JP2514552B2 - 傾斜器 - Google Patents

傾斜器

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JP2514552B2
JP2514552B2 JP4319193A JP31919392A JP2514552B2 JP 2514552 B2 JP2514552 B2 JP 2514552B2 JP 4319193 A JP4319193 A JP 4319193A JP 31919392 A JP31919392 A JP 31919392A JP 2514552 B2 JP2514552 B2 JP 2514552B2
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JP
Japan
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axis
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tilter
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JP4319193A
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優 宮沢
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MYAZAWA MASHIN KK
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一平面にある直交す
る2軸からの送りねじ操作で任意な方向にテーブルを傾
動させることができる傾斜器に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハなどの精密部品の表面に斜
め方向からの穴明けを行ったり、斜め方向に明けられた
孔部を再度精密に検査する際、従来は図2に示すような
傾斜器31を用いていた。すなわち、台部33の上面に
円弧状の曲面を形成し、この台座33上にテーブル32
を移動自在に設け、検査もしくは加工しようとする部品
をテーブル32に取り付け、送りねじ34などによりテ
ーブル32を台座33上にて移動させて所望の角度を得
るようにして行っていた。
【0003】しかし、この方法では、送りねじ34の送
り方向に沿った方向にしか傾斜が得られず、孔部の傾斜
が2方向にわたる場合には、1の方向に傾動するテーブ
ル(第一のテーブルとする。)上に、この第一のテーブ
ルの傾動方向に対して直交する方向に傾動する第二のテ
ーブルを設け、それぞれのテーブルを操作してあらゆる
方向の角度に対応させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、1方向
に傾動する傾斜器をそれぞれ2段重ねた場合には、全体
の高さが高くなり、設置場所をとるという問題があり、
更に上段の傾斜器は下段の操作で移動することから上段
の駆動機構、例えばモータや送りねじ全体を下段の操作
で移動させなければならず下段の傾斜器の構造が大型化
してしまうという欠点があった。又上段の傾斜器の駆動
機構が手動の場所には、下段の操作により駆動機構の位
置が変化して一定せず、更に上段の操作時に手振れや振
動を生じさせると下段の設定位置が変化するので、操作
に注意と熟練を必要とするという問題があった。
【0005】又、上下に2段傾斜器を重ねた場合には、
上段と下段の台座の曲率がそれぞれ異なることから、上
下の傾斜器間において同一の送り量での実際の角度変化
量が等しくなくなり、2方向への移動を同時に行うとき
の操作がしずらいという問題があった。
【0006】そこで本発明は、球面上に載せたテーブル
を同一平面内に配置した送りねじにより操作することに
より、上記課題を解決することとしたのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、台座の上面も
しくはテーブルの下面のいずれか一方に球面状の凸部を
設けるとともに他方に球面状の凹部を設けてこれら凸部
を凹部に遊嵌し、テーブルに向けてX−Yの2方向から
送りねじを水平に設け、これら送りねじによって前後動
される移動部材に連結部材を水平かつ横方向に移動可能
に設け、かつ移動部材とテーブルとを連結する連結部材
両端部を上下方向に屈曲自在に形成するとともに連結
部材の中央部を回動自在として傾斜器を構成した。
【0008】
【作用】一の方向、例えばX軸の送りねじを送り方向に
回転させるとX軸側の移動部材が前進し、連結部材がテ
ーブルを押す。するとテーブルは湾曲した台座上を移動
してX軸を含む面内にて傾斜する。その際、Y軸側は連
結部材が移動部材に沿って移動し、かつ連結部材が屈曲
及び回転することによりテーブルの傾斜に追従する。
【0009】更に、これにY軸方向の傾斜を加えるとき
には、かかる状態でY軸方向の送りねじを回転させ、Y
軸側の移動部材を移動させてテーブルをY軸に沿って移
動させる。このときも、X軸側の移動部材は移動せず、
連結部材のみが水平移動及び屈曲回転してY軸方向の移
動に対応し、X軸およびY軸の両方向への傾斜ができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて傾斜器の実施例を説明す
る。図1に傾斜器1を示す。傾斜器1は、台板3、台板
3に固定された台座4、台座4の上面に載せられたテー
ブル5、2方向に取り付けられたモータ10等から構成
されている。テーブル5は下面が球面状に湾曲してお
り、一方台座4の上面はこのテーブル5の湾曲形状に一
致して凹状に掘り下げられ、テーブル5は自由にこの台
座4のくぼみの内部で傾斜できるようになっている。
【0011】モータ10は台板3に互いに直角な方向に
