JP3064921B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP3064921B2
JP3064921B2 JP8224231A JP22423196A JP3064921B2 JP 3064921 B2 JP3064921 B2 JP 3064921B2 JP 8224231 A JP8224231 A JP 8224231A JP 22423196 A JP22423196 A JP 22423196A JP 3064921 B2 JP3064921 B2 JP 3064921B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムで用いられるターミナルプリンタに関わり、特に、
描画データの処理におけるメモリの消費量を節約する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタの描画データ処理の流れは一般
に次の通りである。まず、ホストコンピュータから到来
した高水準言語の描画データ(以下、ホストデータとい
う)を受信バッファに格納した後、このホストデータを
中間言語で表現した中間コードに変換して中間バッファ
に格納する。このとき、状況によっては、中間コードを
完全なビットイメージデータ(以下、フルイメージデー
タという)に事前展開して(さらに必要に応じて圧縮し
てから)中間バッファに格納することもある。次に、こ
の中間バッファ内のデータに基づいてフルイメージデー
タを印刷バッファ上に展開し、続いて、この印刷バッフ
ァ内のデータを用いて印刷エンジンが用紙上に可視イメ
ージを形成する。
【0003】このような動作において、ページプリンタ
の場合、中間バッファには通常、中間コード又は事前展
開されたフルイメージデータがページ単位で1ページ分
(このような1ページ分のデータを、以下、ページデー
タという)以上格納される。そして、この中間バッファ
内のページデータは、そのページの印刷が完全に終わる
までずっと、消去されずに保存される。この保存された
ページデータを用いることにより、同じページを複数枚
印刷したり、ページの印刷途中でエラーが生じた場合に
復帰時に同ページの印刷を再実行したりすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ページ
プリンタでは、ページデータを中間バッファに保存して
いるため、ページデータのデータ量が多いと多くのメモ
リを消費することになる。特に両面印刷を行うページプ
リンタの場合、最低でも表面と裏面の2ページ分のペー
ジデータを中間バッファに保存しておく必要があるた
め、メモリの消費量は特に多い。よって、メモリ不足の
エラーが発生する可能性も高い。同様の問題は、程度の
差はあれども、片面印刷のページプリンタやシリアルプ
リンタでも存在する。
【0005】従って、本発明の目的は、印刷未完了のデ
ータの保存に必要なメモリの消費を節約することができ
るプリンタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタは、ホ
ストデータを格納するためのホストデータバッファと、
ホストデータから中間コードを生成する中間コード生成
手段と、中間コードを格納するための中間バッファと、
中間コードからフルイメージデータを生成するフルイメ
ージ展開手段と、フルイメージデータに従って印刷を行
う印刷エンジンと、印刷対象文書の各部分の中間コード
とホストデータとをサイズで比較し、サイズのより小さ
い方を判定する比較手段と、前記各部分の中間コードと
ホストデータのうち、比較手段によってサイズがより小
さいと判定された一方を再印刷に備えて保存するよう、
ホストデータバッファ及び中間バッファを制御する制御
手段とを備える。
【0007】このプリンタでは、複数部数印刷やエラー
復帰のために同一ページを再印刷するのに備えて文書の
各部分の描画データをプリンタ内に保存しておく場合
に、ホストデータ形式と中間コード形式のうち、いずれ
かサイズの小さい方の形式のデータで保存する。従っ
て、保存に必要なメモリが節約できる。なお、保存する
先は内蔵メモリの他、ハードディスク等の補助記憶装置
でもよい。
【0008】ページプリンタのようにページ単位で描画
データを処理するプリンタでは、保存するデータ形式も
ページ単位で決めることが便利である。しかし、必ずし
もページ単位でなければならないわけではなく、バンド
単位のような別の単位で保存データ形式を決めてもよ
い。
【0009】本発明のプリンタでは、同一ページを再印
刷するときには、(1) 再印刷しようとする部分の保存
データが中間コードである場合は、その中間コードから
フルイメージを再生成して再印刷することができ、ま
た、(2) 再印刷しようとする部分の保存データがホス
トデータである場合は、まずそのホストデータから中間
コードを再生成し、次にその再生成した中間コードから
フルイメージを再生成して再印刷を行うことができる。
【0010】また、本発明のプリンタでは、同一ページ
の再印刷の可能性がなくなったとき、例えば、そのペー
ジの必要枚数を全て印刷し終えたときや、両面印刷の場
合に表裏両面の印刷が必要枚数だけ全て完了したとき
や、エラー復帰時の再印刷が完了したときには、その再
印刷の可能性がなくなった部分の保存データを消去する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にか
かる両面印刷可能なページプリンタの機能構成を示す。
【0012】図1に示すように、このページプリンタ
は、描画処理部1と制御部3と印刷エンジン5とコント
ロールパネル7を有する。描画処理部1と制御部3は、
プログラムされたマイクロコンピュータ及びその付属回
路によって構成される。印刷エンジン5は、用紙搬送や
イメージ形成のためのメカニズム及びそれを駆動する電
子回路からなる。コントロールパネル7は、ユーザが操
作する各種のスイッチ及びメッセージ表示のための液晶
パネルを有している。
【0013】描画処理部1は、受信部11、ホストデー
タバッファ13、中間コード生成部15、中間バッファ
17、サイズ比較部19、保存データインデックス2
1、フルイメージ展開部23及び印刷バッファ25を有
する。ホストデータバッファ13、中間バッファ17、
保存データインデックス21及び印刷バッファ25はそ
れぞれ、メモリ(図示せず)内に確保されたエリアであ
る。中間コード生成部15、サイズ比較部19及びフル
イメージ展開部23はそれぞれ、マイクロコンピュータ
が実行するプロセスである。また、制御部3も、マイク
ロコンピュータが実行するプロセスである。
【0014】以下に各部の機能を説明する。
【0015】受信部11は、外部のホストコンピュータ
(図示せず)からページ記述言語のような高水準言語で
表現されたホストデータを受信して、受信したホストデ
ータをメモリ内のホストデータバッファ13に格納す
る。ホストデータバッファ13は、従来の受信バッファ
の機能を果たす他、場合によっては、後述するように、
あるページの印刷が終了するまでそのページのホストデ
ータを保持しておく機能を果たす。ホストデータバッフ
ァ13は、少なくとも1ページ分のホストデータが格納
できるサイズで確保される。尚、ホストデータバッファ
13は、必ずしも受信バッファの機能をもたなければな
らないわけではなく、受信バッファとは別のメモリエリ
アとして、上記後者の機能の必要に応じて動的に確保さ
れてもよい。
【0016】中間コード生成部15は、ホストデータバ
ッファ3(又は受信バッファ)からホストデータを読込
み、このホストデータを中間言語で表現した中間コード
に翻訳して、この中間コードをメモリ内の中間バッファ
17に格納する。
【0017】中間バッファ17は、少なくとも1ページ
分の中間コード又はフルイメージデータ(つまり、ペー
ジデータ)が格納できるサイズで確保される。あるペー
ジのページデータが中間コード生成部15によって生成
されて中間バッファ17に書込まれている間、ホストデ
ータ13内の同じページのホストデータは消去されずに
保持されている。
【0018】サイズ比較部19は、各ページのページデ
ータが中間バッファ17に格納された都度、中間バッフ
ァ17内のそのページのページデータのサイズ(データ
量)と、ホストデータバッファ13内の同じページのホ
ストデータのサイズとを比較する。その結果、サイズ比
較部19は、サイズの小さい方のデータを判定して、そ
のデータを指し示す情報を、そのページ番号に対応させ
て保存データインデックス21に書込む。例えば、ホス
トデータがラスタデータを多く含むときは、一般にホス
トデータよりページデータの方がサイズが小さい場合が
多く、その場合はページデータを指し示す情報が保存デ
ータインデック21に書込まれる。他方、ホストデータ
がテキストコードやベクトルデータを多く含むときは、
ホストデータの方がページデータよりサイズ小さくなる
場合が多く、その場合はホストデータを指し示す情報が
保存データインデック21に書込まれる。以下、保存デ
ータインデック21に書込まれた情報によって指し示さ
れたデータを、保存データとよぶ。
【0019】フルイメージ展開部23は、中間バッファ
17からページデータを読み込んで、これをフルイメー
ジデータに翻訳して印刷バッファ25に展開する。印刷
バッファ25には、1ページを分割したバンド単位でフ
ルイメージデータが格納される。印刷バッファ25内の
フルイメージデータは、印刷エンジン5に転送されて実
際の用紙上に可視イメージとして印刷されることにな
る。
【0020】制御部3は、描画処理部1と印刷エンジン
5を次のように制御する。すなわち、中間バッファ17
に1ページ分のページデータが格納されると、制御部3
は、保存データインデックス21参照して、そのページ
に対応する保存データを認識し、その保存データを以後
も消去せず保存するよう描画処理部1を制御し、かつ、
印刷エンジン5には印刷命令を送ってそのページの印刷
を実行させる。
【0021】各ページの印刷が失敗することなく終了す
る度に、印刷エンジン5から印刷成功通知が制御部3に
入る。各ページを1枚だけ印刷すればよい場合には、各
ページの印刷が終了する度に、制御部3は描画処理部1
を制御して、中間バッファ17又はホストデータバッフ
ァ13内のそのページの保存データを消去させる。この
場合、片面印刷を行っている時と両面印刷を行っている
ときとで多少制御が異なる。すなわち、片面印刷のとき
は、一つのページの印刷成功通知が入ると、その成功し
たページの保存データを消去させ、他方、両面印刷のと
きは、表面と裏面の双方の印刷が完了したときに、その
完了した表面と裏面の2ページ分の保存データを消去さ
せる。
【0022】各ページを複数枚繰り返し印刷する場合に
は、制御部3は、各ページの1枚目の印刷が終了しても
保存データを消去させず、この保存データを利用して2
枚目以降の印刷のためのフルイメージデータを生成さ
せ、そして、必要枚数の印刷が完了した段階で、そのペ
ージの保存データを消去させる。この場合も、片面印刷
のときは、各ページの必要枚数の印刷が完了した段階で
そのページの保存データを消去させるが、両面印刷のと
きは、表裏両面の必要枚数の印刷が完了した段階でその
表裏両ページの保存データを消去させる。2枚目以降の
印刷では、保存データがページデータかホストデータか
によって制御が異なる。すなわち、保存データがページ
データの場合は、制御部3は、描画処理部1にそのペー
ジデータからフルイメージデータを生成させる。他方、
保存データがホストデータの場合は、制御部3は、描画
処理部1にそのホストデータからページデータを再度生
成させた上で、そのページデータからフルイメージデー
タを生成させる。
【0023】また、印刷途中でエラーが発生した場合に
は、印刷エンジン5からエラー通知が制御部3に入る。
このときは、制御部3はまず、描画処理部1と印刷エン
ジン5の動作を一旦止め、コントロールパネルにエラー
メッセージを表示してユーザにエラーを報知する。その
後、ユーザからの復帰要求がコントロールパネルから入
ると、制御部3は、エラーによって印刷が中断されたペ
ージの保存データを利用して、そのページの印刷を再実
行するよう描画処理部1と印刷エンジン5を制御する。
この制御も片面印刷時と両面印刷時とで多少異なる。す
なわち、片面印刷のときは、描画処理部1にそのページ
の保存データからフルイメージデータを再生成させ、そ
して印刷エンジン5にそのページの印刷を再実行させ
る。他方、両面印刷のときは、描画処理部1にそのペー
ジとその反対側のページの2ページ分の保存データから
その2ページのフルイメージデータを順次に再生成さ
せ、そして印刷エンジン5にその2ページの両面印刷を
再実行させる。また、このエラー復帰時の再印刷の制御
は、保存データがページデータかホストデータかによっ
ても異なる。すなわち、保存データがページデータの場
合は、そのページデータからフルイメージデータを生成
させるが、保存データがホストデータの場合は、そのホ
ストデータからページデータを再度生成させた上で、そ
のページデータからフルイメージデータを生成させる。
【0024】図2〜図4は、以上のように構成されたペ
ージプリンタの処理の流れを示す。
【0025】まず、図2を参照して、ホストデータを受
信してから、各ページの1枚目を印刷するまでの描画処
理部1及び制御部3による描画処理の流れを説明する。
【0026】まず、ホストデータを受信する(S1)
と、受信したホストデータを受信バッファ(本実施形態
ではホストデータバッファ13)に格納する(S2)。
ホストデータバッファ13にはホストデータがページ単
位で格納される。
【0027】次に、ホストデータバッファ13内のホス
トデータから中間コードを生成して中間バッファ17に
格納する(S3)。その際、前述したように、事情によ
ってはフルイメージデータへの事前展開を行う場合もあ
る。結果として、中間バッファ17には中間コード又は
事前展開されたフルイメージデータがページ単位で(つ
まり、ページデータが)格納される。
【0028】次に、中間バッファ17に格納されたペー
ジデータのサイズと、ホストデータバッファ13内の同
ページのホストデータとのサイズとを比較する(S
4)。比較結果に応じ、サイズの小さい方のデータをそ
のページの保存データと決め(S5、S6)、そのペー
ジの保存データインデックス21を作成し保存する(S
7)。
【0029】次に、印刷エンジン5へ印刷要求を発行す
る(S8)とともに、中間バッファ17内の印刷すべき
ページのページデータからフルイメージデータを生成し
て印刷バッファ25に展開する(S9)。その際、その
ページの保存データは消去せずに保存しておくが、保存
データ以外のそのページのデータは消去する。例えば、
保存データがページデータである場合は、中間バッファ
17内のページデータを保存し、ホストデータバッファ
13内のホストデータは消去する。逆に、保存データが
ホストデータである場合は、中間バッファ17内のペー
ジデータを消去し、ホストデータバッファ13内のホス
トデータを保存する。
【0030】次に、そのフルイメージ展開を行っている
ページの印刷すべき枚数が1枚であるか複数枚であるを
チェックする(S10)。その結果1枚の場合には(S
10でY)、その1枚の印刷が完了した否かを印刷エン
ジン5からの通知に基づいてチェックする(S11)。
つまり、片面印刷の場合はそのページの印刷が終了した
段階で、また、両面印刷の場合はそのページとその反対
側面のページの印刷が終了した段階で、ステップ11の
チェック結果はイエスとなる。ステップ11のチェック
結果がイエスとなると、そのページの保存データを消去
する(S11)。1枚印刷の場合は、これで描画処理が
終了する。
【0031】一方、同じページを複数枚印刷する場合に
は(S10でN)、そのページの保存データを保存した
ままの状態で1枚目の印刷の描画処理を終了する。
【0032】次に、図3を参照して、複数部印刷の場合
の2枚目以降を印刷するときの描画処理を説明する。
【0033】まず、保存データインデックス21を参照
して、その複数枚印刷しようとするページの保存データ
を認識する(S21)。そして、その保存データがホス
トデータであるならば(S22でY)、ホストデータバ
ッファ13内のそのホストデータからページデータを生
成して中間コードバッファ17に格納し(S23)、続
いて印刷エンジン5へ印刷要求を発行する(S24)。
一方、保存データがページデータの場合は(S22で
N)、直ちに印刷エンジン5へ印刷要求を発行する(S
24)。
【0034】続いて、中間バッファ17内のそのページ
のページデータからフルイメージデータを生成して印刷
バッファ25に展開する(S25)。その際、そのペー
ジの保存データは消去せずに保存しておくが、保存デー
タ以外のそのページのデータは消去する。例えば、保存
データがページデータである場合は、中間バッファ17
内のページデータを保存し、ホストデータバッファ13
内のホストデータは消去する。逆に、保存データがホス
トデータである場合は、中間バッファ17内のページデ
ータを消去し、ホストデータバッファ13内のホストデ
ータを保存する。
【0035】次に、そのページについて印刷すべき枚数
の全てを印刷し終わった否かをチェックする(S2
6)。その結果、まだ全枚の印刷が終わってなければ
(S26でN)、保存データを保存したままの状態で当
該枚の描画処理を終了し、後続枚について再び同様の処
理を繰り返す。
【0036】一方、そのページについて全枚の印刷が完
了すると(S26でY)、そのページの保存データを消
去する(S27)。これで、当該ページについての描画
処理が完了する。
【0037】また、印刷途中でエラーが生じて印刷を中
断した場合は、図3に示すように、ユーザからの復帰要
求が入ったときに(S28でY)、エラーで印刷中断し
たページについて、上述した2枚目以降の描画処理と同
様な処理を実行する。これにより、エラーページが再印
刷される。
【0038】次に、図4を参照して、印刷エンジン5の
処理を説明する。
【0039】制御部3から印刷要求を受けると(S31
でY)、エンジン独自のタイミングで印刷バッファ25
からフルイメージデータを読み込み(S32)、そのフ
ルイメージデータに従って用紙上に可視イメージを印刷
する(S33)。そして、ページ全体の印刷が成功する
と(S34でY)、印刷成功通知を制御部3に送り(S
35)、一方、印刷途中でエラーが生じた場合には、エ
ラー通知を制御部3に送る(S36)。
【0040】以上説明した実施形態によれば、ホストデ
ータとページデータ(中間コード又はフルイメージデー
タ)の2つのデータ形式のうち、データ量の小さい方の
データ形式で各ページの描画データを保存するため、従
来の必ずページデータで保存するプリンタに比較し、メ
モリの節約ができるようになる。特に、ホストデータが
テキストコードやベクトルデータを多く含むときは、ホ
ストデータの方がページデータよりデータ量が小さい場
合が多いため、メモリ節約効果が顕著に現れる。図5
は、メモリ節約効果が現れる典型的な例を説明してい
る。この例は、両面印刷を行う場合であって、表面と裏
面の双方のホストデータがページデータよりサイズが小
さい場合である。
【0041】従来装置では、図5(A)に示すように、
ホストデータバッファ13は、最低限1ページ分のホス
