JP2007239326A - 融雪材およびその製造方法 - Google Patents

融雪材およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007239326A
JP2007239326A JP2006063918A JP2006063918A JP2007239326A JP 2007239326 A JP2007239326 A JP 2007239326A JP 2006063918 A JP2006063918 A JP 2006063918A JP 2006063918 A JP2006063918 A JP 2006063918A JP 2007239326 A JP2007239326 A JP 2007239326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
heat
heat transfer
transfer layer
snow melting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006063918A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5294539B2 (ja
Inventor
Takeo Urabe
武生 占部
Akio Takahashi
昭夫 高橋
Takehiko Oki
武彦 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryukoku University
Ohgi Technological Creation Co Ltd
Original Assignee
Ryukoku University
Ohgi Technological Creation Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryukoku University, Ohgi Technological Creation Co Ltd filed Critical Ryukoku University
Priority to JP2006063918A priority Critical patent/JP5294539B2/ja
Publication of JP2007239326A publication Critical patent/JP2007239326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5294539B2 publication Critical patent/JP5294539B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】費用負担が少なく、かつ効率的に融雪できる融雪材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】断熱層3、加熱体4及び伝熱層2を備える融雪材10であって、断熱層3はRDF炭化物等の断熱性炭化物を含有しており、伝熱層2は黒鉛等の高熱伝導性材料を含有しており、さらに、伝熱層2における、雪と接触する表面に、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層層3が設けられている融雪材10によれば、費用負担が少なく、かつ効率的に融雪できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、融雪材およびその製造方法に関し、特に、断熱性炭化物を含有する断熱層、加熱体および黒鉛等の高熱伝導性材料を含有する伝熱層を備える融雪材の最上面をアルカリ金属ケイ酸塩化合物層等により被覆した融雪材およびその製造方法に関するものである。
従来、道路や建物の屋根に積もった雪をとかすための融雪材が開発されている。例えば、道路に発熱体を埋設して路面の雪をとかす道路融雪が挙げられる。従来の融雪道路では、発熱体からの熱が地表にも地中にも伝わるため、発熱体からの熱で路面が暖まるまで時間がかかり、加えて雪をとかすに足りる熱を路面に供給するまでに、多大なエネルギーを必要とした。そのため維持経費がかかるので、あまり多くの道路に敷設することは控えられていた。
このような点を改善した技術として、特許文献1には、電気ヒータや温水パイプなどの発熱体を熱源として道路の中に埋設して道路の雪をとかすための道路敷設をする際に、発熱体の下部の基底層を断熱基底層とし、発熱体の上部の表層を融雪表層として道路を敷設することによって、発熱体からの熱をできるだけ地下に逃さず効率的に路面に集めて融雪効果を高め、省エネルギーを図る道路敷設方法と、道路を構成する断熱基底層と融雪基底層が開示されている。
特開平11−131414号公報(平成11年(1999)5月18日公開)
しかしながら、上記特許文献1の技術でも、施設費用などの点において十分とはいえず、さらなる融雪技術の開発が強く求められていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、費用負担が少なく、かつ効率的に融雪できる融雪材およびその製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、発熱体からの熱の下面への逃げを低減し、融雪材表面への熱を短時間に伝え融雪を効率的に行うために、伝熱層、断熱層を設ける際、断熱層には断熱性炭化物(例えば、廃棄物を原料とした炭化物を粉砕したもの等)を含有させ、また伝熱層には黒鉛粉末等の高熱伝導性材料を含有させることにより、省エネルギーで効率的に融雪できるという新事実を見出した。さらにアルカリ金属ケイ酸塩化合物層や樹脂層等を用いて伝熱層の最表面を覆うことにより、融雪能を損なうことなく、水の不浸透化による凍害防止、耐摩耗性等の性能改善を図ることができ、より良好な融雪材を開発できることを見出した。本発明者らは、これらの知見に基づき、本願発明を完成させるに至った。本発明は、かかる新規知見に基づいて完成されたものであり、以下の発明を包含する。
