JP2513851Y2 - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JP2513851Y2
JP2513851Y2 JP1990000785U JP78590U JP2513851Y2 JP 2513851 Y2 JP2513851 Y2 JP 2513851Y2 JP 1990000785 U JP1990000785 U JP 1990000785U JP 78590 U JP78590 U JP 78590U JP 2513851 Y2 JP2513851 Y2 JP 2513851Y2
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JP
Japan
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pole piece
hall
permanent magnet
rotation sensor
hall elements
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JP1990000785U
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JPH0391969U (ja
Inventor
久夫 小平
明 小川
Original Assignee
株式会社カンセイ
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばエンジン、トランスミッション等の
回転数を検出するに使用される半導体式回転センサに関
するものである。
[従来の技術] ギヤ形状となした回転体を回転させることにより、そ
の回転体の回転数を検出する回転センサには、電磁ピッ
クアップ式、ホールIC式、磁気抵抗素子式、光学式など
がある。上記電磁ピックアップ式回転センサは、ポール
ピース先端面から、そのポールピース先端に接近される
回転体の凹凸部との間で生じる磁束変化(回転)を、検
出コイルを使用して検出する。一方、ホールIC式回転セ
ンサは、一般には一つのホール素子やギヤ歯と対向する
ように配置し、その裏側に永久磁石を設ける構造であ
る。
[考案が解決しようとする課題] ところが、電磁ピックアップ式回転センサにあって
は、ポールピースの先端面に回転体の凸部が接近される
ときに生じるポールピース先端面の磁束集中量を増大さ
せることが、回転体回転数の検出精度を高めることであ
ることから、ポールピース先端面と、回転体の凸面との
間隙を可及的狭ばめることが要求される。しかしなが
ら、回転体の凸面とポールピース先端面との間隙を狭ば
めるにはセンサの構成上の限度があって、例えば0.8mm
程度までであるので、その回転体にある程度の回転速度
がないと信号が出にくく、回転体の回転が遅い場合に
は、回転検出が困難であるという問題点があった。また
裏面に永久磁石を設けたホールIC式回転センサにあって
も、ギヤとホールICのギャップが小さい場合には、パル
ス出力を精度よく出すが、ギャップが大きくなると出力
しなくなってしまう。
このような欠点をなくすために一つのICの中にホール
素子を2個内蔵し、各々のホール素子がギヤの谷と山に
対応するようにし、2つのホール素子にかかる磁束密度
の差(ホール電圧の差)によって、パルスを出力するよ
うに考え出された差動型のホールICが開発されている。
この方式のホールICの裏側に永久磁石をつけたものでも
従来のホールICよりギヤとの間隙を広くとることは可能
であるが、それでもまだ不十分であった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、かかる従来の回転センサの不具合に着目し
てなされたもので、永久磁石と、該永久磁石の一端に接
触されるポールピースと、該ポールピースの他端部に、
ソフト磁性体ギヤの回動方向に隔設されかつ該ギヤの歯
に対向するように配置される2個のホール素子を備え、
さらに前記ポールピースのホール素子対向面に、前記2
個のホール素子の中間と対応する溝を形成して、2個の
ホール素子部に磁束を集中させ、これによって回転体の
周面と、ホール素子との間隙を広く設定しながらも回転
体回転数の検出精度を高めることができる回転センサを
提供することにある。
[実施例] 以下に本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図は本実施例よりなる回転センサの全体構造を示
すものであって、1は非磁性材料からなるケースであっ
て、このケース1の内部には、永久磁石2、この永久磁
石2の一方の極面に当接されかつ先端に向かって漸次細
くなる先細の端面3を有するポールピース4と、その端
面3に当接される差動型ホールIC5を内装している。さ
らにこの差動型ホールIC5は、ギヤ状回転体6の回動方
向に隔設される2個のホール素子7a,7bが埋設されてい
る。8は電源のサージ吸収回路その他の回路9を備えて
なる基板を示す。
次に本実施例の主要部であるポールピース4及び差動
型ホールIC5と、回転体6の具体例について第2図乃至
第3図を基に説明する。回転体6はソフト磁性体であっ
て、その周面には周方向等間隔に突起6aが形成されてい
る。また2個のホール素子7a,7bにより差動型ホールIC
に構成されており、さらにこの双方のホール素子7aと7b
との間隙Wは、回転体6の突起6aのピッチ幅の約1/2幅
に設定することが望ましい。ポールピース4の材質は、
磁気飽和しにくい材料、例えば電磁軟鉄、パーメンジュ
ール(パーメンダ)が望ましくまた永久磁石2の材質は
例えばレアーアースコバルト磁石等の強力磁力を得るこ
とができるものが望ましい。また前記ポールピース4の
尖端形状は、その尖端に取付けられる2個のホール素子
7a,7bが対向し得る面積を有するものであり、またその
ポールピース4の尖端面には、前記2個のホール素子7
a,7bの中間と対向するスリット(溝)10を形成したもの
である。
次にその作用について述べると、回転体6の突起6aの
位置が双方のホール素子7aと7bの中間にあるときは、双
方のホール素子7aと7bに作用する磁場の強さは等しくデ
ファレンシャル量は零である。しかし、その回転体6が
回転し、第1図に示す位置になると、ホール素子7aに作
用する磁束よりホール素子7bに作用する磁束密度が大き
くなり、大なるデファレンシャル量が生じ、これによ
り、回転体6の各突起6aが通過する毎にホールIC5から
確実な検知信号が出力される。なおポールピース尖端に
該ポールピースの先端面を2分割するスリット10が形成
されていることで、各ホール素子7a,7bに作用される磁
束が集中されその結果、差動型ホールIC5から出力され
る検出値もシャープとなり、精度の高い回転数測定が正
確になされる。
[考案の効果] 以上のように本考案は、永久磁石2と、該永久磁石2
の一端に接触され磁性材料のポールピース4と、該ポー
ルピース4の他端部に、ソフト磁性体ギヤの回動方向に
隔設されかつ該ギヤの歯に対向するように配置された2
個のホール素子7a,7bを有する差動型ホールIC5を備えた
回転センサにおいて、前記ポールピース4の永久磁石2
との接触面を、永久磁石の磁極面と同形にすると共に、
上記接触面と反対側の面を尖端形状となした尖端面とな
し、該尖端面に溝10を設け、該溝10を挟んで一対のホー
ル素子7a,7bを配設した回転センサであるから、これに
よれば、永久磁石の磁束をポールピースへ効率よく作用
させることができると共に尖端面に設けた溝10の作用に
より、ホール素子7a,7bに夫々作用される磁束密度を高
めることができ、これによって検出精度の高い回転セン
サが得られ、また永久磁石の磁力の小さなものでもよい
という効果が得られる。さらには、2個のホール素子
は、1個のポールピースの尖端面に一体に固定される構
成であるから、双方ホール素子相互間の位置ずれ(ピッ
チずれ)や、それらホール素子とマグネット間の位置ず
れが生せず、常に均一なバイアス磁界を双方ホール素子
に印加させることができるので安定した回転検出ができ
るという作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案よりなる回転センサの実施例を示した構
造の説明図、第2図はそのポールピースのみの正面図、
第3図は第2図における中央縦断面図である。 1……ケース、2……永久磁石 3……端面、4……ポールピース 5……差動型ホールIC 6……回転体 7a,7b……ホール素子 8……基板、9……制御回路 10……溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石(2)と、該永久磁石(2)の一
    端に接触され磁性材料のポールピース(4)と、該ポー
    ルピース(4)の他端部に、ソフト磁性体ギヤの回動方
    向に隔設されかつ該ギヤの歯に対向するように配置され
    た2個のホール素子(7a,7b)を有する差動型ホールIC
    (5)を備えた回転センサにおいて、前記ポールピース
    (4)の永久磁石(2)との接触面を、永久磁石の磁極
    面と同形にすると共に、上記接触面と反対側の面を尖端
    形状となした尖端面となし、該尖端面に溝(10)を設
    け、該溝(10)を挟んで一対のホール素子(7a,7b)を
    配設したことを特徴とする回転センサ。
JP1990000785U 1990-01-09 1990-01-09 回転センサ Expired - Lifetime JP2513851Y2 (ja)

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JPH0391969U JPH0391969U (ja) 1991-09-19
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JP7259663B2 (ja) * 2019-09-13 2023-04-18 株式会社プロテリアル 回転速センサ

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