JP2514417Y2 - 図形表出コンクリ―ト板 - Google Patents
図形表出コンクリ―ト板Info
- Publication number
- JP2514417Y2 JP2514417Y2 JP1992057831U JP5783192U JP2514417Y2 JP 2514417 Y2 JP2514417 Y2 JP 2514417Y2 JP 1992057831 U JP1992057831 U JP 1992057831U JP 5783192 U JP5783192 U JP 5783192U JP 2514417 Y2 JP2514417 Y2 JP 2514417Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- concrete board
- graphic
- board
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、公園や商店街等の
歩道に敷設する舗道版、或いは建造物の壁材や案内板等
に使用して最適な、文字や絵画等の図形を表出したコン
クリート板に関するものである。
歩道に敷設する舗道版、或いは建造物の壁材や案内板等
に使用して最適な、文字や絵画等の図形を表出したコン
クリート板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種図形表示コンクリート板
は、図14及び図15に示すように、平板状のコンクリ
ート板本体1の表面1aに型紙等により所望の文字や絵
画等の図形2をペンキ等で吹きつけて表示したり、所望
の文字や絵画等のシートで形成した図形2をコンクリー
ト板本体1の表面1aに張り付けたり、或いは図示しな
いが、コンクリート板本体の表面に凹凸により図形を表
出したものもある。
は、図14及び図15に示すように、平板状のコンクリ
ート板本体1の表面1aに型紙等により所望の文字や絵
画等の図形2をペンキ等で吹きつけて表示したり、所望
の文字や絵画等のシートで形成した図形2をコンクリー
ト板本体1の表面1aに張り付けたり、或いは図示しな
いが、コンクリート板本体の表面に凹凸により図形を表
出したものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の図形表出コンクリート板は、図形等2がコンクリ
ート板本体1の表面だけに現出されているので、経年変
化により図形等2が剥離したり摩耗したりして、図形等
が不明瞭になってしまうといった問題点がある。
従来の図形表出コンクリート板は、図形等2がコンクリ
ート板本体1の表面だけに現出されているので、経年変
化により図形等2が剥離したり摩耗したりして、図形等
が不明瞭になってしまうといった問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
従来の諸問題点を解決するために成されたもので、図形
等をコンクリート板本体の表面に鮮明に現出することが
できるとゝもに、図形等が剥離することがなく、且つコ
ンクリート板本体や図形部分の表面が摩耗しても、初期
の図形等を鮮明に表出することができるものを提供する
ことを目的としたものであり、その要旨は、コンクリー
ト板本体内に、シリカヒューム混入のカラーコンクリー
トで形成した中実で立体的な文字や図柄等を表出してな
る図形体を埋設し、該図形体の表面を前記コンクリート
板本体の表面に露出せしめた構成としたことを特徴とす
る図形表出コンクリート板にある。
従来の諸問題点を解決するために成されたもので、図形
等をコンクリート板本体の表面に鮮明に現出することが
できるとゝもに、図形等が剥離することがなく、且つコ
ンクリート板本体や図形部分の表面が摩耗しても、初期
の図形等を鮮明に表出することができるものを提供する
ことを目的としたものであり、その要旨は、コンクリー
ト板本体内に、シリカヒューム混入のカラーコンクリー
トで形成した中実で立体的な文字や図柄等を表出してな
る図形体を埋設し、該図形体の表面を前記コンクリート
板本体の表面に露出せしめた構成としたことを特徴とす
る図形表出コンクリート板にある。
【0005】
【考案の実施の形態】以下、本考案を図1乃至図13に
示す実施例により詳細に説明するに、図1及び図2にお
いて、図中1は正方形状のコンクリートで形成したコン
クリート板本体で、該コンクリート板本体1の中央には
文字や絵画等を表出した図形、例えば図面では「M」の
文字をデザイン化した図柄を表出した図形体2が埋設さ
れており、該図形体2の表面2aはコンクリート板本体
1の表面1aと面一となって外部に露出している。
示す実施例により詳細に説明するに、図1及び図2にお
いて、図中1は正方形状のコンクリートで形成したコン
クリート板本体で、該コンクリート板本体1の中央には
文字や絵画等を表出した図形、例えば図面では「M」の
文字をデザイン化した図柄を表出した図形体2が埋設さ
れており、該図形体2の表面2aはコンクリート板本体
1の表面1aと面一となって外部に露出している。
【0006】前記図形体2は、セメントにシリカヒュー
ム及び着色用の顔料を混入して形成したものであり、セ
メントに微粒子のシリカヒュームが細密且つ均一に充填
されることにより密実となって、高強度で且つ耐磨耗性
の高いものとなっている。しかも、シリカヒュームは、
