JP2514383Y2 - 防水コネクタのシ―ル性検査機 - Google Patents

防水コネクタのシ―ル性検査機

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JP2514383Y2
JP2514383Y2 JP130592U JP130592U JP2514383Y2 JP 2514383 Y2 JP2514383 Y2 JP 2514383Y2 JP 130592 U JP130592 U JP 130592U JP 130592 U JP130592 U JP 130592U JP 2514383 Y2 JP2514383 Y2 JP 2514383Y2
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JP
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waterproof connector
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waterproof
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康文 長田
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用のワイヤー・ハ
ーネス等に用いられる防水コネクタのシールの有無、メ
クラ栓の有無、あるいは、シールの損傷等を検査する防
水コネクタのシール性検査機に関し、特に、本考案は各
端子ごとにシールされる多極個室防水コネクタのシール
性能を検査するに好適な防水コネクタのシール性検査機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コネクタを検査する装置として、従来か
らコネクタ端子配列検査機が知られている。従来から用
いられていたコネクタ端子配列検査機は、例えば、特開
平2−5383号公報に示されるように、コネクタの端
子に検出子を接触させコネクタ端子の導通試験を行うと
ともに、端子を機械的に加圧して端子の装着状態を検査
するものであり、基本的にはコネクタ端子の配列状態の
みを検査するものであった。
【0003】また、防水コネクタのシール性を検査する
装置としては、例えば、実開平1−75990号公報に
記載される装置が知られている。上記公報に記載される
装置は、防水コネクタのシール部材にピンを接触させ、
ピンの移動量により、シール部材が正常に装着されてい
るか否かを検査するものであり、防水コネクタのシール
性を直接検査することは出来なかった。
【0004】ところで、最近では、コネクタの内部を各
端子毎に分割して、各端子毎に防水パッキングを用いて
防水する多極個室防水コネクタの使用が主流となってき
ている。しかしながら、従来のコネクタの検査装置は上
記したように、コネクタ端子の配列状態を監視したり、
シールの有無を検査することは出来るが、多極個室防水
コネクタのシール性を確実に検査することは出来ず、こ
のような検査は人手による目視チェックに頼らざるを得
なかった。特に、多極個室防水タイプのコネクタでは、
使用しない(端子を挿入しない)部屋にはメクラ栓を挿
入しているが、このメクラ栓は人手により挿入され、ま
た、チェックも人手で行われるため、メクラ栓の未挿入
があっても発見されない事があった。メクラ栓が未挿入
であると、その部分から水がコネクタ内に浸入し、電気
回路に不具合が生じ、これが故障の原因となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した従来
技術の欠点を改善するためになされたものであって、防
水コネクタのシール性能を容易にかつ確実に検査するこ
とができる、多極個室防水タイプのコネクタに適用する
に好適な防水コネクタのシール性検査機を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために、防水コネクタ15を検査機1に挿着し、検
査機1に設けられた導通ピン2,2’と防水コネクタ1
5の端子16が導通することを確認することにより、防
水コネクタ15の端子の配列検査を行う、防水コネクタ
のシール性検査機において、検査機1を移動させるレバ
ー4と、防水コネクタ15の内部空間に加圧したエアー
を供給する加圧機9と、検査機1を移動させるレバー4
に連動して加圧機9を作動させる作動手段13と、防水
コネクタ15の内部空間の圧力を検出する圧力検出手段
11とを設けたものである。そして、防水コネクタ15
に検査機1を挿着する際の検査機1の移動を利用して、
加圧機9を作動させ、加圧機9より供給されるエアーに
よる防水コネクタ15の内圧の上昇を検出し、防水コネ
クタ15のシール性能を検査する。
【0007】
【作用】レバー4を右方向に移動させることにより、検
査機1が右方向に移動するとともに、加圧機9の弁7が
右方向に移動する。レバー4を戻すと、検査機1が左方
向に移動し、防水コネクタ15に挿着される。検査機1
が防水コネクタ15に挿着されたとき、防水コネクタ1
5に端子が正常に取り付けられている場合には、防水コ
ネクタ15の端子16と検査機1の導通ピン2が接触
し、端子16の取り付けが正常であることが検出され
る。また、このとき、加圧機9の弁7が左方向に移動
し、加圧機9から供給されるエアーが検査機1を介して
防水コネクタ15の内部空間に供給される。防水コネク
タ15のシールが正常な場合には、防水コネクタ1およ
び検査機1の内圧が上昇し、この内圧の上昇は圧力検出
手段11により検出される。
【0008】
【実施例】図1は本考案の1実施例を示す図である。同
図において、1は導通検査機、2,2’は導通ピン、3
はバネ、4はレバー、5はワイヤ、6はバネを支える固
定端、7は弁、8はバネ、9は加圧機、10はシール、
11は圧力スイッチ、12はランプ、13はワイヤ、1
4は孔、15は個室防水タイプの防水コネクタ(以下、
防水コネクタと称す)、16は端子、17はメクラ栓、
18はゴム栓、19,20は電源、21はランプであ
る。
【0009】同図において、導通検査機1は同図の左右
方向に移動可能に構成されている。そして、導通検査機
1は固定端6に一端が固定されたバネ3により、左方向
に付勢されており、レバー4を右方向に移動させること
により、導通検査機1は右方向に移動し、図示の状態と
なる。また、導通検査機1内には、導通ピン2,2’が
設けられており、導通ピン2,2’は、バネにより付勢
され同図に示す状態となっている。
【0010】導通検査機1の下部には加圧機9が設けら
れており、加圧機9と導通検査機1の間はシール10に
よりシールされている。加圧機9は弁7、バネ8より構
成され、弁7はバネ8により左方向に付勢されており、
レバー4を同図の位置に移動させることにより、弁7は
加圧機9内を摺動し同図の状態となる。また、加圧機9
内には、圧力スイッチ11が設けられており、圧力スイ
ッチ11には電源19およびランプ12が直列に接続さ
れている。
【0011】防水コネクタ15は検査時、図示の位置に
セットされ、検査機1が同図左方向に移動して防水コネ
クタ15に挿着される。防水コネクタ15の各個室には
端子16が取り付けられており、端子が取り付けられて
いない部屋にはメクラ栓17が取り付けられている。防
水コネクタ15の端子16に接続された電線と検査機1
の導通ピン2’には電源20およびランプ21が直列に
接続されている。
【0012】図2は検査機1に防水コネクタ15が挿着
される前の状態を示す図である。また、図3は検査機1
に防水コネクタ15が挿着されている状態を示す図であ
り、図2,図3において、図1と同一の部材には同一の
符号が付されている。つぎに、図2,図3を参照して本
考案による防水コネクタ15の検査について説明する。
【0013】図2aは検査前の検査機1の状態を示して
おり、検査機1はバネ6により左方向に付勢され、検査
機1のX点はA点の位置にある。また、レバー4はE点
の位置にあり、加圧機9の弁7は同図のC点の位置にあ
る。ここで、同図bに示すように、レバー4を同図のF
点まで引っ張ると、加圧機9の弁7が加圧機9のD点に
移動する。そして、レバー4をさらに同図G点まで引っ
張ると、検査機1がバネ6に抗して右側に移動し、同図
cに示すように、そのX点はB点まで移動する。この状
態で検査の対象となる防水コネクタ15を同図cの位置
にセットする。なお、この状態は図1に図示した状態で
ある。
【0014】ついで、レバー4をF点まで戻すと、検査
機1は左方向に移動し、検査機1が防水コネクタ15に
セットされ、図3aに示される状態となる。図3aに示
す状態においては、防水コネクタ15の端子16により
検査機1の導通ピン2が右方向に押され、導通ピン2’
と接触する。したがって、防水コネクタ15に端子16
が挿着されている場合には、電源20→ランプ21→端
子16→導通ピン2→導通ピン2’→電源20の回路が
形成されランプ21が点灯する。
【0015】さらに、レバー4をE点まで戻すと、加圧
機9の弁7がバネ8によりC点に移動し、図3bの状態
となる。その結果、加圧機9内のエアーは加圧され、孔
14を介して同図bの矢印に示すように検査機1の内部
および防水コネクタ15の内部に導入される。ここで、
メクラ栓17、ゴム栓18が挿着されている場合には、
検査機1の内部および防水コネクタ15の内部の圧力は
高くなり、圧力スイッチ11がオンとなって、ランプ1
2が点灯する。
【0016】以上のように、図3aの状態において、防
水コネクタ15の端子16が正しく取り付けられている
ことがランプ21の点灯により確認され、また、図3b
の状態において、ランプ12の点灯により、メクラ栓1
7、ゴム栓18が挿着されていることを確認することが
できる。また、防水コネクタ15に端子16が挿着され
ていなかったり、また、メクラ栓17、ゴム栓18が挿
着されていない場合には、ランプ21あるいはランプ1
2が点灯せず、異常状態が検出される。
【0017】なお、上記実施例においては、検査機1お
よび防水コネクタ15の内圧の上昇を圧力スイッチ11
により検出しているが、内圧の上昇を検出する手段とし
ては、その外、例えば、ベローズなどを用いて内圧の上
昇により目印を変位させたり、また、内圧の上昇により
加圧機9などからエアーが放出される際に発生する音を
利用するなど、周知な種々の手段を採用することができ
る。
【0018】また、加圧機9の内圧を上昇させる手段と
して、上記実施例においては弁とバネによるポンプ式の
ものを用いたが、その他、蛇腹式のポンプを用いる等、
周知な圧力印加手段を用いることができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したことから明らかなように、
本考案においては、検査機により防水コネクタの端子の
配列検査を行う際、検査機が移動するのを利用してポン
プを駆動して検査機および防水コネクタの内圧を上昇さ
せ、シール性の不良を検出しているので、コンプレッサ
等の格別の設備を用いることなく、防水コネクタのシー
ル性能を検査することができる。また、全数検査をする
防水コネクタ端子の配列検査時にシール性能を検査でき
るようにしたので、シール性能を全数検査することが出
来るととともに、シール性能検査のための特別の工程を
設ける必要がなく、工数を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す図である。
【図2】検査機に防水コネクタか挿着される前の状態を
示す図である。
【図3】検査機に防水コネクタが挿着されている状態を
示す図である。
【符号の説明】
1 導通検査機 2,2’ 導通ピン 3,8 バネ 4 レバー 5,13 ワイヤ 7 弁 9 加圧機 10 シール 11 圧力スイッチ 12,21 ランプ 15 防水コネクタ 16 端子 17 メクラ栓 18 ゴム栓 19,20 電源

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水コネクタ(15)を検査機(1) に挿着
    し、検査機(1) に設けられた導通ピン(2,2')と防水コネ
    クタ(15)の端子(16)が導通することを確認することによ
    り、防水コネクタ(15)の端子の配列検査を行う、防水コ
    ネクタのシール性検査機において、 検査機(1) を移動させるレバー(4) と、防水コネクタ(1
    5)の内部空間に加圧したエアーを供給する加圧機(9)
    と、検査機(1) を移動させるレバー(4) に連動して加圧
    機(9) を作動させる作動手段(13)と、防水コネクタ(15)
    の内部空間の圧力を検出する圧力検出手段(11)とを備
    え、 防水コネクタ(15)に検査機(1) を挿着する際の検査機
    (1) の移動を利用して、加圧機(9) を作動させ、加圧機
    (9) より供給されるエアーによる防水コネクタ(15)の内
    圧の上昇を検出することにより、防水コネクタ(15)のシ
    ール性能を検査することを特徴とする防水コネクタのシ
    ール性検査機。
JP130592U 1992-01-17 1992-01-17 防水コネクタのシ―ル性検査機 Expired - Lifetime JP2514383Y2 (ja)

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JP4702034B2 (ja) * 2005-12-20 2011-06-15 パナソニック株式会社 スイッチ装置
CN111384315A (zh) * 2018-12-29 2020-07-07 奥动新能源汽车科技有限公司 电连接器和电动车的电池包的快换连接器

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