JP2514655Y2 - 記録装置のメモリ管理装置 - Google Patents

記録装置のメモリ管理装置

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JP2514655Y2
JP2514655Y2 JP1989036725U JP3672589U JP2514655Y2 JP 2514655 Y2 JP2514655 Y2 JP 2514655Y2 JP 1989036725 U JP1989036725 U JP 1989036725U JP 3672589 U JP3672589 U JP 3672589U JP 2514655 Y2 JP2514655 Y2 JP 2514655Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は原稿を読取って記録紙に記録する記録装置に
おいて、各記録装置あるいはユーザ毎に設定される条件
を保守するためのメモリ管理装置に関する。
〔従来の技術〕
近年のデジタル複写機では読取った原稿画像の一部に
削除、位置移動などの加工を行うと共に、新たな文字、
記号などの付加画像を追加して編集を行った後に、記録
紙に記録する機構を備えたものが開発されている。第9
図はこのような記録装置における編集作業を示す。画像
部分AおよびBが記載されている原稿200を読取り(第
9図(a))、原稿部分Bを削除して原稿部分Aのみを
残す加工を施した加工画像201を作成する(第9図
(b))。次に、原稿部分Aの右下に認証などの証明文
からなる付加画像Cを付加する編集を行ってプリンタ装
置に出力することにより画像AおよびCの記録を有した
記録紙202を得る(同図(c))。このような編集を行
う記録装置では、原稿を読取る読取装置に原稿画像の加
工を行う機構を組み込んで上記加工を行っている。ま
た、付加画像Cの付加編集を行う編集装置を読取装置に
接続し、読取装置で読取り加工が施された原稿画像に編
集を行った後、その編集後の画像をプリンタ装置に出力
している。この場合、読取装置においては、記録紙に対
する原稿画像の出力位置や原稿画像の加工を所定のモー
ドで行うための出力様式などの各種の出力条件の格納を
行うためのメモリを備えていると共に、編集装置にも付
加文集などの付加画像情報の格納や付加画像の編集位置
などの付加条件の格納を行うためのメモリを備えてい
る。これらの条件は記録装置の仕様やユーザの業務別な
どによって、それぞれ設定データが異なっており、その
初期設定や変更は装置据付時やダイアグ(診断)時にサ
ービスマンが行っており、一般にはNVRAMなどの不揮発
性メモリを使用することにより上記データの記憶が行わ
れている。
ところで上記メモリは他の電子部品と共に制御基板な
どに配設されており、制御基板が故障したり、メモリ自
体の故障が生じると、記憶された設定データが消失す
る。このため、消失したデータを読取装置や編集装置に
再度、格納し直す必要が生じる。従来のメモリ管理はデ
ータ量が比較的少ない場合にはパーソナルコンピュータ
のキーを使用したメモリ内への直接設定がサービスマン
の操作により行われている。一方、データ量が多い場合
にはユーザ別やユーザの業務別や仕様別の設定条件をあ
らかじめICカードに記憶させておき、このICカードを使
用して、同カードに記憶されたデータを各メモリに書き
込むことが行われる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来行われているメモリ管理においては、
キーの手操作入力の場合、操作が煩雑であると共に、誤
データの入力が行われ易く、確実性が低いものとなって
いる。一方、ICカードを使用した入力の場合には、ICカ
ードを作成する手間を必要とすると共に、ICカードをユ
ーザやその業務毎あるいは記録装置の仕様毎に用意する
必要があり、ICカードの数が多くなり、その判別や形態
が不便となっている。
そこで、本考案は、キー操作やICカードを不要として
簡易な構成でメモリの保守を行うことができるメモリ管
理装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本考案は、情報入力部および情報
