JP2513581Y2 - 伸び計校正装置の検査装置 - Google Patents

伸び計校正装置の検査装置

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JP2513581Y2
JP2513581Y2 JP5403092U JP5403092U JP2513581Y2 JP 2513581 Y2 JP2513581 Y2 JP 2513581Y2 JP 5403092 U JP5403092 U JP 5403092U JP 5403092 U JP5403092 U JP 5403092U JP 2513581 Y2 JP2513581 Y2 JP 2513581Y2
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spindle
gauge
dial gauge
micrometer head
inspection device
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達郎 緒方
昌男 神谷
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、伸び計校正装置を校正
する検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に伸び計校正装置の一例を示す。図
4において、基台11に立設された一対の支柱12には
上部にブラケット13が固着され、ブラケット13の下
面には固定軸21が連結されている。22は固定軸21
に対して離接可能な可動軸であり、これらの各軸21,
22に校正すべき伸び計71の一対の71a,71bが
それぞれ固定される。マイクロメータヘッド30の回転
操作部31を所定目盛分だけ所定方向に回転すると、そ
の目盛分に相応する基準量だけマイクロメータスピンド
ル32が下降し、ブロック24内に設けられた連結用ス
ピンドル23を介して可動軸22がスピンドル32と一
体に下降する。これにより伸び計71の一対の71a,
71bが上記基準量だけ相対変位し、その基準量と伸び
計71の出力とから校正値が求められる。
【0003】ところで、この種の伸び計校正装置の校正
は、従来、次のよう行われていた。まず、可動軸22が
固定軸21と当接した状態でマイクロメータヘッド30
の回転操作部31の目盛を読み取り、次に所定厚さ(例
えば、1mm)のブロックゲージを固定軸21と可動軸
22との間に挾み込み、この状態で回転操作部31の目
盛を読み取る。そして、上記両読取り値の差をブロック
ゲージの厚さに対応させて校正データを得る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の校正方法では、以下に示す各理由により校正時
の精度が低いという問題がある。 (1)マイクロメータヘッド30のゼロ点調節ができな
いから、可動軸22を固定軸21に当接させたときにマ
イクロメータヘッド30の指示値がゼロ以外の点、例え
ば目盛と目盛の間部分を指示する可能性があり、この場
合には指示値を正確に読み取れず、上記差を正確に求め
ることができない。 (2)可動軸を固定軸に押しつける力によって指示値が
異なる。 (3)マイクロメータヘッドは、その構成上、操作部を
スピンドル下降方向に回転させたときに正確な値を指示
するよう構成されており、スピンドル上昇方向に回転さ
せた場合にはバックラッシュにより正確な値を指示しな
いおそれがある。しかし、上述したように固定軸と可動
軸との間にブロックゲージを挾み込む場合には、必ず固
定軸を上昇させて、すなわち操作部をスピンドル上昇方
向に回転させて挾み込むことになるから、そのときの上
記読み取り値にはバックラッシュによる誤差が含まれて
いるおそれがある。
【0005】本考案の目的は、上記問題を解決して精度
の高い校正データを得るようにした伸び計校正装置の検
査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、固定軸と、回
転操作部の回転量に相応する量だけ軸方向に直線移動す
るスピンドルを備えたマイクロメータヘッドと、スピン
ドルに連結され、このスピンドルの移動に伴って固定軸
に対して離接する可動軸とを備えた伸び計校正装置を校
正する検査装置に適用される。そして、上記回転操作部
とは別の操作部材の操作により軸方向に移動可能なよう
にダイアルゲージを保持するステージを固定軸側に一体
に設け、可動軸に代えてスピンドルにブロックゲージ保
持台を取付け、この保持台上のブロックゲージの表面に
対してダイアルゲージのスピンドルを押圧させ、操作部
材によりダイアルゲージのゼロ点調節を可能に構成し、
これにより上記問題点を解決する。特に請求項2は、ダ
イアルゲージのスピンドルをその突出方向に付勢し、そ
のスピンドルの移動方向と直交する方向に突出するよう
にほぼU字状に形成された板ばねを設け、この板ばねを
撓ませてダイアルゲージのスピンドルを収縮操作するよ