2台取り付けてあり、これら2台のモータ10のそれぞ
れの駆動軸に取り付けられた送りねじ11が移動部材1
2に噛み合っている。以下、X軸側(図中右側)の構成
部材について述べるが、Y軸側の構成についてもX軸側
と同様な構成であり、Y軸側の構成部材に関してはX軸
側の構成部材の符号の後にyを付けて区別する。
【0012】移動部材12は、台板3上に設けられたレ
ール14に移動可能に据え付けられ、送りねじ11の回
動によって前後に移動する。移動部材12の上部には、
移動部材12に沿って水平方向に移動可能な連結部材1
5がテーブル5に向けて取り付けてある。連結部材15
はコの字型の屈曲部16が両端に設けられ、これら屈曲
部16によって移動部材12とテーブル5に上下方向に
屈曲可能に連結しており、更に、この連結部材15の中
央部分には軸回りに回動する継手部17が設けられ、屈
曲部16同士は軸を中心に回動自在となっている。以上
はX軸側の構成であり、これと同様な構成がY軸側にも
設けられている。
【0013】次に、作動について述べる。検査もしくは
加工しようとする半導体ウエハなどの部品(図示せず)
をテーブル5の上面に止めねじ(図示せず)等を用いて
固定する。X軸方向へは、X軸側のモータ10をスイッ
チにより駆動して送りねじ11を回転させ、移動部材1
2を所定量移動させてテーブル5を台座4上にて所望の
角度傾動させる。送りねじ11の回転量と傾動する角度
との関係は、台材4の球面の半径によりあらかじめ求め
ておく。その移動の際、Y軸側の移動部材6yは移動せ
ず、連結部材15yが移動部材12yに沿って移動し、
更に屈曲部16yが屈曲し、かつ継手部17yが回転し
て、テーブル5が球面状の台座4上を移動して通る湾曲
した軌跡に確実に追従する。これによりテーブル5は、
Y軸方向への傾斜なしに、X軸を含んだ垂直面内での角
度変化が行われる。
【0014】次に、Y軸側のモータ10yを駆動してY
軸の送りねじ11yを回転させ、移動部材12yを所定
量移動させてテーブル5を移動させる。すると、Y軸の
場合と同様にX軸の移動部材12は移動せず連結部材1
5が移動部材12に沿って移動し、そして屈曲部16の
屈曲及び継手部17の回転により、それまでのX軸方向
の傾斜は変わることなく、Y軸方向の角度を変更でき
る。
【0015】これにより、X軸とY軸のそれぞれの方向
の傾動を、台板3上に設置した同一平面内の送りねじ1
1および送りねじ11yで操作でき、かつ互いに干渉す
ることなく個別に操作できるので、X軸とY軸の両方向
へのテーブル5の傾動を容易にしかも精密に行える。
尚、上記実施例ではテーブル5の下面を凸状に形成した
が、本発明ではこれに限らず、逆の凹状にして台座4の
側を凸状にしたものでもよい。更に、テーブル5をはさ
んで送りねじ11等の反対側にモータ10等の駆動機構
を有さない移動部材及び連結部材を同様な構成で取り付
けてもよい。このようにするとテーブル5を両側で支持
することができ、テーブル5の動作をより円滑かつ正確
に行わせることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、球面状の台座上に載せ
たテーブルを同一平面内で直角に向き合わせた送りねじ
によりそれぞれ個別に操作するようにしたことにより、
X方向及びY方向への移動、すなわちそれらの方向への
傾動をX軸Y軸共に同一の条件で行うことができ、しか
もX軸方向の送りねじとY軸方向の送りねじを同一の台
板上に設置できるので操作を容易にし、かつ操作上の誤
差を減少できる。したがってX方向とY方向への2方向
への傾動を容易にしかも精密に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる傾斜器を示す斜視図。
【図2】従来の傾斜器を示す側面図。
【符号の説明】
1 傾斜器 4 台座 5 テーブル 10 モータ 11 送りねじ 12 移動部材 14 レール 15 連結部材 16 屈曲部 17 継手部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に球面状の凸部もしくは凹部を有す
    る台座と、 前記凸部もしくは凹部に遊嵌する凹部あるいは凸部を下
    面に有するテーブルと、 前記テーブルに向けてX−Yの2方向から水平に設けら
    れた送りねじと、 該送りねじによって前後動される移動部材と、 一端が前記送りねじと直角でかつ水平方向に移動自在に
    前記移動部材に保持され、他端が前記テーブルに連結
    し、かつ中央部分が回動自在に形成され、更に前記移動
    部材との接続部および前記テーブルとの接続部のそれぞ
    れにおいて上下方向に屈曲する屈曲部を備えて形成され
    た連結部材と、 から なることを特徴とする傾斜器。
JP4319193A 1992-10-16 1992-10-16 傾斜器 Expired - Lifetime JP2514552B2 (ja)

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JP4697999B2 (ja) * 2000-05-31 2011-06-08 三菱電機株式会社 投射型映像表示装置
JP4180875B2 (ja) * 2002-03-06 2008-11-12 株式会社ベルデックス 角度調整装置
JP4713102B2 (ja) * 2004-07-29 2011-06-29 Scivax株式会社 傾き調整機能付きプレス装置、傾き調整機能付きパターン形成装置、型の傾き調整方法
CN112122952A (zh) * 2020-09-24 2020-12-25 江苏昊雄智能装备有限公司 一种保护性好的数控加工中心工作台

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