処理部の少なくとも一方が他方の不揮発性情報をバック
アップする点に第1の考案を有する。また、読取装置お
よび編集装置のそれぞれのメモリに相手方のメモリの内
容を記憶させて、相互にバックアップすることによって
メモリ管理を行う点に第2の考案を有する。第2の考案
は以下の手段を備えている。
(1)第1の記憶手段 記録紙への原稿画像の出力条件を設定するための設定
用メモリを有する記憶手段であり、読取装置に備えられ
ている。原稿画像の出力条件としては、記録紙に対する
原稿画像の印字開始位置および印字終了位置などの基本
的な条件の他に、原稿画像の一部削除や移動などの加工
を行う場合には、その加工を行う条件や加工された画像
の印字開始および終了位置などが含まれる。この場合、
加工を種々の様式に基づいて行うことが可能であれば、
これらの条件は様式毎に設定される。設定用メモリはNV
RAM(不揮発性メモリ)などによって構成されてこれら
の出力条件が格納されており、記録装置の動作において
必要な出力条件が設定用メモリから読出され、読出され
た出力条件に基づいて原稿画像の読取りおよび加工が行
われる。
(2)第2の記憶手段 読取装置で読取られ、加工が行われた原稿画像に対し
て、付加画像を付加するための条件が格納される記憶手
段である。付加画像を付加する条件としては、付加する
文章や記号、文字などの情報あるいは付加画像の付加位
置などが含まれる。第2の記憶手段はこれらの情報や付
加条件などが設定される設定用メモリを備えており、設
定用メモリから必要な情報、付加条件が読み出されて、
付加画像の付加が行われる。なお、設定用メモリはNVRA
M(不揮発性メモリ)が使用される。
(3)バックアップメモリ 第1の記憶手段および第2の記憶手段のそれぞれに設
けられるメモリであり、それぞれバックアップ用メモリ
は相手方の記憶手段の設定用メモリに格納された内容と
同一の内容を格納する。すなわち、第1の記憶手段のバ
ックアップ用メモリには第2の記憶手段の設定用メモリ
に格納された情報と同一のものが書き込まれる一方、第
2の記憶手段のバックアップ用メモリには第1の記憶手
段の設定用メモリに格納された情報と同一のものが書き
込まれる。これらのバックアップ用メモリはNVRAMによ
って構成されており、このメモリに格納された情報は通
常時に読出されることはないが、相手方の設定用メモリ
が破壊され、新たな設定用メモリに交換された時、その
バックアップのために読出される。従って、このような
構成では第1および第2の記憶手段はバックアップ用メ
モリによって相互にバックアップされて、メモリ管理が
行われる。
(4)制御手段 バックアップ用メモリの内容を相手方の記憶手段の設
定用メモリに書き込手段である。すなわち、第1の記憶
手段のバックアップ用メモリの内容を第2の記憶手段の
設定用メモリに書き込む一方、第2の記憶手段のバック
アップ用メモリの内容を第1の記憶手段の設定用メモリ
に書き込むように制御する。この制御手段の制御はいず
れか一方の記憶手段の設定用メモリが破壊し、新たな設
定用メモリに変換された場合に、その設定用メモリに初
期設定を行う際に行われる。かかる制御手段は記録装置
全体の駆動を制御するコンピュータに設置しても良く、
あるいは読取装置、編集装置のそれぞれのCPU内に設置
しても良い。
〔作用〕
いずれか一方の記憶手段の設定用メモリが破壊され
て、そのメモリ内容が消失した場合、制御手段は他方の
記憶手段のバックアップ用メモリの内容を一方の記憶手
段の設定用メモリに書き込む。バックアップ用メモリに
は相手方の記憶手段が必要とするデータが格納されてお
り、この書き込みによって相手方の記憶手段の初期設定
が行われる。従って、第1および第2の記憶手段の設定
用メモリは相手方のバックアップ用メモリによって相互
にバックアップされる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して具体的に
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示し、第1の記憶手段5
0、第2の記憶手段60および制御手段70によってメモリ
管理装置が構成されている。第1の記憶手段50は原稿の
読取りおよび一部削除などの加工を行う読取装置(Imag
e Input Terminal:IIT)に備えられ、一方、第2の記憶
手段60は付加画像の作成および付加画像の原稿画像への
編集を行う編集装置(Image Control Unit:ICU)に備え
られている。これらの記憶手段50および60はそれぞれ、
処理用メモリ(RAM)51、61と設定用メモリ52、62と、
バックアップ用メモリ53、63を有している。第1の記憶
手段50の処理用メモリはIITで読取られた原稿画像の展
開、一部削除などの処理が行われた画像の展開を行うた
めのメモリであり、同様に第2の記憶手段60の処理用メ
モリ61はICUによって付加される付加画像の展開を行う
ためのメモリである。また、各装置における設定用メモ
リ52、62はそれぞれの装置における処理の初期設定が行
われるメモリであり、NVRAM(不揮発性メモリ)により
構成される。ここで、第1の記憶手段50の設定用メモリ
52には、IITで読取られた原稿画像あるいはこの原稿画
像に加工を施した加工画像の記録紙に対する印字位置や
出力様式などの初期設定が行われる。一方、第2の記憶
手段60の設定用メモリ62には、付加画像の情報や付加画
像の付加条件などの初期設定が行われる。これらの設定
用メモリ52、62に格納される諸条件はユーザ別やその業
務別に個々に設定される。次に、バックアップ用メモリ
53、63は設定用メモリと同様の不揮発性メモリが使用さ
れ、相互に相手側のバックアップを行う。このため、第
1の記憶手段50のバックアップ用メモリ53は第2の記憶
手段60の設定用メモリ62に格納された同一の内容が格納
される一方、第2の記憶手段60のバックアップ用メモリ
63は第1の記憶手段50の設定用メモリ52に格納された同
一の内容が格納される。これらバックアップ用メモリ5
3、63への情報の格納は記録装置の据付け時あるいは相
手方の設定用メモリ内の情報の変更時に行われる。前記
制御手段70は第1の記憶手段50および第2の記憶手段60
の間に接続されており、第1の記憶手段50の設定用メモ
リ52と第2の記憶手段60のバックアップ用メモリ63との
間で情報の相互書き込みを行うと共に、第1の記憶手段
50のバックアップ用メモリ53と第2の記憶手段60の設定
用メモリ62との間で情報の相互書き込みを行う。
以上の構成において、第2図、第3図を参照して本実
施例の動作を説明する。第2図はバックアップ用メモリ
53、63への書き込みを行うフローチャートであり、電源
のONの後、自己診断モード(ダイアグモード)以外の場
合には、通常の記憶装置の運転に移行する(ステップ8
1)。自己診断モードの場合には設定用メモリ52、62を
修正を行うか否かの判定が行われ(ステップ82)、その
結果、修正モードではそのメモリ52、62への修正データ
の書き込みが行われ(ステップ83)、一方、修正モード
以外の場合(すなわち設定用メモリ52、62の修正以外の
場合)には、他の自己診断処理が行われる(ステップ8
4)。そして、設定用メモリの修正が終了した後(ステ
ップ85)は、IIT(第1の記憶手段50)の設定用メモリ5
2の修正後の内容をICU(第2の記憶手段60)のバックア
ップ用メモリ63に書き込む一方(ステップ86)、ICUの
設定用メモリ62の修正後の内容をIITのバックアップ用
メモリ53に書き込む(ステップ87)。これにより、第1
および第2の記憶手段50、60のバックアップ用メモリ5
3、63には相手方の設定用メモリ62、52に書き込まれた
内容と同一の内容が格納される。
第3図は記憶手段50、60のいずれかの設定用メモリ5
2、62が破壊してその内容が消失した場合のバックアッ
プ処理を示すフローチャートであり、自己診断モード
(ステップ90)の後、ICUバックアップモードであるか
否かの判断が行われる(ステップ91)。このバックアッ
プモードの場合には、IIT(第1の記憶手段50)のバッ
クアップ用メモリ53の内容がICU(第2の記憶手段60)
の設定用メモリ62に書き込まれる(ステップ92)。一