(1)断熱層、加熱体及び伝熱層を備える融雪材であって、上記断熱層は、RDF(ごみ固形燃料)炭化物、木質系廃棄物炭化物、プラスチック系廃棄物炭化物の群から選ばれる少なくとも一種の断熱性炭化物を含有しており、上記伝熱層は、黒鉛、カーボンブラックの群から選ばれる少なくとも一種の高熱伝導性材料を含有しており、さらに、上記伝熱層における、雪と接触する表面に、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層または樹脂層が設けられている融雪材。
(2)上記断熱層に含まれる炭化物の含有量が、3〜30重量%である(1)記載の融雪材。
(3)上記伝熱層に含まれる高熱伝導性材料の含有量が、3〜30重量%である(1)または(2)に記載の融雪材。
(4)上記加熱体は、電気ヒータ、温水パイプ、ヒートパイプ、面状ヒータの群から選ばれる少なくとも一種の加熱装置を備える(1)〜(3)のいずれかに記載の融雪材。
(5)上記伝熱層と断熱層との熱伝導率の比率が、3〜10の範囲内である(1)〜(4)のいずれかに記載の融雪材。
(6)上記伝熱層の熱伝導率が、1.8W/mK〜10W/mKである(5)に記載の融雪材。
(7)上記アルカリ金属ケイ酸塩化合物層は、アルカリ金属ケイ酸塩を含む水溶液を上記伝熱層の表面にコーティングすることにより得られる硬化体である(1)〜(6)のいずれかに記載の融雪材。
(8)上記(1)〜(7)のいずれかに記載の融雪材の製造方法であって、上記伝熱層または断熱層が、流し込み法または圧力成形法にて製造される融雪材の製造方法。
本発明に係る融雪材は、以上のように、断熱層、加熱体及び伝熱層を備えてなる融雪材であって、上記断熱層は、RDF炭化物、木質系廃棄物炭化物、プラスチック系廃棄物炭化物の群から選ばれる少なくとも一種の断熱性炭化物を含有しており、上記伝熱層は、黒鉛、カーボンブラックの群から選ばれる少なくとも一種の高熱伝導性材料を含有しており、さらに、上記伝熱層における、雪と接触する表面に、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層または樹脂層が設けられている構成である。この構成により、伝熱層には熱伝導率の大きい黒鉛等を含有しているため、伝熱層では効率的に温度上昇が認められる。また、断熱層に廃棄物を原料とした炭化物を使用するため、断熱効果に優れるとともに、費用負担が少ない優れた融雪材を得ることができる。さらに、伝熱層の表面をアルカリ金属ケイ酸塩化合物層または樹脂層で覆うことにより、融雪能を損なうことなく、伝熱層への水の浸透防止、耐摩耗性等が改善される。
したがって、本発明に係る融雪材によれば、費用負担が少なく、かつ効率的に融雪できるという効果を奏する。
本発明に係る融雪材は、上述したように、断熱性炭化物を含有する断熱層、加熱体及び高熱伝導性材料を含有する伝熱層を備え、さらに上記伝熱層表面がアルカリ金属ケイ酸塩化合物層または樹脂層により覆われている構成の融雪材であればよく、その他の層、材料、厚み等の具体的な構成については、特に限定されるものではない。本発明の目的の範囲内において、適宜変更できる。
なお、本融雪材による融雪対象は、歩道、車道、駐車場、車庫の出入道等の道路の積雪だけでなく、建物の屋根等に積もった雪も対象とすることができる。
本融雪材の各構成について具体的に説明すると以下の通りである。
上記断熱層は、断熱性炭化物として、RDF炭化物、木質系廃棄物炭化物、プラスチック系廃棄物炭化物の群から選ばれる少なくとも一種の炭化物を含有しているものであればよく、その他の具体的な構成は特に限定されない。特に、上記炭化物として、非晶質であり、かつ炭化物内部に空気孔が存在するものが好ましい。このような構成の炭化物は、高い断熱効果が得られる。上記断熱性炭化物は、例えば、RDFや木質系廃棄物、プラスチック系廃棄物を、400℃〜1000℃で炭化させて得られる。炭化物を断熱材として使用するので、特に高温による炭化処理が必要ということはなく、炭化処理は安価な処理で充分である。
また、上記断熱層に含まれる断熱性炭化物の含有量は、3〜30重量%であることが好ましく、より好ましくは5〜20重量%、さらに好ましくは8〜15重量%とすることができる。上記の数値範囲内では、断熱性と断熱層の機械的強度とのバランスを保つことができる。なお、断熱性炭化物の含有量が多くなりすぎると、断熱層の機械的強度が弱くなり、好ましくない。
上記の断熱性炭化物以外に、断熱層を構成する成分としては、例えば、従来公知のセメントや骨材などからなるコンクリートを挙げることができる。また、セメントの代わりに樹脂やアスファルトを使用することもできる。
断熱層の厚みは、厚ければ厚いほどより好ましい。これは、厚さが増すことによりより断熱性が増すためである。しかし、厚みが大きすぎると、使用する炭化物等の資材の量が多くなり、コストがかかるというデメリットもある。このため、断熱層の厚みは3cmから10cm程度であることが好ましい。
また、上記伝熱層は、黒鉛またはカーボンブラックを熱の伝導性を高めるための高熱伝導性材料として含んでいればよく、その他の具体的な構成は特に限定されない。黒鉛やカーボンブラックは、熱伝導率の高いものであればよく、その大きさ、形状、使用条件等については特に限定されるものではない。
なお、黒鉛は骨材として使用するよりも粉末として使用する方が好ましい。粉末の場合、より高い伝熱性を得ることができるためである。また、黒鉛は副産物を使用するにしても高価であり、費用対効果から主に粉末を使用することが望まれる。
上記伝熱層に含まれる高熱伝導性材料の含有量は、3〜30重量%であることが好ましく、より好ましくは5〜20重量%、さらに好ましくは8〜15重量%とすることができる。上記の数値範囲内では、熱伝導性と伝熱層の機械的強度とのバランスを保つことができる。なお、高熱伝導性材料が多くなりすぎると、伝熱層の機械的強度が弱くなり、好ましくない。
また、後述する実施例に示す実験結果から、伝熱層の厚みは、加熱体による加熱方式にもよるが、強度的に問題のない厚さまで薄くすることが好ましい。伝熱層の厚みを薄くすることにより、表面温度の昇温時間が短縮し、融雪能が向上するためである。具体的には、伝熱層の厚みは、2cmから10cm程度であることが好ましい。
また、後述する実施例に示す実験結果から、本融雪材では、複数の伝熱層が積層されている構成であってもよい。複数の伝熱層を設け、これらの伝熱層における高熱伝導性材料の配合比率や層の厚みを変更することにより、伝熱層が一層だけの場合より、効率的に融雪することができる。
また、上記伝熱層と断熱層との熱伝導率の比は、3〜10の範囲内であることが好ましい。これは、この熱伝導率の比率が高いほど、熱の下部への逃げが少なく伝熱層表面への熱移動が多くなり、融雪が効率的に行えるためである。例えば、RDF炭を15%添加したときの断熱層の熱伝導率は0.65W/mKであり、黒鉛粉末を15%添加したときの伝熱層の熱伝導率は2.07W/mKであった。この断熱層と伝熱層とを組み合わせた場合の伝熱層と断熱層との熱伝導率の比は3.2となる。
さらに、上記伝熱層の熱伝導率は、1.8W/mK〜10W/mKであることが好ましい。これは、迅速に融雪するためには、伝熱層と断熱層との熱伝導率の比のみでなく、伝熱層の熱伝導率そのものが高い必要があるためである。
上記加熱体は、伝熱層に熱を与えるための発熱体であればよく、その他の具体的な構成については特に限定されるものではない。従来公知の融雪材に用いられる加熱体を好適に用いることができる。例えば、電気ヒータ、温水パイプ、ヒートパイプ、面状ヒータの群から選ばれる少なくとも一種の加熱装置を備えることが好ましい。なお、加熱体の設置方法についても、従来公知の手法を好適に用いることができ、特に限定されるものではない。
さらに、上記伝熱層における、雪と接触する表面に、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層または樹脂層が設けられていることが好ましい。融雪材がコンクリートあるいはアスファルトのみの場合、下部への熱ロスが大きく、また加熱部直上の表面温度が昇温しても横への広がりに多大な時間を要し、高い融雪能は得られなかった。そこで、本発明では、伝熱層の下部に断熱層を設けて加熱体からの熱の下面への逃げを低減し、歩道材表面への熱を短時間に伝え融雪を効率的に行う構成である。さらに、伝熱層に黒鉛等の高熱伝導性材料を含有させて伝熱層の熱伝導率を高めている。しかし、伝熱層に黒鉛粉末等の高熱伝導性材料を含有させると、伝熱層の表面の機械的強度が低下し、耐摩耗性が悪化する。さらに吸水性が高くなり、水がしみ込みやすくなり凍害が起こる可能性がある。このため、伝熱層に対して、黒鉛等の高熱伝導性材料の添加による高熱伝導性を保持しつつ、水の浸透防止、耐摩耗性等の改善を図るために伝熱層の表面を改質すべく、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層または樹脂層を設けることが好ましい。
上記アルカリ金属ケイ酸塩化合物層は、従来公知のコーティング層であればよく、その他の具体的な構成については、特に限定されるものではない。かかるコーティング層としては、例えば、特開平7−18202号公報に開示のアルカリ金属ケイ酸塩水溶液を主剤とするコーティング材料や、特開2000−86934号公報に開示の常温硬化型無機コーティング材等の公知のコーティング層を用いることができる。
なかでも、特に、上記アルカリ金属ケイ酸塩化合物層は、アルカリ金属ケイ酸塩を含む水溶液を上記伝熱層の表面にコーティングすることにより得られる、耐水性の硬化体であることが好ましい。このようなアルカリ金属ケイ酸塩化合物層は、後述する実施例に記載のように、アルカリ金属ケイ酸塩を含む水溶液(例えば、大木工藝製 OKナノガード等)を伝熱層に塗布することにより得られる。このアルカリ金属ケイ酸塩を含む水溶液の化学的及び物理的作用として、吸水性を有する伝熱層の表面に塗布、含浸させることにより、伝熱層の各種基材(例えば、骨材、セメント等)に含有されるイオンと反応し、ケイ酸塩及びコロイドケイ酸を生成し多孔質材料を無孔質化して、耐水性、防汚性、耐摩耗性を向上させることができる。さらに、アルカリ金属ケイ酸塩等の脱水縮合反応によって極めて効果的な撥水性を発現し、外部から侵入してくる水や腐食性物質の浸透を防止することができる。さらに、伝熱層の表面をアルカリ性に保持することによって防錆保護することも可能である。
なお、上記アルカリ金属ケイ酸塩化合物層および樹脂層は、上述の目的を達成すべく、(i) 伝熱層から融雪対象の積雪への熱の伝播を妨げないものであること、(ii) 磨耗や衝撃に対する機械的強度があり、(iii) 水分を伝熱層へ通さない耐水性、を併せ持つものであることが好ましい。上記アルカリ金属ケイ酸塩化合物層の厚みは、上記目的の範囲内で可能な限り薄い方が好ましい。
上記アルカリ金属ケイ酸塩化合物層または樹脂層の形成方法は、特に限定されるものではなく、従来公知の手法を好適に用いることができ、特に限定されるものではない。例えば、上記特開平7−18202号公報や特開2000−86934号公報に開示の方法を用いることができる。また、後述する実施例に示すように、アルカリ金属ケイ酸塩を含む水溶液を伝熱層に塗布する方法で形成してもよい。具体的には、アルカリ金属ケイ酸塩を含む水溶液を、伝熱層表面にハケ等で2回〜3回塗布することにより、形成することができる。このアルカリ金属ケイ酸塩を含む水溶液を塗布することにより、アルカリ金属ケイ酸塩を含む水溶液中の成分が伝熱層中の骨材等と反応し、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層が伝熱層表面に形成される。それゆえ、伝熱層表面の耐摩耗性の向上、蓄熱能の向上とともに、水の浸透を防ぐことにより凍害を防止することができる。
また、後述する実施例に示す実験結果から、アルカリ金属ケイ酸塩を含む水溶液を塗布したとき、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層の形成による伝熱層の融雪への影響はほとんどないことがわかっている。
また、伝熱層の表面に形成するものとして、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層に代えて樹脂層を使用することもできる。樹脂層は一般的に熱伝導性が良くないため、高熱伝導性材料(例えば、黒鉛やカーボンブラックなど)を適宜添加して、熱伝導性を高めたものを用いることが好ましい。また、樹脂層の厚みも伝熱層に対して機械的強度や耐水性を付与するという上記目的の範囲内で可能な限り薄い方が好ましい。さらに、この樹脂層は、外観を良好にすべく、転写等によって図柄を設けた樹脂層であってもよい。
次に、本発明に係る融雪材の製造方法について説明する。本発明に係る融雪材は、従来公知の方法により製造することができ、特に限定されるものではない。具体的には、断熱層を形成し、その上に加熱体を設置し、さらに伝熱層を形成することにより、簡易に本発明に係る融雪材を製造することができる。なお、伝熱層表面にアルカリ金属ケイ酸塩化合物層または樹脂層を設ける場合は、上記工程の後、伝熱層上にアルカリ金属ケイ酸塩化合物層または樹脂層を形成すればよい。
上記融雪材は、断熱層や伝熱層を流し込み方式により、連続的に製造することもできるし、また、各層を小型ブロックとして別々に作製し、最後に一体化して形成してもよい。このブロックを複数組み合わせることで大型の融雪材も形成できる。つまり、本発明には、上記伝熱層または断熱層が、流し込み法または圧力成形法にて製造される融雪材の製造方法が含まれる。
コスト面では流し込み方式で製造することが好ましいが、融雪対象の規模によっては圧力成形によるブロック方式を採用することもできる。また、ブロック方式で大型の融雪材を作製した場合、破損したブロックのみを取り替えればよく、融雪材のメンテナンスも容易に行うことができるという利点もある。
次いで、本発明に係る融雪材の構造について、具体例を挙げて説明すると以下のとおりである。図1(a)は、本実施の形態に係る融雪材の断面構造を模式的に示す図であり、図1(b)は、本実施の形態に係る他の融雪材の断面構造を模式的に示す図である。
図1(a)に示すように、融雪材10は、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層1,伝熱層2,断熱層3,加熱体4,ワイヤメッシュ5を備えている。まず、断熱層3が設けられており、その上部にワイヤメッシュ5が配置される。このワイヤメッシュ5上に加熱体4が設けられ、その加熱体4を包含するように伝熱層2が形成されている。つまり、加熱体4は伝熱層2内部に存在するといえる。そして、伝熱層2の上部表面には、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層1が形成されている。このアルカリ金属ケイ酸塩化合物層1と、融雪対象の雪が接触し、雪をとかすことになる。
アルカリ金属ケイ酸塩化合物層1は、上述したように伝熱層2に対して、耐水性・耐摩耗性等を付与するためのものである。なお、このアルカリ金属ケイ酸塩化合物層1は樹脂層に置き換えてもよい。伝熱層2は、上述したように黒鉛等の高熱伝導性材料が混入されている。断熱層3には、上述した断熱性炭化物が混入されている。ワイヤメッシュ5は、加熱体4が断熱層3側へ誤って侵入しないようにすべく、伝熱層2の下部にあって加熱体4の下方に設置される。
また、図1(b)には、伝熱層を複数積層してなる融雪材の模式的な構造を示している。すなわち、融雪材10’は、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層1,第1の伝熱層2,断熱層3,加熱体4,ワイヤメッシュ5,第2の伝熱層6を備えている。なお、上記図1(a)と同じ部材については同一の番号を付し、その説明を省略する。
まず、断熱層3が設けられており、その上部にワイヤメッシュ5が配置される。このワイヤメッシュ5上に加熱体4が設けられ、その加熱体4を包含するように第2の伝熱層6が形成されている。第2の伝熱層6の上部に第1の伝熱層2が形成されている。そして、この第1の伝熱層2の上部表面には、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層1が形成されている。このアルカリ金属ケイ酸塩化合物層1と、融雪対象の雪が接触し、雪をとかすことになる。以上に述べたワイヤメッシュは加熱体の保持が目的であるので、同様な機能を有するものであればほかのものでもよい。
以上のように、本発明に係る融雪材は、上述した構成を有するゆえに、費用負担が少なく、かつ効率的に融雪できる。また、伝熱層の表面にアルカリ金属ケイ酸塩化合物層または樹脂層を設けることにより、融雪性能を維持しながら、伝熱層表面の耐摩耗性、耐水性等の性質を向上させることができる。
以下実施例を示し、本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることはいうまでもない。さらに、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、それぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔実施例1〕
ポルトラルドセメント100重量部、川砂100重量部に対しRDF炭500μmふるい下を15%(35.3重量部)加え、水セメント比を50とし、ミキサでこれらを混合した後、300×300×40mmの木枠に流し込んで、断熱層を作った。4日間養生後、ポルトラルドセメント100重量部、川砂100重量部に対し人造黒鉛粉末を15%(35.3重量部)加え、水セメント比を50とし、ミキサでこれらを混合したものを、断熱層の上に配置した300×300×50mmの木枠に流し込み伝熱層を作った。
このとき、100×100ワイヤメッシュを伝熱層の底面から10mmの位置に置き、その上に電熱線を置き、伝熱層の中に埋め込んだ。4日間養生して融雪材ブロック材が十分に硬化した後、伝熱層の表面にアルカリ金属ケイ酸塩化合物層を形成した。具体的には、表面改質液(大木工藝製 OKナノガード)を塗布しアルカリ金属ケイ酸塩化合物層を作った。融雪材ブロックを−3℃に温度調節した人工気象器内にセットして表面温度が−3℃になったことを確認した後、電熱線間上の伝熱層表面に砕氷した氷サンプル25g(5cmΦ×4cm厚さ)を置き、電熱線に通電(55W)を開始した。この氷サンプルがとける解氷時間を測定したところ、表1に示すように57分であった。
また、その結果の状況を図2(b)に示す。アルカリ金属ケイ酸塩化合物層の効果により、氷の融解により生じた水は、融雪材ブロックの内部に浸透することなく、ブロック材表面全体に拡がっていた。
断熱層と伝熱層の熱伝導率を、別途測定したところ、断熱層の熱伝導率は0.65W/mK、伝熱層の熱伝導率は2.07W/mKであった。伝熱層と断熱層の熱伝導率の比率は、3.2であった。
〔比較例1〕
実施例1と同様にして断熱層と表面改質を行わない伝熱層からなる融雪材ブロックを作った。以下、人工気象器を用い実施例1と同様な実験を行った。その結果、解氷時間は表1に示すように55分であり、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層の解氷時間への影響は小さかった。また、その結果の状況を図2(a)に示す。同図に示すように、表面改質層が存在しないため、氷の融解により生じた水は、融雪材ブロックの内部に浸透した。
また、別途上述の伝熱層と同じ製造方法で小型サンプルを作り、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層の有無による表面硬度の測定をJIS K5600−5−4(鉛筆法)に準じて行った。その結果、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層の表面は鉛筆硬度6H以上で、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層のない表面の鉛筆硬度は4Hであり、改質による硬度の上昇が認められ、耐磨耗性の向上が見込まれた。
〔比較例2〕
実施例1に比べて断熱層にRDF炭を添加せず、かつ、伝熱層に人造黒鉛を添加しないことが異なるブロックを作り、これに加えてアルカリ金属ケイ酸塩化合物層を形成させたブロックを製造した。以下、実施例1と同様な試験を行った。その結果、表1に示すように、解氷時間はアルカリ金属ケイ酸塩化合物層があるものが93分、ないものが91分であった。この場合も、比較例1と同様アルカリ金属ケイ酸塩化合物層の解氷時間への影響は小さかった。また、表1より断熱層にRDF炭を添加し、かつ、伝熱層に人造黒鉛を添加したものが、それらを添加しないものに比べて解氷時間が非常に短くなっていることがわかった。
〔実施例2〕
上記実施例1と同様の方法にて、表2に示すようにRDF炭15%含有断熱層(厚み4cm)と人造黒鉛粉末15%含有伝熱層(厚み5cm)とを積層し、加熱体として伝熱層の下面から10mmの位置に電熱線を配置したブロック(i)を製造した。また、伝熱層を2層としたブロック(ii)を製造するとともに、伝熱層の厚さが2cm、断熱層の厚さが7cmのブロック(iii)を製造した。表2の結果から、ブロック(i)に比べて黒鉛混合率の高い層を持つ2層構造の伝熱層を有するブロック(ii)は温水チューブ中間上の解氷時間が短いこと、伝熱層の厚さを薄くしたブロック(iii)はさらに解氷時間が短くなることがわかった。
〔実施例3〕
ポルトラルドセメント100重量部、川砂100重量部に対しRDF炭500μmふるい下を15%(35.3重量部)加え、水セメント比を50としミキサでこれらを混合した後、1500×900×40mmの木枠に流し込んで、断熱層を作った。4日間養生後、ポルトラルドセメント100重量部、川砂100重量部に対し人造黒鉛粉末を15%(35.3重量部)加え、水セメント比を50としミキサでこれらを混合したものを、断熱層の上に配置した1500×900×50mmの木枠に流し込み伝熱層を作った。このとき、100×100ワイヤメッシュを伝熱層の底面から10mmの位置に置き、その上に電熱線を置き、伝熱層の中に埋め込み、全体が1500×900×90mmのブロック(iv)を製造した。これに加えて、断熱材にRDF炭を混合せず、かつ伝熱層に黒鉛を混合せず、他は同様にしてブロック(v)を製造した。上記の融雪材ブロック材の全面に、比重0.09の雪30cmを載せて、電熱線で211W/mの電力を加え融雪状況を観察した。通電開始後、ブロック(iv)上の雪は15.9時間後には融解し、ブロック(v)上の雪は19.1時間後に融解した。
このあと、ブロック(iv)を3等分に区分けし、1つは元のまま、1つはアルカリケイ酸塩化合物層を作り、残る1つは樹脂を用いて転写を行った。これらの上に比重0.43の雪7.5cmをのせ、電熱線で422W/mの電力を加え融雪状況を観察したところ、表3に示すように、いずれもほぼ同時間経過後に融雪した。
以上のように、本発明に係る融雪材によれば、費用負担が少なく、かつ効率的に融雪できる。このため、歩道、車道、駐車場、車庫の出入道等の道路の積雪だけでなく、建物の屋根等に積もった雪も対象とすることができ、幅広い産業上の利用可能性がある。
(a)は本実施の形態に係る融雪材の断面構造を模式的に示す図であり、(b)は本実施の形態に係る他の融雪材の断面構造を模式的に示す図である。 (a)は本発明の比較例における融雪材表面の耐水性効果を調べた結果を示す図であり、(b)は本発明の実施例における融雪材表面のアルカリ金属ケイ酸塩化合物層層の耐水性効果を調べた結果を示す図である。
符号の説明
1 アルカリ金属ケイ酸塩化合物層(または樹脂層)
2 伝熱層
3 断熱層
4 加熱体
6 伝熱層
10 融雪材
10’ 融雪材


Claims (8)

  1. 断熱層、加熱体及び伝熱層を備える融雪材であって、
    上記断熱層は、RDF炭化物、木質系廃棄物炭化物、プラスチック系廃棄物炭化物の群から選ばれる少なくとも一種の断熱性炭化物を含有しており、
    上記伝熱層は、黒鉛、カーボンブラックの群から選ばれる少なくとも一種の高熱伝導性材料を含有しており、
    さらに、上記伝熱層における、雪と接触する表面に、アルカリ金属ケイ酸塩化合物層または樹脂層が設けられていることを特徴とする融雪材。
  2. 上記断熱層に含まれる炭化物の含有量が、3〜30重量%であることを特徴とする請求項1記載の融雪材。
  3. 上記伝熱層に含まれる高熱伝導性材料の含有量が、3〜30重量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の融雪材。
  4. 上記加熱体は、電気ヒータ、温水パイプ、ヒートパイプ、面状ヒータの群から選ばれる少なくとも一種の加熱装置を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の融雪材。
  5. 上記伝熱層と断熱層との熱伝導率の比率が、3〜10の範囲内であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の融雪材。
  6. 上記伝熱層の熱伝導率が、1.8W/mK〜10W/mKであることを特徴とする請求項5に記載の融雪材。
  7. 上記アルカリ金属ケイ酸塩化合物層は、アルカリ金属ケイ酸塩を含む水溶液を上記伝熱層の表面にコーティングすることにより得られる硬化体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の融雪材。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の融雪材の製造方法であって、
    上記伝熱層または断熱層が、流し込み法または圧力成形法にて製造されることを特徴とする融雪材の製造方法。

JP2006063918A 2006-03-09 2006-03-09 融雪材およびその製造方法 Expired - Fee Related JP5294539B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006063918A JP5294539B2 (ja) 2006-03-09 2006-03-09 融雪材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006063918A JP5294539B2 (ja) 2006-03-09 2006-03-09 融雪材およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007239326A true JP2007239326A (ja) 2007-09-20
JP5294539B2 JP5294539B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=38585129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006063918A Expired - Fee Related JP5294539B2 (ja) 2006-03-09 2006-03-09 融雪材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5294539B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104631277A (zh) * 2015-01-10 2015-05-20 黄友锋 一种路面施工方法
JP2015163753A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 小松精練株式会社 融雪用ブロック
JP2015197042A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 台灣浩壹股▲ふん▼有限公司Taiwan Hiroichi Company Ltd 除雪機のシャベル反転機構
JP2017053186A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 日立金属株式会社 融雪マット

Citations (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61191755A (ja) * 1985-02-20 1986-08-26 エポキシ工業株式会社 融雪機能を備えた防水層の形成方法及びこの方法に用いる発熱体
JPH0718202A (ja) * 1993-07-05 1995-01-20 Agency Of Ind Science & Technol アルカリ金属ケイ酸塩水溶液を主剤とするコーティング材料及びバインダー
JP3015132U (ja) * 1995-02-23 1995-08-29 ソーラー技研工業株式会社 ロードヒーティングの構造
JPH07324146A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd 熱伝導性ゴム組成物
JPH0831552A (ja) * 1994-07-21 1996-02-02 Dainippon Ink & Chem Inc 階段融雪用発熱体
JPH09143916A (ja) * 1995-11-20 1997-06-03 Sanwa Life Sera Kk 融雪装置
JPH1121159A (ja) * 1997-07-04 1999-01-26 Yoshida Zouen Doboku Kk 炭化物含有建設材及びその製造方法
JPH11131414A (ja) * 1997-11-04 1999-05-18 Higashi Nippon Yusetsu:Kk 道路の雪をとかすための道路敷設方法及び断熱基底層と融雪表層
JPH11222803A (ja) * 1997-11-25 1999-08-17 Nozawa Service Center:Kk 融雪システム
JP2000086934A (ja) * 1998-09-16 2000-03-28 Shimizu Corp 常温硬化型無機コーティング材
JP2000104045A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Mi Tec:Kk 融雪防滑剤及びその製法
JP2001049607A (ja) * 1999-08-10 2001-02-20 Hashida Naotaka 表面仕上材
JP2001130962A (ja) * 1999-11-01 2001-05-15 Dantani Plywood Co Ltd 炭化物成形体
JP2002020734A (ja) * 2000-07-12 2002-01-23 Tokuyama Corp 無機塩化物系融雪剤
JP3093583U (ja) * 2002-10-23 2003-05-16 株式会社アスネット電気工業 トルマリン混入接着剤を利用した路面融雪装置
JP2003278120A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Sankyo Metaaren:Kk 堆積雪融解ブロックおよび堆積雪融解装置
JP2004047314A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Snow Techno:Kk 面状発熱体を有する融雪装置
JP2004232323A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Taiheiyo Cement Corp コンクリ−ト平板
JP2004284913A (ja) * 2003-03-25 2004-10-14 Taiheiyo Cement Corp コンクリート平板
JP2005207189A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Taiheiyo Cement Corp コンクリ−ト平板

Patent Citations (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61191755A (ja) * 1985-02-20 1986-08-26 エポキシ工業株式会社 融雪機能を備えた防水層の形成方法及びこの方法に用いる発熱体
JPH0718202A (ja) * 1993-07-05 1995-01-20 Agency Of Ind Science & Technol アルカリ金属ケイ酸塩水溶液を主剤とするコーティング材料及びバインダー
JPH07324146A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd 熱伝導性ゴム組成物
JPH0831552A (ja) * 1994-07-21 1996-02-02 Dainippon Ink & Chem Inc 階段融雪用発熱体
JP3015132U (ja) * 1995-02-23 1995-08-29 ソーラー技研工業株式会社 ロードヒーティングの構造
JPH09143916A (ja) * 1995-11-20 1997-06-03 Sanwa Life Sera Kk 融雪装置
JPH1121159A (ja) * 1997-07-04 1999-01-26 Yoshida Zouen Doboku Kk 炭化物含有建設材及びその製造方法
JPH11131414A (ja) * 1997-11-04 1999-05-18 Higashi Nippon Yusetsu:Kk 道路の雪をとかすための道路敷設方法及び断熱基底層と融雪表層
JPH11222803A (ja) * 1997-11-25 1999-08-17 Nozawa Service Center:Kk 融雪システム
JP2000086934A (ja) * 1998-09-16 2000-03-28 Shimizu Corp 常温硬化型無機コーティング材
JP2000104045A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Mi Tec:Kk 融雪防滑剤及びその製法
JP2001049607A (ja) * 1999-08-10 2001-02-20 Hashida Naotaka 表面仕上材
JP2001130962A (ja) * 1999-11-01 2001-05-15 Dantani Plywood Co Ltd 炭化物成形体
JP2002020734A (ja) * 2000-07-12 2002-01-23 Tokuyama Corp 無機塩化物系融雪剤
JP2003278120A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Sankyo Metaaren:Kk 堆積雪融解ブロックおよび堆積雪融解装置
JP2004047314A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Snow Techno:Kk 面状発熱体を有する融雪装置
JP3093583U (ja) * 2002-10-23 2003-05-16 株式会社アスネット電気工業 トルマリン混入接着剤を利用した路面融雪装置
JP2004232323A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Taiheiyo Cement Corp コンクリ−ト平板
JP2004284913A (ja) * 2003-03-25 2004-10-14 Taiheiyo Cement Corp コンクリート平板
JP2005207189A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Taiheiyo Cement Corp コンクリ−ト平板

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015163753A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 小松精練株式会社 融雪用ブロック
JP2015197042A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 台灣浩壹股▲ふん▼有限公司Taiwan Hiroichi Company Ltd 除雪機のシャベル反転機構
CN104631277A (zh) * 2015-01-10 2015-05-20 黄友锋 一种路面施工方法
JP2017053186A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 日立金属株式会社 融雪マット

Also Published As

Publication number Publication date
JP5294539B2 (ja) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kamal et al. Materials Today: Proceedings
CN102084064B (zh) 一种冻土区公路路基保护方法及路面结构
JP5298306B2 (ja) 外断熱パネル
US20180156551A1 (en) Compositions, systems, and neural networks for bidirectional energy transfer, and thermally enhanced solar absorbers
JP2010132845A (ja) ハイブリッド蓄熱剤、此れを使用した蓄熱材、及び此れ等を利用した保温、蓄熱システム
JP5294539B2 (ja) 融雪材およびその製造方法
KR100896452B1 (ko) 아스팔트 포장 도로를 집열판으로 이용한 태양열 재생에너지 냉난방장치
CN1215014C (zh) 复合导电材料
KR20160067609A (ko) 파라핀계 상변화 물질로 충진된 축열재 파이프 및 이를 이용한 온도유지 방법
JP6463531B2 (ja) 融雪ブロックおよび融雪路盤
CN105884247A (zh) 一种木纤维复合地板砖及其制造方法
CN207017545U (zh) 泡沫混凝土保温屋面优化建筑构造及局部构造
CN101660334B (zh) 防水保温隔热砖及其制造和施工方法
US20190352550A1 (en) Systems and compositions for bidirectional thermal or electrical energy transfer
CN207714638U (zh) 一种新型建筑屋面面层
CN211691055U (zh) 一种改良式混凝土预制板
JP2005155088A (ja) ブロック置き敷き露天床構造
CN215948282U (zh) 一种新型地下工程防水结构
EP2744769A1 (en) Aggregate mixture for preparing an artificial conglomerate and artificial conglomerate prepared by such mixture
KR100779503B1 (ko) 친환경 방수기능을 겸비한 외부 단열벽 마감재
CN100356018C (zh) 复合硅酸盐硬质保温隔热屋面及其施工方法
JP5438877B2 (ja) 加熱保温構造体
CN212247724U (zh) 一种抗冻耐久性的多孔生态混凝土
JPH09256314A (ja) 地表面層加温用パネル及びその地中埋設構造
KR101994961B1 (ko) 다공성 장석을 이용한 충전 모르타르 조성물 및 그 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121015

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5294539

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees