JP2514126B2 - フレキシブルな印刷ロ―ル - Google Patents

フレキシブルな印刷ロ―ル

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JP2514126B2
JP2514126B2 JP21617091A JP21617091A JP2514126B2 JP 2514126 B2 JP2514126 B2 JP 2514126B2 JP 21617091 A JP21617091 A JP 21617091A JP 21617091 A JP21617091 A JP 21617091A JP 2514126 B2 JP2514126 B2 JP 2514126B2
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JP
Japan
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roll
plate
printing
plate body
base
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龍男 重田
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SHINKU LABORATORY KK
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SHINKU LABORATORY KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に被膜が形成され
た印刷可能な連続する鋼板等の硬質板の印刷に好適なフ
レキシブルな印刷ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鋼板印刷方法は、鋼板印刷を実現
するために、鋼板の表面に20ミクロン位の厚さの印刷
可能な被膜が形成されグラビアオフセット方式により印
刷を行っている。印刷ロールを鋼板に接触させて印刷す
る方式をとらないのは、鋼板は紙のように印刷ロールに
巻き付かないことと、印刷ロールも位置回転あたり数十
ミクロンの偏芯振れがあることの相乗作用により、イン
クが良好に転移せず印刷不良になるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表面に印刷
可能な被膜が形成された連続する硬質板に直接接触させ
て良好に印刷することができ、かつ製作コストが低廉で
あるフレキシブルな印刷ロールを提供することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための手段として、円筒状に形成されかつ肉厚
が十分小さくフレキシブルな版体と、該版体の内側に通
してから内部へ空気を入れて膨らませて外周面で前記版
体の内面を全周密着して保持し両端に印刷機のロールチ
ャック手段によってチャックされる被チャック部を備え
ているゴムチューブ製のベースロールとからなり、前記
版体は、金属製マザーロールにニッケルメッキされた後
剥離された円筒状の下地メッキ被膜と、該下地メッキ被
膜に前記剥離の前にニッケルメッキ又は銅メッキされた
版画像を備えたメッキ被膜からなることを特徴とするフ
レキシブルな印刷ロールを提供するものである。
【0005】
【作用】版体を製作し、該版体の内側にゴムチューブ製
のベースロールを通し内部へ空気をいれて膨らませて外
周面で前記版体の内面を全周密着して保持する。該ベー
スロールの両端の被チャック部を印刷機のロールチャッ
ク手段によってチャックし鋼板等の硬質板に接触させて
印刷を行う。このフレキシブルな印刷ロールは印圧ロー
ルからの小さな印圧を受けて極僅かに偏平し鋼板に偏当
りにならずに接触回転し印刷ロールに盛られたインクが
硬質板に良好に転移し良好な印刷ができる。
【0006】
【実施例】本発明のフレキシブルな印刷ロールの実施例
を図面を参照して説明する。該フレキシブルな印刷ロー
ルは、円筒状に形成されかつ肉厚が十分小さく版体であ
るルな版体1と、該版体1の内側に通してから内部へ空
気を入れて膨らませて外周面で前記版体1の内面を全周
密着して保持するゴムチューブ製のベースロール2とか
らなる。
【0007】版体1は、メッキ被膜を剥離可能な性質の
ロール表面を備えた金属製、例えば、ステンレス製のマ
ザーロールに、80ミクロンの厚さのスルハミン酸ニッ
ケルメッキを施して円筒状の下地メッキ被膜を形成し、
該下地メッキ被膜に感光膜を塗布乾固しネガチブな画像
を焼き付けて現像し、再び30ミクロンの厚さのスルハ
ミン酸ニッケルメッキを施してネガチブな網グラビア版
画像を形成し、ポジチブな網グラビア版画像を形成し、
レジストを除去し、最後にゴムロールを押し付けて回転
させ、網グラビア版画像が形成されたメッキ被膜を前記
金属製マザーロールから円筒状に保って剥離し引き抜い
てなる。スルハミン酸ニッケルメッキが施されているの
は、版画像が形成されたメッキ被膜を前記金属製マザー
ロールから円筒状に保って剥離するために必要不可欠で
ある。スルハミン酸ニッケルメッキは、延展性がありゴ
ムロールを押し付けると、周方向に伸びて金属製マザー
ロールから容易に剥離する。ゴムチューブ製のベースロ
ール2は、両端面に印刷機のロールチャック手段によっ
てチャックされる被チャック部2a’,2a’を有する
軸体2aがモールドされているとともに、一方の端面に
バルブ2bがモールドされている。ベースロール2は、
版体1の径よりも20〜40mm小さく成形されてい
て、内部に空気をいれて膨らませると版体1の径よりも
大きく円筒状に拡径し得るようになっている。
【0008】従って、版体1の内側にベースロール2を
通し、ベースロール2の内部にバルブ2bより空気を入
れて膨らませると、ベースロール2の外周面で版体1の
内面を全周密着して保持することができ、印刷時に版体
1がベースロール2に対して滑らない。そして、版体1
のフレキシビリティーは、ベースロール2がゴムチュー
ブ製であるので維持される。従って、このフレキシブル
な印刷ロールは、印圧ロールからの小さな印圧を受けて
極僅かに偏平して鋼板に偏当りにならずに接触回転し印
刷ロールに盛られたインクが硬質板に良好に転移し良好
な印刷ができる。
【0009】なお、本発明のフレキシブルな印刷ロール
は、次のような変形例を含むものである。実施例にお
ける下地ニッケルメッキを施した後、感光膜を形成し画
像を焼き付けて現像し、銅メッキして版画像を形成し、
金属製マザーロールからメッキ被膜を円筒状に保って剥
離し、レジストを除去してなる版体であるもの。版体
1は、版画像が形成されたメッキ被膜を金属製マザーロ
ールから円筒状に保って剥離し引き抜いた後、または引
き抜く前に、耐刷力を高めるためクロムメッキが施され
ているもの。版画像は網グラビア版に限定されず、凸
版等を含むこと。ゴムチューブ製のベースロール2
は、被チャック部2a’,2a’を有する軸体2aを備
えておらず、両端部分が硬質なウレタンゴム等よりな
り、被チャック部として円錐孔が形成されているか、軸
部が突設されていること。エッチングして版画像を形
成した後は、レジストは不要であり、該レジストをエッ
チング後でなく金属製マザーロールからメッキ被膜を剥
離した後に行ったものである場合。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のフレ
キシブルな印刷ロールによれば、版体にフレキシビリテ
ィーがあり、ベースロールもゴムチューブ製であるの
で、版体にフレキシビリティーが保持され、小さな印圧
を受けて偏平になって硬質板に接触回転し偏当り接触が
生じないので、表面に印刷可能な被膜が形成された連続
する硬質板に直接接触させて良好な印刷ができる。ま
た、本発明のフレキシブルな印刷ロールによれば、印刷
を終了した印刷ロールは、ゴムチューブ製のベースロー
ルの内部空気を抜いて縮径し、版体を引き抜いてゴムチ
ューブ製のベースロールは、次に印刷する版体と組み合
わせ、使用済みの版体は、保管しておくか、洗浄して細
かく截断し版体の製作工程のメッキ材料とすることがで
き、もって製作コストが頗る低廉となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキシブルな印刷ロールの縦断面
図、
【符号の説明】
1 版体、 2 ベースロール、 2a’ 被チャック部、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に形成されかつ肉厚が十分小さく
    フレキシブルな版体と、該版体の内側に通してから内部
    へ空気を入れて膨らませて外周面で前記版体の内面を全
    周密着して保持し両端に印刷機のロールチャック手段に
    よってチャックされる被チャック部を備えているゴムチ
    ューブ製のベースロールとからなり、前記版体は、金属
    製マザーロールにニッケルメッキされた後剥離された円
    筒状の下地メッキ被膜と、該下地メッキ被膜に前記剥離
    の前にニッケルメッキ又は銅メッキされた版画像を備え
    たメッキ被膜からなることを特徴とするフレキシブルな
    印刷ロール。
JP21617091A 1991-08-02 1991-08-02 フレキシブルな印刷ロ―ル Expired - Lifetime JP2514126B2 (ja)

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JPH0538805A JPH0538805A (ja) 1993-02-19
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