F NMR:83.5ppm及び119.
8ppm、CFCl3からアプフィールド。
パートC−1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオ
ロプロパンの合成。塩素(289ml/分)及び1−クロロ−
2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(上記パートBで
製造)(1.72g/分)を2.54cm(1インチ)×5.08cm(2
インチ)のモネル金属反応器に300℃において同時に供
給した。このプロセスを184gの粗生成物を反応器から出
ている冷トラップに採集されるまで繰り返した。粗生成
物を6Mの水酸化ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥させた後、蒸留して出発物質69.2gと1,1−ジクロロ
−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(bp48〜50.5
℃)46.8gを得た。1H NMR:5.9(t,J=7.5H)ppm、19F N
MR:79.4(3F)ppm及び119.8(2F)ppm、CFCl3からアプ
フィールド。
実施例2 225caとシクロヘキサンが定沸騰挙動を示す組成範囲
を調べた。これは秤量された量の225caを沸点測定装置
に仕込むことによって達成した。沸点測定装置はHCFC-2
25caが沸騰点にもたらされる加熱された液溜めより構成
されるものであった。液溜めに接続された沸点上昇測定
器の上部を冷却することによってそれを沸騰している蒸
気の凝縮器として作用するようにして、そしてその系を
全還流において操作した。HCFC-225caを大気圧において
沸騰点にもたらした後、秤量された量のシクロヘキサン
を沸点測定装置中で滴定した。沸点の変化を白金抵抗温
度計で測定した。
結果は、94〜99.99/0.01〜6重量%の範囲の225ca/シ
クロヘキサンの組成物がそれぞれ748mmHgにおいて50.6
℃±約0.5℃で低沸挙動を奏することを示している。
実施例3〜11 表Iに示されるジクロロペンタフルオロプロパン異性
体とC6炭化水素との共沸混合物の性質を調べた。これは
秤量された量のジクロロペンタフルオロプロパン(A欄
からのもの)を沸点測定装置に仕込むことによって達成
した。ジクロロペンタフルオロプロパン成分を沸騰点に
もたらした。液溜めに接続された沸点測定装置の上部を
冷却することによってそれを沸騰している蒸気の凝縮器
として作用するようにし、そしてその系を全還流におい
て操作した。ジクロロペンタフルオロプロパン成分を大
気圧において沸騰点にもたらした後、秤量された量のC6
炭化水素(B欄)を沸点測定装置で滴定した。沸点の変
化を白金抵抗温度計で測定した。
種々の混合物が定沸騰挙動を奏する範囲を表1に示
す。
実施例12〜20 表IIに示されるジクロロペンタフルオロプロパン成分
とシオクロヘキサンとの共沸混合物の性質を上記実施例
3〜11に概説した実験を繰り返すことによって調べる。
各場合共、沸点対組成のカーブには最低点が生ずる。こ
れはジクロロペンタフルオロプロパン成分とシクロヘキ
サンとの間で定沸点組成物が形成されることを示す。
表II ジクロロペンタフルオロプロパン成分 2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225a) 1,2−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ab) 1,2−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225bb) 1,1−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225cc) 1,2−ジクロロ−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225d) 1,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ea) 1,1−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225eb) 1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン/
(1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン
混合物)(225ca/cb) 1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
/(1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパ
ン混合物)(225eb/cb) 実施例21〜29 表IIに示されるジクロロペンタフルオロプロパン成分
とn−ヘキサンとの共沸混合物の性質を上記実施例3〜
11に概説した実験を繰り返すことによって調べる。各場
合共、沸点対組成のカーブには最低点が生ずる。これは
ジクロロペンタフルオロプロパン成分とn−ヘキサンと
の間に定沸点組成物が形成されることを示す。
実施例30〜37 ジクロロペンタフルオロプロパン225a(実施例30)、
225ab(実施例31)、225bb(実施例32)、225cc(実施