トデータが格納できればよく、そこに表面と裏面のホス
トデータを順番に格納し、それを順番にページデータに
変換して中間バッファ17に格納し保存する。よって、
中間バッファ17は、2ページ分の大サイズのページデ
ータが格納できる必要がある。
【0042】一方、本実施形態では、図5(B)に示す
ように、表面と裏面の小サイズのホストデータを保存す
るホストデータバッファ13と、最低限1ページ分のペ
ージデータが格納できる中間バッファ17が必要であ
る。そして、ホストデータバッファ13に保存された表
面と裏面のホストデータを、順番にページデータに変換
して中間バッファ17に格納し順番にフルイメージデー
タへ変換する。図5(A)と(B)を比較して明らかな
ように、本実施形態の方がメモリを節約できる。
【0043】更に、次のような場合には、本実施形態に
よるメモリ節約効果は一層大きくなる。すなわち、用紙
搬送路が長くてそこに2枚以上の用紙が入るページプリ
ンタでは、両面印刷を行う場合、例えば1枚目の用紙の
表面に第1ページの印刷を行っているとき、既に2枚目
の用紙が用紙搬送路に取り込まれているために、第1ペ
ージの印刷の後には、2枚目の用紙の表面に第3ページ
の印刷を行い、その後に、1枚目の用紙の裏面に第2ペ
ージを印刷し、その後に、2枚目の用紙の裏面に第4ペ
ージを印刷する、というような複雑な印刷スケジュール
を採用することがある。このような印刷スケジュールの
下では、多数ページ分(例えば、上記例では4ページ
分)のデータを保存しておく必要がある。従って、この
ような場合には本実施形態によるメモリ節約の効果は特
に大きい。
【0044】尚、本発明は、ページプリンタに限らずシ
リアルプリンタにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる両面印刷可能なペ
ージプリンタの機能構成を示すブロック図。
【図2】ホストデータを受信してから、各ページの1枚
目を印刷するためにフルイメージデータを展開するまで
の描画処理を示すフローチャート。
【図3】複数部印刷の場合に2枚目以降を印刷すると
き、又は、エラー復帰時にエラーページを再度印刷し直
すときの描画処理を示すフローチャート。
【図4】印刷エンジンの処理流れを示すフローチャー
ト。
【図5】従来装置と本発明の実施形態の必要メモリ量を
比較して示す説明図。
【符号の説明】
1 描画処理部 3 制御部 5 印刷エンジン 13 ホストデータバッファ 15 中間コード生成部 17 中間バッファ 19 サイズ比較部 21 保存データインデックス 23 フルイメージ展開部 25 印刷バッファ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストデータを格納するためのホストデ
    ータバッファと、 前記ホストデータから中間コードを生成する中間コード
    生成手段と、 前記中間コードを格納するための中間バッファと、 前記中間コードからフルイメージデータを生成するフル
    イメージ展開手段と、 前記フルイメージデータに従って印刷を行う印刷エンジ
    ンと、 印刷対象文書の各部分の中間コードとホストデータとを
    サイズで比較し、サイズのより小さい方を判定する比較
    手段と、 前記各部分の中間コードとホストデータのうち、前記比
    較手段によってサイズがより小さいと判定された一方を
    再印刷に備えて保存するよう、前記ホストデータバッフ
    ァ及び中間バッファを制御する制御手段とを備えたプリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】 前記各部分が各ページであることを特徴
    とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記各部分を再印刷するとき、(1) 前
    記各部分の保存されたデータが中間コードである場合
    は、前記フルイメージ展開手段が前記保存された中間コ
    ードからフルイメージを再生成し、(2) 前記各部分の
    保存されたデータがホストデータである場合は、前記中
    間コード生成手段が前記保存されたホストデータから中
    間コードを再生成し、前記フルイメージ展開手段が前記
    再生成された中間コードからフルイメージを再生成する
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記各部分の再印刷の
    可能性がなくなったときに前記各部分の保存されている
    データを消去するよう、前記ホストデータバッファ及び
    中間バッファを制御することを特徴とする請求項1記載
    のプリンタ。
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