方、IITバックアップモードの場合(ステップ93)に
は、ICU(第2の記憶手段60)のバックアップ用メモリ6
3の内容がIIT(第1の記憶手段50)の設定用メモリ52に
書き込まれる(ステップ94)。従って、このような構成
では、第1および第2の記憶手段50、60の設定用メモリ
52、62への初期設定が相手方のバックアップ用メモリ5
3、63の内容の書き込みによって行われるため、ICカー
ドなどの記憶媒体を使用した書き込みが不要となる。こ
のため、ユーザ別、業務別に合わせた初期設定が極めて
簡略化されると共に誤データの入力を防止することがで
きる。
次に、以上の実施例を区役所、市役所などの戸籍や住
民証明などの証明業務に使用される複写機に適用させて
説明する。第4図は上記証明業務を行う複写機を示しII
T100と、ICU1と、記録紙に画像の転写を行うプリンタ装
置(Image Output Terminal:IOT)101とを備えている。
IIT100は原稿画像を読取る走査光学機構を備えると共
に、読取られた原稿画像に一部削除、移動などの加工を
行う画像加工機構(ESS:Electric Sub System)を備え
ている。かかる原稿画像の加工は図示しないコントロー
ルパネルから削除部分、移動箇所、変更箇所などの指令
を与えることにより、画像加工機構はその指令に基づい
て原稿画像を加工し、例えば、第9図(a)から(c)
のような加工を行って出力する。IOT101はレーザプリン
タ、ドットプリンタなどのプリンタ機構を備え、IIT100
で読取られ加工が施された原稿画像を記録紙に記録す
る。このプリンタ装置101には認証印器102が接続され、
記録紙の所定箇所に認証印をスタンプするようになって
いる。第4図中、各種制御信号はICU1を中継点としてII
T100、IOT101および認証印器102の間で相互通信が行わ
れる。画像情報はIIT100からICU1に入力されて、原稿画
像と付加画像データとの合成が行われた後、IOT101に出
力される。これにより合成画像の記録が行われた記録紙
はIOT101から認証印器102に送出されて住民票、戸籍証
明書などの発行が行われる。従って、以上の構成では、
原稿画像の読取りとその加工および新たな画像データの
付加が一連の装置によって行われるため、証明業務を簡
略化することができる。
第5図は以上の各装置におけるステート相関図を示
す。本実施例では上記各装置1、100、101、102を複数
のステートに分割して全体の動作の管理を行っている。
このステート分割はパワーオンから複写の起動、終了ま
での状態を各装置毎に分割して、各装置のそれぞれのス
テートで行うジョブを決めておき、各ステートでのジョ
ブを全て終了しなければ次のステートに移行しないよう
にしてコントロールの能率化と正確化を図っている。ま
た、それぞれの装置1、100、101、102で相互に通信を
行うことにより、他の装置がどのステートにいるかが分
かり、自分が何をすべきか判断でき、装置相互間の同期
を図ることができるようになっている。第5図は複写を
1回行う場合のステート相関を示し、まずパワーオンす
ると、いずれの装置1、100、101、102もREADYステート
となる。READYステートはスタートスイッチが押釦され
るのを待つ待機状態であり、このステートではコントロ
ールパネルからIIT100に対してモード設定が行われると
共に、IIT100とICU1との間で同期をとるための通信が行
われる。スタートスイッチが押釦されると、スタートSW
信号がIIT100に送信されて、IITがSCANステートに遷移
する。SCANステートでは光学機構の走査によって原稿の
読取りが行われるが、この読取りは設定されたモードに
応じて行われる。すなわち、一部消去、移動などのモー
ド設定がなされた場合には、そのモードに応じた原稿の
加工を行う。一方、スタートSW信号の入力によってIIT1
00はSTART信号をICU1に送信し、ICU1はEDITステートに
遷移する。EDITステートは原稿画像以外の画像データを
原稿画像に付加する編集を行うステートであり、証明業
務では認証文や認証日付の展開およびこれらの位置アド
レスの展開などが後述する動作によって行われる。ま