例33)、225d(実施例34)、225ea(実施例35)、225eb
(実施例36)又は225eb/cb(実施例37)と2−メチルペ
ンタンとの共沸混合物の性質を上記実施例3〜11に概説
した実験を繰り返すことによって調べる。各場合共、沸
点対組成のカーブには最低点が生ずる。これはジクロロ
ペンタフルオロプロパン成分と2−メチルペンタンとの
間に定沸点組成物が形成されることを示す。
実施例38〜46 表IIに示されるジクロロペンタフルオロプロパン成分
と3−メチルペンタンとの共沸混合物の性質を上記実施
例3〜11に概説した実験を繰り返すことによって調べ
る。各場合共、沸点対組成のカーブには最低点が生ず
る。これはジクロロペンタフルオロプロパン成分と3−
メチルペンタンとの間に定沸点組成物が形成されること
を示す。
実施例47〜55 表IIに示されるジクロロペンタフルオロプロパン成分
とメチルシクロペンタンとの共沸混合物の性質を上記実
施例3〜11に概説した実験を繰り返すことによって調べ
る。各場合共、沸点対組成のカーブには最低点が生ず
る。これはジクロロペンタフルオロプロパン成分とメチ
ルシクロペンタンとの間に定沸点組成物が形成されるこ
とを示す。
実施例56〜66 以下の表IIIに示されるジクロロペンタフルオロプロ
パン成分と市販イソヘキサン・グレード1との共沸混合
物の性質を上記実施例3〜11に概説した実験を繰り返す
ことによって調べる。各場合共、沸点対組成のカーブに
は最低点が生ずる。これはジクロロペンタフルオロプロ
パン成分と市販イソヘキサン・グレード1との間に定沸
点組成物が形成されることを示す。
表III ジクロロペンタフルオロプロパン成分 2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225a) 1,2−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ba) 1,2−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225bb) 1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ca) 1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン
(225cb) 1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225cc) 1,2−ジクロロ−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225d) 1,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ea) 1,1−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225eb) 1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン/
(1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン
混合物)(225ca/cb) 1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
/(1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパ
ン混合物)(225eb/cb) 実施例67〜77 表IIIに示されるジクロロペンタフルオロプロパン成
分と市販イソヘキサン・グレード2との共沸混合の性質
を上記実施例3〜11に概説した実験を繰り返すことによ
って調べる。各場合共、沸点対組成のカーブには最低点
が生ずる。これはジクロロペンタフルオロプロパン成分
と市販イソヘキサン・グレード2との間に定沸点組成物
が形成されることを示す。
実施例78〜86 ジクロロペンタフルオロプロパン225a(実施例78)、
225ba(実施例79)、225bb(実施例80)、225cc(実施
例81)、225d(実施例82)、225ea(実施例83)、225eb
(実施例84),225ca/cb(実施例85)又は225eb/cb(実
施例86)と2,2−ジメチルブタンとの共沸混合物の性質
を上記実施例3〜11に概説した実験を繰り返すことによ
って調べる。各場合共、沸点対組成のカーブには最低点
が生ずる。これはジクロロペンタフルオロプロパン成分
と2,2−ジメチルブタンとの間に定沸点組成物が形成さ
れることを示す。
実施例87〜96 ジクロロペンタフルオロプロパン225a(実施例87)、
225ba(実施例88)、225bb(実施例89)、225ca(実施
例90)、225cb(実施例91)、225cc(実施例92)、225d
(実施例93),225ea(実施例94)、225eb(実施例95)
又は225eb/cb(実施例96)と2,3−ジメチルブタンとの
共沸混合物の性質を上記実施例3〜11に概説した実験を
繰り返すことによって調べる。各場合共、沸点対組成の
カーブには最低点が生ずる。これはジクロロペンタフル
オロプロパン成分と2,3−ジメチルブタンとの間に定沸
点組成物が形成されることを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7:28) C11D 7:28) (31)優先権主張番号 526,874 (32)優先日 1990年5月22日 (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 ウィルソン,デービット・ポール アメリカ合衆国ニューヨーク州14051, イースト・アンハースト,ワックスウイ ング・コート 118 (72)発明者 ラブリー,デニス・エム アメリカ合衆国ニューヨーク州14141, スプリングヴィル,ボストン・ステー ト・ロード 10310 (72)発明者 ホリスター,リチャード・エム アメリカ合衆国ニューヨーク州14214, バッファロ,イングルウッド・アベニュ ー 221 (72)発明者 エイベック,リチャード・イー アメリカ合衆国ニューヨーク州14127, オーチャード・パーク,パイン・テラス 23 (72)発明者 ヴァン・ダー・プイ,マイケル アメリカ合衆国ニューヨーク州14227, チークトワガ,ジョアン・レーン 32 (56)参考文献 特開 平2−202842(JP,A) 特開 平2−204425(JP,A) 特開 平2−204427(JP,A) 特開 平2−207027(JP,A) 特開 平2−207228(JP,A) 特開 平2−212441(JP,A) 特開 平2−237945(JP,A) 特開 平2−286630(JP,A) 特開 平2−286631(JP,A) 特開 平2−311430(JP,A) 特開 平3−2129(JP,A) 特開 平3−2130(JP,A) 特開 平3−74338(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の: A.ジクロロペンタフルオロプロパン異性体類の少なくと
    も1種72〜99.99重量%、並びに B.n−ヘキサン;2−メチルペンタン;3−メチルペンタン;
    2,2′−ジメチルブタン;2,3−ジメチルブタン;メチル
    シクロペンタン;シクロヘキサン;2−メチルペンタン35
    〜75重量%、3−メチルペンタン10〜40重量%、2,3−
    ジメチルブタン7〜30重量%、2,2−ジメチルブタン3
    〜30重量%、n−ヘキサン0.1〜10重量%及びその他の
    アルカン異性体最大5重量%を含んで成る混合物1にし
    て、分枝鎖のC6アルカン異性体の合計が90〜100重量%
    で、かつ分枝鎖と直鎖のC6アルカン異性体の合計が95〜
    100重量%である該混合物1;2−メチルペンタン40〜55重
    量%、3−メチルペンタン15〜30重量%、2,3−ジメチ
    ルブタン10〜22重量%、2,2−ジメチルブタン9〜16重
    量%及びn−ヘキサン0.1〜5重量%を含んで成る混合
    物2にして、分枝鎖のC6アルカン異性体の合計が95〜10
    0重量%で、かつ分枝鎖と直鎖のC6アルカン異性体の合
    計が97〜100重量%である該混合物2;及びそれらの混合
    物;より成る群から選ばれるC6炭化水素0.01〜28重量% より本質的に成る共沸混合物様組成物であって、 該共沸混合物様組成物が1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペ
    ンタフルオロプロパンと2,2−ジメチルブタン;1,3−ジ
    クロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンと2,2−ジ
    メチルブタン;1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフル
    オロプロパンと2−メチルペンタン;1,1−ジクロロ−2,
    2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンと1,3−ジクロロ−1,
    1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンと2−メチルペンタ
    ン;及び1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプ
    ロパンと1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプ
    ロパンと2,3−ジメチルブタン;の各組み合わせではな
    いという条件で、該共沸混合物様組成物の共沸混合物様
    成分がジクロロペンタフルオロプロパンとC6炭化水素よ
    り成り、かつ748mmHgにおいて52.5℃±3.5℃で沸騰する
    ものである、 前記共沸混合物様組成物。
  2. 【請求項2】所望によって有効量のインヒビターが存在
    する、請求の範囲第1項に記載の共沸混合物様組成物。
  3. 【請求項3】インヒビターがエポキシ化合物、ニトロア
    ルカン類、エーテル類、アセタール類、ケタール類、ケ
    トン類、アルコール類、エステル類及びアミン類より成
    る群から選ばれたものである、請求の範囲第2項に記載
    の共沸混合物様組成物。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項に記載の共沸混合物様組
    成物により固体表面を処理する工程を含んで成る固体表
    面のクリーニング法。
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