JP2514201Y2 - 光量調節装置 - Google Patents

光量調節装置

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JP2514201Y2
JP2514201Y2 JP1994003287U JP328794U JP2514201Y2 JP 2514201 Y2 JP2514201 Y2 JP 2514201Y2 JP 1994003287 U JP1994003287 U JP 1994003287U JP 328794 U JP328794 U JP 328794U JP 2514201 Y2 JP2514201 Y2 JP 2514201Y2
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修 堀口
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光量調節装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の光量調節装置におけるモー
ターから絞り羽に駆動力を伝達する駆動アームは図7に
示すようにヨーク50などで構成されているモーターの
地板1上にピン203,204を植設し、回転軸60に
固定された絞り羽根を駆動する為の駆動アーム200上
にピン205を突出形成し、このピン205に不図示の
絞り羽根を挿通させて絞り羽根を駆動していた。そして
ピン205に対し図中右回転方向(これは絞りを閉じ切
る方向になる)の付勢力をバネ201により与えるよう
にしていた。
【0003】即ちバネ201をピン204に巻きつけ一
端をピン203に他端をピン205に当接させて上記の
ような付勢を与えていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら従来の駆
動アームのピン部分では絞り羽根を移動方向とは略直交
する方向に支持していないために、この部分で絞り羽根
にそりまたはたわみが生じてしまい、駆動力の伝達効率
低下の原因となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を解
決するために伝達部材に光量調節部材と係合するピンを
形成し、前記ピンが形成される面であって且つ前記ピン
の周囲に該光量調節部材と接触する凸部を設けたことに
よって、光量調節部材のそりやたわみを生じにくくし、
光量調節部材への駆動力の伝達効率を向上させ良好な作
動をする光量調節装置を提供する。
【0006】
【実施例】図1、図2は本考案の実施例図で、100は
モーター部と密着する支持部材としての地板。100
a,100b,100c,100dはモーター部の駆動
コイル枠3および制動コイル枠4を係合保持し回転を防
止する為の弾性取付部材としてのフック、2はモーター
部のコイル枠3および4を地板100に対して固定する
と共に駆動コイル枠3に巻かれた駆動コイル3dの端子
3a,3bおよび制動コイル枠4に巻かれた制動コイル
4dの端子4a,4bと外部配線200とを導通させる
配線基板。3cはフック100aが係合する凹部で10
0b〜100dに対して係合する凹部は図示を略す。5
はヨーク、6は出力回転軸で駆動コイル枠3と制動コイ
ル枠4に挟まれている。7,8は光量調節部材としての
絞り羽根で駆動伝達部材としての駆動アーム11により
図中矢印x方向にスライドすることにより両羽根7,8
によって形成される開口量を変化させる。9は絞り保護
板。10はアーム11を絞りが閉じる方向に付勢する戻
しスプリング。尚、駆動アーム11は出力回転軸6に固
定されている。12は保護板9を不図示のスペーサを介
して地板100に固定する止めビスである。
【0007】上記構成において、駆動コイル3dの端子
3a,3bと、制動コイル4dの端子4a,4bと出力
回転軸6の5つのピンを地板100の5つの穴100e
〜100iへ挿入し地板100の4つのフック100a
〜100dを、駆動コイル枠3および制動コイル4の3
c及び不図示の他3つのフック係合用の凹部に係合させ
て駆動コイル枠3および制動コイル枠4と地板100と
の回転と抜けが起らないように仮固定しておく。次に、
配線基板2の4つの穴2a〜2dへ各コイルの端子3
a,3b,4a,4bを夫々挿通してからハンダ付けに
て完全密着固定する。こうすることにより仮にモーター
部の駆動コイル枠3および制動コイル枠4に引っ張り力
が働いても、地板100のフック100a〜100d
と、基板2にハンダ付けしてある4つの端子ピンの計8
ヶ所に力が分割されるので、充分な強度が得られる。ま
た、凹部3c等の幅等を調整することにより、仮付けだ
けでも回転及び抜けの防止をすることもできる。
【0008】尚、100kは地板100に植設したボス
で先端にフランジを有しており、このフランジと地板と
の間にスプリング10が巻回されている。又、このボス
の穴100iには軸6が挿通してアーム11が固定され
ており、アーム11のピン11a,11bは夫々絞り羽
根7,8の長穴7a,8aに挿通している。ピン11a
にはスプリング10の一端が当たり、スプリング10の
他端は地板100に植設したピン100jに当たってお
り、アーム11に対して図中左回転方向の不勢力を与え
ている。この付勢力の方向は絞り羽根7,8による絞り
を閉じる方向である。
【0009】このように構成されているので、アーム1
1の回転位相に係りなく、スプリング10の付勢力のベ
クトル方向は常に一定しており、駆動コイル3dおよび
制動コイル4dに流す電流量とアームの回転量の関係を
正確に制御して得るようになる。
【0010】又、スプリングのトルクロスも減少し、部
品点数も減り、スペースも減少する。
【0011】次に図3(a),(b)、図4は本実施例
の軸受けを示す図で、3は駆動コイル枠、3は駆動コイ
ル枠、3eは、上軸受部分、3fは下軸受部分、3g〜
3iは制動コイル枠との位置決め用の凹又は凸部。4は
制動コイル枠、15は出力回転軸6に固定されたロータ
ーマグネットであり、駆動コイル枠3に設けた凹部3k
内に納まりコイル枠には触れない。
【0012】尚、コイル枠4もコイル枠3と同様の構造
をしている。上記構成において、駆動コイル枠3にロー
ターマグネット15とそれに固定してある出力回転軸6
を乗せ、コイル枠3の位置決め用凸部又は凹部3g〜3
iを制動コイル枠4のそれぞれ対応する位置決め用凹部
又は凸部に入れ2つのコイル枠を密着させる。この状態
で図5に図示の如く出力回転軸6に対する軸受けが形成
される。そして駆動コイル枠3と制動コイル枠4をテー
ピングで固着し、更にヨーク5で駆動コイル枠3および
制動コイル枠4を押えているので、軸受けの広がり又は
変形を完全に防止できる。しかも部品点数が駆動コイル
枠3および制動コイル枠4で軸受けを形成しているので
大幅に減少する。
【0013】次に図5は絞り羽根7,8、保護板9、地
板100等の構成例を示す図で、地板100に対し図示
の如く羽根8、羽根7、保護板9を順に重ねて配置す
る。
【0014】又、アーム11のピン11aは長穴7aを
介して地板の長穴100uに、アーム11のピン11b
は長穴8aを介して長穴100tに挿通している。
【0015】又、100l、100m、100p、10
0qは羽根8を受けるレールとしての摺動レール、10
0n、100s、100rは羽根7を受けるレールとし
て摺動レールで、100n、100s、100rの高さ
は100l、100m、100p、100qの高さより
も羽根8の厚さの分だけ高くなっている。
【0016】摺動レール100l、100mは、地板1
00の開口部100vの両側に設置され、羽根7,8の
移動方向に延出し、さらに開口部100vの周縁部近傍
まで延出するように途中で分枝している。摺動レール1
00p、100q、100r、100sは羽根7,8の
移動方向に延出して設置されている。摺動レール100
nは、開口部100vの周縁部まで羽根7の移動方向に
延出して設置され、羽根7が開口部100vに落ち込ま
ないようになっている。すなわち、羽根7にそりもしく
はたわみが生じることによって開口部100vに落ち込
み、作動不良の原因となることを防ぐ。また羽根7のそ
り、たわみによって生じる光量の誤差を少なくするとい
う効果も有する。
【0017】このように摺動レール100l、100
m、100n、100p、100q、100r、100
sを設けているので羽根7,8同士の、又、地板100
に対する接触面積が減少し羽根の移動が安定すると共
に、摩擦によるトルク損失を少なくすることができる。
【0018】次に図6(a)はアーム11の構造の例を
示す図でアーム11はモールドで形成され、ピン11
a,11bの周辺は図6(b)に示す如くリング状の凸
部H,Iを有している。凸部H,Iは羽根7,8が傾斜
しないように作用している。
【0019】従って羽根7,8とアーム11との接触が
安定する効果も有する。
【0020】これはモールドでアーム11を形成した場
合にこのリング状の凸部H,Iを設けないと羽根7,8
とアーム11との接触が安定しないために羽根7,8が
たわみ、ピンの根本で傾斜してしまい長穴7a、8aと
の挿通係合が不安定になることを防ぎ、羽根7,8は安
定した作動をする。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように伝達部材に光量調節
部材と係合するピンを形成し、前記ピンが形成される面
に該光量調節部材と接触する凸部を設けたことによっ
て、伝達部材が光量調節部材を安定支持できるために駆
動伝達効率の向上が可能になるとともに、前記凸部を前
記ピンの周囲に設けたことによって、伝達部材の移動位
置にかかわらず光量調節部材を安定支持できるので作動
不良を生じにくくなり、光量調節装置の精度および信頼
性を向上させることができる。
【0022】また、凸部は伝達部材に設けられた係合部
である伝達ピンの周囲に設けられているために伝達部材
の移動位置にかかわらず光量調節部材を安定支持できる
ので作動不良を生じにくくなり、光量調節装置の精度お
よび信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を利用した、スライド式光量調節装置の
分解斜視図。
【図2】地板とコイル枠の部分断面正面図。
【図3】コイル枠とローラマグネットの図。
【図4】コイル枠を密着させた状態図。
【図5】羽根及び地板の構成例を示す図。
【図6】アームのピン周辺の形状を示す図。
【図7】従来例を説明する図。
【符号の説明】
6 出力回転軸 7,8 絞り羽根 7a,8a 長穴 11 駆動アーム 11a、11b ピン H,I 凸部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源と、移動することによって光量調
    節を行う光量調節部材と、該駆動源の駆動力を該光量調
    節部材に伝達する伝達部材と、を有する光量調節装置に
    おいて、前記伝達部材に前記光量調節部材と係合するピ
    ンを形成し、前記ピンが形成される面であって且つ前記
    ピンの周囲に該光量調節部材と接触する凸部を設けたこ
    とを特徴とする光量調節装置。
JP1994003287U 1994-04-04 1994-04-04 光量調節装置 Expired - Lifetime JP2514201Y2 (ja)

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JP1994003287U JP2514201Y2 (ja) 1994-04-04 1994-04-04 光量調節装置

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JPH0687941U JPH0687941U (ja) 1994-12-22
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JPS57720U (ja) * 1980-05-30 1982-01-05
JPS6116538U (ja) * 1984-07-05 1986-01-30 日本精密工業株式会社 絞り装置

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