た、EDITステートでは認証印器102の制御を行ってお
り、このためのSTART信号が認証印器102に送信され、こ
の信号の入力によって同印器はRUNステートに遷移す
る。ICU1が画像データの編集を終了すると、そのICU RE
DY信号がIIT100に送信される。ICU1におけるEDITステー
トは、例えば、5秒以内で終了するようになっており、
IIT100はその原稿の読取りの終了状態で待機しており、
ICU1からのICU REDY信号の入力によってIMAGE OUTステ
ートに遷移する。IMAGE OUTステートはIIT100で読取
り、加工を行った原稿画像をIOT101に出力するステート
であり、IIT100からPRINT信号がIOT101に送信され、IOT
101がPRINTステートに遷移する。一方、ICU1では付加す
べき画像データの編集の終了によってIMAGE OUTステー
トに遷移している。このICU1におけるIMAGE OUTステー
トは編集した画像データをIIT100からの原稿画像の出力
と同期してIOT101に出力する。従って、IOT101ではIIT1
00およびICU1から入力された画像信号に基づいて画像が
プリントアウトされ、IIT100、ICU1の双方の画像が合成
された形でのプリントアウトが行われる。かかるIOT101
のプリントアウトが終了すると、COINCIDENCE信号がIOT
101からIIT100に送信されてIIT100がREDYステートに遷
移する。一方、IIT100から同信号がICU1に送信されて、
ICU1はCLEARステートに遷移する。このCLEARステートは
IOT102に出力された画像データを消去するステートであ
り、画像データの編集が行われたRAM(このRAMは後述す
る画像メモリ17に対応する)のクリアが行われる。この
ようにIOT102への付加画像データの出力が終了した直後
に、RAMをクリアすることにより、次の新たな証明業務
開始後にRAMをクリアする必要がなくなる。このため、
次の証明業務においてICU1はRAMをクリアすることな
く、直ちにREADYステートに遷移して、同業務における
付加画像データの展開が可能となり、その編集に要する
時間を短くすることができる。なお、本実施例では、こ
のCLEARステートへの遷移は、コピー中止のためのJOB C
ANCELL信号がIIT100から送信された場合にも行われ、同
様に新たな証明業務の開始時点が早くなるメリットがあ
る。このようなCLEARステートでのRAMクリアが終了した
後には、ICU1はREADYステートに遷移し、そのREADY信号
がIIT100に送信される。このようにIIT、ICU、IOTのそ
れぞれが複数のステートを有すると共に、これらの間で
相互の通信を行うことにより、入力、編集および出力の
同期を正確に行うことができる。なお、ICU1では以上の
READY、EDIT、IMAGE OUTおよびCLEARの各ステートに加
えて、イニシャルステート、IDステートおよびEMERGENC
Yステートを備えている。イニシャルステートはICU内部
の初期設定を行うステート、IDステートはICUのID(INI
TIAL DATA)を設定するステートであり、いずれもダイ
アグによって行われる。この場合、IDステートにおいて
は、ICU1が出力する付加画像データの出力位置の設定あ
るいはカレンダの時刻合わせなどが行われる。EMERGENC
Yステートは、記録紙のジャムあるいは紙無しなどが生
じた場合に遷移するステートであり、その回復後にはRE
ADYステートに遷移する。
第6図はICU1の内部構成を示すブロック図であり、IC
U全体の制御を行うCPU2がシリアルI/Oインターフェース
3を介してIIT100に接続されている。CPU2はアドレスデ
ータバス10を介してカレンダ回路4、不揮発性メモリ
(NVRAM)5、ROM6、I/Oポート7およびFONT ROM8に接
続され、これらとの間でデータおよび信号の交信を行っ
ている。カレンダ回路4は日付をカウントする回路、NV
RAM5は付加する画像データの印字位置を記憶するメモリ
であり、これらにはバックアップ回路11が接続されて電
源OFF時におけるバックアップが行われて内容の保持が
なされている。ここでNVRAM5は第1図における第2の記
憶手段60の設定用メモリ62、バックアップ用メモリ63に
相当するものであり、NVRAM5に記憶される印字位置は、
「住民票の全部」、「住民票の一部」、「戸籍謄本」、
「戸籍抄本」などの証明業務の種類や、これら住民票、
戸籍票の原本の記載様式などに対応して複数の種類が備
えられていると共に、「以下余白」などのロゴや認証印
の押印位置、改ざん防止マーク(ハ)などの印字位置も
証明業務の種類、様式に対応して複数の種類が備えられ
ている。従って、証明業務を行うオペレータはコントロ
ールパネルから、その業務や様式、モードなどの別を入
力すると、付加される画像データの印字位置が自動的に
決定されるようになっている。ROM6は制御用のプログラ
ムを格納するメモリであり、CPU2はROM6から読出された
プログラムに基づいてICU1全体を制御する。I/Oポート
7はインターフェース12を介してカレンダパネル13およ
び認証印器102に接続され、これらとの間との情報の送
受信を行う。FONT ROM8は付加画像データ(認証文)に
使用する文字フォントが格納されているメモリであり、
CPU2はFONT ROM8から文字フォントを読出して認証文、
ロゴなどを作成する。一方、CPU2はBANK制御部9に別途
接続され、このBANK制御部9が制御バス14を介して画像
EDITインタフェース15に接続されている。そして、画像
EDITインタフェース15にはアドレス/データバス16を介
してRAM(揮発性メモリ)からなる画像メモリ17が接続
されると共に、別のアドレス/データバス18を介してイ
メージエリアイネーブル回路19が接続されており、同イ
ンタフェース15はアドレス/データバス10、16、18の間
での切換えを行うように動作する。画像メモリ17は付加
すべき画像データの展開を行うものであり、第1図にお
ける第2の記憶手段60のRAM61に相当し、この画像メモ
リ17に対して前記イメージエリアイネーブル回路19は画
像メモリ17内の画像データを印字する場合にだけ画像メ
モリ17をイネーブルする回路である。かかるイメージエ
リアイネーブル回路19にはANDゲート20を介してアドレ
ス発生器21が接続され、このアドレス発生器21がアドレ
スバス22を介して画像EDITインタフェース15に接続され
ている。図中、23は画像データバス24を介して画像メモ
リ17からの画像データが入力されるパラレル/シリアル
変換回路であり、同変換回路23からはORゲート25を介し
て画像データが1ビットずつIOT101に出力される。な
お、このORゲート25にはIIT100で読取られて加工を施さ
れたビデオデータ(VIDEO DATA)がビデオデータ線26か
ら入力され、これら画像データおよびビデオデータの論
理和をとることによって原稿画像に画像データが合成さ
れて編集された画像がIOT101でプリントアウトされる。
27はクロックジェネレータであり、画像インタフェース
28を介してIIT100に接続されている。このクロックジェ
ネレータはIIT100およびIOT101間の画像同期クロックか
ら印字のタイミングを作成する。29はCPU2にクロック信
号を出力する水晶発振器などのクロック、30はリセット
回路、31はWATCH DOGである。さらに、前記IIT100には
第1図における第1の記憶手段50の設定用メモリ52、バ
ックアップ用メモリ53(図示せず)が備えられている。
また、本実施例ではNVRAM5にはカレンダ回路4から入力
された日付などもその設定用メモリに格納され、かつ、
IIT100のバックアップ用メモリ53に書き込まれて、その
バックアップが可能となっている。
第7図は前記カレンダパネル13の操作盤を示し、送り
スイッチS1戻しスイッチS2、リセットスイッチS3セット
(SET)スイッチS4、アジャスト(ADJUST)スイッチS5
〜S8および上位(十位)および下位(一位)の7セグメ
ントランプからなるLED1およびLED2を備え、スイッチS1
〜S8の操作によって付加画像データの内容および印字位
置の設定を行うようになっている。これらはユーザの業
務によって適宜、変更可能となっており、以下、住民お
よび戸籍の証明業務における一例を説明する。上記証明
業務ではICU1がIDステートのときにカレンダパネル13を
使用して初期設定を行う。これらの設定においてはLED
1、2の数値表示を参考にしながら行うことができる。
第1表はLED2の上位の数値に対する証明業務の種別を、
第2表はLED2の上位の種別に対する原本の様式の別をLE
D2の下位の数値に対応させたテーブルである。また、第
3表はLED1の上位の数値に対応する付加画像データの内
容を示すテーブルであり、第4表は各付加画像データの
モード別をLED1の下位の数値に対応させたテーブルであ
る。ここで、モードは付加画像データの印字位置を決定
するものであり、同一の付加画像データであってもモー
ドが異なると、印字位置が異なることを示す。
第8図は記録紙に対しての認証文の印字位置を示し、
あらかじめ定められた凝似原点(アドレス基準点)を基
準にして印字開始点をx方向、y方向に設定することに
より、第4表に示すモード別の印字位置が指定される。
そして、確認したx方向アドレス、y方向アドレスはモ
ード別にNVRAM5に格納される。このような構成では、証
明業務を行うオペレータはコントロールパネルから証明
の業務種別(第1表)、その様式(第2表)および付加
画像データの種別(第3表)を選択した後、モード(第
4表)を選択し、スタートスイッチを押釦すると、NVRA
M5に格納されているモード別の印字位置がCPU2によって
読出され、画像メモリ17で文章の編集が行われた後、II
T100からの原稿画像と共にIOT101に出力される。
次に、以上のようにしてカレンダパネル13によって付
加画像データの印字位置がモード別に設定された後にお
ける証明業務の一例を第6図に基づいて説明する。コン
トロールパネルによってモードを選択し、所定の原本
(原稿)をIIT100のプラテン上にセットした後、スター
トスイッチを押釦すると、IITは原稿の読取りを開始
し、読取られた原稿の一部削除、組み換えなどの加工を
行う。一方、ICU1ではSIOインタフェース3を介してモ
ード情報がIIT100からCPU2に入力される。CPU2はアドレ
ス/データバス10と16とを接続するように画像EDITイン
タフェース15を制御すると共に、FONT ROM8内から文字
を読出し、画像メモリ17に展開して業務種別に応じた付
加画像データを編集する。さらに、画像EDITインタフェ
ース15にはBANK制御部9からの制御信号が制御バス14を
介して入力され、この制御信号の入力により同インタフ
ェース15はアドレス/データバス18と16とをCPU側のア
ドレス/データバス10に接続する。この状態により、NV
RAM5内に格納されているモード別の印字アドレスがイメ
ージエリアイネーブル回路19に展開される。以上のよう
にして付加画像データの画像メモリ17への展開および印
字アドレスのイメージエリアイネーブル回路19への展開
が終了した後は、CPU2は制御バス14から画像EDITインタ
フェース15に制御信号を出力してCPU2側のアドレス/デ
ータバス10とアドレス/データバス15、18、22との接続
を切離す。これにより付加画像データは画像メモリ17に
一時的に保持され、一方、印字アドレスはイメージエリ
アイネーブル回路19に一時的に保持された状態となる。
以上により、ICU1はEDITステート(第5図)が終了し、
一方、IIT100もSCANステート(同図)が終了すると、IC
U1およびIIT100は共に、IMAGE OUTステートに遷移し、
それぞれIOT101への出力が行われる。ICU1においては、
付加画像データはアドレス発生器21によってアドレッシ
ングされる一方、画像データバス24からパラレル/シリ
アル変換回路23に出力されてORゲート25に出力される。
IIT100においては、原稿画像データがビデオデータ線26
からORゲート25に出力される。そして、これらの出力デ
ータが合成されてIOT101に出力され、プリントアウトが
行われる。
このような構成では、付加画像データがICU1によって
編集されると共に、その印字位置が設定された後、原稿