無色透明な結晶であるため、混入した顔料の色が濁るこ
とがなく、鮮明な図柄等を表出することができ、商品価
値を高めることができる。また、コンクリート板本体1
を形成するコンクリート11にも同様にシリカヒューム
及び顔料を混入し、硬化後にその表面を研削することに
より、コンクリート肌に見せることができ、デザイン上
の価値を向上させることができる。
ム及び着色用の顔料を混入して形成したものであり、セ
メントに微粒子のシリカヒュームが細密且つ均一に充填
されることにより密実となって、高強度で且つ耐磨耗性
の高いものとなっている。しかも、シリカヒュームは、
無色透明な結晶であるため、混入した顔料の色が濁るこ
とがなく、鮮明な図柄等を表出することができ、商品価
値を高めることができる。また、コンクリート板本体1
を形成するコンクリート11にも同様にシリカヒューム
及び顔料を混入し、硬化後にその表面を研削することに
より、コンクリート肌に見せることができ、デザイン上
の価値を向上させることができる。
【0007】次に、前記コンクリート板本体1の製造方
法について、図3乃至図9を参照して詳記すると、まず
図3において、3は上記図形体2と同一形状のマスター
モデルで、粘土や発泡スチロール等により形成したもの
である。そして、その表面3aに現出されたMの文字
は、前記コンクリート板本体1の厚さとほゞ同一厚さに
形成されており、該マスターモデル3を方形状の型枠4
内において基板5上にセットする。
法について、図3乃至図9を参照して詳記すると、まず
図3において、3は上記図形体2と同一形状のマスター
モデルで、粘土や発泡スチロール等により形成したもの
である。そして、その表面3aに現出されたMの文字
は、前記コンクリート板本体1の厚さとほゞ同一厚さに
形成されており、該マスターモデル3を方形状の型枠4
内において基板5上にセットする。
【0008】次いで、図4に示すように、上記方形型枠
4内に石膏やゴム等6を流し込み、これが硬化した後、
図5に示すように、前記マスターモデル3を抜き取って
同モデル3と同一形の空洞部7を形成する。そして、図
6に示すように、この空洞部7内にカラーコンクリート
(顔料入りコンクリート)8を充填するとゝもに、該カ
ラーコンクリート8が硬化した後に、外周の石膏やゴム
等6を除去して、図7に示すような立体的で中実な図形
体2を形成する。
4内に石膏やゴム等6を流し込み、これが硬化した後、
図5に示すように、前記マスターモデル3を抜き取って
同モデル3と同一形の空洞部7を形成する。そして、図
6に示すように、この空洞部7内にカラーコンクリート
(顔料入りコンクリート)8を充填するとゝもに、該カ
ラーコンクリート8が硬化した後に、外周の石膏やゴム
等6を除去して、図7に示すような立体的で中実な図形
体2を形成する。
【0009】そして、図8に示すように、コンクリート
板本体1の外形々状に形成した方形状の型枠9内の底版
10に、前記図形体2を接着剤や両面接着テープ等によ
り貼着した後、図9に示すように、その外周に前記図形
体2とは異なる色彩のカラーコンクリート11を流し込
む。そして、流し込んだこのカラーコンクリート11が
硬化した後、型枠9を外してコンクリート板本体1を取
り出し、その表面1aを研削して図形体2の表面2aを
コンクリート板本体1の表面1aと面一に浮き出させ、
或いは必要に応じて表面を研磨して艷だしをする。
板本体1の外形々状に形成した方形状の型枠9内の底版
10に、前記図形体2を接着剤や両面接着テープ等によ
り貼着した後、図9に示すように、その外周に前記図形
体2とは異なる色彩のカラーコンクリート11を流し込
む。そして、流し込んだこのカラーコンクリート11が
硬化した後、型枠9を外してコンクリート板本体1を取
り出し、その表面1aを研削して図形体2の表面2aを
コンクリート板本体1の表面1aと面一に浮き出させ、
或いは必要に応じて表面を研磨して艷だしをする。
【0010】図10乃至図13は製造工程の他実施例を
示すもので、まず図10に示すように、上記実施例の場
合と同様、粘土や発泡スチロール等で制作したマスター
モデル3を、コンクリート板本体1の外形々状に形成し
た型枠12内の底版13に貼着固定する。次いで、図1
1に示すように、上記型枠12内にカラーコンクリート
11を流し込み、硬化後にマスターモデル3を抜き取っ
て、図12に示すように空洞部14を形成する。
示すもので、まず図10に示すように、上記実施例の場
合と同様、粘土や発泡スチロール等で制作したマスター
モデル3を、コンクリート板本体1の外形々状に形成し
た型枠12内の底版13に貼着固定する。次いで、図1
1に示すように、上記型枠12内にカラーコンクリート
11を流し込み、硬化後にマスターモデル3を抜き取っ
て、図12に示すように空洞部14を形成する。
【0011】そして、前記空洞部14に、図13に示す
ように、カラーコンクリート(顔料入りコンクリート)
8を充填して硬化せしめた後、これを型枠12内から取
り出すことにより、図形体2を埋設したコンクリート板
本体1が完成する。この方法は、マスターモデル3を繰
り返し使用することにより摩耗し、耐用回数が少ないと
いった問題点はあるが、図形体2を別途作る必要がない
ため、少品多種の場合に有用である。
ように、カラーコンクリート(顔料入りコンクリート)
8を充填して硬化せしめた後、これを型枠12内から取
り出すことにより、図形体2を埋設したコンクリート板
本体1が完成する。この方法は、マスターモデル3を繰
り返し使用することにより摩耗し、耐用回数が少ないと
いった問題点はあるが、図形体2を別途作る必要がない
ため、少品多種の場合に有用である。
【0012】
【考案の効果】本考案に係る図形表出コンクリート板
は、上記のように、コンクリート板本体内に、シリカヒ
ューム混入のカラーコンクリートで形成した中実で立体
的な文字や図柄等を表出してなる図形体を埋設し、該図
形体の表面を前記コンクリート板本体の表面に露出せし
めた構成であるから、図形体に表出された文字や図柄等
は鮮明なものとなる。また、図形体は高強度で且つ耐磨
耗性の高いものとなるため耐久性が向上するとゝもに、
図形体の表面が磨耗しても初期の図柄が表出され、径年
変化がないので商品価値を高めることができる、といっ
た諸効果がある。
は、上記のように、コンクリート板本体内に、シリカヒ
ューム混入のカラーコンクリートで形成した中実で立体
的な文字や図柄等を表出してなる図形体を埋設し、該図
形体の表面を前記コンクリート板本体の表面に露出せし
めた構成であるから、図形体に表出された文字や図柄等
は鮮明なものとなる。また、図形体は高強度で且つ耐磨
耗性の高いものとなるため耐久性が向上するとゝもに、
図形体の表面が磨耗しても初期の図柄が表出され、径年
変化がないので商品価値を高めることができる、といっ
た諸効果がある。
【図1】本考案に係る図形表出コンクリート板の斜視図
である。
である。
【図2】
【数1/】
【図3】同コンクリート板の製造法を示す第1工程図で
ある。
ある。
【図4】同第2工程図である。
【図5】第3工程図である。
【図6】第4工程図である。
【図7】第5工程図である。
【図8】第6工程図である。
【図9】第7工程図である。
【図10】他実施例のコンクリート板の製造法を示す第
1工程図である。
1工程図である。
【図11】同第2工程図である。
【図12】同第3工程図である。
【図13】同第4工程図である。
【図14】従来のコンクリート板の斜視図である。
【図15】同縦断面図である。
1 コンクリート板本体 1a 表面 2 図形体 2a 表面 3 マスターモデル 3a 表面
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリート板本体内に、シリカヒュー
ム混入のカラーコンクリートで形成した中実で立体的な
文字や図柄などを表出してなる図形体を埋設し、該図形
体の表面を前記コンクリート板本体の表面に露出せしめ
た構成としたことを特徴とする図形表出コンクリート
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992057831U JP2514417Y2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 図形表出コンクリ―ト板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992057831U JP2514417Y2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 図形表出コンクリ―ト板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624003U JPH0624003U (ja) | 1994-03-29 |
JP2514417Y2 true JP2514417Y2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=13066890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992057831U Expired - Lifetime JP2514417Y2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 図形表出コンクリ―ト板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514417Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52119723U (ja) * | 1976-03-09 | 1977-09-10 | ||
JPS6014102U (ja) * | 1983-07-05 | 1985-01-30 | 岩田 綾彬 | 文字付舗装用ブロツク |
JPS62233378A (ja) * | 1986-04-02 | 1987-10-13 | 新東工業株式会社 | コンクリ−ト構造物およびモルタル構造物の補修補強方法 |
JPH02311347A (ja) * | 1989-05-29 | 1990-12-26 | Showa Denko Kk | セメント組成物 |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP1992057831U patent/JP2514417Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624003U (ja) | 1994-03-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |