JP2001049607A - 表面仕上材 - Google Patents

表面仕上材

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JP2001049607A
JP2001049607A JP11226286A JP22628699A JP2001049607A JP 2001049607 A JP2001049607 A JP 2001049607A JP 11226286 A JP11226286 A JP 11226286A JP 22628699 A JP22628699 A JP 22628699A JP 2001049607 A JP2001049607 A JP 2001049607A
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bricks
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finish material
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JP11226286A
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Inventor
Takaaki Hashida
隆明 橋田
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HASHIDA NAOTAKA
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HASHIDA NAOTAKA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常は廃棄処分等とされる自然石、レンガ等
を有効に利用することができて、建造物や材料自体の外
観的調和を維持しながら、障害者などの材料製作者やそ
の支援者を判別することができる表面仕上材を提供する
こと。 【解決手段】 屋内外の床又は壁に表面に張る板状の表
面仕上材10であって、コンクリート又はモルタルから
形成する下地層11と、下地層の上部に自然石12A及
びレンガ12Bを含む表層材を敷設して形成する表層1
2とを備え、表層材の少なくとも一部として廃材を使用
し、表層材の少なくとも1つの表面に署名14d又は花
等の植物14eを含む装飾物を設け、この装飾物の上に
水ガラス15e又は強化ガラス14aからなる表面保護
層を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面仕上材に関し、
更に詳細には、例えば公園、広場、園路、街路、遊歩道
に敷設する表面仕上材に関する。
【0002】
【従来の技術】床仕上材として用いる自然石を採石場で
切り出す際、基本色や基本模様とは異なる色や模様が表
面に現われたり、破損等した石は廃棄処分とされ、例え
ば、白河石の採石場では、廃棄量が切出し量全体の1/
3〜1/4にも及んでいる。また、レンガやタイル等も
焼き過ぎ、歪み、欠け割れ等により、不良品が大量に発
生しており、また、建設現場においては多大な破材、残
材が高い廃棄処分料を支払ったうえで処理されている。
【0003】一方、現在、公園等に敷設される床仕上材
として、コンクリート製のいわゆるインターロッキング
や平板が多用されている。これは、工場で所望な形状の
ものを大量に連続製造することができて、しかも、自然
石等に比べコスト的に有利なためである。しかしなが
ら、このようなコンクリート製品に使用される色は経年
的に退色が起こり、敷設個所が敷設施工当初と比べ見苦
しくなるといった欠点があり、ヨーロッパの都市に見ら
れるような美しい舗装を求めることはできない。この
点、自然石やレンガでは天然の趣や色合いが半永久的に
維持されるという長所があり、街路を社会資本の一部と
して考えることが可能になる。更に、上記コンクリート
製品は一つ一つを個性的に製造することは困難であるた
め、形状、色、配列等を工夫しても、外観的な多様性を
もたせることには一定の限界がある。
【0004】また、従来の公共建造物において、建築
家、彫刻家あるいは照明設計者といった人々は、設計施
工に携わったものとして、その氏名が何らかの形で建造
物に残されているが、建造物に用いられる材料、例え
ば、床仕上材などのコンクリート製品には製造メーカー
名以外に、製作者の氏名や識別マークを記入することは
行われていなかった。しかしながら、製作者の美的感性
や特性を表現したような建設材料には、建造物全体の調
和を乱さない範囲内で、製作者やその支援者を判別する
ための識別やマークを設けても良いのではないかとの提
案が為されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
点に鑑みて成されたものであり、その目的は、通常は廃
棄処分等とされる自然石、レンガ等を有効に利用するこ
とができる、より感性豊かな表面仕上材を提供すること
にある。
【0006】本発明の別の目的は敷設対象個所の外観的
バリエーションの自由度を拡大することができる表面仕
上材を提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は、建造物や材料自体の
外観的調和を維持しながら、材料製作者やその支援者を
判別することができる建設材料、すなわち表面仕上材を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決しようとする手段】本発明によれば、屋内
外の床又は壁に表面に張る板状の表面仕上材であって、
コンクリート又はモルタルから形成する下地層と、前記
下地層の上部に自然石、レンガ及び陶磁器片を含む表層
材を敷設して形成する表層とを備え、前記表層材の少な
くとも一部として廃材を使用し、前記表層材の少なくと
も1つの表面に署名、貝殻、カニなどの甲殻類、魚の骨
または花等の植物の少なくとも1つを装飾物として設
け、この装飾物の上に水ガラス又は強化ガラス等からな
る表面保護層を設けたことを特徴とする表面仕上材が提
供される。
【0009】前記表面保護層は、表層材の上に設けた装
飾物が表面から透けて見えるものであって、しかも、人
などが上を歩行しても破損しない強度を備えた層であれ
ば良く、例えば、水ガラス、合成樹脂又は強化ガラス等
より形成することができる。
【0010】また前記装飾物は、表層材と表面保護層と
の間に配置可能に扁平な形状であることが好ましく、し
かも、表面仕上材を製作した製作者やその支援者を判別
することができるように、例えば、製作者やその支援者
の署名又は氏名の頭文字、絵、花や葉などの植物、魚の
骨、貝、甲殻類、化石又は化石的な装飾等からなる識別
マークとして形成する。
【0011】前記表層材とは、前記自然石及びレンガに
加えて、タイル、陶磁器の破片、ガラス、金属片、木
材、竹、瓦等、本表面仕上材の表面に現われる素材をい
う。
【0012】前記廃材とは、何らかの理由で廃棄処分と
されたり、あるいは本来の目的には使用不能となった材
料をいい、その具体例としては、採石場から切り出す
際、断層等によって基本色や基本模様とは異なる色や模
様が現われたり、破損等した自然石、あるいは焼き過
ぎ、歪み、欠け割れ等によって不良品となったレンガ等
を挙げることができ、他にタイル(余ったり一部破損等
したもの等)、陶磁器(食器の不良品等)、瓦(張り替
えによって廃棄となるもの等)またはガラス(廃棄ボト
ル)等を挙げることができて、施工する地域にある廃材
を有効に活用することができる。なお、本表面仕上材で
は、表層に上記廃材を主として用いるが、廃材ではない
新品の自然石、レンガ等を併用することもできる。ま
た、廃材はおおむね形状が不均一な不定形状となる。
【0013】本表面仕上材の形状としては、平板様に正
方形状等の矩形とすることが好ましいが、適宜な型枠を
用いて任意の形状に作製することができる。
【0014】本表面仕上材が床仕上用の場合、固化前の
下地材上に不定形状等の自然石、レンガ等を、本表面仕
上材の厚さを略一定とすると共に、本表面仕上材の表面
に歩行を妨げるような凹凸が生じないように密に敷設す
ることが望ましい。
【0015】本表面仕上材の作製は、型枠に敷いたモル
タル、コンクリート又は強度を増す場合は配筋されたコ
ンクリート又はモルタル等の下地材上に、自然石又はレ
ンガ等の主に廃材を手作業によって敷設して行われる。
かかる手作業は地域の街路作りなどに参加してもらう形
で、例えば養護学校又は障害者の授産所施設等に依頼し
て行うことができ、これによって養護学校生等の各自の
個性を生かした街作りや、障害者も参加した街作りとす
ることができる。
【0016】本表面仕上材では、通常は廃棄等される自
然石、レンガ及び陶磁器の破片等を有効に利用すること
ができ、また、手工業的作製によって個々の仕上材に微
妙に異なる個性を持たせると共に、多種類の素材による
色あざやかで感性豊かな仕上りにして、従来見られなか
った外観とすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例である表面仕上材
としての平板10を示す平面図であり、図2は図1のA
−A線断面図である。平板10はコンクリート又はモル
タルから形成した下地層11と、廃棄処分あるいは不良
品等とされた形状が不均一な自然石(片)12A及びレ
ンガ(片)12B(白抜き部分)と機械切りした長尺な
直方体形状の縁石12Cとから形成した表層12とから
成る正方形状(約500mm×500mm、又は約30
0mm×300mm)を標準とした床版又は壁材であ
り、さらに、表層12には装飾付表層材14が設けられ
ている。
【0019】図3(a)〜(c)は装飾付表層材14の
それぞれ平面図または断面図であり、前記装飾付表層材
14は、例えば、レンガからなる表層材14bの表面に
製作者の署名14dが墨や絵具等により書き込まれ、そ
の上に強化ガラス板14aが設けられて、固定金具14
cなどの固定手段により固定されている。
【0020】ここで、表層材14bの表面には、製作者
の署名14dに変えて、製作者の支援者の署名や、図3
(c)のように植物の葉14eを置いても良く、また製
作者と支援者の両者の署名を連記しても良い。また装飾
付表層材14は、平板10について1つに限定されず、
複数を設けても良い。
【0021】また図4は図3と異なる装飾付表層材15
の断面図であり、ここでは、表層材15bの装飾物(図
示せず)の上に、表面保護層としての水ガラス硬化体1
5aが設けられている。なお、装飾物としては、カニな
どの甲殻類を配置することも可能である。
【0022】自然石12A及びレンガ12Bは、所要の
型枠(図示せず)に敷いたモルタルの上部に対し、平板
10の厚さが略一定となり且つ平板10の表面に歩行を
妨げるような凹凸が生じないように、手作業によって密
に敷設される。従って、平板10の表面態様は個々違っ
たものとなる。
【0023】縁石12Cは下地層11の左側端(方向は
図2に基づく。以下、同じ。)から僅かに左方に突出す
るように設けられると共に、下地層11の右側端は表層
12の右側端より僅かに右方に突出するよう形成され、
これによって平板10の左右両側部には隣接平板間をジ
ョイントさせるための凸部13及び凹部13'が設定さ
れる。
【0024】平板10は、上述の如き、装飾付表層材1
4,15が組み込まれて成ることにより、自分の製作し
た平板10が何れであるのかを、製作者が判別すること
ができて、例えば、製作者が養護学校生等の障害者であ
る場合には、その支援者が支援結果を知ることができ
て、養護学校生等の障害者を支援する活動への理解を深
めることができる。また、装飾物として政府高官や芸能
人といった著名人の署名入り板を用いれば、平板自体の
価値を高めることができると共に、製作者に対する社会
の関心を高めることができる。
【0025】平板10は、上述したように手工業的に製
作するものであるため、表面態様が一つ一つ異なるもの
の、使用する自然石12Aの種類を統一したり、自然石
12Aとレンガ12Bとの混合割合を略一定とすること
により、個々の平板10に個性的な風合いを持たせつつ
も敷設個所の外観を統一的に仕上げることができる。ま
た、例えば平板10と公知のコンクリート製の平板等と
を適宜混合して敷設することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る表面仕
上材では、建造物や材料自体の外観的調和を維持しなが
ら、材料製作者やその支援者を判別することができて、
また、通常は廃棄処分等とされる非常に安価又は無料の
自然石、レンガ等を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る表面仕上材の平面図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】(a)は図1における装飾物と表面保護層とを設
けた表層材の平面図であり、(b)は(a)の断面図で
あり、(c)は(a)と異なる装飾物が設けられた表層
材の平面図である。
【図4】図3とは異なる表面保護層を設けた表面仕上材
の断面図である。
【符号の説明】
10 平板(表面仕上材) 11 下地層 12 表層 12A 自然石 12B レンガ 14a 強化ガラス 14b 表層材 14d 署名 14e 植物 15b 表層材 15e 水ガラス
フロントページの続き Fターム(参考) 2D051 AB03 AD07 AF01 AF03 AF06 AF07 AG05 AG11 DA02 DA11 DB02 DC01 DC04 2E110 AA57 AB46 BA02 BA03 BA12 GA34W GB11W GB11Z GB13W GB23X GB28W GB32W GB62W

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築物の屋内外の床又は壁に表面に張る
    板状の表面仕上材であって、コンクリート又はモルタル
    から形成する下地層と、前記下地層の上部に自然石、レ
    ンガ及び陶磁器片を含む表層材を敷設して形成する表層
    とを備え、前記表層材の少なくとも一部として廃材を使
    用し、前記表層材の少なくとも1つの表面に署名、貝
    殻、カニなどの甲殻類、魚の骨又は花等の植物の少なく
    とも1つを装飾物として設け、この装飾物の上に水ガラ
    ス、合成樹脂又は強化ガラス等からなる表面保護層を設
    けたことを特徴とする表面仕上材。
JP11226286A 1999-08-10 1999-08-10 表面仕上材 Pending JP2001049607A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239326A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Ryukoku Univ 融雪材およびその製造方法
JP2008544123A (ja) * 2005-06-21 2008-12-04 ギド・エル・ペー・ファン・カンプ 舗装敷石、舗装敷石を敷く方法ならびに舗装敷石を作製する方法
JP2009133169A (ja) * 2007-12-03 2009-06-18 Daiei Kenzai Kk 工事対象物の表面構築工法と模様付きブロック

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