うにしたものである。
【0007】
【作用】回転操作部の回転によりマイクロメータヘッド
をゼロ点調節するとともに、操作部材の操作によりダイ
アルゲージをゼロ点調節する。その後に保持台にブロッ
クゲージを保持させると、ブロックゲージの厚さ分だけ
ダイアルゲージのスピンドルが収縮し、その収縮量を表
示部が表示する。この状態でマイクロメータヘッドの回
転操作部を所定方向に操作して載置台をダイアルゲージ
から離れる方向に移動させると、マイクロメータヘッド
のスピンドルが伸長して表示部がゼロ表示状態に近づ
く。表示部がゼロを表示したときのマイクロメータヘッ
ドの指示値と、ブロックゲージの厚さとから校正データ
が得られる。
【0008】
【実施例】図1〜図3により本考案の一実施例を説明す
る。図1は、図4の伸び計校正装置に装着された検査装
置を示す正面図、図2はその側面図、図3は図2のIII
−III線から見た図である。41は、校正装置のブラケ
ット13とブロック24との間での一対の支柱12に取
付けられるブロックであり、このブロック41の前面に
は下ステージ42が固着されている。下ステージ42の
前面には上ステージ43がベアリングを介して昇降可能
に保持され、この上ステージ43の下部に突設された取
付部43aにダイアルゲージ50が保持される。
【0009】ダイアルゲージ50は、前面に表示部51
aを有するゲージ本体51と、ゲージ本体51の下部に
突設された下取付軸52と、この下取付軸52を貫通し
てゲージ本体51に対して上下に伸縮し、常時は伸長方
向に付勢されているスピンドル53と、ゲージ本体51
の上部に突設された上取付軸54とを有し、スピンドル
53の伸縮量に相応する量だけ表示部51aの指針51
bが回転してその伸縮量を表示する。詳しくは、スピン
ドル53が所定量以上収縮すると、指針51bが時計回
り方向に回転してその収縮量を表示し、一方、スピンド
ル53が所定量以上伸長すると、指針51bが反時計回
り方向に回転してその伸長量を表示する。
【0010】本実施例では、上記ブラケット13の下面
に設けられた固定軸取付部13aにダイアルゲージ50
の上取付軸54が軸方向に移動可能に係合されるととも
に、下取付軸52が上ステージ43の取付部43aに固
定され、これによりダイアルゲージ50が上ステージ4
3と一体に昇降可能に保持される。また図1に示すよう
に、スピンドル53および取付部43aには板ばね55
の両端がそれぞれ固定され、この板ばね55の付勢力に
よりスピンドル53は常に下方、すなわち伸長方向に付
勢されている。
【0011】下ステージ42の一側面に突設された突出
部42aにはマイクロメータヘッド60が保持されてい
る。このマイクロメータヘッド60は、回転操作部61
と、この操作部61から上方に突設されたスピンドル6
2とを備え、スピンドル62の先端部が上ステージ43
の側面に突設された当接部43bの下面に当接してい
る。回転操作部61を右方に回転すると、その回転操作
量に応じた量だけスピンドル62が上昇し、これに伴っ
て当接部43bを介して上ステージ43およびダイアル
ゲージ50が一体に上昇する。また、回転操作部61を
左方に回転すると、その回転操作量に応じた量だけスピ
ンドル62が下降し、これに伴って上ステージ43およ
びダイアルゲージ50が自重により一体に下降する。
【0012】また、校正装置側のマイクロメータスピン
ドル32(図4)に連結された連結用スピンドル23に
は、上記可動軸22に代えてブロックゲージ載置台81
が連結され、その上部には、後述するように所定厚さの
ブロックゲージ91が載置されて検査が行われる。載置
台81は、連結用スピンドル23を介して上記回転操作
部31の操作量に相応する量だけ昇降し、その上面が上
記ダイアルゲージ50のスピンドル53の先端と当接し
ている。
【0013】上述した検査装置による校正装置の精度検
査手順を説明する。検査に先立って、まず図4の校正装
置から固定軸21および可動軸22を取外し、図1〜図
3に示したようにダイアルゲージ50,マイクロメータ
ヘッド60,ブロックゲージ載置台81を取付ける。
【0014】校正装置のマイクロメータヘッド30(図
4)がゼロを指示するように回転操作部31を回転させ
る。その際上記バックラッシュによる誤差を避けるた
め、スピンドル32を下降させつつゼロ点を合わせるよ
うにする。次いでダイアルゲージ50の表示部51aが
ゼロを指示すよう検査装置のマイクロメータヘッド60
の回転操作部61を回転させる。
【0015】マイクロメータヘッド30の指標が例えば
0.9mmを指示する位置まで操作部31を回転し、ス
ピンドル32および連結用スピンドル23を介してブロ
ックゲージ載置台81を0.9mm分下降させる。この
状態で載置台81に例えば厚さ1mmのブロックゲージ
91を載置する。その際、板ばね55を上方に撓ませな
がらダイアルゲージ50のスピンドル53を上昇させ、
ブロックゲージ91を載置させた後、板ばね55の撓み
を徐々に小さくしてスピンドル53の先端を静かにブロ
ックゲージ91に接触させる。これにより、ブロックゲ
ージ91に大きな押圧力が加わることが防止でき、後述
する校正データを精度よく求めることができる。また、
ブロックゲージ91を載置する前に載置台81を0.9
mm分下降させたことにより、ダイアルゲージ50のス
ピンドル53がブロックゲージ91に当接したときの板
ばね55の撓み量は、上記ゼロ点調節時と比べて僅か
0.1mm分だけ大きいことになる。このように板ばね
55の撓み量変化を最小限に抑えることにより、ブロッ
クゲージ91にかかる押圧力をほぼ一定に保持すること
ができ、これによっても精度の向上が図れる。
【0016】ブロックゲージ91をセットした後、ダイ
アルゲージ50の指針51bがゼロを指示するようにマ
イクロメータヘッド30の操作部31をスピンドル下降
方向に回転させる。これによりブロックゲージ載置台8
1が下降し、ダイアルゲージ50のスピンドル53は載
置台81に追従して伸長する。そして、指針51bがゼ
ロを指示位置まで回動したら操作部31の回転を停止す
る。
【0017】このときのマイクロメータヘッド30の指
示値により校正装置の校正が行える。すなわち上記載置
台81は、マイクロメータヘッド30がゼロ点調節され
た時点からブロックゲージ91の厚さ1mm分だけ下降
したことになるから、マイクロメータヘッド30の指示
値を1mmに対応付けて校正データとする。そして、こ
のような手順を各種厚さのブロックゲージに対して行
い、校正データを採取する。
【0018】なお以上では、可動軸を垂直方向に昇降す
る校正装置を示したが、例えば可動軸水平方向に移動さ
る校正装置の場合には、検査装置のダイアルゲージやブ
ロックゲージの保持部材も水平方向に移動可能に構成す
る必要がある。また、ダイアルゲージを移動させる手段
としてマイクロメータヘッド60を用いたが、その他の
駆動手段でもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、マ
イクロメータヘッドをゼロ点調節してから検査が行える
とともに、マイクロメータヘッドの操作部を常にバック
ラッシュの影響が生じない方向に回転させて検査を行え
るので、従来と比べて検査精度の向上が図れる。特に請
求項2の考案によれば、板ばねの作用により、大きな押
圧力が加えずにダイアルゲージのスピンドルをブロック
ゲージに当接させることができるとともに、ブロックゲ
ージへの押圧力を略一定に保持して検査できるので、更
なる検査精度の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る検査装置の一実施例を示す正面図
である。
【図2】上記検査装置の側面図である。
【図3】図2のIII−III線矢視図である。
【図4】伸び計校正装置を示す側面図である。
【符号の説明】
21 固定軸 22 可動軸 23 連結用スピンドル 30 マイクロメータヘッド 31 回転操作部 32 スピンドル(第1のスピンドル) 43 上ステージ 50 ダイアルゲージ 51 ゲージ本体 53 スピンドル(第2のスピンドル) 51a 表示部 60 マイクロメータヘッド 61 回転操作部 62 スピンドル 71 伸び計 81 ブロックゲージ載置台 91 ブロックゲージ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸と、回転操作部の回転量に相応す
    る量だけ軸方向に直線移動するスピンドルを備えたマイ
    クロメータヘッドと、前記スピンドルに連結され、この
    スピンドルの移動に伴って前記固定軸に対して離接する
    可動軸とを備えた伸び計校正装置を校正する検査装置に
    おいて、前記回転操作部とは別の操作部材の操作により
    前記軸方向に移動可能なようにダイアルゲージを保持す
    るステージが前記固定軸側に一体に設けられ、前記可動
    軸に代えて前記スピンドルにブロックゲージ保持台が取
    付けられ、この保持台上のブロックゲージの表面に対し
    て前記ダイアルゲージのスピンドルを押圧させ、前記操
    作部材により前記ダイアルゲージのゼロ点調節を可能に
    構成したことを特長とする伸び計校正装置の検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の検査装置において、前記ダイ
    アルゲージのスピンドルをその突出方向に付勢し、その
    スピンドルの移動方向と直交する方向に突出するように
    ほぼU字状に形成された板ばねが設けられ、この板ばね
    を撓ませてダイアルゲージのスピンドルを収縮操作する
    ようにしたことを特徴とする伸び計校正装置の検査装
    置。
JP5403092U 1992-07-31 1992-07-31 伸び計校正装置の検査装置 Expired - Lifetime JP2513581Y2 (ja)

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