画像と合成されるため、付加画像データの編集自由度が
拡大する。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、初期設定データが格納
される設定用メモリの他にバックアップ用メモリを供え
た複数の記憶手段からなり、一つの記憶手段のバックア
ップ用メモリに他の記憶手段の設定用メモリと同一のメ
モリ内容を格納して記憶手段相互間の初期設定データの
バックアップを行うようにしたため、一方の設定用メモ
リが破壊してもその初期設定データの格納を簡単な制御
で確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロック図、第
2図および第3図はその動作を示すフローチャート、第
4図は証明業務を行う記録装置への適用例を示すブロッ
ク図、第5図はステート相関図、第6図は同装置のICU
の内部構成を示すブロック図、第7図はカレンダパネル
の操作盤を示す正面図、第8図は付加画像の印字位置を
例示する説明図、第9図は記録装置における編集例を示
す説明図。 符号の説明 1……編集装置(ICU) 2……CPU 3……SIOインタフェース 4……カレンダ回路、5……NVRAM 6……ROM、7……I/Oポート 8……FONT RAM 9……BANK制御部 10、16、18……アドレス/データバス 11……バックアップ回路 12……インタフェース 13……カレンダパネル、14……制御バス 15……画像EDITインタフェース 17……画像メモリ 19……イメージエリアイネーブル回路 20……ANDゲート 21……アドレス発生器、22……アドレスバス 23……パラレル/シリアル変換器 24……データバス、25……ORゲート 26……ビデオデータ線 27……クロックジェネレータ 28……画像インタフェース 29……クロック、30……リセット回路 31……WATCH DOG 50……第1の記憶手段、51……RAM 52……設定用メモリ 53……バックアップ用メモリ 60……第2の記憶手段、61……RAM 62……設定用メモリ 63……バックアップ用メモリ 70……制御手段、100……IIT 101……IOT、102……認証印器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の不揮発性情報が記憶された第1の不
    揮発性領域を有した第1の記憶手段と、第2の不揮発性
    情報が記憶された第2の不揮発性領域を有した第2の記
    憶手段を有した記録装置のメモリ装置において、 前記第1、及び第2の記憶手段にそれぞれ設けられ、相
    手方の不揮発性情報をバックアップとして記憶する第
    1、及び第2のバックアップ領域と、 前記第1、或いは第2の不揮発性情報が消失したとき、
    前記第2、或いは第1のバックアップメモリから他方の
    記憶手段の第1、或いは第2の不揮発性領域へ書込みを
    行う制御手段を備えていることを特徴とする記録装置の
    メモリ管理装置。
  2. 【請求項2】記録紙に対する原稿画像の出力位置、出力
    様式などの出力条件が格納される設定用メモリを有する
    第1の記憶手段と、前記原稿画像に新たに付加する付加
    画像の情報、付加条件が格納される設定用メモリを有す
    る第2の記憶手段を有し、前記第1、及び第2の記憶手
    段の設定用メモリの内容に基づいて前記原稿画像に前記
    付加画像を付加した合成画像を出力する記録装置におい
    て、 前記第1、及び第2の記憶手段にそれぞれ設けられ、相
    手方の設定用メモリの前記出力条件、或いは前記付加画
    像の情報、付加条件をメモリ内容として記憶したバック
    アップ用メモリと、 一方の記憶手段の前記設定用メモリの内容が消失したと
    き、他方の記憶手段のバックアップ用メモリから前記一
    方の記憶手段の設定用メモリへの書込みを行う制御手段
    を備えていることを特徴とする記録装置のメモリ管理装
    置。
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